仮面ライダーダークディケイド ~ダークライダーの世界~   作:アカリマシン

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Pの襲来/イレギュラーの進撃

「何なんだよこいつら!」

 

Dディケイドはあまりの数の多さに愚痴を吐く。事実、黒タイツ集団は減るどころか更に増えている気がしてならない。

 

【ATTACKRIDE BRAST!】

 

ブラストのカードで攻撃するも奥からドンドン沸いて出てくる。この光景に近視感を覚えるも頭を振って、その考えを振り払う。

 

「(どうすればいいんだ…無闇矢鱈に他のライダーの力を使おうとすればダークディケイドライバーのエネルギーは直ぐに底を尽きる。

何かあるか、こいつらの数を上手く減らせるような方法は…!)」

 

と、その瞬間…黒タイツ集団の中にいた一人が突然地面に沈む姿を目撃。そしてそれはやはり怪人であった。

亀を彷彿とさせるその怪人の名前はテストゥード・オケアヌスと言うアンノウンであり、当然ながらこの世界の怪人ではない。

 

「ウウゥゥゥ…!」

 

まるで地面に潜るかのように沈んでいくと地中を進んでいく。そして次々と黒タイツ集団を沈ませていく。一瞬だけ味方かと思ったが、急にDディケイドへと標的を変更したのを見て味方ではないと断定することになる。

ライドブッカー・ガンモードで銃撃を行うも、地中を猛スピードで迫ってくるテストゥード・オケアヌスに一発も当たらない。

テストゥード・オケアヌスがDディケイドを引きずり込もうとした瞬間…何処からともなくマシンダークディケイダーが現れてDディケイドを回収。Dディケイドはダークディケイダーを走らせて、エターナルの救援に向かおうとした時……

 

「キャアァァァ!」

 

「!」

 

何と、伊藤舞が黒タイツ集団…ショッカー戦闘員に襲われていたのだ。

 

「不味い!」

 

Dディケイドはアクセルを踏み込んでショッカー戦闘員を全員弾き飛ばす。

 

「イーッ!?」

 

「え…貴方は…」

 

「掴まって!」

 

舞を後ろに乗せた後、テストゥード・オケアヌスからの追跡を逃れるためにダークディケイダーを走らせる。

しかし、このまま逃げ続けてもどのみち掴まってしまう。

そして舞の両腕の力が強まる。彼女だって怖いのだ…だからこそ、早くあの怪人を倒して舞を安全な場所まで移動させなければならない。

その時…ライドブッカーから一枚のカードが飛び出してきた。

 

「これって…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は私のお父さんの命日。だから、この風都に立てられてるお墓にお参りに行った帰り道…全身黒タイツ集団に襲われた。

逃げようとしたけど…恐怖で腰が抜けてしまった。

 

「嫌…だれか…」

 

お父さん…助けて…!私の祈りが届いたのか分からないけど、あの金色の仮面ライダーとはまた違った仮面ライダーが助けに来てくれた。

 

「え…貴方は…」

 

「掴まって!」

 

私は急いでその仮面ライダーの後ろに乗る。彼もまた別の化け物に追いかけられていた。

私は怖くて無意識に掴む力を強めていた。すると、聞いたこともない電子音声が流れてきた。それは…私をとても安心させるかのような姿をしていた。

 

「お父…さん…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【KAMENRIDE SKULL!】

 

【ATTACKRIDE SKULLMAGNUM!】

 

変身したのは骨のようなライダー…DDスカルだ。だが、このライダーのカードは終夜には見覚えがなかった。

今はダークディケイドの力は殆んど失われているのにも関わらず、何故スカルと言う仮面ライダーのカードが出てきたのか。だが今は、追跡してくる怪人をどう倒すかを考える方が先である。

 

「ガアァァァァァッ!」

 

雄叫びにも勝る方向を上げて向かってくるテストゥード・オケアヌス。先程呼び出したスカルマグナムと言う武器で射撃を行う。

今までの攻撃は避けられてはいるが、接近戦は間違いなくテストゥード・オケアヌスのスピードや能力、ダークディケイドの持っている力やデメリットを考えれば、怪人の方が有利だと判断した。

レイやダークキバで無理矢理突破しても良いとは思うが、それではエネルギーの消費が激しくなってしまう。その点、スカルはエネルギーの消費が少なく感じるのだ。

 

「舞さん、しっかり掴まってて!」

 

「は、はい!」

 

マシンダークディケイダーのハンドルを握ってトップスピードで走らせる。彼女を一刻も早く安全な場所に移動させるためにも…そして、今戦っているであろうエターナルの手助けに行くためにも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴様ぁ!邪魔をするな!」

 

「黙れ!貴様こそ邪魔をするな!」

 

一方、エターナルの方にも動きがあった。パラドクス・ロイミュードとアポロガイストがケンカを始めたのだ。

そもそも違う世界の出身同士な上に目的も何もかもが違う二人には息を合わせると言う行為を行う考え事態を持ち合わせているわけもない。

そして二人は気づけなかった。この行為事態が隙を晒すだけだと。

 

【LUNA!MAXIMUMDRIVE!】

 

エターナルが使用したのは幻想の記憶が内包されているルナメモリ。その能力により、エターナルは二人に分身しアポロガイストとパラドクス・ロイミュード両者にダメージを与える。

 

「ぐわぁ!おのれ!」

 

直ぐに体勢を立て直したアポロガイストは、手に持っていた銃・アポロショットを放つ。

かなりの近距離での銃撃だったため、終わりかと思われた…が、それは杞憂であった。

 

「ハアッ!」

 

「何!?ぐっ!?」

 

銃撃を近距離で受けたにも関わらず、自分に向かってくるエターナルを見て不気味に思うアポロガイストだが…そう思う先よりもアポロガイストカッターと呼ばれる盾でガード。

 

「何故だ!?何故貴様は生きている!」

 

「それはお前自身で調べればいいだろう。だがその必要はない、何故なら…お前はここで倒れるんだからな!」

 

「何故そう言いきれる!」

 

「俺は不死身だからな!貴様を倒すことくらいは造作もない!」

 

エターナルがアポロガイストに追撃を入れようとした瞬間、パラドクスロイミュードがどんよりを発動させてアポロガイストとエターナルに攻撃する。

後ろへと吹っ飛んだ二人に対して、無視されたことにかなり怒っている。

 

「貴様らぁ!わたしを忘れるとは許さんぞぉ!」

 

別に忘れていたわけではなく、エターナルはアポロガイストの次に倒そうとしていたのだが…。しかしその考えは、パラドクスロイミュードがガイアメモリを起動させたことで変わる。

 

「このわたしが手に入れた新たな力を思い知れ!」

 

【GATE!】

 

パラドクス・ロイミュードはゲートメモリを胸の真ん中に刺すと、その姿をまた別の異形へと変化させる。

その姿は、両腕と顔がドアをイメージさせるかのような姿をしている。

 

「……ガイアメモリか。」

 

「これはわたし自ら開発したメモリ。さあ!この力で貴様を葬ってやろう!」

 

パラドクス・ロイミュード改めゲート・ドーパントはアポロガイストとエターナルへと向かっていく。

イレギュラーを向かえた戦いは…まだ終わらない。




次回の仮面ライダーダークディケイドは

「これで終わりだぁ!ゾンビ兵士ぃ!」

「こんなところで終われるかぁ!」

「僕達なら、きっと倒せますよ…多分。」

次回「Eの力/この町の仮面ライダー」
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