いや、本当にありがとうございます!!
というわけで前回の続きっす
あれ?3回分になったぞ?
もし、宜しければ感想下さると狂喜乱舞します
いつも通りに独自設定ありまくりですが、どうぞ
「次はどこ行くんすか、兄貴っ」
「次は食堂やねぇ」
「あーウオッカの奴ったら、完全にお兄ちゃんに懐いてる」
「まぁ、気持ちは分かるだろう?スカーレット」
「そりゃ、分かりますけど」
やれやれ、我が妹はなんだかんだで気難しいからね
可愛いものだよ
おや?
彼が振り向いて目くばせをしてきた
ふぅん、なるほどね
なら
「スカーレット」
「あ、はい」
「どうやら彼の左手が暇なようだ
行ってきたまえよ」
「え、でも」
私を見るスカーレット
やれやれ。私と彼の関係を知っているだろうに
「私は彼の彼女なんだ。心配することはないさ」
「お姉ちゃん」
それでも私が気になる。か
仕方ないね
「え、お姉ちゃん!」
可愛い妹に手本を見せてあげようか
「へへっ」
ウオッカは俺の右腕に抱きついて嬉しそうにしている
これまであまり甘えられなかった弊害かねぇ
どうやらスカーレットは渋っているようだな
ま、あの子の性格を考えればそうかもな
「っと」
「こ〜ら〜
私も構いたまえよ〜」
だと思った
タキオンが後ろから抱きついてきた
こうなると
「お兄ちゃん♪」
左腕にスカーレットが来た
両手は塞がって、少々暑苦しいがまぁ良いだろう
今回はスカーレットとウオッカのストレス発散だ
問題ない
さて、食堂に着いたが、両手は塞がってるしタキオンは俺の体に両腕を回してるからな
身動きが取れん
「へへっ」
「♪」
ウオッカとスカーレットは無理だな、こりゃ
しっかし、やっぱりスカーレットはタキオンの従姉妹とはいえ、妹だな。甘え方がよく似てる
となると
「やれやれ、わかったよ」
流石はタキオン。言わずとも分かるか
「オグリぃ!つまみ食いすんなや!
さっさと皿並べてまえや!」
「チケット、それはあっちのテーブルに
タイシンはそこのテーブルだ」
「会長、顧問とタキオンさんが!」
タマモクロスさんはつまみ食いしようとするオグリキャップさんを注意し、ビワハヤヒデさんは仲の良いウイニングチケットさんとナリタタイシンさんと各テーブルに料理を並べています
準備はほぼ整ったと言っても良いでしょうね
見張り役のスズカさんが主役の到着を告げます
「さぁ、皆さん
私たちの未来の後輩を歓迎しましょう!」
わたくしはそう声をかけました
トレセン学園生徒によるダイワスカーレット、ウオッカの歓迎会
それはタキオンさんの話を聞いたスーパークリークさんとグラスワンダーさんから提案されました
それに即座に乗っかったのは何故かいるゴールドシップさんでした
というか、貴女家に居たのではありませんの?
まぁ、今更ですので気にはしませんが
それにウイニングチケットさんが
引きずられてナリタタイシンさんにビワハヤヒデさんが
料理がないと味気ないとの事でタマモクロスさん
手伝うと言っていたが、どう見ても味見とご飯目当てのオグリキャップさん
当然、わたくしもタキオンさんの友人として、会長として参加する事にしました
するとサイレンススズカさんも協力を申し出てくれました
更に何処から聞きつけたのか、シンボリルドルフさんも協力してくれる事になり、生徒会室で時間を稼ぐ事をお願いしましたわ
その他にも様々なウマ娘達が協力してくれているからこそ、この様な短期間で用意ができたのですわ
「なるほどねぇ
こういう趣向かい?」
「悪くはないだろ、タキオン?」
食堂の扉を開けたお姉ちゃんとお兄ちゃんが楽しそうに話してる
でも、私は食堂の中の光景に目を奪われていた
そこには沢山のウマ娘達
多分、先輩だと思うけど
そして、その後ろのテーブルには様々な料理が並んでいる
隣のウオッカも目を見開いていた
「こほん
ようこそダイワスカーレットさんにウオッカさん
トレセン学園生徒として、貴女方を歓迎しますわ」
先頭の薄紫の綺麗な髪をした人の挨拶に、食堂中から拍手が起こった
「あ、えっと
ダ、ダイワスカーレットです!
あの、よろしくお願いします!」
ああもうっ、どうして気の利く挨拶が出来ないのかしら!
「あ、ウオッカです
あっと、歓迎ありがとうございます」
お姉ちゃんとお兄ちゃんが顔を見合わせて、笑った?
お姉ちゃんは私の左手を、お兄ちゃんは私の右手をとって
「改めて紹介しよう!
彼女はダイワスカーレット。私と彼の妹さ!」
嬉しそうにお姉ちゃんは声を上げる
うわ、また拍手が
そして
「こいつはウオッカ!
俺の妹分だ。宜しく!」
お兄ちゃんがウオッカの左手を取って宣言した
「中々凄い手間かけるなぁ、マックイーンさん」
「ええ、折角の機会ですもの。楽しんだもんの勝ちでしてよ?」
「は、違いないな」
お姉ちゃんはどこかに行って、私とウオッカはお兄ちゃんと挨拶周りしてる
「では、自己紹介を
わたくしはメジロマックイーン。タキオンさんと彼の友人ですわ」
「私はゴールドシップってんだ!
宜しくな!」
マックイーンさんの後ろから銀髪の綺麗なウマ娘が出てきたけど
「えっと、宜しく」
「お、おう、宜しくな」
「ん?どした?」
いや、あの、ゴールドシップさん?
今後ろのマックイーンさん、凄い顔してるわよ?
「あ な た は!」
「ひょえっ!」
「まぁまぁ、マックイーンさん。良いじゃないか
な?ゴルシ?」
怒ってるマックイーンさんをお兄ちゃんは笑いながら止めてる
あ、ゴールドシップさんお兄ちゃんの後ろに隠れた
「はぁ、仕方ありませんわね
ゴールドシップさん!行きますわよ!」
「いや、どこにだよ?」
「決まっていますわ!
今日はデザート食べ放題!デザートを食べるに決まっているでしょう!」
「お、おう?」
あれ?おかしいわね
凄く頼りになる先輩だと思ったのに、なんかこう、いきなり残念感が
「色んな意味で凄い先輩だな」
・・そうね
「お!お疲れさんやな!」
「もぐもぐ」
「お、今度はイロモノ枠か」
「誰がイロモノ枠やねん!
そもそも、ウチらがイロモノなら自分らはどうやねん!」
「イロモノですが、なにか?」
「さ、さよか」
「もぐもぐ」
「つか、オグリも少しは気にせんかい!」
えっと、確かにこれイロモノ枠よね
小柄で凄い勢いのある人とずっとご飯食べてる人
「おい、スカーレット
あれ見ろって」
ウオッカが声を潜めて話しかけてきた
はぁっ?!
そこには明らかに20枚以上の空いた皿が積み重なっていた
嘘でしょ!まだ始まって10分も経ってないのよ!
「食べ過ぎやろ!」
「だが、言うじゃないか『一杯食べる君が好き』と」
「限度、限度があるやろ!
あ、すまんかったな。ウチはタマモクロスや、よろしゅうな」
「オグリキャップだ、宜しく」
「あ、こちらこそ」
「よ、宜しくお願いします」
ウオッカ、お兄ちゃんの服の裾掴んでるわね
気持ちはわかるけど
「よっす」
「こんにちは」
「あ、こんにちは」
「体調は良好そうですね」
次に来たテーブルはオレンジ色の髪をした人に黒髪で黒い衣装の小柄な人。それに
なんて言えばいいのかしらね、これ?
「ミホノブルボンです」
「ライスはライスシャワーだよ」
「サイレンススズカです。初めまして」
「あ、初めまして」
「は、初めまして」
「実はな、スズカさんにブルボンさん
このスカーレットは多分『逃げ』も出来るぜ」
「ほう」
「へぇ?」
え、何
お兄ちゃんが言った瞬間、凄いプレッシャーを感じるんだけど!
「で、ライスさん。ウオッカは『差し』みたいだ」
「そうなんだ」
「っ!」
え?この人達マトモだと思ったんだけど
もしかして、ヤバいの?
しかもお兄ちゃんも『イイ笑顔』してるしっ!
ミホノブルボン、ライスシャワー、サイレンススズカ
トレセン学園のウマ娘ならば、誰もが知る
トレーニング好きな3人である
正確にはサイレンススズカだけだったが、いつの間にかブルボンとライスシャワーが参加していた
そのトレーニングの密度は並でなく、あのナリタタイシンとシンボリルドルフすら脱落するレベルである
とあるきっかけでサイレンススズカはタキオンの彼氏に重すぎる信頼を寄せており、彼の敵になる者への容赦も慈悲もない
が、いたって普通に見えるからこそ、スズカのヤバさは周知されている
「あ、来た!
タイシン!ハヤヒデー!」
「相変わらず元気だなぁ、チケットさんは」
「ふん」
「挨拶まわりかい?」
「んなところ
ちょっと、用事あるから頼むな」
お兄ちゃんは席を外した
「では、自己紹介させてもらおう
私はビワハヤヒデ、宜しく頼む」
「ウイニングチケット!宜しく!」
「チケット、うるさいっての
ナリタタイシン、まぁ宜しく」
「あ、どうも」
「宜しくお願いします」
3人のあまりの落差にウオッカは呆然とした
「ダイワスカーレットだったね
君は先行タイプか?」
「わかるんですか!」
「それなりにな」
この後めちゃくちゃ盛り上がった
「や、オペラオー君、元気?」
その後お兄ちゃんが合流して、挨拶周りの続きとなった
「あら、ごきげんよう」
「こっちの派手なのがテイエムオペラオーでこっちのお嬢がキングヘイロー」
また、濃い先輩達ね
「テイエムオペラオーとはボクのことさ!」
「キングヘイロー、宜しくね?」
あれ?ヘイロー先輩は意外に普通?
「ところで、例の話は受けてくれないのかな?」
「あん?あれなぁ」
え?何
「今度、彼とタキオン君による劇をしたいのさ!
勿論、ボクが監修するよ!」
「めんどい」
「いや、しかしだね」
「断る」
「む。そこまで嫌なのかい?」
「やめなさいよ、オペラオー
キングに相応しくないわよ」
「わかったよ
だが、気が向いたら頼むよ」
ねぇ、ウオッカ
「なんだよ」
凄く個性的な先輩ばっかりね
「でも、面白そうだな」
アンタねぇ
ま、良いけど
この後彼と別れたスカーレットとウオッカは様々な先輩と話をして回った
タキオンの研究室
「はぁ、やっと出来たのね」
「協力を感謝するよ、ナイスネイチャくん
キミがいなければ、これは作れなかったよ」
「いや、いいんだけどね
寧ろ何で作れたのよ?」
「何、此処には様々な機器が揃ってる
それにカフェ君が製造方法は調べてくれた
そして、キミと私の彼が必要な物を揃えてくれたんだ。これで出来ないならお笑いだろう?」
「別に構いません。貴女の彼氏から対価は貰いましたから」
「だね、ネイチャ君の地元商店街での物資。足りない分は俺が知り合いに頼み込んで確保。マンハッタンカフェ君が知識面のサポート
これだけやって、失敗はないだろう」
「うわっ!
え?いつの間に?」
突然現れたタキオンの彼氏に驚くナイスネイチャ
「甘いな、ネイチャ君
タキオンいるところに俺ありだよ」
「ねぇ、カフェ。話が通じないんだけど」
マンハッタンカフェは読んでいた本を閉じ、ナイスネイチャの方を向き一言
「慣れましょう」
「慣れる訳ないじゃない」
トレセン学園の良心、ナイスネイチャの苦労は始まったばかりだった
「ダイワスカーレットさん、タキオンさんが呼んでましたよ?」
「あ、どうも」
グラスワンダーさんが声をかけてくれた
でも、この人なんか苦手なのよね
良い人なのは分かるんだけど
け、研究室って、お姉ちゃん何してるの?
いや、そりゃあ実家にいた時から研究室作ってたのは知ってるけどね
まさか、トレセン学園にまで作るなんて、普通は思わないわよ
あ、そうね、お兄ちゃん
お姉ちゃんに普通を求める方がおかしいわよね
でもね、お兄ちゃん?
時と場合を選んでから、ノロけてくれない!!ほら、隣にいるマンハッタンカフェ先輩とナイスネイチャ先輩の表情が死んでるわよ!!
え?何お姉ちゃん?
そんな事言うなら、今日は一緒に寝ない?
そうよね!お姉ちゃんが可愛いのはあたりまえよね!!
見事なまでの掌返しであった
ウマ娘ダイワスカーレット
彼女が一番好きな事は大好きなお姉ちゃんとお兄ちゃんに甘える事である、まだまだ甘えん坊な中学生であった
彼によるアグネスタキオンへの惚気が一段落し、マンハッタンカフェとナイスネイチャが漸く正気を取り戻した
その間、ダイワスカーレットは大好きなお姉ちゃんとお兄ちゃんに交互に撫でられると言う最高の時間を過ごした
「さて、そろそろ本題に入ろうかな」
「いや、アンタ達がバカップルしなかったら、もっと早くに本題に入れたと思うんですけど」
「そうですね」
アグネスタキオンの発言に即座に切り返すナイスネイチャと、彼から対価の本をもらってご機嫌なマンハッタンカフェも追撃する
バカップルする[動詞]
周りの事を考えずに恋人同士がお互いの事をひたすら褒め合う事。独り身の相手に精神的ダメージを与える行為
[類義語]イチャイチャする
民明書房より抜粋
「ふむ、全然物足りないけど、仕方ないね」
「はぁ、もういいけどさ」
自覚して反省の色のあるアグネスタキオンに対して、全く反省する気のない彼を見て、ナイスネイチャは諦める
なお、フルパワーのバカップルされた某ゴールドのウマ娘は、それから1週間に渡りブラックコーヒーしか飲めなかったとか、なんとか
「うっそだろ、お前!100万ゴルシパワーとか勘弁しろよ!」
と謎のコメントを残している
それに伴い、彼女のデザートは何故かトレセン学園の某メジロのウマ娘に送られてしまい、予期せぬデザートによりその人物のウエストが○センチ増えた事もここに記す
「さて、スカーレット
目をつぶりたまえ」
え?
「はいはい、スカーレット
失礼するぞぉー」
ちょ、お兄ちゃん!?
彼は笑みを浮かべて、スカーレットの目を隠した
ねぇ、お兄ちゃん!どうしたのよ!
「心配すんなって、俺とタキオンがスカーレットに悪いことする訳ないだろう?」
う、それはそうだけど
ダイワスカーレットはその言葉に反論出来なかった
確かに姉と兄はたまにスカーレットをからかうが、それでもスカーレットが本当に嫌がることはした事がない
ぽん
え?
スカーレットは自分の頭に何か乗ったのを感じた
「んじゃ、我らがお姫様の初披露だな」
手をどかされたスカーレットは
え?
いつの間にか目の前にあった鏡を見て驚いた
「いつか言っただろう、スカーレット?
ダイワスカーレットというウマ娘は私と彼にとって、大切な娘だと
今日が何の日か忘れたのかな?」
あ
そうだ、忘れていたけど今日は
「そうだ。ダイワスカーレット
お前さんの16回目の誕生日だ」
じゃあ、これは
「私達からの贈り物さ
受け取ってくれるだろうね、スカーレット」
うん、うんっ!!
鏡の中のスカーレットの頭には美しいティアラが輝いていた
「良かったじゃないのスカーレットさん
似合ってるわよ」
ありがとうございます、ナイスネイチャ先輩
「でも、作り方を知っているからって作れるタキオンさんも大概ですね」
「そりゃ、近所の服飾店や金属店の人の伝手をフル活用したからな
間に合わなきゃ、どうなる事かと思ったが」
呆れてながらも嬉しそうなマンハッタンカフェ先輩に楽しそうなお兄ちゃん
お姉ちゃん
「うん、何かな?スカーレット」
私、このティアラに恥ずかしくないウマ娘になる!
お姉ちゃんの目が点になった
お兄ちゃんもネイチャ先輩もカフェ先輩もだ
「くくくくっ!そうか!そうかい!!
キミはトリプルティアラを目指すというのかい!!」
お姉ちゃんは楽しそうに笑っていた
お兄ちゃんも先輩達も
食堂もひと段落した頃、ウマ娘達は片付けも早々にグラウンドへと出てきた
研究室にいたスカーレット達もである
「さて、未来のトレセン学園生徒であるスカーレットとウオッカにささやかながら、生徒会からのプレゼントがある
しっかり、目に焼き付けるんだ」
グラウンドに出たお兄ちゃんはそう言った
あ
「マジか」
私とウオッカは驚いた
もう日が暮れそうな夕日の中に
シンボリルドルフ、エアグルーヴ、ナリタブライアン先輩達がいたからだ
「さて、私たちは生憎だが、準備も手伝えなかった
だから、君たちにプレゼント出来るものといえばこれしか思いつかなかった」
シンボリルドルフ先輩が苦笑まじりに言う
お兄ちゃんは無言でレース用のピストルを空に向けた
「さて、行くか」
「さぁ見ておけ、お前達が目指す道を」
「行くぞ」
圧巻のレースだった
世代最強とも謳われるシンボリルドルフ先輩
それと比肩し得ると呼ばれているナリタブライアン先輩とエアグルーヴ先輩
先輩達は私達の為だけに走ってくれた
後世ではこのレースを
『時代を動かしたレース』
と呼んだ
であたし(ティアラ装備)が産まれたってわけ!
という話になりました
月影夜葬様の感想を元にしましたので、ご不快であれば訂正致しますが伏して感謝申し上げます!
贈り物って形にない物でも心に残ればいいなぁと言う事から今回の様になりました
ご意見、批評などございましたら気軽にどうぞ
ではありがとうございました