ウマ娘。
それは別世界に存在する名馬の名と魂を受け継ぐ少女たち。彼女たちには耳があり、尾があり……超人的な脚がある。
時に数奇で輝かしい運命を辿る神秘的な存在。
この世界に生きる彼女たちの運命はまだ誰にも分からない。
そんな彼女たちと相反する存在がいた。
……その名はウマ男である。
名前の通り、ウマ娘の男ver。ウマ娘のように耳と尾があり、超人的な脚と容姿に恵まれた美男子。
ウマ娘に比べ歴史は浅く、おおよそ半世紀前くらいにポッと現れた。
ウマ娘のように増えるかと思いきや、今尚ウマ娘の人口に対し何万分の一くらいしか居ないし、ニホンにのみ居る珍しい存在だ。
だが、希少が故に問題は起きた。
この世界で初めてウマ男と認知された……シャプリブルサイゲによって。
『その走りは一つの終着点』
彼はとても強かった。脚質、距離に隙はなく、そしてただひたすらに…脚がはやい早い速い。
だから、彼が認められるのにそう時間は掛からず、ウマ娘たちが走るレースに参加することを認められた。
同じレースに参加したウマ娘たちは誰も追い付くことも差し返すことも彼の影を踏むことも出来ず地に伏した。
出たレース全て一番人気で結果は一着、二着との着差は全て大差。スケジュールが重なっていない重賞を総嘗めし、彼はジュニア、クラシック、シニアの栄光のウィニングロードを駆け抜けていった。そして、中央を制した後彼は世界へと挑戦することになる。
だが、そこで彼の競マ人生における大きな分岐点となる、とある噂が建つことになった。
ドーピング疑惑。
それは彼の異常な戦績を疑った誰かが彼を指摘したことが始まり、期待と不安からいつしか世論になるほど話は大きく膨れあがった。
診断し結果を待てばよかったものの、彼は待つことが出来ず、暴走し凱旋門賞に出走予定のウマ娘に怪我を負わせ失格。その後、表舞台から姿を消す。
英雄から一転、一気にウマ男は競マ界の汚点と称されることとなった。
その影響から後に誕生したウマ男たちは理由を知らず蔑まされURAに保護されるまで苦く、辛い日々を過ごすことになる。
保護された後も自由はなく、ウマ男としての身分を隠し、観察保護という名の監視が続く。
そして、何よりもレースに出れないことが辛い。表舞台で競えないのが辛い。
思いっきり走ることが出来ないのが辛い。
最初の印象によってこの世界はウマ男にとって非常に住みにくい世界になってしまった。
ウマ男……それは陽の光りが当たらない、陰の存在である。
シャプリブルサイゲ 鹿毛
身長174cm体重ちょっと重め
初期ステータス
スピードSS+
スタミナSS+
パワーSS+
根性A
賢さC
スキル
色々
必殺技 なし
芝S
ダートS
適性距離
オールS
脚質
オールS
走ることに関しては最強だが、ウマ男としては最低の大馬鹿野郎。考えが甘く、半端にやらかしたせいでこの世界に起きた問題に気づいていない。