彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

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これは並行世界のお話


シリアスに見せかけたナニカです


出来は期待しないでね?


 異聞 暴食の饗宴

彼は唖然していた

 

 

 

初めはとあるSNSをふと見たからだ

 

それはは数あるSNSの一つであり、本来ウマ娘達の専用ソーシャルメディアサービスである

特徴として、配信機能を有していたが割とよくあるものであった

 

 

彼の特殊な立ち位置ゆえにマックイーンがメジロ家のコネで無理矢理アカウントを作ろうとした

 

これは以前からあった加熱報道や偏向報道対策であり、いつもトレセン学園の会見に参加するのは色々と問題があると彼女は憂慮していた背景がある

 

 

 

当初、運営サイドはこのメジロからの申し入れに対して難色を示したがマックイーンによる説得により態度を180度変え、彼のアカウントを運営公認アカウントとしたい旨をメジロ側に伝えた。言うまでもなく、注目されている彼が自社の管理するアプリに参加するのはメリットが大きいと判断したからであった

 

 

 

マックイーンやゴールドシップはこの運営の態度にかなり不信を覚えたが、状況的に仕方ないとして、彼に連絡した

 

 

 

彼は必要性についてかなり疑問に思っていたが、マックイーンとゴールドシップ(メジロ家)の好意ゆえに素直に受け入れた

 

 

 

 

 

 

とはいえ、彼はゴールドシップより複垢、つまり複数のアカウントを持つ様勧められており、運営に対してその件について申し入れた

 

 

当然ながら、運営側としては受け入れ難い話であった。彼という存在をアピールする事により、更なる利用者の増加等の効果を期待するからこその特例措置であったから

 

複数のアカウントを持つと言うのは、ウマ娘専用の配信アプリという大前提が崩れてしまうと彼の要望に対して真摯に検討した上での結論となった旨を返答した

 

 

 

まぁ、彼自身も無理筋であったと理解していたからこそ素直に引き下がった

 

 

 

 

 

 

だが、いざ彼が配信のリスナーとして参加すると彼にとっては予想通り、運営にとっては想像以上の混乱を齎す事になった

 

 

 

運営側は公式発表として、アグネスタキオンの彼氏がこのアプリに登録したとアナウンスした。が、当然の如くリスナーやライバー双方は当初信じなかった

 

当たり前といえる

 

 

 

トレセン学園に所属しているウマ娘達はこの事について、ある程度情報が回っていたので混乱はなかったが、そんなものは当然一般のウマ娘が知るはずもない

 

 

 

 

 

 

 

だが、トレセン学園所属のあるウマ娘の配信に彼がリスナーとして現れた際にライバー側が普段通り(・・・・)に対応した事で一変する

 

 

 

 

 

 

彼女がトレセン学園所属のライバーである事は普通にプロフィールにも書いており、リスナー側もそれを理解していた

 

 

 

 

そのさい

 

 

リスナー

お?ネームレスさん(彼のリスナー名)いらっしゃい

 

 

ネームレス

どもども、お邪魔しますよぉ?

 

 

リスナー

いつ来るか待ってましたよー。学園で会えると言っても余り来られませんからね

 

 

ネームレス

一応自分部外者のはずなんですけどねぇ(苦笑)

 

 

 

 

というやり取りがあったのだ

 

 

勿論、この辺りは組織(アグネスタキオンを愛でる会)によりしっかり議論された上での双方の発言であり、ライバーであるウマ娘側に何ら問題はなかった

 

 

と言ったところで、それをリスナー側が知らなかったという事でかなりの混乱を招く事となったのである

 

 

 

 

ライバーであるウマ娘と彼は勿論だが、運営側にも多数の真偽確認の為の連絡が寄せられてしまい、運営側は公式発表したにも関わらずもう一度発表せざるを得なくなるという異例の事態ともなった

 

 

 

このアプリでは基本的に自分で立ち絵などを用意したり、写真などを使って(勿論、版権モノについては厳重な審査があるが)の配信である

言ってしまえば『かたり』も出来てしまう可能性もなくは無かった

 

穿った言い方をすれば、幾らでも疑うことは出来たのである

 

 

それだけ、アグネスタキオンの彼氏というものは一般ウマ娘からすれば縁遠いものであったとも言えるが

 

 

 

 

であるがゆえにこの配信を聞いていた一部のリスナーやその話を又聞きした者たちは、彼自身の配信をして欲しいとの要望を運営に上げる事となったのもある意味では必然だったのかも知れない

 

 

 

 

 

 

 

運営側としては、その様な強制をしたくなかったが、仮にも『ウマ娘専用』としていた以上、例外を作ってしまった事もあり彼に対して要請という形をとるほかなかった

 

 

 

その辺りの事情は彼も理解していたし、元よりメディアには既に顔も声も露出している事もあり、普通に配信の依頼を受け入れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当然ながら、未だ世間に露出していないアグネスタキオンは出せないし、トレセン学園に所属しているウマ娘も来年レースに出るとはいえどもそこら辺の調整は必要だった

 

 

 

 

そこで、彼の初配信でのゲストとしてトレセン学園理事長(秋川やよい)とトレセン学園生徒会長《シンボリルドルフ》を招くこととした

 

 

 

本来ならば、ゲスト抜きの単独配信にすべきだったのだが、この配信アプリの件を当事者であったライバーのウマ娘からシンボリルドルフは相談を受け、それを理事長に報告した

 

 

やよいとしてはもう少しやり方は無かったのかと思わなくも無かったが、曲がりなりにも組織の会合にて決まった事であったが為に無理矢理納得させた

 

 

その上で、そういう事ならば彼のみを矢面に立たせるべきでないと考え、彼の初配信に出ることをその場で決めた

 

その場にいたルドルフもまた、親しい友人である彼のある意味では窮地に助力すべく理事長に協力を申し出た

 

これについてもやよいはかなり不本意そうであったが、熟慮の末彼女の同席を許可する事となる

 

 

やよいからすれば、矢面に立つべきは彼でもシンボリルドルフでもなく、大人である自分たちであるべきとの意識があったからだった

 

 

 

 

 

 

 

 

確かにウマ娘に直接メッセージを届けれるツールとしてのそのアプリは有効ではあるだろうが、そこまで彼に負担を強いる事が果たして正しいことかについて甚だ疑問だったからだ

 

 

 

この件については組織においても常に激論を交わしている議題であり、提案者であるマックイーンですら非常に悩んでいる難題となっている

 

 

 

 

 

 

 

紆余曲折あったが、(アグネスタキオンの彼氏)トレセン学園理事長(秋川やよい)トレセン学園生徒会長(シンボリルドルフ)という、まるで何時ぞやの会見を思い出せるかの様な陣容にて初配信となった

 

 

 

 

 

 

結果、彼が本物のアグネスタキオンの彼氏(現代のシンデレラの王子様)という事がそのアプリ内における常識となった

 

 

 

 

 

 

 

今回、彼が連絡を受け取ったのはその配信アプリから繋がった一般のウマ娘からのとあるメッセージだった

 

 

 

 

 

〇〇〇〇

あの、トレセン学園の生徒だと思うんですけど、妙なモノ?を連れてたんですけど?

 

 

と言うものであった

 

 

 

 

確認すると、それは丸いピンク色の小さなモノだったとの事だった

 

 

 

 

 

彼は非常に嫌な予感がした

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

彼の携帯に更なるメッセージが届いた

 

 

着信音はうま〇〇〇〇説

これはトレセン学園関係者の中でも組織に属する者からの時専用の着信音だった

 

 

 

そこには

 

 

 

 

件名

 

アカン、やばいで!

 

 

 

件名からして明らかに穏やかなものではない

 

しかも発信者は組織のオカン(タマモクロス)である。彼女が冗談を言うタチでないのは料理研究会(オグリの試食会)で良く関わっているから理解している

 

これがゴールドシップ(メジロ家一の問題ウマ娘)であるならば、まだ救いはあっただろう

 

 

 

恐る恐る内容を見てみると

 

 

 

 

 

 

 

うせやろ(ジーザス)

 

 

 

と思わず嘆いてしまう内容だった

 

 

 

 

 

 

更に凶報は続く

 

 

 

トレセン学園一の常識枠(ナイスネイチャ)より地元の商店街で飲食店が次々と臨時閉店しているという話だった

 

 

 

理由は全て同じ

食材不足(・・・・)であった

 

 

 

 

 

 

 

今の時刻は午後16時過ぎ

 

 

 

普通に考えれば、まだ夜分のストックが何処の飲食店にもある筈である

 

にも関わらずこの惨状

 

 

 

 

 

 

彼はすぐさま、組織主要要員に非常アラート(一斉メール)を送った

 

 

 

内容は

 

 

 

 

対オグリシフト発動!

各員の健闘を祈る!

 

 

 

だった

 

 

 

 

彼も急いでトレセン学園の食堂に向かう事とした

 

 

 

 

 

間違いなく、そこは戦場になっていると確信して

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エアグルーヴは食堂で戦慄していた

 

 

 

 

なんだ、これは?

 

 

 

 

 

 

食堂の一角

そこには2人のウマ娘と一つの物体?があった

 

 

1人は分かる

 

オグリキャップだ。トレセン学園一の健啖家であり、別名ブラックホール(食堂要員最大の相手)と呼ばれ、彼女が食堂に来るのは決まって食堂の閉まる30分前

 

 

そして、彼女が来てからの30分は食堂の調理師(ソルジャー)にとって正に鉄火場と化す

 

その30分で彼女は常識で測れない程の量を食べるのだ

 

 

異例とも言えるこれは余りにもオグリキャップ1人にかかるリソースが大きすぎる為に他のウマ娘達の食事を提供出来なくなりかねない為のものであった

 

 

 

 

 

あともう1人は確かスペシャルウィークとかいうウマ娘だったと記憶している

 

夏頃に行われたオープンキャンパスに来校していたウマ娘だったと記憶にあった気がするが

 

 

 

 

 

 

既に歴戦の調理師達は斃れ、今はタマモクロスを筆頭にシンボリルドルフ(生徒会長)、ナイスネイチャ、スーパークリーク、サクラバクシンオー、メジロマックイーンが調理場に入っており、運び役として私やナリタブライアン、ナリタタイシン、サイレンススズカ、ライスシャワー、ミホノブルボンが動員されている

 

 

 

にも関わらず、此方が劣勢というのは凡そグルーヴに理解できるものではなかったが

 

 

 

スペシャルウィークとやらも食べるし、オグリキャップも食べる

 

食べるのだが、それ以上に

いや、比較するのも馬鹿らしくなるほどの速度で食事をしているのがピンク色の物体だった

 

 

トレセン学園一の健啖家であるオグリキャップも霞んでしまう程の食事量

 

 

 

今、調理場はおろか、運んでいる私達も鉄火場の中にいる様に錯覚してしまう。それほどのものだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪りぃ、遅れた!

 

 

 

そこに(アグネスタキオンの彼氏)が到着した

 

 

 

 

やれやれだよ

 

いや、何が起こっているんだ?

 

凄いお皿の量!

 

 

更にタキオンにハヤヒデ、チケットも連れてきた

 

 

 

 

とりあえず事情を詮索するのは後だ!

タキオンにビワハヤヒデさんにウイニングチケットさんは料理運んで!

俺も調理に入る!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから30分後

 

 

オグリキャップとスペシャルウィークに謎のピンクの箸が漸く止まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後にトレセン学園に伝わる『魔の二時間』と呼ばれる

恐ろしい伝説であった

 

 

 

 

 

 




代金はピンクが金塊で払って行きました


何故来たのでしょうか?



以前少しだけ書いたネタを膨らませたものになります


ネタだけど、クロスオーバータグ要るかも?


いや、皆さん発想が秀逸すぎてホント驚きますわ



色々書けてはいるんですが、大体が横道に逸れている話という罠


という訳でアンケート実施しますので、宜しければご協力下さると幸いです
ご一読ありがとうございました

別のウマ娘が幼馴染の話いります?

  • いる
  • いらない
  • とりあえず本編書いて、どうぞ?
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