インフィニット・ストラトス~蛇を宿した者~   作:*.❀Mikagura✿.*

3 / 3
はいどうも!mikaguraでっす!
という事で。プロローグに引き続きの投稿になるのですが…
えー、この話のあとからは全然書けて居ないのです…
その為に、投稿はかなり遅くなりますがお許しください!

あ、タグに不定期投稿って入れるの忘れてましたね…


第一話

「おい、お前。お前は一体なんだ?」

 

 一体なんだと言われても私にも分かりはしない。

 わかっているのは被検体No.0という識別のみ

 これを答えればいいのか分からず考えて居たその時だった。

 ちなみに何故こんな事になったかと言うと私が軍の敷地内に入ってしまったらしく偶々警備していた軍人さんに見つかってしまったのです。

 

「おい! お前は一体なんだと聞いているんだ! さっさっと答えろ!」

 

 相手は怒鳴って来て私は驚いて泣きそうになってしまっていた。しかし、泣きそうになって居ると扉から別の人が入ってきた。

 

「きょ、教官!」

 

「お前は何をしてるんだ……馬鹿者!」

 

 私は唖然としていた。先程私に怒鳴りつけた人を叱って居るこの女の人は誰だろうと考えて結局わからず眺めて居たのに気付いたのか、その女の人は私に話し掛けてきた。

 

「ふむ、ニュースで観た尾の生えた謎のUMAとはお前だな?」

 

 UMA? と私は頭を傾げ考える。

 尾の生えた謎のUMA……うん。特徴的に私だね……

 でも、ニュース? ニュースに出るほどだったの? 

 いや、それはそっか。逃げ回ってる間人に見つかったりしてたし。そしたら、軍人さんに捕まっちゃったんだもんね……

 

「それは……多分私の事だと思う」

 

「そうか、それで名前を聞いても良いか?」

 

「名前……私は被検体No.0それが私の名前」

 

 そうして私は自らの名前を伝えた。だが、それを聞いてきた女の人も怒鳴ってきた軍人さんも驚いて居た。

 

「お前は、それが名前だと言うのか?」

 

 怒鳴って来た軍人さんは信じられないとでも言いそうな顔で私に尋ねて来たが私はそれに対してそれが私の名前としか言えなかった。そして、その軍人さんはすまなかったと一言言って俯き黙ってしまった。

 

「被検体No.0……そうか、お前は二年前程に爆発事故のあった研究所の被検体だな?」

 

 私は、それを言われて驚いていた。だって、私の存在を知ってる人が居るとは思わなかったから。私はその事を知ってるのなら隠す必要も無いと思い自分の事を話し出した。

 

「貴方が言った通り……私は二年前、あの研究所で産まれた試験管ベビーであり失敗作そして、失敗作として別の実験のモルモットにされ中途半端な実験結果を残した実験体それが私」

 

 女の人は話された事が想像以上だったのか目を見開き驚いていた。それは驚くだろう。なんせ私は2度も失敗作とされたのだから。

 

「大変だったな……本当に良く、生きていた」

 

 そう答えたのは女の人では無く私の事を怒鳴った軍人さんだった。私は何が起きたのかさっぱりわからなかった。

 だって、その人は私の事を抱き締めて居たから。

 何故、こんな私を抱くのかわからなかった。

 

「どうして私を抱き締めてるの?」

 

「どうしても何も無い! お前は自分を道具にされたのだぞ!」

 

「そうだ、お前はその研究所の奴らに道具にされていた。それでも研究所から抜け出してからの二年良く生きたな。これからはここに住めば良いだろう」

 

「良いの? 私みたいな醜いのが居て」

 

 私はここに住めば良いだろうと言われてつい反射的にそう答えてしまっていた。そう、言った後だった。私はそれを理解するまで多少時間が掛かった。なんせ、その女の人に頬を叩かれたのだ。

 

「馬鹿な事を言うな。お前の何処が醜いと言うんだ。それに女の子なんだ。もっと甘えればいい。私達はその程度の事等気にはせん」

 

「教官の言う通りだ。我々はその程度気にはしない。だから、遠慮する事もないぞ!」

 

 女の人も軍人さんも研究所に居た人達とは全く違かった。

 ただ、私は1つ引っかかっている事があった。

 だから、それを女の人と軍人さんに聞いてみた。

 

「あの、女の子って誰が?」

 

「お前以外に誰が居る?」

 

「あぁ、そうだ、小娘は小娘らしくしていろ」

 

 あぁ、この二人は私の外見を見て女の子と判断したらしい。

 でも、ごめんなさい。私男なんです。そんな訳で私は訂正しようと話し掛けた。

 

「私、女の子じゃないですよ?」

 

「「は?」」

 

「ですから、私は男です。女の子じゃありません」

 

「「……」」

 

 二人は顔を見合わせて頷きまた私を見てから……

 

「「はあぁぁぁ?!」」

 

 と、大声で叫び驚いて居た。

 

「お前、その容姿で男なのか……」

 

「えぇ、まあ……それもあって失敗作なんですけど……」

 

「そういう事か……まあ、確かに男ではISは動かせんからな……」

 

 何故か二人はため息を着いていたが私にはそれよりも気になる事があった。

 

「IS?」

 

「まあ、今まで逃げ回ってたんだISを知らんくても仕方あるまい。とりあえず、ISの事は後で説明する」

 

「わかった……」

 

 とりあえず、後で説明してもらえるみたいだから気にしないでおくとする。そして、もうひとつ重要な事

 

「今更だけど、名前……教えて?」

 

「あ、あぁ、済まないすっかり忘れていた。私は織斑千冬だ」

 

「織斑千冬……ん、覚えた」

 

「私はラウラ。ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

「ん……ラウラね。わかった。二人共これからよろしく?」

 

「「あぁ、よろしく頼む」」

 

 なんか、こういうのって良いな。

 姉とかが居たらラウラみたいな感じかな? 

 どうなんだろわかんないや。

 

「そういえば、お前は今日からここに住むんだ名前が無いと困るな」

 

「教官。それならば、私が面倒を見ますので私の弟という事には出来ませんか?」

 

 その発言に驚いて居る合間に話は私を置いてどんどん進んでいく。

 

「珍しい事を言うなラウラ。どうしたんだ?」

 

「いえ、何故かはわかりませんが放っておけなくてですね……」

 

「ラウラ、それが弟という物だ……私が前に一夏の話をしただろう?」

 

「え、えぇ、それがどうかなさいましたか?」

 

「お前が感じているのは私が一夏に感じている物と同じだ」

 

「なっ?! そうだったのですか……これが……誰かを思う気持ちという物……」

 

「そうだ、まあ、それだけではないかも知れんがな」

 

「とりあえず、あいつの名前だ」

 

 うん。それは良いんだけど。私を放置している間に何があった……

 ラウラの私を見る目が凄い慈愛に満ちてるというかなんというかなんか優しい目になってるんですけど。

 千冬さん。何したの……

 

「お前は今日から私の弟だ! これは決定事項だ。異論は認めん!」

 

 待って、なんでそうなった?! 

 あ、ダメだ。私の事完全に弟として見る目になってる……

 千冬さんは……いや、なんで貴方は貴方で笑ってるんですか……

 まあ、いっか……

 

「とにかくだ、お前の名前を決める。一応、考えついては居るが」

 

 考え付くの早くないですか千冬さん? もしかして名付けたくてずっと黙って考えてらしたんですか? 

 

「教官、私の弟にどのような名を付けて頂けるのですか?」

 

「それなら、ヨミというのはどうだ?」

 

「ヨミ……うん。それが良い」

 

「ヨミか、そうかそうか。今日からお前はヨミ・ボーデヴィッヒだ!」

 

 こうして、私。被検体No.0は、ヨミ・ボーデヴィッヒと生まれ変わった。

 そして、この日ラウラが所属している軍の皆さんにかなり驚かれる事になり次の日からラウラ達と一緒に訓練も受けることとなった。

 

 

 そうして、千冬さんとラウラ姉さんに名前を付けてもらってから数日が経過した。

 私ヨミ・ボーデヴィッヒはラウラ姉さんに絶賛甘やかされております。

 うん。なんでこうなったのですかね。

 軍人としてのラウラ姉さんの顔ではなくなり姉としてのラウラ姉さんがここには居ます。

 いやね? なんだろ、うん。ラウラ姉さん可愛い……

 だってさ……普段はキリッとしてるのに今はこうなんだろ微笑んでるって言うの? わからないけどすっごく愛おしいんですが……

 とりあえず、話をしないとずっと甘えてしまう……

 

「あの、ラウラ姉さん?」

 

「ん? ヨミどうしたんだ?」

 

「ココ最近になってからなんだけどね? なんか、うさ耳付けた人が追いかけて来る夢を見るんだよね……」

 

「うさ耳? あぁ、うさぎ耳の事か。それでそれを付けた人が、追いかけて来る夢か……なんとも不思議な夢だな……」

 

「それは私も思ったんだけどなんか嫌な予感がするんだよね……」

 

「ふむ、それなら後で教官に掛け合ってみよう」

 

「ありがとう、ラウラ姉さん」

 

 とりあえず、言っておくべき事は言ったはず。

 というかなんであの夢を言わなきゃって思ったんだろ? 

 よく分からないけどまあ、良いかな……

 尻尾も大分自由自在に使えるようになったし。

 それから、仲良くなった人達も居る。

 クラリッサさんにネーナさんファルケさんにマチルダさんとイヨさんの5人と仲良くなった。

 

「ラウラ姉さん、そろそろ訓練の時間じゃない?」

 

「む……そうだな。なら、訓練後にヨミを抱き締めるとしよう」

 

「んーじゃあ、訓練頑張ったら何か言う事聞いてあげるよラウラ姉さん」

 

「何?! それは本当だな? なら、今日の訓練は何時もより本気でやらんとな」

 

「私が言う事聞くくらいでそんなに?」

 

「何を言うか……こんな時じゃないとしてくれないような事を頼むに決まって居るだろう?」

 

「そう来るのね……ラウラ姉さん言っておくけど私が出来る範囲だからね?」

 

「あぁ、わかっている。ふふ……今からの訓練が楽しみだ」

 

 あ、ダメだこれ……

 と言っても千冬さんもあと少しで日本に帰っちゃうんだよね

 寂しくなるなぁ。あ……良く良く考えたらラウラ姉さんIS学園に行く事になるんじゃ……

 え、やだ……姉さんと離れるとか何それ拷問ですか? 

 はぁ……私がは男だから、ISは動かせないだろうし……

 動かせればラウラ姉さんと一緒に居れるのになぁ……

 

「私も訓練に行こっかな……」

 

 そんな事を考えて訓練に向かったラウラの後を追っていった

 

「あ、千冬さんだ」

 

「ん? あぁ、ヨミか。私に何か用か?」

 

「いえ、ラウラ姉さんから聞いてるとは思うんですけど夢でうさ耳付けた人が追いかけて来る夢を最近よく見まして……ただの夢なら気にしないんですけどなんか嫌な予感がして……」

 

「うさ耳を付けた人? あぁ、今朝方ラウラが言っていた件か。その事に関しては少し思い当たる節があるからな私がどうにかしておく」

 

「すみません。ありがとうございます」

 

「気にするな」

 

「千冬さん、また明日」

 

「あぁ、また明日」

 

 ふぅ、千冬さんにも報告はしたからこれで大丈夫かな。

 これでどうなるって訳じゃないだろうけど。

 あ、訓練終わってる……

 私も早く覚えないとなぁ銃剣術……

 よし、誰も見てないし練習しよっと

 

「ん? あれは……ヨミか?」

 

 この時見られて居た事を私は気付いて居なかった

 

「ここら辺で良いかな」

 

 私は左右の太腿にあるホルスターから銃剣を取り出した勢いで二丁の銃剣を上空へと投げた。

 そして、銃剣が空中にある内に腰のホルスターに入っているナイフを取り出し模型に投げ付け落ちて来た銃剣を掴みそのまま射撃

 射撃した後は尻尾をバネにして跳躍し射撃しつつ模型の後ろへと着地し最後は尻尾で模型の首をへし折った。

 

「ふぅ……尻尾をバネにするのは少しキツイかな……今の体重だから出来る事だしなぁ……尻尾をもっと鍛えないとダメかな……あ、ナイフ回収しなきゃ」

 

「ヨミ……私達に隠れて何をしている?」

 

「ら、ラウラ姉さん……えっとあの、自主訓練……です」

 

「自主訓練にしてはそれなりに危険なやり方をしていたようだが?」

 

「うぐっ、だって……私はISを操縦出来ないから……ISを操縦出来ない分それなりに戦えるようにしようと思って……」

 

「そうだったのか……私は訓練するなとは言わん。だが、せめて私達と一緒にしてくれ……たまにお前が居ない時何故か不安になるんだ」

 

「わかったよ……ラウラ姉さん。これからは、隠れてやろうとはしないよ」

 

「今朝約束した事を忘れたとは言わせんからな?」

 

「忘れてないよ。ラウラ姉さん、帰ろっか」

 

「そうだな、一緒に帰るとしよう」

 

 そうして、ラウラ姉さんと一緒に宿舎へ帰って居た所を千冬さんに見つかり二人揃って叱られ部屋に戻った後、お互いに笑ってしまった。

 そして、その晩はラウラ姉さんとの約束という事で一緒に寝ることになった。

 私は、とても幸せだった。研究所に居た頃よりも幸せ過ぎてもう、ラウラ姉さん達なくしては過ごして行けないくらいには幸せだと感じていた。

 

 そして、夜は明ける。

 

「ん……っと、いけないいけない。ラウラ姉さんを起こさなきゃ……ってあれ? ラウラ姉さんが居ない? どこに行ったんだろ。他のみんなも居ない……千冬さんも居ないし……どう言う事? あれは、電話?」

 

 pururururu―pururu―

 

「電話が掛かってきたけど……まさか千冬さんかラウラ姉さん? だとしたら早く出なきゃ……良し、もしも「もすもすひねもす〜やぁやぁやぁ皆のアイドル篠ノ之束さんだよぉ〜」しって、え?」

 

「うんうん、まあ、驚くよね〜というか、なんで篠ノ之束博士が? とか思ってない? それはねそれはね? 君の事が気になってたからなんだよね〜。だって、あの研究所のデータをハッキングして覗いて見たらまさかのまさかで被検体が居たんだもん束さんもびっくりだよ〜」

 

「それで……私になんの用ですか? というか他のみんなをラウラ姉さんを返して下さい」

 

「それは大丈夫だよ〜というか、その事は唯の勘違いかなぁ他のみんなは森の中へ訓練に行ってるんだよ。流石に君の事は連れて行けなかったみたいだから置き手紙があったはずだよ?」

 

「置き手紙? あ……本当だ。篠ノ之博士はやとちりをしてしまいすみません。それで、何故私に?」

 

「うんうん、良いよ〜。それで本題なんだけどね。君にねISコアをプレゼントしちゃおうかなぁって思ってね! ああ、プレゼントするって言ってもまだだから大丈夫だよ〜」

 

「いや、え? ISコアをプレゼント? ちょ、どう言う事?」

 

「うんとね〜今教えてあげても良いんだけどそれだとつまらないからいつか教えてあげるね〜それじゃあ、まったね〜」

 

「き、切られた……って、メール? 携帯をプレゼントって……しかも束さんお手製と来た……色々凄すぎる……とりあえず、その時が来るまで待つとしてラウラ姉さんが帰って来るのを待とうかな……」

 

 そして、ラウラ姉さん達が森から帰って来るのを昼食を作りながら待って居たら割とすぐにラウラ姉さん達は帰って来て皆で料理をする事になった。

 その後、私は千冬さんに今日あった事を伝え午後の訓練に励む事にした。

 

 

 その出来事から一月後に千冬さんは日本へと帰国しラウラ姉さん達と一緒に私はシュヴァルツェ・ハーゼで数年を過ごした。

 流れが早い? 気にしちゃダメだよ。

 ちなみに、ラウラ姉さんが少佐になってたのには驚いた。

 けど更に驚いたのはシュヴァルツェ・ハーゼの隊長になってた事だよ。

 まあ、私は軍関連の事はあまり聞かないから知らなくても仕方ないとラウラ姉さんに言われた。

 私は唖然としてしまったのが日本で男性がISを動かしたという情報が流れてきた時だった。

 そのおかげで、2人目の男性操縦者を出そうと各国が躍起になってIS適正検査をし始める事になり勿論私もやる事にはなったけれど私は外見が人とは異なる為私一人だけ別の隔離された場所でIS適正検査をする事になった。

 

 結果としては普通に動かせてしまった。

 適正もS以上となっており自分でも驚いた。そりゃ驚きますよ……

 その検査が、終わったのを見計らったかのように私の自室にはISコアが三つと手紙が置いてありその手紙は思った通り篠ノ之束博士からだった。

 手紙にはこう綴られていた

 

『もすもすひねもす〜皆のアイドル篠ノ之束さんだよ〜やぁやぁやぁ久しぶりだねぇ何年ぶりかな? まあ、そんな事は置いておいて以前電話で話した約束通りISコアのプレゼントだよ〜特別にISコアは三つもプレゼント! まあ、機体に関しては自分で組んでね〜というか、正直君なら普通に組み上げられそうなんだよね前にハッキングして研究所の資料を読んだって言ったよね? その時に見た資料によると束さんと並ぶかそれ以上の頭脳になってるらしいんだよね〜最初、試験管ベビーとして産まれた時喋れなかったのに龍化実験で喋れるようになってたのはそのおかげみたいだよ。とにかく、君はISを組み上げてその後にIS学園に入る事になると思うから頑張ってね〜それじゃ、待ったね〜

 

 ps君の事はみーくんと呼ばせてもらうね! 束さんの事は束さんって呼んでね〜』

 

 と綴られていた。

 IS学園に入る事になると書かれて居た為私は急いで自身のISを二機組み上げた。その機体の名は【ティアマト】と【ヤマタノオロチ】、【スティル・ファリヴァール】の三機だ最初の二機は正直無我夢中で組んでいた事もあって良く覚えていなかったがファリヴァールは何とか覚えていた。そして、機体には何一つ問題は無かった。

 問題と言えば待機状態が二機共銃剣だと言う事だ……

 ファリヴァールはミサンガになっている為特に問題は無い。

 私は仕方なく待機状態にした二機を左右の太腿に付けているホルスターへとしまい眠りに着いた。

 そして、日本へと渡る日が来た。

 ラウラ姉さんは私が唯見送りに来ただけだと思っており私がIS学園に行くなど思っても居ないだろう。

 ちなみに、私はラウラ姉さんと一便だけズラしている。

 何故か? 単純に一緒の便に乗れなかったというだけです。

 

 そして、今日。

 私は今千冬さん、もとい織斑先生と1年1組へと向かっている。

 

「ボーデヴィッヒ弟、ドイツでは元気にしていたか?」

 

「えぇ、とても元気にしていましたよ。織斑先生は如何でした?」

 

「私の方はまあ、色々な」

 

「あぁ……弟君の事ですか……」

 

「まあな、だがそれなりに楽しんでは居るぞ」

 

「それは良かったです」

 

「む、着いたな。それではドアの前で待っていてくれ」

 

「わかりました。織斑先生」

 

 1年1組の前に居ることでドキドキしている訳ではなく教室内にラウラ姉さんが居るということで緊張している。

 緊張をほぐそうと教室内の会話を聞いてみる。

 

『諸君、おはよう』

 

『おはようございます!』

 

『今日は転入生を紹介する!』

 

『昨日に続き今日も?』

 

『静かにしろ! 全く、どうしてこう騒がしいんだ……入って来ていいぞ!』

 

 さて、呼ばれましたし行きますかね。

 そうして、扉を開け私は教室内へと入った。

 ふふ、私を見たラウラ姉さん思いっきり目を見開いてますね。

 おっと、自己紹介しますか

 

「ヨミ・ボーデヴィッヒです」

 

「姉弟揃ってまともに自己紹介出来んのか馬鹿者」

 

「あいたっ……織斑先生、痛いです」

 

「え〜っと、という訳で新しくクラスメイトになったヨミさんと皆さん仲良くして下さいね?」

 

「あぁ、山田先生もお前達も勘違いしているようだから教えるがボーデヴィッヒ弟は男だぞ」

 

「え?」

 

「「えぇぇぇぇぇ?!」」

 

「改めて、ヨミ・ボーデヴィッヒです。男です」

 

 そう、言い終わった直後だった。

 

「「きゃぁぁぁぁ!!」」

 

「男の娘よ! 織斑君とは違って可愛い系の男の娘よ!」

 

「あんなに可愛い子と一緒のクラスになれるなんて織斑君やデュノア君と一緒のクラスってだけでも凄いのに三人目よ! もう、運を使い果たしたんじゃないかしら!」

 

「というか、この子女装男子よ! 可愛いじゃない!」

 

 な、なんだこれは……なんなんだ一体……

 私はラウラ姉さんに助けを求めたがラウラ姉さんは驚きで固まったままだった……

 それならある意味チャンスではと思い私は……

 

「ラウラ姉さぁぁぁん!」

 

「ヨミ?! ど、どうしてお前がIS学園に来ているんだ?!」

 

 思いっきり抱き着いた。

 

「やはりこうなったか……」

 

 織斑先生は私がこうなる事を知っていたようです。

 

「実はですねラウラ姉さん。私、IS動かせちゃいました」

 

「ここに来たということはそういう事なんだろうな……」

 

 私はラウラ姉さんと楽しい会話を楽しんで居たんですが織斑一夏に声を掛けられました。

 

「な、なぁ、お前は男なんだよな?」

 

「えぇ、そうですが何か?」

 

「じゃあ、なんで女子の制服を着てんだよ……」

 

「別に私の勝手ですよね? それに私は事情があって女子制服を着ることになっているのです」

 

「事情? 事情ってなんだ?」

 

「言えるわけないじゃないですか」

 

「同じ男なんだから教えてくれたって良いじゃないか!」

 

 いや、同じ男だから教えて貰えるって何故思ったし……

 そもそも事情を知ってなんになるんだ? 

 

「織斑一夏、それ以上は辞めろ。それ以上追求するならば私はお前を許さん」

 

「ラウラ姉さん……大丈夫だよ。私は平気だから」

 

「そうか……ヨミがそう言うなら大丈夫なんだろう……」

 

 ラウラ姉さん、私に対してイエスマンになっちゃってない? 

 私、色々心配だよ? いや、信じてくれるのは嬉しいけどね? 

 

「織斑、ボーデヴィッヒ弟に関する事を追求しようとするな! お前にも知られたくない事位あるだろう! それがボーデヴィッヒ弟にとっては女装している理由だ! 良いな!」

 

「わかりました……悪かったな。ヨミ」

 

「そんなに気にしてないから良いよ。織斑」

 

 しれっと名前で呼ばないで欲しいなぁ……私を名前で呼ぶのは千冬さんとかラウラ姉さんとかまあ、増えるだろうけど今はそれくらいで十分なんだけど。ましてや初対面でいきなり名乗らずまあ、名前知ってるけどそれでも名乗るのは常識ではないの? それになんか言ってきたし私の中での彼の好感度? マイナスに決まってます。と言うか織斑と言い合ってる時凄い視線感じてちらっと見たけど束さんの妹さんなんですがあぁ……すげぇヤダ

 

「あぁ、ボーデヴィッヒ弟! お前の席はボーデヴィッヒ姉の隣だ」

 

 私の席はラウラ姉さんの隣のようです。やりましたね。

 私は、機嫌良くラウラ姉さんの隣に座り授業が開始されると思って居たらISを使った授業らしく私はアリーナへ向かう為教室の窓から飛び降りた。場所は事前に把握済みだったから余裕を持って着けましたね

 

「転入初日からISを使った授業かぁ。どっちに乗ろうかな?」

 

 そんな事を考えて居たらアリーナに着いていた。

 そして、ISスーツに着替えアリーナで待機する。

 

「ボーデヴィッヒ弟、お前は専用機を三機持っていたよな?」

 

「えぇ、持ってますけどそれがどうしました?」

 

「何、今回はお前のISを見せてもらおうと思ってな」

 

「そうでしたか。そうなると三機とも見せる事になりそうですね」

 

「手間を掛けさせてすまないな」

 

「大丈夫ですよ。ラウラ姉さんにも見せたかったですし」

 

「そうか、なら頼む」

 

 織斑先生との会話を済ませた後他のクラスメイトが集まって来た。そしてもう1クラスとの合同の授業だったらしく私は2クラスの前で専用機を見せる事になった。

 

「それではまず、ボーデヴィッヒ弟の専用機を見せて貰う! ちなみに本人からは了承済みだ! こいつの専用機はボーデヴィッヒ弟自身が組み上げISだ! その為私も説明は出来ん! 良いな! ボーデヴィッヒ弟、頼む」

 

「わかりました。それじゃあまずはこの子からですね」

 

 そう呟いて左太腿にあるホルスターから待機状態のティアマトを抜き銃口を自らの頭に向けたそして、トリガーを引いた。

 その瞬間私はIS【ティアマト】を纏っていた。

 IS展開の仕方に驚いたのか皆固まり唖然としていたが織斑先生だけは出席簿を私の頭へと振り下ろした。平ではなく縦で。

 

 

「おい……ボーデヴィッヒ弟……展開の仕方は変えられんのか? 見ているこちらの寿命が縮むわ!」

 

「あいたぁっ?! えっと、なんかすみません。ですが変更は無理ですね……このやり方で慣れてしまったので……」

 

「そうか……ならISの紹介を頼む……事細かには説明しないでいい。自分のISの情報を態々渡す必要もないからな」

 

「わかりました。それなら必要最低限の事だけ。この子の名前はティアマトです。まあ、防御特化の全身装甲ですね。ちなみにこの子は三次移行の機体となってます」

 

「三次移行までしていたのか……」

 

「それでは一旦解除して次はこの子」

 

 私はティアマトを解除し先程と同じやり方で右太腿のホルスターにある【ヤマタノオロチ】を纏う

 

「この子はヤマタノオロチと言います。先程のティアマトが防御特化ならこの子は高火力の攻撃特化です。そしてこの子は二次移行した機体です。えっと、次で最後の機体ですね」

 

 そうして私は【ヤマタノオロチ】を待機状態に戻してホルスターにしまい、手首につけているミサンガを指で弾いた。

 そうすると最後の機体【スティル・ファリヴァール】を纏った。

 

「この子はスティル・ファリヴァールと言います。先の二機が特化型なのに対してこの子はバランス型になります。この子だけは一次移行ですね。これぐらいでいいですか?」

 

「あぁ、それぐらいで構わん。後は自分達で調べたりも出来るだろう。機体のスペックも提出はしてもらっているしな」

 

 その言葉を聞いて私はISを待機状態に戻しラウラ姉さんの隣に移動したのだが授業が終わった後ラウラ姉さんにも怒られてしまった為、流石に展開の仕方を変えようと思い自分のIS達に話し掛ける私であった。

 ついでに言っておくと私の部屋は一人部屋だったよ。

 ちなみに展開方法は私のIS達も同意だったのか展開するISも待機状態では指輪型になる事となった。

 戦闘時には銃剣状態へと姿を変える事になっておりISとして纏う時もISを思うだけで纏えることになった。




はい、ここから先は不定期です!
ので、よろしくお願いします!

ヨミ)作者さん、ラウラ姉さんとのイチャイチャ…ちゃんと書いてよ?

作者)わかってるから銃剣は向けないで?!

ヨミ)わかってるなら良し!

作者)はぁ…何故こうなった?とにかく!頑張ります!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。