仮面ライダーダークディケイド ~ダークライダーの世界~   作:アカリマシン

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♥️VS♣️

「ハァッ…!」

 

「……!」

 

カリスとレンゲルがぶつかり合う。カリスアローの遠距離攻撃をレンゲルラウザーを用いながら対処する。

カリス自身は何も遠距離攻撃しか出来ないわけではなく、当然近距離攻撃も可能だ。

 

「でやぁ!」

 

「フン!」

 

レンゲルラウザーが振り下ろされるも、カリスはカリスアローで受け止め弾き返し、その隙にラウズカードを一枚取り出してラウズする。

 

【BIO!】

 

ラウズしたのは、♥️のカテゴリー7のバイオプラント。カリスが倒したプラントアンデッドの力である。

その効果で、触手を伸ばしてレンゲルを捕縛し動きを封じる。

 

「くっ!」

 

「はっ!」

 

身動きが取れなくなったレンゲルに対して、カリスアローで斬りまくる。

動けないが為にダメージを許してしまうレンゲルだが、何とか拘束を自力で解いてカリスを蹴飛ばして、ラウズカードを一枚取り出してラウズする。

 

【RUSH!】

 

♣️のカテゴリー4のラッシュライノスをラウズしたレンゲルは、強力な突進攻撃を放つ。

カリスは落ち着いた様子のまま、ラウズカードを一枚取り出してカリスアローにラウズする。

 

【REFLECTO!】

 

♥️のカテゴリー8のリフレクトモスの効果で、カリスの回りにバリアが発生。レンゲルが構わず突っ込んだ瞬間…

 

「!…うわぁぁぁぁ!!」

 

ラッシュライノスの攻撃が反射され、逆にレンゲルが吹っ飛んでしまった。

どんな攻撃を仕掛けようともカリスに捌かれる。レンゲルが諦めかけた時、脳内に声が響く。

 

『弱い癖に良く頑張るな?諦めて俺にその体を明け渡せ。』

 

その声の主はスパイダーアンデット。♣️のカテゴリーAのアンデットだ。

レンゲルはその声に必死に抗う。

 

「嫌だ…!絶対に、渡さない…!」

 

『お前みたいな弱い奴が、この先の戦いには生き残ることも出来やしない。

もういい加減に諦めろ。』

 

「うるさい!黙れ!」

 

そんな様子をみたカリスはトドメを刺そうとラウズカードを取り出そうとした瞬間……一つの影がレンゲルとカリスを吹き飛ばした。

驚いたレンゲルとカリスがその影の正体を見ると…

 

「何だ…あのアンデッドは!?」

 

カリスの言うとおり確かにアンデッドなのだが、何かが可笑しい。見た目は様々なアンデッドをくっつけたかのような姿をしており、かなり不気味である。

 

「邪魔…するなよ…!」

 

レンゲルはそのアンデッドに向かってレンゲルラウザーを振り下ろした瞬間、レンゲルの体が宙を浮き地面に叩きつけられた。

 

「ガハッ!」

 

今の一瞬で何が起きたか分からないレンゲル。その時、カリスがカリスアローでアンデッドを攻撃したが、そのアンデットには効いている様子がない。

 

 

「ジョーカー…」

 

そのアンデッドがそう言葉を発した瞬間、カリスに炎の拳が飛んで来る。

 

「ぐあぁぁぁ!」

 

避けきれずに攻撃を受けたカリスは大きく吹っ飛ばされ、レンゲルと同じく地面を転がる。

痛む体を何とか起き上がらせようと足を踏ん張らせるも、立ち上がる前にアンデッドが近づいた時、なんとカリスを体に取り込もうとしているではないか。

 

「!…あいつは、あの時の…!」

 

レンゲルは思い出した。あのアンデットの正体を。あれはかつてボーダーが作った複合型アンデット…その名もキメラアンデッドである。

 

「やめろー!」

 

レンゲルがアンデットに向かって攻撃を放つも直ぐに受け止められ、投げられる。

そして電撃を手から放ち、レンゲルにダメージを与える。

 

「ぐわぁぁ!」

 

再び地面に転がるレンゲル。何とかして倒す方法を見いだそうと考えていると、奥から拍手の音が聞こえてきた。

そして奥から現れたのは…

 

「やあ、久しぶりだね。ムツキ君。」

 

「……赤石、所長…!?」

 

それはムツキの上司であり、キメラアンデットを作成した張本人である赤石と言う男であった。

 

「本当なら折角の再開を祝いたい所なんだが…君から早くリモートのラウズカードを奪わなきゃならないんだ。早く渡してくれないか?」

 

「!」

 

その瞬間、レンゲルには分かった。赤石はリモートのラウズカードを使って何かを企んでいるのだと。

そのカードだけは絶対に渡せないと首を横に振る。

 

「そうか。ならば、殺してでも奪い取るよ。」

 

赤石はそう言うと、キメラアンデッドにリモートのカードを奪うように命令をして何処かに消え去る。

 

「また…僕のせいで…」

 

レンゲルは自分を責めていた。彼は過去にも、キメラアンデッドから人を守れなかった経緯がある。

それにより、カリスが傷ついたのは自分のせいであると責め立てた。

そして、彼の意識は…すっと闇に消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キメラアンデッドの攻撃を受け止めたレンゲルだが、その意識はムツキの物ではない。

 

 

「ようやくか…。まあいい、存分に暴れてやろうとするか。」

 

それは、封印されている筈のスパイダーアンデッドの物であった。

スパイダーアンデッドは、ムツキの意識と交代して面に出てきたのだ。

 

「!?」

 

「キメラアンデッドって言ったか?取り敢えず始めようか…戦いをな!」




次回の仮面ライダーダークディケイドは

『これで私の研究はもうすぐ完成するんだ!』

『赤石所長…もうあなたは人の道から外れた化け物だ!』

『ダークディケイド…お前は生きているだけでも罪なんだ…!』

次回「人とアンデッド」
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