【3章投稿中】東方妖滅録   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 天音の口から語られる昔の天魔。

 天音が物心ついたころにはすでに今の天魔となっていたため、詳しくは知らないようだが、昔の天魔は先代の博麗の巫女にも信頼されるほどの人物だったとのこと。

 その天魔に戻すために天魔を倒せるメンバーを集めているらしい。

 天音によると今の黒葉達が全員束になっても勝てないのだという。

 果たして天音の願いは叶うのか?



 それではどうぞ!


第113話 銀河家の秘密

side三人称

 

「『雷を操る程度の能力』……確かにあの時、電撃で剣を作り出してたわね」

「そうそう、あれがお父さんの武器(メインウェポン)、伝雷宝刀って言ってね。雷を自在に操って大剣を作り出して戦うんだよね」

「大剣って……あれ大剣と呼んでいい代物じゃないような……」

「言うなれば巨人の剣って感じだったよね」

 

 天魔はものすごく体格がいいというか、黒葉達にとっては巨人と呼べるほどの体格をしているため、その体に合わせた大きさの大剣を作り出すと黒葉達ほどの身長だったらすっぽりと隠れてしまうほどの大剣となる。

 そんな大剣を思い出してルーミアとフランは身震いをしてしまう。

 咲夜も咲夜で黒葉が一撃でぶっ飛ばされた瞬間のことを思い出して額から冷や汗を流す。

 

 あれほどの大きさの大剣、それを軽々と振り回すにはどれほどの力が必要なのか。考えただけでも恐ろしいほどだ。

 天魔の肉体は確かに筋骨隆々と言った感じで、まるで筋肉の塊のような肉体をしている。

 そのとんでもない破壊力の攻撃を食らったら一溜りもないだろう。

 

 黒葉もあれほどぶっ飛ばされたというのにあれだけの傷で済んだのは奇跡と言わざるを得ない。

 

「そういえばさっき天魔が能力喰い(イマジンイーター)を使えるって言っていたけど、どんな能力を使えるのか知っているかしら?」

「それはあんまり知らないですね。お兄ちゃんは色々と使いすぎて訳が分からなくなるほどなんですけど、お父さんはもともと持っている『雷を操る程度の能力』以外の能力を使っているところを見たことがないですね」

 

 曰く、兄である月刃は自分の能力を使わず、他人から奪った能力しか使っていないため、それがそれぞれどういった能力なのかが全く理解できないほどだが、天魔の場合はその逆。むしろ自分の能力しか使っているところを見たことがないのだという。

 咲夜たちもそんな力を持っていると聞かされていたから、あの『雷を操る程度の能力』以外にも使っている能力が当然あるものだと思っていたため、少し驚いてしまう。

 

「どうしてなのかしら……?」

「うーん、あたしも親子なんだけどお父さんの考えてることはよくわからないんだよね。親子っていうけどさ、どうにもなんか、銀河家って少し複雑でさ、なんだか戦いのためのパートナーっていう感じなんだよね。月刃お兄ちゃんもあんまりお父さんのことをお父さんとして扱っていないっぽくてさ……」

「……お母様は?」

「あたしたちの母はあたしが生まれてすぐに亡くなってしまったそうです。どういう性格のひとなのか、どういう顔立ちの人なのか、家族写真も残っていないので全く知らないんですよ」

「そう、だったのね。悪いことを聞いたわね」

「いえ、あたしは全く記憶にないので何の感情もないんだよ。まぁ、どういう人なのか気にならないのかと言われたら気になるというのが本当のところだけど、気にしないで」

 

 咲夜はあんまり触れてはいけないところに触れてしまったと思ってすぐに謝罪したのだが、それを天音はにこっと笑いながら気にしないでと言った。

 天音は本当に気にしていない様子だったが、さすがに咲夜は少し悪いと思い、これからは天音に対して母親の話を振らないように気を付けようと心に決め、話を変えた。

 

「そう言えば黒葉って月刃からは弟だって言われていたけど、どういうことなの?」

 

 ここで話をしているメンバーの中で唯一鈴仙だけは月刃のことを知らないため、何の話をしているのか理解できていないが、ルーミア、フラン、咲夜の三人の中ではすごく気になっていたことだった。

 それを咲夜は三人を代表して天音に聞いてみることにした。

 月刃の妹であり、月刃の話が本当なのだとしたら天音は現在8歳のため、黒葉の妹に当たるはずなのだ。

 それならよくその事情を知っているのではないかと考えた。だが――

 

「うーん、よく知らないんだよね」

「え?」

 

 返ってきた返事は曖昧なものだった。

 

「あたしはあんまり事情を話してもらっていないんだけど、盗み聞きした感じでは――」

「あなた、ナチュラルに盗み聞きしてるわね」

「冬夏黒葉、本名は銀河太陽。銀河家の次男で、一応あたしのお兄ちゃんに当たるみたいですよ。まぁ、物心がつく頃には太陽お兄ちゃんという存在は居なかったから、あたしにとっては太陽お兄ちゃんというよりかは冬夏黒葉っていうイメージかな。ほとんど他人」

 

 咲夜はまたまた頭を抱えてしまいそうになった。

 天音にどんな話を聞いても複雑な家庭事情の話しか出てこないため、なんと言ったらいいのかわからなくなってしまったのだ。

 少しでもいいから黒葉の情報と天魔たちの情報を得たいところだったが、本当にこの話に首を突っ込んでもいいものなのかわからないため、下手に咲夜は聞くことが出来なくなってしまった。

 だが、正直天音は全くと言っていいほど気にはしていない。

 

「まぁまぁ、そんな難しい話はここでやめて、お夕飯にしませんか?」

「あ、ありがとうございます」

「あたしの分も用意してくれたんだ!」

「はい、お世話になりましたから」

 

 杞憂ではあったが、少し空気が別ベクトルで重くなってきて居心地が悪くなってきてしまったところで、その空気を断ち切るように茉衣が夕飯を持ってきたため、とりあえず話は終わりにして夕飯にすることにした。

 これで咲夜は茉衣にものすごく感謝した。




 はい!第113話終了

 とりあえず、天音から引き出せる銀河家の情報はここまでです。

 これからもちょこちょこ情報は開示していきますよ。

 銀河家は結構闇が深いんですよね。なので、結構いろいろとあるのですが、天音が知っていることにも限界があるということで。

 ちなみに天音は銀河家の一人ではありますが、あんまり何があったのかとか知らない人です。

 母親とかも知りませんからね。

 実は白愛が最初に言っていた異変の元凶のゲの字もない状態です。

 それでは!

 さようなら

銀河天音はどっち陣営だと思いますか?

  • 味方
  • 中立
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