カルデアのとある一室に机を挟んで三人のサーヴァントがいた。一人は征服王イスカンダル、そしてもう二人は先日召喚された義兄妹、『 』こと空と白だった。
「貴様がいた世界で王になる為に行われた駒が意思を持つゲーム、面白そうだな?」カタッ
「最初は普通のルールでやってたんだけど、『意思を持つ』ってことは『捨て駒』は使えねえんだわ。誰も喜んで死地には行きたくないしな」カタッ
「その状況で貴様らはどう勝利したのだ?」カタッ
そうイスカンダルが空に尋ねると今まで黙っていた白が口を開いた。
「…にぃが『このチェスはチェスじゃない、ストラテジーゲームだ』って気づいて、交代した」
「そしてゲームの仕組みを理解した俺の演説で逆転したってわけだ」カタッ
「にぃ、途中で、焦ってた」
「うぐっ」
「焦るとは何があったのだ?」カタッ
「………駒が洗脳された」カタッ
「だがそれでも勝てたのであろう?」カタッ
「本っ当にギリギリだったよ……王の首を刎ねようとした敵の女王を静止させて口説いたんだよ。それで女王に内乱を起こさせて、兵士ユニットじゃない身近な人物に暗殺させた」カタッ
「ふははははは‼︎なかなかの策よのう」カタッ
「かのイスカンダル大王に褒められるとは誇らしいな白?」なでなで
「んっ♪」
「あぁそうだ、イスカンダル大王」
「どうしたのだ?」
「チェック」カタッ
「………………………ヌォッ⁉︎」
「失礼する…空と白はい……何があったんだ?」
空と白を呼びに部屋に入ってきた孔明はイスカンダルが空と白の手を握って笑っている光景を見て疑問を口に出した。
「おぉっ‼︎軍師か‼︎なに、また再戦しようと約束していたところだ」
「再戦?楽しかったのか?」
「いや、久々に負けたからだ」
「………………負けた?………………貴方が⁉︎」
「あぁ、白が勝った」
「馬鹿な⁉︎」
「白はな、『グランドマスター』って言うチェスの世界チャンピオンを完封したコンピュータープログラムに先手後手入れ替えで20連勝したことがあるんだよ」
その事実を理解した二人は固まっていた。
「で、孔明さん俺達に何か用か?」
「あ、あぁ。マスターがクエストに来て欲しいと言っていた」
「………………白、どうする?」
「…『 』に…敗北の二文字は…ない」
「そうだな…よし!やってやりますか‼︎」
「ちなみに場所は空中
「「………………………くうちゅう
「あぁ、街の構成は君達が
「「………………………………………………………………」」
「?どうしたのだ空?白?」
「「座に帰る」」
この後、心配になったマスターが部屋に行くと孔明が必死に止めていた空と白を説得してクエストに協力してもらったが、しばらく二人は引き籠ったのであった………
感想、評価、御意見よろしくお願いします