彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

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書けるなら、投稿しようぜ、勢いで

と言うわけで連続更新3回目っす

え?文量が少ない



申し訳ありませんっ!
筆者のスキルでは今はこれが精一杯っす
許して下さい。できることなら何でも頑張りますからっ!

ではどうぞ


 いっしょのみらい

「一緒に住む?」

 

「ああ。私はもうあの家に戻りたくはない

恐らく両親と話し合いにもならないだろうからね」

 

あの日の翌日の早朝、タキオンと彼は布団の中で話をしていた

 

「そこまでかよ」

 

「ああ。多分補助金や世間体を気にしての事だとは思うよ

少し前に校長先生から聞いていて正解だったね」

 

彼は唖然とするが、当事者であるはずのタキオンの顔色は普段通りに戻っていた

 

「あの」

 

「ふふ

いいさ。慰めは。それに昨日の君のおかげで元気を貰ったよ」

 

「おまっ、それ言うんじゃねぇっての」

 

「嬉しかったよ。余り君は本音を聞かせてくれないからね

ただ、その、だね」

 

タキオンは布団の中でも分かる程に赤面していた

 

「確かに私が無気力だったのは、悪かったとは思う

だけど、流石にお風呂まで」

 

「あー、すまん

それについては弁明しようがないな」

 

彼も顔を赤くしていた

 

 

「とは言っても、嬉しくもあったけどね」

 

タキオンは微笑んだ

 

「•・・・・」

 

「おや、どうしたんだい?」

 

「っ!なんでもない、気にすんな」

 

「いやいや、その様子で何でもなくはないだろう」

 

「何でもねぇって」

 

「何だい、それは

今更隠し事などやめてくれないか?」

 

「いや、だから」

 

「話してくーれーよぉー

はーやーくー」

 

 

 

言えるはずも無いだろうと彼は内心悪態をつく

 

 

 

タキオンの微笑んだ顔が綺麗で見惚れたなどと

 

 

ガラではないと彼は思っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後30分にも及ぶタキオンのおねだり攻勢に何とか勝利した彼は朝飯の支度を始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい、電話だよ?」

 

「ん、会長さん?」

 

「そうみたいだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

町内会長の話によるとタキオンの母親は昨日の深夜

父親は先程出て行ったらしい

 

 

会長よりは学校への連絡もこちらでしておくから、今日は休んだほうが良い。との事だった

 

念には念を入れた方がいいと言うのが町内会長を始めとしたご近所の総意だった

 

 

 

 

彼は食材の買い出しがあると断ろうとしたが、そちらについては昼くらいに会長にメールすればどうにかするとの事

 

 

最終的には会長を始めとしたご近所の好意に甘える事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、マジなのかよ?」

 

「おやおや、心外だねぇ

少なくとも私は君に嘘をつかないよ」

 

朝食の片付けをしながら、先程の話を続ける

 

「うちの親が何と言うのやら」

 

「勿論、全身全霊でお願いするまでさ

私は君と離れるつもりはないからね」

 

「そりゃ、俺もそうだけどなぁ」

 

「っ!

嬉しい事を言ってくれるねぇ」

 

思わぬ返球にタキオンは真っ赤になる

 

 

 

「しっかし、どうすんのさ?あれは」

 

「あれ?

ああ!あれの事かい?」

 

 

『あれ』とはアグネスタキオンが小学生の頃から取り組んでいた研究の事である

 

 

 

 

「あれなら止めるよ」

 

「止めるって、随分あっさりしてんなぁ、おい」

 

「今の研究テーマは寧ろ逆だろうね」

 

「逆?」

 

「そうだね。方向性で言えば真逆の研究になるだろう」

 

 

 

アグネスタキオンの研究テーマ。それは

 

『ウマ娘の限界』についてだった

 

 

つまり、ウマ娘という生き物はどこまで疾く走れるのか?

それがテーマだった

 

 

それは幼馴染であり、タキオンの理解者である彼も知っている

だが、逆とは?

 

 

 

 

この日よりウマ娘アグネスタキオンの新たなる研究が始まる事になる

 

 

 

 

 

 

 

 

この研究については後年、ウマ娘達の中においてとある一大事になるのだが、これは後に語らせて貰おうと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、彼とタキオンは昨日と同じ体勢でソファーに座っていた

 

 

「タキオン?」

 

「おや?何かな?」

 

尻尾は彼女と彼の間にあるから身動きとれないが、耳は明らかにご機嫌そうに動いていた

 

 

「嬉しそうだな」

 

「ふふっ、そうだねぇ。いつもはしてくれないこの姿勢だ

私のかなりお気に入りなんだよ?」

 

「さよか」

 

「おやおや、こんな美少女と密着できるんだ

もっとありがたがってもバチは当たらないと思うよ?」

 

タキオンの声色からも彼女の機嫌の良さが分かるというものである

 

 

「や、タキオンが美少女なのは否定しないし、嬉しいけどな?」

 

「ふむ、男性特有の『アレ』かい?

いいとも、相手は出来ないがその程度なら許容しようじゃないか!」

 

「あのなぁ」

 

彼は疲れた様な声を出す

 

 

確かにタキオンはどこに出しても紛う事なき美少女である

 

それは認める。全面的に

 

 

 

 

だが、やはり彼とて男である

タキオンの温もりや柔らかさ、仄かに香る彼女の匂いにノックアウトしているのだ

 

や、元よりタキオンにお熱なのだが

 

 

 

 

 

とは言っても、この状態のタキオンは彼の言う事など聞いてくれるはずもない

 

言うなれば『絶好調』であろうか

 

 

それに対して、彼は『絶不調』

元々のスペック差もあり、これでは勝負になろうはずもない

 

 

 

 

 

故に

 

 

 

 

「ヒャッ!」

 

タキオンの口から可愛らしい声が飛び出るのは必然であった

 

「ちょ、君何を

ひゃん!

 

さりとて彼とてタキオンと幼少の頃より悪戯をし合って来た者

 

タキオンの弱点など『お見通し』なのだ

 

「く、くすぐりとは卑怯じゃないかい?」

 

必死に耐えるタキオン

やや涙目でかつ涙声なのは、多少良心が痛む

 

「む、両親の良心!

これだっ!」

 

 

タキオンはため息をついた後

 

「あのねぇ、その癖はどうにかならないのかい?

確かに君は素敵な幼馴染だよ?だからこそ、それはやめてもらいたいんだが」

 

 

 

このタキオンの幼馴染、家事万能というかなりのスペックを誇るのだが、彼最大の欠点が『寒いダジャレ好き』であった

 

 

「何を言う、タキオン!

駄洒落こそが円滑なコミュニケーションの第一歩だろうが!」

 

「はぁ、そこで力説しないで欲しいんだが

そんなだから、『残念系男子』なんていわれると言うのに

 

 

 

 

『残念系男子』

タキオンの幼馴染につけられたあだ名である

 

勉強、運動こそ平均以下であるが、こと対人関係能力は同級生の中でも屈指の水準である。更に剣道をしているからか、礼儀作法にも明るく、家庭科系の能力は目を見張るものがあった

 

故にタキオンの幼馴染とはいえ、明確に付き合ってない事から、彼に好意を抱く女子もそれなりの数いたのだ

 

そう、いたの『だ』

 

過去形である

比較対象がタキオンである事もあるが、それ以上に頻発する『寒いダジャレ』に対応しきれなかったのだ

 

 

故に『残念系男子』という不名誉な称号を女子から贈られる事になった訳である

 

 

タキオンにとっては良い意味で誤算とも言えたので、積極的に改善させようと言う気はない

 

偶に遊び半分でからかうネタにするだけであった

 

 

 

 

 

 

そんなイチャイチャ(当社比)していた2人だったが、昼ごはんは2人仲良く作って食べた

 

 

 

 

 

 

 

 

3時ごろに町内会長が家を訪ねて来た

 

 

 

 

 

 

 

「家には帰りとうないか、そうじゃろうなぁ」

 

タキオンの希望を聞いた会長は納得していた

 

 

 

この2人が幼い頃から、その成長を見守って来た町内会の面々からすればタキオンの両親の振る舞いは目に余るものがある

 

 

総社(そうじゃ。岡山の地名)じゃそうじゃ。これだ!

 

小声でダジャレを言う幼馴染の脛を蹴ったタキオンだが、これは仕方ない

 

 

 

 

 

 

 

町内会長と話をした結果、当座は彼の家に居て、町内会のメンバーなどでフォローする事と決まった

 

勿論、タキオンも彼も遠慮したが

 

「何、子供が遠慮するんじゃ

子供はようさん(たくさんの意味)大人に頼ってええんじゃて」

 

と笑い飛ばされた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




タキオンの幼馴染、シンボリルドルフとウマが合うと思った人

あなたは正しい

ウマ娘とウマが合う

ではありがとうございました

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