あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!
それと新年スペシャルということで今日から4日間、1/1〜1/4日まで毎日0時に投稿します!
それでは前回のあらすじ
ついに有効打を与えたルーミアとフランだったが、玲音はさらに強くなりフランをぶっ飛ばす。
ルーミアも万事休すかと思われたが、目にも止まらぬ攻撃を樹海を発動させて回避する。
だが、この樹海は無意識に発動したものであり、操りきれてはいない。
果たしてこの戦いの行方は以下に!?
それではどうぞ!
side三人称
ドーン、ズダーン!!
医療班前に爆発音に似たような轟音が響き渡る。この音は全て玲音が地面に音を叩きつけたことによって発生しているものだ。
そしてそんな玲音の攻撃を辛うじて回避し続け、時折カウンターとして弾幕を放つ。
だが、それも大したダメージにはならないため、ジリ貧だった。
「はぁ、はぁ……」
妖怪は人間よりも体力は多いため、この戦いはルーミアの方が有利かと思われるが、玲音に関してはずっと修行をしていた人間のため、他の人間よりも体力は多い。
それこそ、妖怪であるルーミアよりも体力が多いため、さっきから能力を乱用してルーミアに攻撃をしているのだが、全く疲れる気配がない。
(攻撃が凄まじい。隙が少なすぎて攻撃力の高い攻撃が中々できない)
攻撃力の高い弾幕を作るにはタメが必要になってしまう。
だが、玲音の攻撃が凄まじすぎてタメる時間がない。
お互いに決定打がないということになるが、玲音の攻撃に関してはルーミアに致命傷を与えることが出来るほどの威力を誇っている。
一回でも回避をミスったらおしまいだ。
だけど、ルーミアは一人で戦っているわけじゃない。
「はぁっ!」
「ぐっ!」
ガキィィン
ルーミアに攻撃をしているところに突然横から攻撃が飛んできたため、慌てて防ぐ玲音。もちろんその攻撃をしてきたのはさっき玲音にぶっ飛ばされたフランだった。
「そう言えば、お前もいたんだったな」
だが、突然攻撃されて体勢が整っていない状態で攻撃されて受け止めたというのに、重力をまとっているからか全く微動だにしない。
フランは全力でレーヴァテインを振り下ろしているが、押せるどころか徐々に徐々に押され始めている。
「させない!」
そこでルーミアもフランの手に自分の手を重ね、一緒にレーヴァテインを押し始めた。
1人では全く敵わないパワーだったが、2人で押すことによってようやく力が拮抗し始め、そしてお互いの攻撃が弾き合い、初めて重力を纏った玲音が弾き飛ばされた。
だが、フランとルーミアの2人はそれ以上に弾き飛ばされてしまう。
「はぁ……はぁ……恐ろしいパワーね」
「うん、でも、2人なら何とか出来なくもないよ」
「そうだね。1人でダメなら2人で、だね」
2人は団結して共に玲音に向き直る。
対する玲音は重力を纏っている状態だと言うのに弾かれたため、驚いてしまっていた。
重力を纏うことで肉体強度が何十倍にも増加する。それゆえ、弾かれることは滅多にないのだ。
「これが意志のある妖怪の力か」
妖怪は2種類に分けることが出来る。それは意志があるか無いかということだ。
ほとんどの場合、意思はなく、ただ徘徊して獲物を見つけたら襲って食らうだけの存在なのだが、意思のある妖怪というのは意思が無い妖怪と比べて力も妖力も遥かに強い。
さらに思考能力があるため、考えて行動することだってできる。
妖怪ハンターである玲音はもちろん意志のある妖怪と戦ったことがないという訳では無い。
だが、自分の力をちゃんと使える相手と戦うのは初めてなのだ。
「行くよ、ルーミア!」
「行くよ、フラン!」
2人同時に掛け声を上げると同時に玲音へ向かって走り出す。
そして走りながらもルーミアは周囲に弾幕を展開して玲音へと放っていく。
同じ弾幕、同じ状況。
さっきと同じようにこの攻撃は効くはずが無いのだが、目的は玲音の邪魔だ。
メインはフラン。
フランの攻撃力が無ければダメージを与えることは不可能だ。
さらに――
「禁忌《フォーオブアカインド》」
フランが4人に分身し、4人同時に玲音へと襲いかかる。この技には玲音も困惑してしまうが、直ぐに対応する。
「どうなってんだお前らは」
言いながらも玲音は1人を弾き飛ばすと、その間に迫ってきていた他の攻撃を回避し、また1人切り飛ばす。
この分身体は別に分身したことによって力が分散したりしている訳では無い。そのままフランが4人に増えたような強さだ。
そのため、同時に攻撃されたらまずいと言うのは玲音も理解しているため、1人ずつ対処していく。
だが、フランばかりに気を取られていると命取りとなる。
「夜符《ナイトバード》、いっけぇぇぇ!」
2種類の色の大量の弾幕が玲音へと襲いかかり、それと同時にフランの1人が玲音の懐へと潜り込み、レーヴァテインを構える。
これはさっきも使った戦法。
玲音の能力は一度に幾つもの技を使うことが出来ないという特性を利用した攻撃。
「それはもう見たぜ! 《
だが、玲音は同じ攻撃が効く相手ではなかった。
今まで全身に纏っていた重力を今度は大斧に集約させると、その斧を思い切り地面に叩きつけた。
その瞬間、周囲に下方向へのとんでもない重力エネルギーが発生し、宙を飛んでいた弾幕はもちろん、玲音の周りにいたフラン達までも地面に叩きつけられてしまった。
さっき使っていた《
本当に一瞬だけではあるが、とてつもなく重たいなにかに押しつぶされたかのような衝撃がフランに与えられ、思わずフォーオブアカインドを解除して意識を飛ばしそうになるが、すぐさま我に返る。
この技は本当に一瞬しか重力を発生させることが出来ない。
そして技を使ったこの瞬間のみ、玲音は重力を身に纏っていない。
絶好のチャンスだった。
「はぁ……ぐっ! 《インパクト・キック》」
「ぐあああああああ」
フランはインパクトの応用、黒葉が前に使っていたのを思い出して見よう見まねで妖力を足に纏わせてその場でブレイクダンスを踊るかのように回転して玲音に蹴りを入れた。
すると玲音はやはり重力を身に纏っていなかったというのもあり、さっきまでとは違ってフランに蹴り飛ばされていった。
「はぁ、はぁ……くっ」
ふらふらと立ち上がるフランだったが、左手を抑えて荒い呼吸をしている。
よく見てみるとその左腕はありえないところから曲がってしまっていて、間違いなく折れていると言うのが分かる状態だった。
「フラン、大丈夫? ごめんね、あんまり力になれなくて」
「大丈夫、とは言い難いんだけど、問題ないよ。それにルーミアは充分私の助けになってるんだから」
ルーミアは攻撃を回避出来ているが、フランはダメージが蓄積されていて正直限界が近かった。
その上、今食らった重力によって咄嗟に左手で受身を取ったのだが、それによって左腕が折れてしまった。
「フラン、休んだ方が……」
「今はダメだよ。私が下がったらルーミア1人で戦うことになっちゃう」
フランは明らかに無理をしてでも戦おうとしている。それを見てルーミアは不安だった。
でも、フランの言う通り、自分1人になってしまったら玲音を押さえ切れる自信が無かったため、フランの申し出を断ることが出来なかった。
「っ!」
「フラン!」
そこでフランは玲音に追撃を加えようと玲音へと駆け出して行ってしまった。
ルーミアが止めようとしたけど、フランはルーミアの静止も聞かずにそのまま走って行ってしまう。
「っ!! 避けて!」
直後、ルーミアは樹海で玲音におかしな霊力の動きがあることに気がついてすぐに避けるようにフランに指示を出したが、時すでに遅し。
言い終わった時には既に玲音はフランの目の前で大斧を振りかぶっており、あまりのスピードにフランは全く反応することが出来なかった。
「があぁっ」
「フラン!!!」
その斧の攻撃をもろに体に叩きつけられたフランは口から血を吐きながら瓦礫の山の中へとぶっ飛ばされてしまった。
すぐに救出しようと走ろうとするルーミアだったが、その前に玲音が立ちはだかったため、助けに行くことが出来なかった。
「まずは1人」
「っ!?」
前に黒葉と戦った時とは全く違う。強い、圧倒的に強くなっている。
これが油断していない玲音の本気の戦いなのだ。
フランがやられた。
これによって恐れていた
ルーミアの体力も限界が近い。
いつまで樹海が使えるか、いつまで回避し続けることが出来るか分からない。
「そして、お前で2人目だ」
「ごめん、鈴仙。ごめん、黒葉」
自分へ振り下ろされる斧にルーミアは死を覚悟した。
だが、その瞬間だった。
ズドーン!!!
ルーミアには斧が直撃していないのに、斧が何かに振り下ろされた轟音が響き渡り、目の前で起こっている出来事を見てルーミアは目を見開いて驚愕した。
なんと、ルーミアの眼前に広がっている光景は――
「諦めるな。諦めたらそこでおしまいだ!」
烈夏が玲音の斧を刀で受け止めているという光景だった。
はい!第141話終了
ルーミアはほとんど後ろから弾幕で攻撃してるだけで、ダメージも全然受けてないのに体力消耗激しすぎと思われるかもしれませんが、実は樹海って想像以上に集中力が必要なので体力の消耗が激しいんですよね。
そしてルーミアが敗北したと思ったら烈夏が颯爽と登場。
実は烈夏は雪姫が運んでいる最中に目を覚まして嫌な予感がしたため、雪姫の静止を振り切って飛び出していったのだとか。
それでは!
さようなら
銀河天音はどっち陣営だと思いますか?
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味方
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敵
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中立