仮面ライダーダークディケイド ~ダークライダーの世界~   作:アカリマシン

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仮面ライダーダークキバの世界
第一楽章♪ 俺の名はキング!


「絵が、変わった…!?」

 

絵が変わったことに驚く終夜。しかし、男は変わった所は絵だけではないと言う。

 

「ここは…全くの別世界。所謂、並行世界の1つ。」

 

「並行…世界…?」

 

男が言うには、この世界は並行世界の1つであるのだと言う。そんな話は信じられない…と言うのが常識なのだが、実際に移動している。

実は先程、外を見たのだが…暗い空間などではなかったのではなく、明るい空が広がっていた。

 

「ここって何処なんだ…」

 

「ここは、ダークキバの世界だよ。」

 

「ダークキバの世界…」

 

ライドブッカーからカードが勝手に飛び出し、俺の手に収まる。そのカードは灰色の影が写されてるのだが…。

それがダークキバのカードだと分かるのは、そう時間はかからない。

 

「……」

 

「君の記憶が戻るとは限らないけど。」

 

 

最後にそう付け加えて、男はコーヒーを入れて飲み始める。終夜にとっては記憶を取り戻すことが先決かも知れないが…もしそれを優先した場合、ダークディケイドの力を取り戻すことが出来ずにここから追い出されるだろう。

 

「……取りあえずさ、調査してくる。そのダークキバについては調査していけば分かるかもしれないから…」

 

「それともう1つ。君に回って貰う世界は19もあるからね。」

 

……なんか変な言葉を聞いた気がするが、特に気にすることはなく外にでて調査を始めることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『マシンダークディケイダー』に乗り、この世界を少しだけ見てみることにした。

この世界がどんなところかは知らないが、人間がたくさん居ることくらいはわかった。

 

「(う~ん…どうしようかな。ダークキバを知ってますか?って言ってら頭可笑しい人って思われるよな…。)」

 

 

バカ正直に聞くわけにはいかないので、どう質問しようか迷っていると…後ろからやって来た誰かにぶつかってしまう。

 

「す、すいません……!」

 

後ろを振り向いてみると終夜は驚愕した。そのぶつかってきた人…いや、()()()()()のような装飾が目立つ男がいたのだ。

その男は俺を見つけるとニヤリと笑う。

 

「若い人間か…。お前のライフエナジーをいただく!」

 

するとその男は、人のライフエナジーを狙う怪物であるファンガイアへと変化した。

その姿はイノシシを模した姿をしていた。

 

ビーストクラスのウォートホッグファンガイアが、終夜目掛けて突進してくる。

終夜はウォートホッグファンガイアの突進攻撃を乗り越える形でかわし、ダークディケイドライバーを腰に装着し、カードを一枚引き抜く。

 

「変身」

 

【KAMENRIDE DARKDECADE!】

 

Dディケイドに変身すると、ライドブッカー・剣モードを装備する。ウォートホッグファンガイアは、雄叫びを上げると再び突進してくる。

Dディケイドは突進攻撃を受け止めようとしたが、そのパワーに敵わず吹き飛ばされてしまう。

 

「うぁっ!」

 

壁に激突したDディケイドは、痛みに耐えてなんとか立ち上がる。ライドブッカー・剣モードを構え直すが…ウォートホッグファンガイアはまるで自身のパワーを見せつけるかのような戦いをしてくる。

 

「俺がキングとなり、新しいファンガイアの王となる!その為の、礎となれ!」

 

【ATTACKRIDE SLASH!】

 

しかし、ドライバーに挿入していたカードの力でライドブッカーの刀身が分身し、ウォートホッグファンガイアを連続で斬りつけていく。

少しだけながら、ダメージを与えていた。

 

「ぐうぅ!貴様…!」

 

ライドブッカーからカードを一枚引き抜き、ドライバーに挿入する。

 

 

【FINALATTACKRIDE DA DA DA DARKDECADE!】

 

 

黄色いカード型のエネルギーがDディケイドの目の前に並ぶと、そのエネルギーを潜っていってウォートホッグファンガイアまで辿り着くと、ライドブッカー・剣モードで切り裂く。

必殺技『ディメンションスラッシュ』を受けたウォートホッグファンガイアは欠片となって散った。

 

 

「はぁ…はぁ…何だよ、あれ…」

 

「お前…ファンガイアを倒したのか…!」

 

声を掛けられ振り向くと、そこに居たのは一人の男性であった。

 

 

「あんたは…」

 

「俺の名はキングだ!何でファンガイアを倒せるんだ!答えろ!」

 

「えっ…えっと…」

 

終夜には何で相手が怒っているのかが分からなかった。あのファンガイアと言う怪物の仲間なのか…考えていても答えはでてこない。

だが男性は痺れを切らし、手を空中に掲げる。その瞬間…黒い蝙蝠のような生き物がキングの回りを旋回する。

 

「答えないのなら、力づくでも聞き出してやる!こい、蝙蝠モドキ!」

 

『やれやれ…だが良いだろう。喜べ、絶滅タイムだ!ガブリッ!』

 

 

その黒い蝙蝠は、キングの手を噛む。キングのからだの中に魔皇力が流れだし、体には先程のファンガイアと同じようなガラス細工のようなものが浮き出てくる。

腰には、止まり木のようなベルトが巻かれており…蝙蝠を逆さまにしてセットする。

 

「変身!」

 

キングの体に、王の鎧が現れる。ファンガイアの王の象徴とも呼べるその鎧は…終夜だけではなく、他の人間をも魅了していた。

 

「あれってキングじゃん!」

 

「嘘だろ!なんで王がいるんだ!?」

 

そしてその姿は、終夜の探しているものでもあった。

 

「(仮面ライダー…ダークキバ!)」

 

「行くぞ!」

 

仮面ライダーダークキバ…この世界の仮面ライダーの名である。

 




次回の仮面ライダーダークディケイドは

『お前は何者だ!』

『こいつは、ファンガイアの王でありながら人間を守るために自信の種族を裏切った奴だからな。』


「次回 裏切り者の王」
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