彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

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諸事情により、来週末まで更新が滞ります

日曜はもしかしたら、更新できるかもしれませんが


ご了承ください




誤字脱字のご指摘ありがとうございます


 夜明けに向かって(前編)

「おはよう」

 

「おはようございます」

 

トレセン学園見学の翌日、アグネスタキオンとダイワスカーレットは朝食を作っている彼と彼を手伝いたいと全身でアピールしているウオッカに挨拶した

 

 

 

「よ、今日は珍しく自分で起きたな?」

 

彼はタキオンに少しばかりの皮肉を込めた挨拶をした

 

 

 

勿論、その間も朝ごはんを作る手は止まらない

 

 

「なに、スカーレットが起こしてくれてね」

 

「把握」

 

 

 

アグネスタキオンは基本的に彼が起こしに来るまでは布団から出ない

 

彼に朝一番、声をかけてもらうのが、タキオンの日課であった

 

 

 

 

その後にバカップルするのが自然の流れではあるが、ここは2人の家である

 

問題はない

 

 

 

 

 

しかし、今日は可愛い妹であるスカーレットがいるのだ

 

真面目な彼女が姉を起こすことを躊躇うことはない

 

 

大好きな兄が朝ごはんを作っているのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな会話をしている彼の後ろで、そろそろとしているのがウオッカである

 

 

昨日、彼女はアグネスタキオンに密かにおねがいして、一日だけ兄と一緒の布団で寝たいと頼み込んだ

 

 

 

ウオッカはダメ元で頼んだが

 

 

「ふぅむ。そうだねぇ

まあ良いだろう。ウオッカ君の好きにしたまえよ」

 

と拍子抜けする程にあっさり認められた

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ウオッカとスカーレット、アグネスタキオンのさんにんがかりの説得により、彼とウオッカは一緒に寝ることが出来た

 

 

 

 

布団の中でいろいろな話をしたウオッカは、今まで望んでも手に入らなかった温もりの中で眠ることができた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝目が覚めてみると、目の前に彼の顔があり、一分間ほど色々と葛藤したのはここだけの話であるが

 

 

 

 

しかし、ウオッカも少しばかり冷静になってみると、明らかに恥ずかしいことをしてしまった事に今更ながら気が付いた

 

 

欲しくても手に入らなかったひとときとはいえ、『兄』という甘えられる存在

 

自分を見ていてくれる先輩達がいるトレセン学園

 

それらを一日のうちに見て、体験して、手に入れたのだ

 

 

 

 

 

舞い上がらないはずもなかった

 

 

 

 

 

 

 

そして、その興奮のままに兄と慕う人物と一緒に寝たのである

 

 

うまぴょいやうまだっちしてないとはいえ、年頃の少女としては恥ずかしい事である

 

 

 

 

 

そして、ウオッカはどちらかというと男らしい性格の持ち主

 

自分のキャラに合っていないと自覚するが故に、とてつもない羞恥の感情に襲われた

 

 

 

 

 

そして、迷惑をかけた兄の手伝いをせめてしようとしているのだが、手際がよさすぎて、手伝いを申し出る事ができない

 

でも、何か手伝いたい

 

 

そんなウオッカの奥底にあるいじましい乙女心が彼女の行動に表れていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、ウオッカは食器を並べるのと料理を運ぶことしか出来なかった

 

 

しかし

 

「助かる」

 

 

そう言って頭を撫でてくれる兄の手は、昔自分を撫でてくれた両親の様に温かかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、きょうもトレセン学園に行くとしようか」

 

「なぁ、タキオン。何度もルドルフにも言ってるけどな?俺はトレセン学園の生徒じゃねぇぞ?」

 

「そうだね」

 

「いや待てや。何でそれがどうした?みたいな顔をするんだ!」

 

「それが問題になるのかい?」

 

「口にしやがりましたよ!」

 

そうよね、お兄ちゃんはウマ娘でもトレセン学園の生徒でもないのよね

 

何であんなにトレセン学園の生徒と仲が良いのかしら?

 

「だよな、兄貴ってすげえな!」

 

いやアンタ、それでいいの?

 

 

 

 

 

 

 

 

当然、この謎の影響力にはトレセン学園理事長公認組織『アグネスタキオンを愛でる会』の存在があった事はいうまでもないだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時期にはかの組織の規模は更に拡大し、

 

 

会長

 

メジロマックイーン

 

 

副会長

 

ナリタブライアン

シンボリルドルフ

 

 

特別顧問

 

秋川やよい

駿川たづな

 

 

名誉顧問

 

タキオン彼氏

 

 

外部協力者

 

〇〇町内会一同

〇〇小学校PTA

〇〇中学校教職員一同

ハッピーミーク

ゴールドシップ

メジロライアン以下メジロ家一同

衆議院議員〇〇〇〇(町内会長の伝手、タキオン達の地元選出議員)

同議員〇〇〇〇(トレセン学園のある地域選出)

トレセン学園警備員一同

 

 

と地味に勢力を拡大していた

 

 

 

 

これには、これから増えるだろう不足の事態に迅速に対応するべきという、特別顧問の強い意見が反映された形であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、この事を知った彼は

 

「この国、大丈夫か?」

と真剣な表情で呟いたという

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いつもの掛け合いをしながら仲良く朝食を食べた4人はトレセン学園へと向かった

 

 

「ねえお兄ちゃん?」

 

「お?どったよ?」

 

スカーレットは疲れたように

 

「あのね

せめて食事中くらいはバカップルするのやめない?

 

「無理」

 

即答だった

 

恐らく早押しクイズに出たならば、最速の反応速度だろう

 

 

 

「確かに無理だねぇ」

 

タキオンも同意した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもの話、此処は彼女と彼が唯一自然体でいられる場所

 

 

 

であるならば

 

「リア充自重しろ」

「このバカップルが(血涙)」

「お前らもう結婚

あ、こいつら婚約してたわ(白目)」

「ねぇ、彼氏のいない私たちに見せつけてるの!」

「あ”あ”ー、今日もブラックコーヒーがうまい」

「もう結婚式しろよ」

「寧ろ式場が来なさいよ」

「何故誰も牧師を呼ぼうとしないのか?」

「ちくわ大明神」

「誰か、コイツらに治療しろ」

「(バカップルにつける薬は)ないです」

「現代医療の限界」

 

などと散々言われてきた2人にとっては理想郷である

 

 

 

 

 

 

幸か不幸か、2人に知る由もないが、この2人はタキオンの機嫌によってはお風呂も一緒に入る程である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

描写?

 

この小説は全年齢対象です

 

『うまぴょいはしない、させない、描写しない』の三原則を遵守しております

 

 

 

作者はブラックコーヒーを飲みながら、書いてるのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サ〇ゲにも〇〇〇〇にも怒られるからね、仕方ない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

であればこそ、2人からすれば食べさせ合いなどジャブにもならない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時に知らないということは幸運でもあるのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ、心温まる(当社比)やりとりをしつつ、トレセン学園への道中を仲良く歩くのであった

 

 

 

 

 

 

 

その周辺に周囲に溶け込めない黒服の人間が複数人いた事はタキオンと彼しか知らない事である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレセン学園通用門、通称『バカップルの門』(トレセン学園通用門担当警備員命名)より、4人は入校する

 

タキオンと彼は指定の手続きを

スカーレットとウオッカはメジロマックイーンより受け取った書類を提出する

 

その書類の裏側に白地の書類に白文字で『アグネスタキオンを愛でる会承認済み』とやたら達筆な文字で書いていたのに2人が気付かなかったのは多分幸運なのだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、4人は無事に学園内に到着した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには

 

 

「きましたね」

 

「おはよう、2人とも」

 

と何故かジャージ姿のミホノブルボンとサイレンススズカ

 

 

 

「お、おはよう」

 

「2人ともおはよう。今日は絶好のトレーニング日和だな」

 

言葉こそ弱気だが、妙なオーラを振り撒くライスシャワーに苦笑いのシンボリルドルフがいた

勿論、2人もジャージ姿である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカーレットとウオッカはウマ娘である

 

故に本能というものも高いレベルで備わっている

 

 

 

その本能が彼女達に警告する

 

『逃げろ』と

 

 

 

 

 

 

だが、スカーレットは姉と兄に問いかけた

間違いであって欲しい、と

 

 

だが、

 

 

「折角トレセン学園に来ておいて、トレーニングを体験せずに帰るのは勿体ないだろう?」

 

「だから、2人にとって勉強になるウマ娘に声をかけた」

 

 

『違う、そうじゃない』

 

ダイワスカーレットとウオッカは2人ともそう思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも、私たち私服だし」

 

そう、2人とも今日帰るために荷物を持ってきたし、私服である

この服でのトレーニングは流石に無理がある

 

そう思っていた

 

 

 

「バクシーン!

タキオンさん!ジャージ2着持ってきましたよ!」

 

 

 

しかし、現実は非情である

 

 

 

トレセン学園のまとめ役の1人であるサクラバクシンオーがジャージを持ってきたのだ

 

 

 

 

 

 

いうまでもないが、前日に2人のサイズを聞いていたのは、ウオッカの勝負服を作るためだけではない

 

2人のジャージを作るために用意したのだ

 

 

 

「あはははは」

 

「マジかよ」

 

 

 

 

 

 

逃げられない

 

 

 

 

 

 

そう思ったダイワスカーレットとウオッカの乾いた嘆きだけがその場に残った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




期待する以上は、こうなります


彼とてタキオンに対抗するために頭のおかしいトレーニングや戦術論などを構築してますしねぇ






なお、4人の中では会長が唯一の良心にして、ストッパーです

会長ならいけるやろ(なげやり)


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