仮面ライダーダークディケイド ~ダークライダーの世界~   作:アカリマシン

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Eの力/この町の仮面ライダー

「ハァっ!」

 

マシンダークディケイダーを走らせ続け、丁度良い物陰を見つける。追ってきたテストゥード・オケアヌスを牽制しつつ、舞を物陰に隠れさせて…DDスカルはテストゥード・オケアヌスに向かってスカルマグナムでの銃撃を放つ。

地面に潜っていたテストゥード・オケアヌスも流石にしびれを切らしたのか飛び出してきた。

 

「グオオオオォォォォ!」

 

その雄叫びは空気をぴりつかせる。そしてDDスカルを押さえつけようと飛び掛かるも、腹部に近距離射撃を受け、倒れる……が、その程度でやられる程弱くはない。

DDスカルは蹴りやパンチなどを繰り出すも、甲羅に弾き返されてしまう。

このアンノウンの甲羅はかなり頑丈らしく、パンチや蹴り程度の攻撃ではびくともしないようだ。

このスカルと言うライダーは決して弱くはない……だが、それでもテストゥード・オケアヌスを相手取るにはいささかの火力不足は否めない。

 

「(なら…!)」

 

ライドブッカーから一枚のカードを取り出して、ドライバーに挿入する。

 

【FINALATTACKRIDE S S S SKULL!】

 

DDスカルの胸元に髑髏型のエネルギーが現れるのと同時に浮かび上がっていく。

そして髑髏型のエネルギーを蹴り飛ばしてテストゥード・オケアヌスを倒そうと試みる。が、甲羅によって弾き返される。

 

「っ……!」

 

必殺技を弾き返されてしまった事に驚くが、テストゥード・オケアヌスは地中に潜りながら迫ってくる。

しかもかなりの近距離だ。これは避けきれないと判断したDDスカルは、スカルマグナムの引き金を引いて少しでも距離を離そうとして光弾を放った瞬間……テストゥード・オケアヌスはオーロラカーテンによって何処かへと消えていった。

 

「!?」

 

DDスカルは突然消えたことに動揺していた。怪人の能力かと思われていたが…残っていた筈の黒タイツ集団も居なくなって居たことに気付き、本当に消えてしまったのかと考えていた。

 

「(あの怪人…一体何処に…)」

 

 

少しの不安が残るも、物陰に隠れさせていた舞の元に向かう。

 

「一応、怪人達は何処かに行きましたけど…あいつらがまたいつ襲ってくるのか分かりませんから…ここから離れてください。」

 

「は…はい…。」

 

舞はここから走って離れていく。そしてDDスカルは今も戦っているエターナルの元へ、急いでマシンダークディケイダーを走らせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テストゥード・オケアヌスやショッカー戦闘員が消えた…ならば当然、アポロガイストもオーロラカーテンに飲み込まれて消えていった。

しかしそんな事は気にならない程に、戦いは激化していた。

 

エターナルは高い戦闘能力や様々なメモリを使い分けて戦う戦術を持っているが…それ以上に厄介なのがゲート・ドーパントの能力だ。

エターナルの攻撃が全て吸収される上に、何処かにドアを作って吸収した攻撃を跳ね返すなどの驚きの戦い方を展開しているのだ。下手な重加速よりもよっぽど面倒な能力である。

 

「ふはははは!どうだゾンビ兵士!これが俺の新しい力だ!貴様如きの力では手も足も出ないだろう!」

 

「面倒な力だな…。(さて、どうするか…)」

 

こんな状況でもエターナルは冷静であった。ゲート・ドーパントの力は確かに厄介ではあるが、対処の使用がない訳ではない。

しかしと言うか、やはり一人では限界がある。メモリを使う隙を何とか作るしか倒す道はない。

 

「これで…!」

 

と、そこでDDスカルの横槍が入る。ドアを作って入ろうとしたゲート・ドーパントを妨害したことにより、エターナルがメモリを使う事が出来る。

 

【VIOLENCE!MAXIMUMDRIVE!】

 

エターナルが使用したのは暴力の記憶を内包したバイオレンスメモリ。その効果により、エターナルの腕力が強化される。

その強化された腕力を振りかざして、ゲート・ドーパントに向かってラリアットを使ってぶっ飛ばした。

DDスカルはいつの間にかDディケイドに戻っており、エターナルの隣に立つ。

 

「俺はお前を信用はしない……が、あれに勝てるか?」

 

「僕達なら、きっと倒せますよ…多分。」

 

かなりふわふわした回答にエターナルは仮面の中で苦笑すると、エターナルエッジを構える。

信用はしないが協力する…。きっとそんな事を言っているのだろう。

 

「行くぞ。」

 

「はい!」

 

 

Dディケイドとエターナルは同時に走り出す。ゲート・ドーパントはドアを作ってその中に入る。

だがエターナルは分かっていた。

 

「おい。」

 

「え、何ですか…?」

 

「俺が奴を探知する。そしたらお前は奴を攻撃しろ。」

 

【KYE!MAXIMUMDRIVE!】

 

エターナルが使ったのは鍵の記憶を内包したキーメモリ。その効果は、施錠したりと鍵のような力を持っているがそれだけではない。

キーと言う言葉は、重要の意味合いも持つためにゲート・ドーパントが次に出てくる場所を察知することが出来るのだ。

 

「……!後ろか!」

 

Dディケイドはすかさずライドブッカーから一枚のカードを取り出して、ドライバーに挿入する。

 

【KAMENRIDE RENGEL!】

 

【ATTACKRIDE RENGELROUSER!】

 

【ATTACKRIDE POISON!】

 

DディケイドはDDレンゲルへと姿を変えて、更に二枚のカードを挿入した。呼び出したレンゲルラウザーにポイズンスコーピオンのラウズカードの力がレンゲルラウザーに付与される。

そして飛び出してきたゲート・ドーパントに向けて毒を注入する。

 

「ハァっ!」

 

「ぐうぅぅぅ!」

 

相手は機械生命体ロイミュード…当然、毒なんか効く筈もないがそれでも少しだけでもダメージを与える事には成功した。ゲート・ドーパントに対しての即座な判断力はDディケイドがエターナルを見習わないと行けない点だ。

 

「ふざけるなよゾンビ兵士ぃ!この俺の力がお前のような奴にぃ!」

 

「ふん、ギミックさえ分かればそいつでも分かるようなもんだ。」

 

其処からはエターナルとDDレンゲルの独壇場だ。DDレンゲルの動きに合わせてくれるエターナルに対して、DDレンゲルの邪魔にならない程度に戦う。

 

「死ねぇ!ゾンビ兵士ぃ!」

 

「こんなところで死ねるかぁ!」

 

エターナルは自身のメモリ…エターナルメモリをエターナルエッジに装填する。

 

【ETERNAL!MAXIMUMDRIVE!】

 

エターナルレクイエム…この力でゲート・ドーパントのゲートメモリの力は永久的に機能を停止。そして空中へ飛び上がり、ボレーキックで蹴撃を直撃させる。

ゲート・ドーパントは大きく吹っ飛び、パラドクス・ロイミュードへと姿を戻した。

 

「これで、終わりだな。」

 

エターナルが近付いていった瞬間…パラドクス・ロイミュードが重加速を発生させる。

だがこれは逃げの一手…これ以上は戦えないと考えた故の判断なのだろう。

 

「くそ…こんなところでわたしは死ねないんだ…!奴に復讐を果たすその時まで…!」

 

悪あがきなのかは分からないがパラドクス・ロイミュードの前にオーロラカーテンが現れて包み込むように飲み込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやはや凄いね。エターナルのみならず、スカルのカードまで入手するとは驚きだよ。」

 

男は終夜をそう称賛する。しかし、終夜には気になっていたことがあった。

 

「……なんで舞さんがここに?」

 

そう、伊藤 舞が何故か自分達の拠点に居たのだ。理由を聞けば何故か男が答えた。

 

「彼女自身が所望したのさ…自分が着いていきたいって。」

 

「え?」

 

終夜は舞を見つめる。舞は終夜を見つめ直すと話し始めた。

 

「マインドさんから聞いたんです。終夜君が記憶喪失だって…だから決めたんです。

私も探偵の端くれ…困った人を助けるのも探偵の仕事だって!」

 

終夜は舞に直ぐに危険だからやめた方がいいと言ったが舞も譲らない。結局、終夜の方が折れて動向することとなった。

 

「てか、マインドって誰?」

 

「自分の事だよ?」

 

男の名前がマインドだと言うことが改めてわかった所で、マインドが絵に触れる。

すると、その絵は15個の目玉のようなアイテムが回りに散らばっており、その中心には大きな目の紋章が浮かび上がっているかのような絵が描かれていた。




次回の仮面ライダーダークディケイドは

「なんでしょうか、これ。」

「君は幽霊を信じるかい?」

「君達!わたしの兄上を見かけたか!?」

次回「騒々!兄を探す者!」
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