【3章投稿中】東方妖滅録   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 というわけで新年一発目、なんですが。
 今年もやります。新年一発目、4日連続投稿!

 ということで、1/1、1/2、1/3、1/4は連続投稿の上、木曜日である今日は7時にも投稿予定です。
 さぁ、この5連続投稿でどこまで話が進むのか? 中盤戦くらいは開始できれば良いなというところですね。
 とりあえず、全マッチで前半戦を終わらせなければ中盤戦開始のフラグが立たないので、前半戦を全てのマッチで終わらせなければいけません。

 ちなみに、咲夜の螺旋階段編も前半戦なので、これも終わらせないと。

 咲夜パートが一番長いですが、それはまぁ、時を止めて戦っているからとでも思っていただければ。

 あ、突然ですが、力戦へ行きます。



 それでは前回のあらすじ

 必死に龍の攻撃を対処する黒葉と風魔。

 なんとか二人で攻撃を捌いていく。

 風魔と戦ううちにどんどんと感覚が研ぎ澄まされていく黒葉。

 しかし、黒葉の実力や《観察者(オブザーバー)》の練度では全ての感覚を集中させなければ龍の攻撃についていけなかった。

 故に息をすることも放棄してしまい、反動で動けなくなってしまう。

 そこを突かれ、風魔はぶっ飛ばされてしまう。

 黒葉も動けない。

 そんな大ピンチのときに動いたのは、先程まで達観していたはずのレミリアだった。



 それではどうぞ!


第261話 なんじゃそりゃ

side文

 

「うわわわわっ!」

 

 逃げる、逃げる、逃げる。

 背後から次々と爆発音に似たような轟音が鳴り響き、そして建物が崩壊する。逃げるのをやめたら一瞬で私はあの建物のようになってしまうということがわかる。

 

 あの人には何度も挑んだけど、ここまで激しいのは初めてですよ!

 だって、何も攻撃が飛んできてないのに突然インパクトが生じて建物が崩れ落ちるなんて悪夢か何かですか!?

 

「ひょええええええええっ」

 

 突然、突然目の前の地面が爆散しました!?

 

 簡単に咲夜さんから力の相手を一人で受けたことを後悔してきた。

 そもそも今まで私は何度も挑んできて、その度に私は負けてきているのだ。私一人で勝てるはずが無いじゃないですか!

 とんでもない破壊音がどれだけ離れても真後ろから聞こえてくるのはどうなってるんですか!?

 確かに咲夜さんのように全世界に効果のある例外の能力もありますけど、普通の能力の効果範囲内は目に見える範囲内なんじゃないですか?

 今私、幻想郷最速のスピードであいつから距離を取っているんですが! なんで真後ろから音がずっと聞こえ続けるんですかね!!??

 

「もう、飽きたぞ」

「はえ?」

 

 眼の前に力の姿が見えた瞬間、私はとてつもない衝撃を受け、真後ろに風を切るほどの速度でぶっ飛ばされてしまった。

 背後にあるいくつもの瓦礫に激突し、ぶっ飛ばしながら飛ばされているから全身にひどい激痛が襲いかかってくる。

 

「う、がはっ」

 

 やがて勢いを失って地面を転がって止まるが、今の一撃でいくつもの骨が複雑骨折をしてしまったことを理解する。

 正直、私が妖怪じゃなくて普通の人間だったら今の一撃で死んでいる。

 とはいえこのダメージ。さっき像の前で受けたものよりも数段上になっている。さっきの戦いでは全く本気を出していなかったということか。

 それで私たちはみんなピンチに陥ったのだもの、本当に末恐ろしい。

 

 何よりも、自称幻想郷最強である私のスピードを追い越してきたのが驚き。

 追い越し、なおかつ正面から拳を叩き入れられた。私も私でスピードを出していたからダメージが凄まじい。

 

「ごえええ」

 

 口の中に溜まった血を吐き出す。

 早くまた逃げないと、また次が来る。力の攻撃はそうそう受けていられない。

 わかる、同じ威力の攻撃をあと三発も受ければ私は身動き一つ取れなくなってしまうだろう。そうなれば咲夜さんがクリスタルを破壊するまでの時間稼ぎどころの話じゃなくなってしまう。

 一応、五分ほどは逃げることが出来たか? でも、さっきのダメージが少ない状態で五分だから、今のこの傷だともっと早く追いつかれる可能性が高い。

 

 何にしても、今私が正面からやり合ったって勝ち目は万に一つも存在しない。

 霊夢さんだったらこんなやつ相手にならないんだろうけど、私は違う。私は戦うこと専門じゃないし、それなりに実力のある人間相手だったら普通に負ける程度の実力しか無い。

 今はとにかく逃げるしか。

 

「だから言っただろ? 追いかけっこはもう飽きたって」

「っ!」

 

 走り出そうとした瞬間に再度現れた力の拳が再び叩き込まれる。しかも、この攻撃は今受けたものよりもずっと威力が高い。

 なんとか腕で防御して妖力で守ったものの、腕が痺れてまともに動かない。

 でたらめな威力だ。この攻撃をこの調子で受け続けていたら私が動けなくなるのも時間の問題。

 

 なんとか早く対処法を考えないと。

 そんなことを考えていると、力は再び拳を振るうと、なんとその拳のインパクトは力に直撃、その威力を利用して私へと一気に迫ってきた。

 確かに、確かにさぁ、あいつの防御力は凄まじいものがあるけど、だからといってそんな移動方法ある!? 何そのドM飛行!

 

「私、あなたみたいな変態にはならないから!」

「何の話をしてるんだ」

 

 とはいえ、確かに変態的ではあるが理にかなっている。

 今私がふっ飛ばされた速度は私が自分で飛ぶよりも速かったんだから、自分を殴り飛ばして追いかけたほうが早く追いつけるというのは当然の結論。

 そうなると、逃げるという作戦も厳しくなってくる。隠れ――るのもおそらくダメだろう。隠れたところで辺り一帯を破壊し尽くされるだけ。

 正面から戦ったところで私が勝てるとは全く思えない。

 

 あれ? これ本格的に詰みでは? 私が生き残る方法、無くないですかね!?

 咲夜さん、結構気軽に私に一人で相手することを任せましたけど、これ結構な無茶振りでは!?

 

「もう、もうやってやりますよ! 新聞屋、射命丸文の生き様、見とけやゴラァぁぁぁ!」

「む?」

 

 ドM飛行をしているということは小回りがきかないことの裏返しでもある。なにせ、跳んでいる間は自分で制御することが出来ないんだから。

 だから直線的になる。イノシシみたいに突っ込むことしかできなくなる。

 種が分かってしまえばこっちのものだ。

 

 突っ込んできた力を回避、そのまま力のスピードを利用して腹に強烈な蹴りを叩き入れてやった。

 お陰で私の足にも凄まじい衝撃が走って折れるかと思ったくらいだけど、力がスピードを出していたからそこまで全力を出して蹴りを入れなくてもかなりの威力の蹴りを入れることが出来た。

 

「ぐ、ぐふっ」

 

 蹴り飛ばすことは出来なかったから力はその場で腹を抱えて蹲る。

 …………腹を抱えて蹲る!?

 

 力の防御力はとてつもなく、正直私程度の攻撃力じゃ全く相手にならないと思っていたのだけど、なんと私の蹴りでもダメージを与えることが出来たみたいです! わーい。

 だが、これでダメージが入るならば今までの他の攻撃でだってダメージが入ってもいいくらいのはずなのに、力が蹲ったのはこれが初めてだ。

 

「はぁ……《変幻自在の力(マジック・インパクト)》」

「へ? ぐぅっ!」

 

 力があらぬ方向へ拳を振るった直後、再び私に衝撃がやってくる。

 今の動作は見えていたから防御できてそこまで大きなダメージにはならなかったけど、それでもこの威力。

 

「く、ふぅ」

 

 逃げに徹することをやめたとしても、今度はこれが来る。

 逃げていたらドM飛行で私以上のスピードを出して追いかけてくるし、止まったらこのいつどこからやってくるかわからないインパクトが襲いかかってくる。

 逃げ場はどこにもない。安全地帯なんてどこにもない。

 

「《筋力増強(ブースト)》……レベル6」

「岐符《サルタクロス》」

 

 迫ってくる力に弾幕を放つが、そんなものは意に介さないとばかりに正面から突っ込んできた。

 脳筋が過ぎる! 脳まで筋肉に支配されるんじゃないの、あの筋肉ダルマ!

 でも、ノーダメージというわけでもないらしい。

 私の弾幕が当たった箇所には傷が出来ている。つまり、あいつは痩せ我慢をしている。

 さっき、みんなの攻撃を完璧に防いでいた時ほどの防御力はない。

 多分、あれもこいつの能力によって引き起こされていたものなんだろうけど、それをしないということは私って思っている以上にナメられてます!?

 

「わああああああああ」

 

 咄嗟に横に飛ぶと背後にあった壁が一瞬で爆ぜた。

 あれが私が力の攻撃を回避しなかった世界線の姿であると考えるとゾッとする。

 

「今度は当てる」

 

 あの目、あの目やばいよ。

 血走って私を殺すことしか考えていないような残忍な目をしている。私を獲物としか見ていないような、狩人の目をしている。

 わ、私は確かに鳥類の妖怪ですけど、食べても美味しくないですよ!!

 

「《変幻自在の力(マジック・インパクト)》」

 

 来る。

 そう構えた瞬間の出来事。

 

「《W.O.N(ワールド・オブ・ナイトメア)》」

 

 瞬時に周囲に闇が広がり、私に来るはずだった衝撃が来なかった。




 はい!第261話終了

 文の心の声、結構面白いんじゃないかと。

 基本叫んで逃げ回っているだけでしたが、文以外にこんな芸当デキる人は居ないです。

 そしてついに来たルーミア。二人が凄まじい速度で動き回っていたので、ルーミアも追いつくのに時間がかかってしまいました。

 ただ、メインアタッカーが居ないので、鍛冶師の人里編の玲音戦のような戦い方は出来ないですね。
 メインアタッカー、どこかに居ないかな?

 ちなみに、この全面戦争はまだ序盤です。

 それでは!

 さようなら
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