続・ウマ娘日記 ―日本トレセン学園編― version 1.0 作:fire-cat
10月4日(月)
昨日までの苦しみが嘘のようだよ。これだから……。
まあいいや。漸く東京ハイジャンプに向けた練習も再開できるよ。ハードル走もインターバル間の歩数をハードルを見なくてもすべて同じに出来るようになって来たし、この感覚を忘れないようにしなくちゃ。
それにしても、卒業ダンスパーティーの相手って誰でも良いわけじゃないんだね。トレセン学園の卒業生って色んな所に影響を持つことが多いからトレセンのウマ娘を狙ってくるのが多くなるんだってさ。
理事長の注意で、曲学阿世の徒や軽佻浮薄で人面獣心な輩が、この時期は多くなるから身持ちを固くし引っかからないようにって言われてるけど、そういう奴って言葉巧みに近づいてくるからなぁ。
パックンチョしたらそのまま捨てて逃げる奴らも結構いるから、公になってないけど毎年のように子供ができちゃって休校したり退学せざるを得ない被害者が出てるんだって。怖いなぁ……。
まぁ、噂では逃げた男はURAが地の果てまでも追い詰めて処分するらしいけど、噂は噂だし、ホントに処分されてもそれで被害者が救われるわけでもないんだよね。
10月5日(火)
今日はみそおでんの日、じゃなかった、教師の日。日本トレセン学園ではトレーナーの皆さんにはいつもお世話になってるからって、私たちからトレーナーに感謝のプレゼントを贈るんだって。もちろん授業でお世話になる先生たちにもね。良い習慣……だと思ったけど、特別な記念日を設けなくても感謝の心は忘れちゃダメだよね。
10月6日(水)
今日は夢をかなえる日だって。日付は「ド(10)リーム(6)」と読む語呂合わせから来てるらしいけど、ずいぶんロマンチックだなぁ。
なんでもヒトとウマ娘の若者達の夢を叶えるためにバックアップしようって事でURAが設定したんだってさ。ところでヒトとウマ娘の若者達の夢ってどんなのが多いんだろ? 種族の違いとか男女の違いとかでもいろいろあるだろうし。
10月7日(木)
明日はエンデュランス3級を取りに20kmのトレーニングライドに参加予定。学校からも許可は貰ってるし頑張るぞっと。筆記試験は……何とかなるさ、うん。
10月8日(金)
エンデュランス3級を取りに20kmのトレーニングライドに参加。無事完走出来たし午後の筆記試験も何とかなったし。この筆記試験に合格すればエンデュランス3級が取れるんだよね。3級に合格したら2級も目指さなくちゃ。一番早い試験日は19日か。合格発表の日が締切だから受かっていればギリギリ間に合うんだね。
10月9日(土)
今日は京都大賞典の応援で皆で京都に。始発の新幹線で京都に着いたからチェックインまでは京都観光。
東寺で弘法大師の書とかウマ娘のお弟子さんだった如意后尼の書とか見て、京都の鉄道博物館でウマ娘が線路の上を走る車を引いてた馬車鉄道を見たり、とあちこち回ったけど、チェックインまでちょっと時間開いちゃったから、丁度開いてた京都レース場の障害コースで軽く走ってきちゃった。
マックイーンさん達も高さ40㎝の綱の下を10m進む低網とか、丸太を一気に渡る丸太渡りとか高さ2mの乾濠に飛び降りて登る飛び降り乾濠やおなじみの囲壁通過やハードルとかやってたけど、結構疲れたって。でも楽しかったですわって。うん、そうだよねぇ。でも飛び降り乾濠ってスカートだと色々まずいんだよね、皆キュロットだったりスパッツ穿いてたから良かったけどさ。そんなこと言ったらみんなが「当たり前でしょ! 淑女たる者、そんなはしたない真似やってはいけませんわ」だって。
中等部の頃、時々スカートでスパッツ穿かずにヤローどもの前でピョンしちゃったことは黙ってよっと。
10月10日(日)
今日は京都大賞典。最後の最後でテイエムオペラオー様とゴルシ様の一騎打ちって思ってたら最後の直線で大外からマルゼンスキーさんが猛ダッシュで追い抜いてそのままゴール。さすがスーパーカー。マルゼンスキーさんとは何故か話があったりするから違うチームでもよく話するんだよね。応援席に来てチームのみんなに挨拶していた時に私に気がついたのか私に声かけてくれて手まで振って貰っちゃった。
……えっと、ダイヤちゃん? マルゼンスキーさんがライバルチームの人だからってそんなに私をジト目で見なくても良いじゃん。……ひょっとして去年のこと未だ根に持たれてるのかなぁ? 私が家族以外でハツモミしちゃったらしいし……。それともキタちゃんがバトルトゥモローちゃんと私の3人でよくゲーセンで遊んでるからヤキモチ? なんちゃって。
あ、そうそう。明日はエンデュランス3級の合否発表だ。受かってるとは思うけど……。