良くわからんけど、ヨシッ!
トレセン学園
ウマ娘の育成の為に秋川やよいが中心となって各方面から協力を得てようやく出来た組織である
とはいえ、今年は一年目である以上、先ずは手探りでどの様な形にしていくのかを模索する事になった
トレセン学園理事長
秋川やよい
理事長秘書
駿川たづな
トレセン学園生徒会会長
シンボリルドルフ
同副会長
ナリタブライアン
同書記
エアグルーヴ
トレセン学園美浦寮寮長
フジキセキ
トレセン学園栗東寮寮長
ヒシアマゾン
以上が当面のトレセン学園の体制となる
「やれやれ、何処へ行こうとも長々とした話はつきもの、か」
「あら、そういうものでしょう?」
「誰しもが君のように場慣れしていないのさ、マックイーンくん」
「そういうものかしら?」
盛大な入学式を終え、放課後、アグネスタキオンは教室にて愚痴を溢していた
それに付き合うのは、薄紫色の髪をした少女、メジロマックイーン。
彼女は多数のウマ娘を擁する名門『メジロ家』期待のウマ娘であり、メジロ家からこのトレセン学園へと一期生として送り込まれて来ていた
「ふむ、失礼
君が『姫君』アグネスタキオン君か?」
そこに髪型の特徴的なウマ娘がやって来た
「『姫君』ねぇ
私の何処をどう見たら、そう見えるのだろうね、マックイーンくん」
「あら?素敵ではありませんこと?
是非とも『王子様』とも会ってみたいですわね」
「ガラでは無いんだがねぇ。姫だ、王子様だと言われても実感が湧かないね」
「ああ、失礼した
私はビワハヤヒデという。しかし、現代におけるシンデレラストーリーとして関係者の間では有名だと聞くのだが?」
「ええ、それは私も聞いた事がありましてよ
幼い頃から共に育ち、タキオンさんを守る為に此方まで来ているとか
正に物語に出てくる騎士か王子様ではありませんの?」
「やれやれだね
ビワハヤヒデくんと言ったね。すまないがハヤヒデくんと呼んでも良いかい?
どうやら長い付き合いになりそうだ」
「勿論、構わないさ
ではタキオン君と呼んでも?」
「構わないよ。
しかし、クラス中が耳をそばたてているのはどうなんだろうねぇ?」
「それだけ、貴女の話に興味があると言う事でしょう?
宜しければ、お話を聞かせてもらっても?」
タキオンは教室中を見渡してみる
見れば、エアグルーヴやナリタブライアンも聞き耳を立てているのが見えた
やれやれ
タキオンは内心溜息をつきながら
「私はあまり時間がないのだなね
質問はマックイーンとハヤヒデが担当する
それでも良いなら、ね」
教室内のウマ娘全員が強く頷く
タキオンは彼との思い出を語り始めた
物心ついた頃の彼との思い出
小学校2年生の時には一緒に山に入って迷った事
泣きじゃくるタキオンを彼が励ましながら、背負って何とか麓までたどり着いた事
高熱を出したタキオンの見舞いに毎日来てくれた事
小学四年生で一緒の布団で眠るのが終わってしまった事
両親の居ない家に来てご飯を作ってくれた事
寂しい時にはいつも傍にいてくれた事
タキオンがいじめられていた時、助けに来てくれたこと
タキオンが実験で失敗した時、一緒に謝りに来てくれたこと
初めのうちこそ、クラスメイトだけだったが、次第に別のクラスのウマ娘も集まり始めた
いつの間にやらシンボリルドルフや見慣れないウマ娘も多数集まってきたのをタキオンは視界に捉えていた
「いらっしゃいませー」
此処はトレセン学園から少し離れた所にあるパン屋
タキオンの幼馴染である彼は此処で働く事になった
理由についてはひっじょーに面倒なものがある
タキオントレセン学園入学
彼はトレセン学園近くの中学校へ入学予定だった
だが、一部の彼の情報を聞きつけたブンヤが中学校へ殺到
学校側としても通常の授業にも差し支えるとして、インターネットを介したリモート学習を提案
彼としても面倒をかける事は不本意であった為に、それを受け入れた
更に彼とアグネスタキオンの話が何処からか漏れたらしく、事前に用意してあった職場の場合も不都合が生じることになった
その為、急遽地元のパン屋でのアルバイトとなっていた
無論、法律上問題しかない話だったが、『ウマ娘と社会のテストケース』というお題目をもって推し通す事になってしまった
実際にも彼のように幼馴染のウマ娘と結婚を前提(中学校の終業式でタキオンが感極まった為)とした人物に前例がなかった為である
と言うのもウマ娘は基本的に行動派が多く、そのアグレッシブな活動に幼馴染関係にある男性は引き下がる
流石に自分で制御出来ない暴走特急と添い遂げるのは難易度が高いと見えたのだろう
だが、タキオンはウマ娘の中でも少数派である『比較的』理性派である
勿論、感情的になれば話は変わるが、そうでなければ暴走しない
それに加えての異常ともいえるタキオンへの執着を見せる彼ならではであった訳だが
「お!美味そうな匂いじゃねぇか!
ゴルシちゃんのお宝レーダーにも反応があるっ!」
銀髪のナイスボディなウマ娘が入ってきた
「ん?」
「ん〜?」
そのウマ娘と彼の視線が交差する
トレセン学園に戻る
「すまないな、ブライアンにグルーヴ
良く声をかけてくれた」
小声で2人にルドルフは礼を言う
「いや、構わんさ」
「いえ、大丈夫です
しかし、凄いですね」
「ああ」
「うむ」
エアグルーヴの感嘆の声に2人も同意する
どちらかと言うと、アグネスタキオンというウマ娘を生徒会室で見た時には感情があまり出ないウマ娘だと思っていた
ところが、どうだ
昔を懐かしみながら話す彼女は、エアグルーヴから見ても美しかった
陶然としているウマ娘もいることから、同じ感覚を覚えたのだとは推測出来る
「良い出会いは人を育て、良い別れもまた人を成長させる。か」
エアグルーヴの母親が言っていた事を今更ながらに思い出した
「タキオンさん、よろしいかしら?」
「構わないとも、マックイーンくん」
「先程、貴女は小学四年生の時に一緒に布団に入るのはやめた。そう仰っておられませんでしたか?」
半数以上のウマ娘も首を縦に振る
「そうだねぇ
恥ずかしながら、あれから暫くはマトモに眠れなかったよ」
「しかし、タキオンくん
先程の言い方はまるで、その、だな」
流石のビワハヤヒデも恥ずかしいのか小声になる
「別に隠すことでもないからねぇ
実は最近になって、また同じ布団で寝る事にしたのさ」
ざわっ!
タキオンのなんて事ない様な口調で、飛び出した内容に教室中が震撼するっ!
「まさか、うまぴょいを」
「アグネスタキオン!なんちゅう事しよんねん」
「うまだっちしたの!
す”ご”い”よ”お”お”っ”」
「いや、うるさいって」
「いや、誓って言うがね
うまぴょいもうまだっちもすきだっちもしてないから」
タキオンの訂正に
「なん、だと」
「アグネスタキオン、奴の精神力は化け物か!」
「バクシンしていないんですね、それなら大丈夫ですっ!」
「うまだっちなんて今するべきじゃない。だけどっ!」
とまあ教室内のウマ娘を狂乱の渦に叩き落とした
翌日
「は?
いや、すまない。もう一回いいかな?」
「アグネスタキオンさんには大和撫子の魂が見えました
是非教えを請いたく」
「た す け て」
と朝一から涙目になっているタキオンがいたのだが、次の機会に語ろうとおもう
さて、そろそろ
宴の始まりだっ!(サイゲ違い)
人間のヤベー奴とウマ娘のヤベー奴が出会った
何が起きるのか、次回をお楽しみに!
というか、なぁーんで温泉イベントが一度も来ないんですかねぇ〜
いつまでたっても、ティッシュばかりでつらたん
絡ませるウマ娘 part2
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ビワハヤヒデ
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ウイニングチケット
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ナリタタイシン
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オグリキャップ
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タマモクロス
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エアグルーヴ
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スーパークリーク
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その他