インフィニット・ストラトス~蛇を宿した者~   作:*.❀Mikagura✿.*

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はいどうも!mikaguraでっす!
えー、実はこの話のあとからは全然書けて居ないのです…
その為に、投稿はかなり遅くなりますがお許しください!

あ、タグに不定期投稿って入れるの忘れてましたね…


第一章
第一話


 

 六月。

 

 IS学園、一年一組。

朝のホームルームを前に、教室はいつものように騒がしかった。

その中で、窓際の席に座るラウラ・ボーデヴィッヒは静かに時計を見ていた。

隣にはシャルロット・デュノア。

 

「今日の授業、確かIS実習だったよね」

「ああ」

「ラウラは楽しみ?」

「特に感想はない」

「そっか」

 

 そんな会話をしていた時だった。

 ガラッ。

 教室の扉が開く。

 

「皆さん、おはようございます」

 

 山田真耶が入ってきた。

 続いて、織斑千冬。

 

「席につけ」

 

 その一言で教室が静まる。

 

「今日はお前たちに伝えておくことがある」

 

 千冬が教壇に立つ。

 

「編入生が一人いる」

「また?」

 

 教室のあちこちから声が上がる。

 昨日、ラウラとシャルロットが編入してきたばかりだ。

 その翌日にまた編入生。

 そのまま千冬は続けた。

 

「男だ」

「……え?」

 

 教室が静まり返った。

 

「男って……」

「織斑くん以外に?」

 

 一夏も驚いている。

 

「俺以外にもISを使える男がいるのか?」

「入ってくれば分かる」

 

 千冬は扉へ視線を向ける。

 

「入れ」

 

 ガラッ。

 扉が開く。

 そして。

 

「…………」

 

 一夏が固まった。

シャルロットも目を丸くする。

ラウラに至っては、完全に無表情になった。

 入ってきたのは、ラウラ・ボーデヴィッヒだったからである

銀色の髪。

赤い瞳。

軍人らしい立ち姿。

服装まで完璧。

 

「……ラウラ?」

 

 一夏が本物のラウラを見る。

 

「私はここにいる」

「ですよね!?」

 

 教室がざわめく。

 偽ラウラは何食わぬ顔で教壇まで歩いていった。

 そして一礼。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

 昨日、本物のラウラが行った自己紹介とほぼ同じ。

 いや。

 一言一句違わない。

 

「…………」

 

 千冬が額を押さえた。

 ラウラは隣のシャルロットを見る。

 

「……ヨミだね」

「うむ」

 

 シャルロットは笑いを堪えている。

 そして千冬が口を開く。

 

「ボーデヴィッヒ弟」

「…………」

「その変装を解け」

 

 偽ラウラがぴたりと止まった。

 

「……何の事でしょう?」

「私にそれが通用するとでも思っているのか」

「…………」

 

少し間が開き

 

「……千冬さん、相変わらず厳しいなぁ」

 

 声が変わった。

 銀色の髪が変化する。

 姿そのものが変わっていく。

 そこに立っていたのは、一人の少女のように見える少年

 薄紫色の髪。

 膝下まで伸びたツインテール。

 左目は金色。

 右目は濃い赤色。

 そして制服の背中からは細長い尾が覗いている。

 

「改めまして」

 

 少年は、のんびりとした口調で言った。

 

「ヨミ・ボーデヴィッヒ。今日からお世話になります」

 

 一時の沈黙。

 そして…

 

「……本当に男!?」

「織斑くんに続いて二人目!?」

「というか女装男子?!」

 

 教室が一気に騒がしくなる。

 ヨミは周囲を見渡した。

 

「そんなに珍しい?」

「珍しいに決まってるだろ!」

 

 一夏が叫ぶ。

 

「そう?」

「そうだよ!」

 

 ヨミは首を傾げる。

 

「まあ、ボク様が男なのは変えようがないし」

「いや、そういう問題じゃ……」

「ボーデヴィッヒ弟」

 

 千冬が呼ぶ。

 

「はい」

「学校へ来て早々、他人に変装して入室する奴がどこにいる」

「ここにいるよ」

「……そうだな」

 

 千冬は苦笑した。

 

「だが、ほどほどにしろ」

「はーい」

「返事だけはいいな」

「ちゃんと聞いてるよ」

 

 千冬はため息をつく。

 

「席へ行け」

「分かった」

 

 ヨミが教室を見回す。

 そしてラウラの前で足を止めた。

 

「ラウねぇさん」

「ヨミ」

 

 ラウラは立ち上がる。

 

「なぜ私に変装した?」

「昨日の自己紹介、格好よかったから」

「そうか…いや、なぜ昨日の私を知っている」

「うん、だって観てたし」

「なら仕方ないな」

「…………」

 

 教室の何人かが固まった。

 一夏が小声でシャルロットに尋ねる。

 

「……ラウラって、あんな感じだったか?」

「僕も初めて見るかも」

 

 ラウラはヨミの髪を軽く整える。

 

「少し乱れている」

「んー……面倒だからいいよ」

「駄目だ」

「えー」

「直すぞ

 ラウラが丁寧に髪を整える。

 ヨミはされるがまま。

 

「……ボーデヴィッヒ姉」

 

 千冬が呆れた声を出す。

 

「どうしましたか、織斑先生」

「甘やかしすぎじゃないか?」

「ヨミだから問題ありません」

「お前な……」

 

 ラウラは当然のような顔をしている。

 ヨミも当然のように受け入れている。

 

「ラウねぇさん、終わった?」

「ああ」

「ありがと」

「どういたしまして」

 

 その光景を見ていたクラスメイトたちは思った。

 昨日までのラウラとは、何かが違う。

 明らかに違う。

 ヨミにだけ、異様に甘い。

 

「ボーデヴィッヒ弟、席はあそこだ」

「はいはい」

 

 ヨミが自分の席へ向かう。

 途中でシャルロットと目が合う。

 

「シャル」

「おはよう、ヨミ」

「おはよう」

「昨日ぶりだね」

「そうだったっけ?」

「そうだよ?」

「そっか」

 

 二人の自然な会話に、一夏が首を傾げる。

 

「……デュノアさんと知り合いなのか?」

「うん」

 

 ヨミが答える。

 

「シャルとは前から知り合い」

「ラウラとも?」

「もちろん」

 

 ラウラが答える。

 

「ヨミは私の弟だ」

「弟!?」

 

 一夏が驚く。

 

「そうだけど?だからファミリーネーム同じでしょ?」

 

 ヨミは自分の席へ座った。

 

「ボク様、ラウねぇさんの弟」

「……なんか納得できるような、できないような」

「織斑」

「ん?」

 

 ヨミが一夏を見る。

 

「よろしく」

「ああ、よろしくな」

「…………」

「…………」

 

 二人の間に妙な沈黙が落ちる。

 

「……なんか」

 

 一夏が言う。

 

「お前とは、初めて会った気がしないな」

「奇遇だね」

 

 ヨミも頷く。

 

「ボク様はそう思わない」

「そこは否定するんかい!」

「でも、実際初めて会ったばっかりだし」

「それもそうか」

 

 シャルロットが苦笑する。

 

「二人とも、これから仲良くすればいいよ」

「善処する」

「ボク様も」

 

 千冬が出席簿を閉じる。

 

「そこまでだ。ホームルームを始めるぞ」

「はい」

 

 ヨミが返事をする。

 そして机に頬杖をついた。

 

「……眠い」

「お前、さっきまで元気だっただろ」

「変装って意外と疲れるんだよ」

「知らねえよ……」

 

 そんな二人のやり取りを見ながら、ラウラは小さく笑った。

ほんの僅かに、他の誰にも見せないような、柔らかな表情だった。

 

 《ヨミ・ボーデヴィッヒ》

 

織斑一夏に続く、史上二人目の男性IS操縦者。

そしてラウラ・ボーデヴィッヒの弟。

彼のIS学園での生活は、こうして始まった。

 まだ、この時は誰も知らない。

この少年がIS学園で、どれほど大きな騒動を巻き起こしていくことになるのかを。

 ただ一人。

 ヨミ本人だけは、そんな未来など知る由もなく。

 

「……今日の授業、何だっけ?」

「IS実習だ」

 

 ラウラが答える。

 

「そっかぁ……」

「嫌なのか?」

「面倒」

「なら私が手伝おう」

「ほんと? ラウねぇさん優しい」

「当然だ」

 

またしても周囲が固まった。

ヨミは気づかない。

ラウラも気にしない。

こうして一年一組に、二人目の「男」が加わった。




はい、ここから先は不定期です!
ので、よろしくお願いします!

ヨミ)作者さん、ラウ姉さんとのイチャイチャ…ちゃんと書いてねぇ?

作者)わかってるから銃剣は向けないで?!

ヨミ)わかってるならまぁいっかぁ

作者)はぁ…何故こうなった?とにかく!頑張ります!
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