仮面ライダーダークディケイド ~ダークライダーの世界~   作:アカリマシン

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Dの来訪/濁った町

「濁ってるな、この町は。」

 

町のカフェで男はそう言う。コーヒーをスプーンでかき混ぜながら、空を見る。

清々しい程の青空…だが、この町の裏側の顔は醜く、そしてどす黒い。

 

「酷いもんだな。空は青く、空気は澄んでいる。それでもこの町は真っ黒だ。」

 

男はため息を吐きながらコーヒーを啜る。その男の元に、少年が現れて男の前に座る。

 

「やあ、この世界の仮面ライダー。」

 

「……ガキはこんなところにくるんじゃねぇよ。つか、お前は「二道 克己」!」

 

「実はお話があって、あなたに会いに来ました。」

 

「……どういうことだ。」

 

「ガイアメモリ…それを僕にくれませんか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊藤 舞を助けた終夜は、自分達の拠点で話を聞いていると…彼女の口からある言葉が出てきた。

 

「ガイアメモリ…?」

 

「はい。終夜さんも見ましたよね?あのメモリを…。」

 

思い出してみると、確かにあのハゲ男が使ってた。あれがガイアメモリだったのか…。

 

「…でも何で舞さんがそれを?」

 

「私、お父さんの手伝いで探偵をやっていたんです。その仕事中にガイアメモリ関連の事に巻き込まれてしまって…」

 

そう言うと、舞はポケットから何かの欠片を見せる。それはガイアメモリの欠片だった。

どうやら、舞さんのお父さんはガイアメモリを所持していたようだ。てことは…舞さんのお父さんも怪人…。

 

「お父さんは仮面ライダーをやってたんです。本当は他言無用何ですけど…終夜さんも仮面ライダーでしたし、多分大丈夫ですよね!」

 

そんなに自信満々に言われても困る。と言うか、幾ら仮面ライダーグレイブを見たからって、そんな簡単に信用して良いのかな…?

そんな事を言ったらキングもあれだけど…。

 

「今、君のお父さんは…」

 

「!…その、今は…」

 

これ以上は触れてはいけない問題だと気づいて慌てて謝罪する。かなり気まずい雰囲気になってしまったので、舞にゆっくりするように言った後…急いで外に出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(僕の馬鹿…何てこと聞いたんだ…。)」

 

町を歩きながらさっきのことについて深く反省する。触れてはいけない領域と言うものがあるのだ。

だがそれを知らず知らずの内に踏んでしまった…。

 

「(そう言えば、舞さんのお父さんって仮面ライダーだったのか…。)」

 

舞の言葉から放たれた仮面ライダーと言う言葉。もし、この世界が舞の父親の世界だとすれば…力を取り戻すのは絶望的である。

死者とどう会えばいいのか…。

 

「死者と対話出来るライダー…いや流石にいるわけないか…。」

 

完全に詰みと言うやつである。たが、そんな考えを吹き飛ばしてしまう程の出来事が目の前で起こっていた。

…それは、二人の仮面ライダーが激突していたからであった。

 

一人は、ドーパントを倒したあのライダー。そしてもう一人は…見たこともない謎のライダー。

2人はナイフと剣をぶつけ合っていた。

 

「え…これ、どういう状況何だ…?でも、取りあえずあの白いライダーを助けないと!何か押されてるっぽいし…!」

 

そう言うと終夜はグレイブバックルを装着して腰に巻き付けるとバックルを操作する。

 

「変身!」

 

【open up】

 

オリハルコンエレメントを潜り抜けてグレイブへと変身して、二人の戦いへと割って入る。

 

「ハァ!」

 

「「!」」

 

二人の間にグレイブラウザーでの攻撃を入れて間に入る。何とか止めようと説得をするつもりなのだ。

 

「止めてください!それ以上戦う理由は無いでしょう!」

 

「誰だ?お前は。」

 

「久野 終夜。そして…仮面ライダーです。」

 

だが、後ろから不意打ちの如く攻撃を仕掛ける謎のライダー。

グレイブには当たるも、白いライダーはマントで防ぐ。

 

「邪魔しないで貰えるかな?用があるのは、そこの仮面ライダーエターナルの方何だよ。」

 

「エター…ナル…?」

 

「そう言えば、いきなり戦闘になったがお前も誰だ?こっちの名前を知ってるのならお前の名も教えなければ不公平と言うものだろ?」

 

エターナルと言う言葉に疑問を覚えるも、エターナルはそんな事を気にすることなく謎のライダーに名を教えろと言い放つ。

謎のライダーはわざとらしく考える動作を取るが…直ぐにその動作を止める。

 

「そうだね。じゃあ、僕の事を教えるよ。僕は新島 一弥…又の名を、仮面ライダーディオーラだよ。」

 

「仮面ライダーディオーラ…?」

 

「邪魔が入っちゃったから、今日はこの辺にしておこうかな。でも、何の収穫も無しってのは嫌だから君の実力も見ておこうか。」

 

ディオーラは、銃型のディオーライバーに二枚のカードを挿入すると引き金をグレイブとエターナルに向かって引く。

 

【KAMENRIDE RYUGEN!】

 

【KAMENRIDE BRAVE!】

 

銃口から放たれる二つの光の玉が人型へと変化していく。一つは、ブドウの鎧を纏った仮面ライダー龍玄。そしてもう一つは、水色の鎧を纏い、RPGの勇者を彷彿とさせる仮面ライダーブレイブが姿を現した。

そして、ブレイブはグレイブへ。龍玄はエターナルの元へと走っていく。

 

「それじゃあ頑張ってくれよ、じゃあね。」

 

 

ディオーラはオーロラカーテンを呼び出して消えていった。

 

 




次回の仮面ライダーダークディケイドは

「この世界に用事でもあるのか?」

「見つけましたよ、ゾンビ兵士。」

「別の世界の…怪人!?」

次回「Pの襲来/怪人大混戦」
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