仮面ライダーダークディケイド ~ダークライダーの世界~   作:アカリマシン

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レディ♪ 新たなライダー

キング達と話してから終夜は、男が待っている家へと帰っていった。

そして家の中に入ると、男が食事を作って待っていた。

 

「やぁ、情報は集め終わったかい?」

 

「……それどころか、ダークキバ本人に会った。」

 

「!…それは朗報だね。」

 

男は驚きはしたが、直ぐにいつもの調子に戻り夕飯を食べることにした。

夕飯を食べている最中…終夜はダークキバの事について話し始めた。

 

「仮面ライダーダークキバ…ファンガイアの王であり、人間に加担して自分の種族を裏切った男か…中々面白いじゃないか。」

 

「……」

 

「おや?何か不満かい?」

 

「……いや、あの人は王様なんですよね?だったら…自分の国民に考えを話せば分かってくれる人が居るんじゃないですか?」

 

ファンガイアとは言え、人間と分かり合える者が居るのではないか?

キングだって、人間の女性と一緒に暮らしてる。だからキングと同じような者が出てくるかもしれないと踏んだ…しかし

 

「それは無理だと思うな。」

 

しかし帰ってきたのはそんな言葉だった。当然、疑問を浮かべた。何故、そんな事が分かるように言えるのかを。

反論をしようともしたが……次の言葉が続いた。

 

「もし、キングと同じ意思を持っていたら?そんな考えは甘えだよ。

単純に言えば、もしも、もしもそうだったとしても、人間にとってはファンガイアは恐れるべき怪物だし、ファンガイアにとっては人間は家畜のような存在なんだ。

ま、要は彼らには絶対に埋めることの出来ない溝が存在するんだよ。」

 

 

その言葉で完全に黙ってしまった。種族間の価値観…それを出されては何も言い出すことは出来ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜……アゲハ蝶を彷彿とさせるスワローテイルファンガイアとライオンファンガイアが棺の前に立っていた。

さらにその奥から現れたのは、カマキリを彷彿とさせるマンティスファンガイアが現れる。

 

「遂に…この時が来ましたね。」

 

「さっさとこいつを復活させようか。」

 

そう言うと、ライオンファンガイアが棺を開ける。その中にはガラス片が詰められていた。

その瞬間…ライオンファンガイアのライフエナジーが突如としてそのガラス片に吸い込まれ、ライオンファンガイアは死んだ。

 

 

「なっ!?」

 

「ビショップよ。あなたも糧となってもらいます。」

 

マンティスファンガイアが自分の特物である鎌を振りかざして、スワローテイルファンガイアを攻撃し始める。

何とか逃げようと抵抗するも、投げられた鎌が刺さり死亡、ライフエナジーがガラス片に吸い込まれた。

そしてガラス片が光だしたと同時に、それは段々と異形の存在であるファンガイアへと変化していく。

 

その姿は、オオサンショウオを彷彿とさせるギガマンダファンガイアへとその姿を変えた。

このファンガイアは、元・ファンガイアの王であったが今のキングとの決闘に敗れずっと眠り続けていたのだが、マンティスの手により復活を果たしたのだ。

 

「キングは…ここで終わる。」

 

マンティスファンガイアは、静かにそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝…キングと再び出会った俺は、この世界の町並みを教えてもらえることになった。

 

「お前はこの町を知らなさそうだからな。俺が教えよう。」

 

見学をしながら、キングについて考える。ファンガイアと人間の間には深い溝がある……。彼は、この現状を一体どう思ってるのだろうか……。

 

少し疲れて休憩している最中、俺は何となく聞いてみた。何故、自分の種族を裏切ってまで人間の味方をしようと思ったのかを。

すると、彼はこう答えた。

 

「俺は人間が好きだ。だからこそ、ファンガイアと一緒に共存してほしい。

単純な我が儘なのかも知れんが、俺はいつか人間とファンガイアが対等な立場となって平和に共存できる世界を作りたいんだ。」

 

……この人はやっぱり凄いんだ。王としてだけではなく、二つの種族の事をキチンと考えている。

だけどやっぱり…こういう人から裏切りを受けた者達のことを考えてみると…。

 

「あの…」

 

言葉を続けようとしたその時、キングが不意に立ち上がった。その目先にいるのは、先程復活したギガマンダファンガイアだ。

そしてキングの表情は……驚きの表情であった。

 

「何故…お前が復活しているんだ!?」

 

「私が復活させたのです。」

 

続いて現れたのは、スーツ姿の女性だ。だがその女性を見たキングは顔を歪ませる。

 

「貴様が…!」

 

「今のキングは人間を支配するのに相応しくはありません。故に、彼を復活させたのです。」

 

ギガマンダファンガイアに手を添える女性。どうやら、ファンガイアの方に自我は無いように思える。

そんな事を考えていると、女性は口笛を吹くと白い機械生命体の『サガーク』が現れる。

 

「サガークよ、私に力を。」

 

「%♯♯〒#」

 

終夜には、サガークの言っている意味が分からないがそんな事はお構いなしにサガークベルトとして腰に巻く。

そしてジャコーダと呼ばれる道具をサガークベルトに差し込むと、その姿は見たことのないライダーへと変身したのだ。

 

「それは……」

 

「キングとイレギュラーよ。激しく、そして華麗な勝負を始めましょう?」




次回の仮面ライダーダークディケイドは

『終わりですよ、キングよ。』

『人間の為に戦うことの何が悪い!』

『お前、この俺の力を使うか?』

次回「奪われた王の鎧」
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