『存在』と『虚無』の力は神をも屠る(更新停止、凍結中&新シリーズ作成中)。   作:狩村 花蓮

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『存在』と『虚無』の力は神をも屠る、前回までの三つの出来事。一つ、ハジメはユーマの体が限界であることを知った。二つ、一行は無事にフェアベルゲンについた。そして三つ、亜人族の長老たちにキレたユーマは熊の亜人をぼこぼこにした。


第十六話 ハウリア魔改造

 

三人称side

 

あれから数日が経過した。ハジメとユーマはハウリアに戦闘訓練を実施していた。厳しく、時には丁寧に殺しについて教えて行った。

 

といっても彼らにそういう経験はほぼなく、映画なので見たものやネットに上がっていたものの知識をそのままハウリアに刷り込んでいったのだ。

 

まぁ、まだ聖人もしていない男女が、既に成人してそうな見た目の人たちに殺しのやり方を教えている時点で怪しさ満点なのだが・・・・・・・・

 

ハウリアは二人の訓練によってその才覚を伸ばしていった。元々、隠密行動に優れていた彼らは、暗殺術を教え込まれたおかげで亜人族一の暗殺術の使い手になっていた。

 

試しにハジメが魔物を倒すように言ってみれば、近くの魔物の首を魔物に悟らせることなく落とすほどの隠密行動を可能としていた。

 

だが、彼らのあり方はまるで軍隊であった。それも大隊規模の、である。ユーマのことを大隊長と呼び、ハジメのことを総隊長と呼び慕っているのである。

 

何故ハジメが総隊長と呼ばれ、ユーマが大隊長と呼ばれているのか。それは彼らの役割がそれぞれ違ったからだ。日ごろの訓練をハウリアに課していたのはユーマであり

 

そのメニューを考えたり、任務を与えたりしていたのがハジメだったからだ。最初の方はハジメが直々に訓練することもあったが、メニューを考えるべきだとユーマに言われた後は基本ユーマが担当した。

 

そんなメニューをこなしたからなのか、彼らは狂人にはならず、理性ある獣。殺人を仕事と割り切り、こちらからは手出しをしない、だが仕事となれば一切の容赦をしない。本当に軍人そのもののあり方を体現していた。

 

そしてそんな彼らに今日この日、新たな武装が支給される運びとなった。作ったのはユーマだ。錬成士でない彼女がどうして武器を作れたのか。

 

それは彼女の持つ技能[機体作成]の追加技能に当たる[全武装作成][想像作成]のおかげだ。この技能は、それ相応の資材が要求される代わりに、オリジナル武装が作れるというもの。

 

なおこの技能には、二足歩行兵器にカテゴライズされるものという制限はない。そしてこの技能、作った武器に様々な機能を付与することができる。

 

その効果は様々だ。どこぞのバイオなハザードのゲームみたいに武器の弾薬を無限にしたり、鉄の歯車なゲームに出てくる耐久値無限サプレッサー付きの銃にしたりできるなどがあげられる。

 

しかしあくまで作成の工程をすっ飛ばせるだけであり、自動で修復したりなどはそういう機能を付与しない限りできない。錬成の武器作成特化版と思えばいいだろう。

 

さて、話を戻そう。早朝、日が昇って間もないころ、ハウリア族は全員で森の中にあるちょっとした広場に集められていた。その前には大型の木箱が数個置いてある。

 

その奥から人影が近づいてきた。ユーマである。ユーマは、ハウリアの前に立つとカムが口を開く。

 

「総員、傾注!」

 

ハウリアが一斉に姿勢を整える。その行為には乱れは一切としてない。

 

「さて、ハウリア諸君。まずは今まで我々が課した訓練をクリアしたことを労おうと思う。本当に良くやった。」

 

「滅相もございません!我々の強さは”少佐殿”のご指導のたまものですから!」

 

「謙遜も過ぎると嫌味だぞ?カム”大尉”。」

 

「これはこれは、失礼しました。」

 

「では本題に入ろう。諸君、これから諸君に新たな装備を配給する。カム大尉、パル中尉、ラーナ中尉は前に来てそれぞれの指揮する隊の装備を配給せよ。」

 

『了解!』

 

そう言われ、各列の最前列にいたハウリア族の人が木箱の前に移動する。そしてふたを開け、中のものを取る。そしてその箱の向かいに、あとに並んでいたハウリア族が整列し装備を受け取っていく。

 

ハウリア族には、某ロリ少佐がいく戦争物語よろしく階級で振り分けがされている。各小隊の隊員は少尉、各小隊の小隊長が中尉、それらを統括する総括隊長と呼ばれる地位にいるものが大尉、そして大隊長であるユーマが少佐。

 

総隊長のハジメは大佐という感じに分かれている。あくまでもハウリアの中独自のもののためハジメたちはあまり気にしてはいない。

 

時間が過ぎ、各小隊への装備の配給が終了した。

 

「カム大尉の率いる突撃班には、圧縮魔力破裂式速射突撃銃”EME=AR18”を、パル中尉の率いる狙撃犯には圧縮魔力破裂式狙撃銃"EME=SR75”を、ラーナ中尉率いる偵察、暗殺部隊には圧縮魔力破裂式短機関銃”EME=SMG56”をそれぞれ支給した。不備がないか確認せよ。」

 

ユーマが作ったものに不具合は基本起こりえないのだが念には念を入れる。全員がチェックを終え、不具合がないことが確認できた。

 

「さて、装備の支給が終了してこれから完熟訓練を行う・・・・・・・・といいたいところだが、お前たち。その前に仕事(殺し合い)だ。」

 

「仕事、でありますか?」

 

「そうだ。先ほどラーナ中尉の率いる偵察部隊からの連絡があった。熊の亜人の残党がこちらに向かっているとの報告があった。すでにハジメが確認を取りに行っているがおそらく結果が返ってくる前に戦闘が開始されるものと思われる。」

 

「・・・・・・・・」

 

「そこでだ。我々は自衛のためにこれに対応する。なおこれは、我々が最後に課する試験を兼ねていることも言っておく。なぁに、武装の完熟訓練と最終試験が前倒しになっただけだ。

 

カム大尉、あとの作戦内容は任せる。・・・・・・・・私から諸君に課す課題(オーダー)はただ一つ、殺すのではなく無力化しろ。諸君の実力なら可能なはずだ。誠に遺憾ながらフェアベルゲンからは

 

亜人の殺害を控えるようにとの願いが出されている。無論これを無碍にすることもできるが・・・・・・・・ここはひとつ、しっかりと守って奴らをぎゃふんと言わせてやろうではないか。」

 

『はい!』

 

「では諸君。作戦開始だ。吉報を期待する。」

 

そう言ってユーマは森の奥へと消えて行った。後に残されたハウリア族は自身の得物を入念にチェックしつつ、襲撃に備えていた。

 


 

ズガンッ! ドギャッ! バキッバキッバキッ! ドグシャッ!

 

樹海の中、凄まじい破壊音が響く。野太い樹が幾本も半ばから折られ、地面には隕石でも落下したかのようなクレーターがあちこちに出来上がっており、更には、燃えて炭化した樹や氷漬けになっている樹まであった。

 

この多大な自然破壊はたった二人の女の子によってもたらされた。そして、その破壊活動は現在進行形で続いている。

 

「でぇやぁああ!!」

 

裂帛の気合とともに撃ち出されたのは直径一メートル程の樹だ。半ばから折られたそれは豪速を以て目標へと飛翔する。確かな質量と速度が、唯の樹に凶悪な破壊力を与え、道中の障害を尽く破壊しながら目標を撃破せんと突き進む。

 

「・・・・・・・・〝緋槍〟」

 

それを正面から迎え撃つのは全てを灰塵に帰す豪炎の槍。巨大な質量を物ともせず触れた端から焼滅させていく。砲弾と化した丸太は相殺され灰となって宙を舞った。

 

「まだです!」

 

〝緋槍〟と投擲された丸太の衝突がもたらした衝撃波で払われた霧の向こう側に影が走ったかと思えば、直後、隕石のごとく天より丸太が落下し、轟音を響かせながら大地に突き刺さった。バックステップで衝撃波の範囲からも脱出していた目標は再度、火炎の槍を放とうとする。

 

しかし、そこへ高速で霧から飛び出してきた影が、大地に突き刺さったままの丸太に強烈な飛び蹴りをかました。一体どれほどの威力が込められていたのか、蹴りを受けた丸太は爆発したように砕け散り、その破片を散弾に変えて目標を襲った。

 

「ッ! 〝城炎〟」

 

飛来した即席の散弾は、突如発生した城壁の名を冠した炎の壁に阻まれ、唯の一発とて目標に届く事は叶わなかった。

 

しかし・・・・・・・・

 

「もらいましたぁ!」

 

「ッ!」

 

その時には既に影が背後に回り込んでいた。即席の散弾を放った後、見事な気配断ちにより再び霧に紛れ奇襲を仕掛けたのだ。大きく振りかぶられたその手には超重量級の大槌が握られており、刹那、豪風を伴って振り下ろされた。

 

「〝風壁〟」

 

大槌により激烈な衝撃が大地を襲い爆ぜさせる。砕かれた石が衝撃で散弾となり四方八方に飛び散った。だが、目標は、そんな凄まじい攻撃の直撃を躱すと、余波を風の障壁により吹き散らし、同時に風に乗って安全圏まで一気に後退した。

 

更に、技後硬直により死に体となっている相手に対して容赦なく魔法を放つ。

 

「〝凍柩〟」

 

「ふぇ! ちょっ、まっ!」

 

相手の魔法に気がついて必死に制止の声をかけるが、聞いてもらえる訳もなく問答無用に発動。襲撃者は、大槌を手放して離脱しようとするも、一瞬で発動した氷系魔法が足元から一気に駆け上がり・・・・・・・・頭だけ残して全身を氷漬けにされた。

 

「づ、づめたいぃ~、早く解いてくださいよぉ~、ユエさ~ん」

 

「・・・・・・・・私の勝ち」

 

そう、問答無用で自然破壊を繰り返していたこの二人はユエとシアである。二人は、訓練を始めて十日目の今日、最終試験として模擬戦をしていたのだ。内容は、シアがほんの僅かでもユエを傷つけられたら勝利・合格というものだ。その結果は……

 

「うぅ~、そんな~、って、それ! ユエさんの頬っぺ! キズです! キズ! 私の攻撃当たってますよ! あはは~、やりましたぁ! 私の勝ちですぅ!」

 

ユエの頬には確かに小さな傷が付いていた。おそらく最後の石の礫が一つ、ユエの防御を突破したのだろう。本当に僅かな傷ではあるが、一本は一本だ。シアの勝利である。それを指摘して、顔から上だけの状態で大喜びするシア。

 

体が冷えて若干鼻水が出ているが満面の笑みだ。ウサミミが嬉しさでピコピコしている。無理もないだろう。何せ、この戦いには訓練卒業以上にユエとした大切な約束事がかかっていたのだ。

 

そして、その約束事はユエにとってあまり面白いものではない。故に、

 

「・・・・・・・・傷なんてない」

 

〝自動再生〟により傷が直ぐに消えたのをいい事にしらばっくれた。拗ねたようにプイっとそっぽを向く。

 

「んなっ!? 卑怯ですよ! 確かに傷が……いや、今はないですけどぉ! 確かにあったでしょう! 誤魔化すなんて酷いですよぉ! ていうか、いい加減魔法解いて下さいよぉ~。さっきから寒くて寒くて・・・・・・・・あれっ、何か眠くなってきたような・・・・・・・・」

 

先ほどより鼻水を垂らしながら、うつらうつらとし始めるシア。寝たら死ぬぞ!の状態になりつつある。その様子をチラッチラッと見て、深々と溜息を吐くとユエは心底気が進まないと言う様に魔法を解いた。

 

「ぴくちっ! ぴくちぃ! あうぅ、寒かったですぅ。危うく帰らぬウサギになるところでした」

 

可愛らしいくしゃみをし、近くの葉っぱでチーン! と鼻をかむと、シアは、その瞳に真剣さを宿してユエを見つめた。ユエは、その視線を受けて物凄く嫌そうな表情をする。無表情が崩れるほど嫌そうな表情だ。

 

「ユエさん。私、勝ちました」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・ん」

 

「約束しましたよね?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・ん」

 

「もし、十日以内に一度でも勝てたら……ハジメさんとユエさんとユーマさんの旅に連れて行ってくれるって。そうですよね?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん」

 

「少なくとも、ハジメさんに頼むとき味方してくれるんですよね?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今日のごはん何だっけ?」

 

「ちょっとぉ! 何いきなり誤魔化してるんですかぁ! しかも、誤魔化し方が微妙ですよ! ユエさん、ハジメさんの血さえあればいいじゃないですか! 何、ごはん気にしているんですか! ちゃんと味方して下さいよぉ! ユエさんが味方なら、九割方OK貰えるんですからぁ!」

 

ぎゃーぎゃーと騒ぐシアに、ユエは心底鬱陶しそうな表情を見せる。

 

シアの言う通り、ユエは、彼女と一つの約束をした。それは、シアがユエに対して、十日以内に模擬戦にてほんの僅かでも構わないから一撃を加えること。

 

それが出来た場合、シアがハジメとユエの旅に同行することをユエが認めること。そして、ハジメに同行を願い出た場合に、ユエはシアの味方をして彼女の同行を一緒に説得することである。

 

シアは、本気でハジメとユエの旅に同行したいと願っている。それは、これ以上家族に負担を掛けたくないという想いが半分、もう半分は単純にハジメとユエとユーマの傍にいたい、もっと三人と仲良くなりたいという想いから出たものだ。

 

しかし、そのまま同行を願い出てもすげなく断られるのが目に見えている。今までのハジメやユエの態度からそれは明らかだ。まぁ、ユーマは何も言わないだろうが。そこで、シアが考えたのが、先の約束という名の賭けである。

 

シアとしては、ハジメは何だかんだでユエに甘いということを見抜いていたので、外堀から埋めてしまおうという思惑があった。何より、シアとて女だ。ユエのハジメに対する感情は理解している。

 

自分も同じ感情を持っているのだから当然だ。ならば、逆も然り。ユエもシアの感情を理解し同行を快く思わないはずである。だからこそ、まず何としてもユエに対してシア・ハウリアという存在を認めてもらう必要があった。

 

シアは、何もユエからハジメの隣を奪いたいわけではない。そんなことは微塵も思っていない。ハジメへの想いとは別に、ユエに対しても近しい存在になりたいと本気で思っているのだ。

 

それは、この世界でも極僅かな〝同類〟であることが多分に影響しているのだろう。つまり、簡単に言えば〝友達〟になりたいのだ。想い人が傍にいて、同じ人を想う友も傍にいる。今のシアにとって夢見る未来は、そういう未来なのだ。

 

一方、ユエは何故、シアとそのような約束を交わしたのか。ユエ自身には何のメリットもない約束である。その理由の二割は、やはりシンパシーを感じたことだろう。

 

ライセン大峡谷で初めてシアの話を聞いた時、自分とは異なり比較的に恵まれた環境にあることに複雑な感情を覚えつつも、心のどこかで〝同類〟という感情が湧き上がったことは否定できない。

 

僅かなりとも仲間意識を抱いたことが、シアに対する〝甘さ〟をもたらした。

 

そして、八割の理由は・・・・・・・・女の意地だ。シアとの約束をユエはこう捉えていた。すなわち「私が邪魔なら実力で排除してみて下さい。出来なかったら私がハジメさんの傍にいることを認めて下さい」と。

 

惚れた男をかけて勝負を挑まれたのだ。これがその辺の女ならどうとも思わなかっただろう。

 

だが、シアは曲がりなりにも〝同類〟と思ってしまった相手であり、また、凄まじい集中力と鬼気迫る意気込みで鍛錬に励む姿に、その想いの深さを突きつけられ黙ってはいられなくなったのだ。

 

そして、約束をかけた勝負の結果がシアの勝利だったのである。

 

「・・・・・・・・はぁ。わかった。約束は守る・・・・・・・・」

 

「ホントですか!? やっぱり、や~めたぁとかなしですよぉ! ちゃんと援護して下さいよ!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・ん」

 

「何だか、その異様に長い間が気になりますが・・・・・・・・・ホント、お願いしますよ?」

 

「・・・・・・・・しつこい」

 

渋々、ほんと~に渋々といった感じでユエがシアの勝ちを認める。シアは、ユエの返事に多少の不安は残しつつも、ハジメ同様に約束を反故にすることはないだろうと安心と喜びの表情を浮かべた。

 

不機嫌そうなユエと上機嫌なシアは二人並んでハジメ達がいるであろう場所へ向かうのだった。

 


 

ユーマside

 

どうも。ユーマでございます。いやぁね、紆余曲折ありまして、シアが旅に同行することに相成りました。良かったね。これで打倒エヒドに一歩近づきました。本体こと、この世界の真由美さんの体もだいぶ戻ってきたようで

 

同化の力に関してもだいぶ使えるようになってきました。あー、なんか念話もどき(真由美→ユーマの一方通行)がいつの間にか使えるようになってました。いやー、寝ている最中だったのにいきなり真由美さんの声が聞こえてきてびっくりしましたよ。

 

既に8割方治っているとのこと。もうすぐでまた一つに戻れるらしいです。でも個人的に私は分かれたままでいいと思ってたりするわけで。だってほら、本来の体の持ち主は違う訳ですしおすし。であればこのまま分かれたままでもいいかなぁなんて思ってたり。

 

でも治ってきてる弊害なのか、私の体にも変化が出てきました。というより元に戻ってきてるのかな?今なんてもうスカサハさんの顔の原型がなくなってきつつありますもん。ルーン魔術に顔を変えるものがあってよかったと心底思ってます。

 

この際はっきり言いましょう。顔とか体つきとかが真由美さんに戻りつつあるのですはい。やっべぇこのままだと真由美さん復活したように思われちゃう。いやまぁ別にこちらに不都合あるわけじゃないんだけどね?あの、ユエさんがね、あたりが強いんすよ。

 

私・・・・・・・・というか真由美さんに対して。まぁ恐らく原因は嫉妬なんでしょうけど。大方私にハジメがとられるとでも思ってるのでしょう。といっても私はTSしただけで元男ですから別にその気はありませんし、真由美さんは元々人嫌いなとこありますしね。

 

ユエさんからハジメを取ったりはしませんよ。・・・・・・・・でもハジメってば、真由美さんに恋してるっぽいんですよね。奈落に落ちてからもなんだかんだ言いながら真由美さん(まだ主人公が主導権握ってた頃)への献身っぷりがやばかったので。

 

銃作って☆(無茶ぶり)って言ってすぐ作るやつは恋してる証拠だってハッキリワカンダネ。痛い痛い痛い!(ユエさんの嫉妬の攻撃を受けて)まぁそんなことは置いておいて今私は何をしているかというと、新しく増えた技能:”姿変化”と”能力変化”を試している

 

最中であります。えっ?熊の亜人との戦闘はどうしたかって?あの化け物部隊に勝てる相手はこの森にはいませんよ。今頃死なない程度にコロコロされてるのでは?(やけくそ)お前がやったんだろって?おっ、そうだな(適当)

 

魔術で顔を変えていた弊害なのかは知りませんが、いつの間にか入ってましたね技能欄に。どうやら望むような姿と能力を再現できるらしい。まぁあくまで再現なのでステータスが大きく変わることはないみたいですが・・・・・・・・

 

試しに代わってみるか。という訳で、行きますよー。ハイドーン!

 

「おぉー。おぉ?誰だこれ。」

 

うーん・・・・・・・・あっ、思い出した。あれだ、白猫プロジェクトのセレナってキャラだ。褐色肌の女の子で男勝り?な性格が特徴のイベントキャラ。

 

意外と強いんよ―あの子。・・・・・・・・知らんけど。さてさてー能力はッと・・・・・・・・たくさんあるなこれ。なになに?【体力回復に魔力回復、魔力攻撃時強化補正+100%】

 

・・・・・・・・えっ?もしかしてヴぁけものですかこれ?えぇ・・・・・・・・(困惑)何でさっ!ドウシテコウナッタ。しかもこれアクティブスキルなんだよね。パッシブスキル・・・・・・・・いやオートスキルもあるんよ。

 

【常時移動速度上昇、移動速度・攻撃速度+50%、通常攻撃のダメージ+350%、ステータスダウン無効、魔力攻撃強化・闇属性ダメージ+250%、即死回避(一度のみ)】

 

うっわー化け物すぎんだろこれ。いやまぁ戦闘で使うならこれほどまでにない戦力にはなるだろうけどさ・・・・・・・・。しかも必殺技みたいなの使えるし。

 

【黒翼剣】【ルナ・プレーナ】の二つだね。黒翼剣の方は付き技みたいな感じで、刀身に闇属性の魔力を纏わせて直線状に突く。その時に闇属性の魔力スフィアを二つ設置して、それを味方が触ると

 

近くの敵を自動ロックオンして攻撃するっていうおまけつき。ルナ・プレーナは相手を切りつけてどんどんエネルギーを貯める。そしてそれがマックスまで貯まった時にそのエネルギーをスフィアとして相手に投げつける。

 

解放された魔力は敵にはダメージ、味方には回復の効果があるっていうやつ。インフレの激しい白猫でも割と上位に食い込むステータスだからね元ネタのキャラ。いかんなく高性能っぷりを発揮してくれるわ。

 

まぁでもチートだとか言ってらんないわな。さっさとエヒド潰して帰りたいのよ私は。・・・・・・・・ん?どうやらハウリアの方も終わったっぽいね。じゃけん姿を元に戻しましょうねー。能力?もちろん戻しませんが何か?

 

さて、話を聞くとどうやらさっきの一件を”貸し”にしたみたい。ここもまぁ原作通りっすね。

 

お?シアさんが近づいてきましたよ?

 

「あの、ユーマさん。」

 

なんだいシアさん。ハウリアの激変っぷりに怒ってらっしゃるのかな?でも鍛えたのは私だけど言い出しっぺはハジメなわけで

 

「違いますっ!私が言いたいのはそうじゃありません!」

 

あれ?違うの。じゃあ一体何の用ですかねぇ。私あなたと何の接点もないと思うんですけど・・・・・・・・

 

「私たちを守ってくれておまけに形はあれですけど戦える力までくださり、本当にありがとうございます!」

 

お、おう。とりあえずシアさん頭上げようか。私は別にやりたいからやっただけで別にお礼を言われる筋合いもないわけで。

 

お礼ならハジメに言ってくれよー頼むよー。お礼を言われるほどの人間じゃないって私は。

 

「それでもです!私たち家族を、・・・・・・・・ここまで守ってくれて、・・・・・・・・本当に、・・・・・・・・ありがとうございました。」

 

あらあら泣き出しちゃった。でもまぁその気持ちは分かるよ。つらかったんだよなぁ。今まで家族に散々迷惑かけて来たって言う重圧に耐えてたんだもんなぁ。

 

えらいと思うよ。必死に家族を助けようとするシアさんは。ほらこっち来いよ。親代わりではないけど胸はいくらでも貸してあげるから、さ。

 

「ゆっ、ゆーまさぁぁぁぁぁん!」

 

よしよし、思う存分泣きなされ。泣きたいときは泣いてもいいのよ。全部私が受け止めたげるからね。・・・・・・・・ちょっと?ユエさん?ハジメさん?そんなにやにやしないで?

 

えっ?姉妹に見えるって?やめてくれよぉ!こんな人でなしとこんな健気な少女一緒にするなよぉ!シアさんかわいそうだろ!・・・・・・・・ん?あれ?シアさんもしかして寝ちゃった?

 

泣き疲れて寝ちゃった?えっ?っちょ待って?この姿勢地味につらいんですけど。正座だから足つらいんですけどぉォォォォォォ!

 

(なお、三時間は眠っていた模様。By作者)

 


 

はい。ってなわけであの地獄のような時間を耐えきって大樹の真ん前に来たわけなんですけども。へぇ、ものの見事に枯れてますねぇ。

 

「大樹は、フェアベルゲン建国前から枯れているそうです。しかし、朽ちることはない。枯れたまま変化なく、ずっとあるそうです。

 

周囲の霧の性質と大樹の枯れながらも朽ちないという点からいつしか神聖視されるようになりました。

 

まぁ、それだけなので、言ってみれば観光名所みたいなものですが・・・・・・・・」

 

はぇーそうなんすねー。でも枯れてるなら中には入れなさそうですねぇ。

 

「ねぇハジメ、ここ・・・・・・・・」

 

「こりゃあ、オルクスにあったのと同じ文字だな。」

 

ユエちゃんが何か見つけたようですね。これは・・・・・・・・、石板ですか。そこに書いてあるのはオルクスの扉に書いてあったのと同じ文字、っと。

 

こ↑こ↓が入り口なんですねぇ。でもどうやって入りましょうかね?・・・・・・・・って、ユエさん?いったいあなたは指輪を取り出して何をしようとしてるのでせう?

 

・・・・・・・・ほう。大樹の根元に指輪が入りそうなくぼみがあったと。何かありそうですね。そうと決まれば、邪険はめてみましょうね。それっと。

 

おぉ、なんか文字が浮かび上がってきましたねぇ。

 

〝四つの証〟

 

〝再生の力〟

 

〝紡がれた絆の道標〟

 

〝全てを有する者に新たな試練の道は開かれるだろう〟

 

ほほう、どうやらここに入るには条件があるみたいですねぇ。んで我々は満たしていないわけだ、条件を。ユエさんが再生魔法を行使しても反応なし。

 

やっぱりライセン大迷宮探して攻略しないとダメそうですね。ってなわけでほらいくどー。ん?ハウリアはどうするんだって?そりゃ勿論この森にいてもらいますよ。

 

後々でここに来るときにてg・・・・・・・・もとい、案内役がいないとどうしようもないので。ってなわけで行くぞー!

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。次回はライセン大迷宮攻略に入ります。さて、主人公のインフレが加速していくぞー...( = =) トオイメ目。ってなわけでまた次回お会いいたしましょう。さようならー!

光輝君の死んでからの処遇について

  • 死んでから死体がいろいろ利用される
  • 新たな光輝君として生き返らせる
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