仮面ライダーダークディケイド ~ダークライダーの世界~ 作:アカリマシン
Dディケイドとダークキバとの戦いは接戦……とは、言い難い状態であった。
その問題点としては固い装甲にあった。パンチや蹴りなどでは、ダークキバの高い防御力になす術もなく追いやられるDディケイド。
「ハッ!」
「ぐっ!」
更には本人の戦闘能力が相まって、先程のファンガイアとの戦闘でダメージがあるのも理由の1つだが、それ以上に戦闘経験が乏しい終夜では、キングには及ばない。
「さあ答えて貰うぞ…!その力の事を…!」
「喋るわけには…いかない!」
「そうか…!ならば、今ここでその鎧を破壊させて貰う!」
野次馬達からの声が回りから聞こえる。ライドブッカーでどれだけ斬ろうとしても、撃っても…全くダメージが入ってる様子が見当たらない。
そんな状態では、とてもDディケイドが勝てると言うイメージが思い付かない。
『…キング、そろそろ決めろ。』
「言われなくても分かっている!」
そう言うと、黒い蝙蝠にウェイクアップフエッスルを噛ませて吹かせる。
『ウェイクアップⅡ!』
ダークキバの後ろに自身のライダーズクレクトが浮かび上がると、そのエネルギーが右足にたまる。
そしてジャンプしたと同時に、右足を突き出して蹴りを放つ。
「…!」
「ハアァァ!」
Dディケイド蹴りが当たる直前…一人の女性が割り込んできた。その女性に蹴りを当てるわけにもいかず、不発に終わらせた。
「マヤ…!」
「キング、あなたはまた勝手に王の鎧を使ったのですか…!」
「そ、それは…」
そして女性は変身を解いた終夜に頭を下げた。
「申し訳ありません。私の名はマヤと申します。この度は、キングがご迷惑をお掛けしました…。」
キャッスルドラン……そこは、ダークキバが住む根城。そこで、キングとマヤと終夜が椅子に座り込んでいた。
「俺の名前はキングだ。さっきはお前の力をファンガイアが作り出した新たな兵器だと勘違いをしていたんだ。
…すまなかった!」
そう言って土下座するキング。終夜は慌てて頭を上げるようにお願いしたのだが…
「頭を上げてください!王様が土下座なんてみっともないですよ!」
「しかし…!」
「頭を上げなさい。あなたが王である以上、醜態を去らさないで。」
「!…す、すまない、マヤ…」
そんな会話をしていると、黒い蝙蝠が飛んで来た。キングをダークキバへと変身させた蝙蝠で間違いはなかった。
『俺様はキバットバット2世だ。宜しく頼む。』
「俺は久野 終夜っていいます。宜しくお願いします。」
それぞれの自己紹介を終えた後、早速本題に入ることにした。
「その君の力…ファンガイアが作ったものじゃなければいったい、何なんだい?」
「えっと……信じて貰えないかもしれないですが、話しますね。」
そして、俺はダークディケイドライバーについて知る限りの事を話した。信じて貰えないかもしれないが、それでも嘘をつくよりかは、はるかにマシだ。
話終えた後、キングは腕組みをして暫く考えていたが…
「分かった。お前の話を信じよう。」
「本当ですか!?」
「あぁ、お前が嘘をついてるとも思えないからな。」
マヤはため息を吐いていたが、別に不満があるわけではないので特に言及はしなかった。
だが、終夜は気になっていたことがあった。それは…キング自身についてである。
「あの…キングさん。あなたは……」
するとその質問に答えたのは、キング本人ではなく2世であった。
しかもそれは、終夜には驚くべき内容であった。
『こいつはファンガイアの王だがな…こいつは、人間を守るために自ら自分の種族を裏切った奴だからな。』
「ファンガイアの…王様…」
「……あぁ。」
キングはファンガイアの王様であった。しかし、何故人間に味方をするようになったのか…。
しかしそれを言うと、今度は恥ずかしくなったのかキングは全く話してくれなかった。
次回の仮面ライダーダークディケイドは
『裏切り者の王は…ここで終わる』
『何故…こいつが復活したんだ!?』
『キングとイレギュラーよ。激しく、そして華麗な勝負を始めましょう?』
「次回 新たなライダー」