彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

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頭がよく回らない時に書いたものを加筆修正したもの

しかし、海水浴に入らなかったと言う救えない事実



ま、まぁこれで海水浴繋げると10,000文字超えるから、許して?


ではいつも通りのクオリティですが、どうぞ


いざ戦いの場へ(結)タキオン、何言ってんの?(汗)

これは海に行く少し前の話

 

 

 

ウマ娘、ナリタタイシンはかなり気難しい性格をしている

 

 

というのも、トレセン学園に来るまでに色々あったから

 

 

 

 

 

 

そのタイシンだが、絶賛混乱していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、ちょっと待って。いやいや、え、何、これ?

 

 

 

とある用事で生徒会室に来る事になった

 

 

 

のだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋をノックした後に入ると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん〜

 

相変わらずルドルフ甘えんなぁ

 

めいわく?

 

んにゃ、別にいいよぉ?

 

うれしい

 

 

 

 

 

 

生徒会室のソファーの上であのシンボリルドルフがタキオンの彼氏に膝枕されていたのだ

 

 

それだけでも異常事態だ。いつもの生徒会長(シンボリルドルフ)を知るものからすれば失神ものである

しかも、明らかにシンボリルドルフの様子がいつもと違っていたのだから違和感は凄い

何というか、子供みたいであったのだ。

まぁ、高校生も子供といえば子供なのだが

 

 

 

ところが、彼はそれに慣れているかの様な態度で普通に彼女の髪を梳いたり、頭を撫でたりしているのである

 

 

 

タイシンが思わず自分の頬を抓ってしまうのも致し方ない事といえるだろう

 

 

 

 

 

ん、おや?

確かナリタタイシンだっけ?

ルドルフ、お客さんやぞ?

 

んー?

 

 

 

彼がタイシンに気付いて、シンボリルドルフに声をかける

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ。ナリタタイシンくんか。どうしたんだ?

 

 

 

5分もしないうちにいつもの凛々しい姿を見せるシンボリルドルフ

 

 

え、何これ怖いんだけど

タイシンは内心ドン引きした

 

何なのさっきの事は無かったことにするつもりなの?

いやむしろ、はっきりみてしまったんだけど?

 

 

 

 

 

と内心パニックになってるタイシンだが

 

 

 

 

 

シンボリルドルフの後ろでソファーに座っている彼は必死で笑うのを堪えていた

 

何せタイシンの混乱がはっきりわかるのだ。

 

 

 

以前やり取りした時は双方共に冷静と言えぬ状態であった

 

だが、タキオン以外にあんな姿を見せた事を何よりも無念と思っていた彼だ。こんなにタイシンの力になれそう(愉しそう)な事を見逃す筈もなかった

 

 

更に言えば、タキオンの従姉妹より面白い資料が先日提供されていることから、彼の悪癖(ドS)が顔を出してしまう

 

 

 

 

ついでにタイシンの誤解についても、それはそれで面白くなるとすら彼は考えていた

 

 

冷静に対応しているように見えるルドルフだが、首筋が赤くなっていた。

これはシンボリルドルフ独特の特徴であり、彼女が多大な羞恥の感情を感じた場合、このような事が起きるのだ

 

 

まぁ、他の生徒会メンバー(ナリタブライアンとエアグルーヴ)に比べたら余程目立ちづらいとも言えなくはないが、彼からすれば耳と尻尾に出る二人と首筋に出るルドルフはさして変わりなかったりする

 

 

 

 

つまり、彼からするとこの室内にシンボリルドルフとナリタタイシン(からかい甲斐のある真面目っこ)がいるのだ

 

しかも、明らかな隙を見せて。である

 

 

 

兵は拙速を尊ぶともいう

 

 

であれば、やるしかない

 

 

 

彼は2人のやり取りを見ながら、そう固く決意した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ゴールドシップは自分の中学校で知り合いに愚痴っていた

 

 

 

 

な〜、酷いんだぜ?マックイーンの奴「貴女もいい加減真面目に学校に行きなさいな!」ってさ

 

 

因みに既に秋も中頃だが、彼女がトレセン学園に行った回数は30回をゆうに超えている

 

しかも、大半が『平日』である

 

 

 

初めの頃こそ、ある程度の自由を許していたマックイーンであったが、流石にこれ以上は看過し得ぬとメジロ本家に連絡

 

ゴールドシップの従姉妹たち(ライアン、パーマー、ドーベル)によりトレセン学園訪問(自由への門出)は夏休み以降阻止され続けていた

 

 

いや、それは仕方ないんじゃないのかなぁ

 

 

と相手のウマ娘、アグネスデジタルは内心苦笑した

 

 

 

 

目の前の先輩(ゴールドシップ)は奇天烈な性格であり、学校中から奇人、変人として認識されていた

 

 

だが、実際のところは要所要所を押さえている思慮深いウマ娘なのだ。それをいつもの奇行がイメージとして先行しているから注目されにくいだけだとデジタルは常々思っていた

 

 

 

 

でも従姉妹のマックイーンさんも先輩の事を思っての事だと思うんですけど

 

 

椅子を傾けていたゴールドシップはデジタルのその言葉に姿勢を元に戻すと

 

 

いや、そりゃあ分かってるけどな。正直な話、此処(学校)つまらないだろ?

 

 

 

そうなんだよねぇ

 

 

デジタルは肯定も否定もしなかった

 

 

 

 

というのも、この中学にはウマ娘が2人(ゴールドシップとアグネスデジタル)がいる

とはいえ、他の生徒や教師陣からするとデジタルは普通の家庭で育ったから良いが、ゴールドシップは名門メジロ家(業界では著名なところ)の出身である

 

実際問題として、この学校はメジロからの資金的援助を受けており、学校首脳部(校長、教頭にPTA役員会)などからすれば気をつかわざるを得ないのが実情だった

 

 

何せウマ娘というのは学校側からしても持て余す存在であり、常に悩みの種であったから

だが、資金的援助を受けた以上は流石に気をつかう

 

と言っても現場サイド(担当教員など)からすると勘弁してもらいたい話なのだが

 

 

 

当然ながら、この教員間の温度差をゴールドシップとアグネスデジタルはおぼろげながらに認識しており、体育などで全力を出せぬことも相まって学校自体に良い感情を持てずにいた

 

 

本気を出せばウマ娘だからと言われ、セーブすれば手加減してと言われるのであれば、校内に居場所が無くなるのも不思議ではないだろう

 

 

 

 

だからこそ、ゴールドシップはトレセン学園に頻繁に行くのだ

故にこそ、デジタルは姉であるアグネスタキオンの彼氏に色々と吹き込んでいる

 

とりあえず手始めに自分の趣味である同人誌。その中では初歩的な(ドS執事)ものを数冊厳選して送りつけた

 

もしかしたら、従姉妹(アグネスタキオン)に見られるかもしれないが、デジタルからすればそれはそれで構わない

タキオンにとっては忘れたい過去だろうが、デジタルは鮮明に覚えている

 

 

あの(・・)アグネスタキオンが自分の彼の為だけにスーツ(執事服)を用意して、執事をしてもらっていた事を

 

 

そして、偶々デジタルはそれを目撃してしまったのである

 

 

 

つまり、敬愛する姉は執事属性に弱い可能性があるのだ。となれば同好の士(同人の沼)へと誘える可能性は大いにあると考えられる

 

そうなると、姉をデジタルと同じく尊敬する従姉妹のダイワスカーレットも引き込める可能性すら出てくる

ダイワスカーレットはデジタルより一つ年上であるが、その恵体は素晴らしいの一言に尽きる

 

 

そして、ダイワスカーレットはまだ中学生

つまりは大正義(ロリ巨乳)といえよう。そこに変わり者とはいえ、容姿端麗なゴルシ先輩まで加えたなら、どうだろうか?

 

 

純粋なロリ枠として自分。マッドだが純情キャラで執事属性に弱い(アグネスタキオン)。真っ直ぐで正統派ながらにロリ巨乳という逸材(ダイワスカーレット)。変わり者で容姿端麗で男装もいけるであろうゴルシ先輩。家庭能力万能で執事属性を持ち得る上に更なる伸び代も期待できるであろう可能性の塊(姉の彼氏)

 

これだけの逸材を揃えたならば、(きた)るべき同人誌即売会においても周りの猛者達にひけは取らないとアグネスデジタルは断言できる

 

のだが、いかんせん姉は彼氏と従姉妹のスカーレットにしか興味を示さず、義兄に至っては姉を中心にしか物事を見ないときた

無論、姉の幸せは望むところであるがデジタルとしてはもう少し視野を広く持って欲しいと願う

 

有り体にいえば、アグネスデジタルの趣味(同人活動)を手伝ってもらいたいと言う我欲である

 

 

だがこれとて、大好きな姉と義兄に趣味を共有して欲しいと言う純粋な妹心からくるものであって、下心など決してない。無いったら無いのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ、色々と混沌としている問題児(アグネスデジタル)はさておき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ海水浴(運命の日)を迎える

 

 

 

 

移動手段はトレセン学園の寮近くの通用門までメジロの送迎車が来る予定であった

 

 

ところが、懲りない連中(記者というハイエナ達)が通用門近くに待機しているのを寮長の1人であるヒシアマゾンが確認した

その為、急遽メジロの車ではなく我等が組織一の常識人(ナイスネイチャ)の知り合い達による緊密な連携作戦が決行された

 

 

ここで肝心なのはトレセン学園所属のウマ娘について、報道関係者はほとんど情報を持ち得ない。という事だ

 

あるのは精々がシンボリルドルフ(生徒会長)のそれくらい

 

 

そして、ウマ娘に対しては報道関係者もそれなりに対処出来るが、一般市民(学園周辺住民)に対して彼等は無力であった

 

何せ、初期の行き過ぎた報道により、多大なストレスを住民に与えている。関係各社は無視しているが、かなりの数の苦情が寄せられていたりもする

その上更にアグネスタキオンとその彼のマンションへの強行取材やそのマンションからトレセン学園までへの張り込み

トドメにアグネスタキオンの彼が転校しているはずの中学校に通えない事実。それに近所で彼が働く予定だったパン屋の店主からの話が近所に行き渡ったのだ

無思慮な取材行為により、一人の少年の生活が破壊されたという事が

 

 

トレセン学園周辺住民の殆どがトレセン学園建設に伴い、なんらかの利益を享受している者達だった

金銭面では決してない。例えば、大きなスーパー。例えば本数の増えた電車やバスと言った交通手段。例えば、トレセン学園関係者が利用する各種店舗。そういった環境的な利便性である

 

元々住んでいた者からすれば、確かに騒がしくはなったといえる。だが、事前に複数回住民説明会が行われ、トレセン学園経営陣は周辺住民の理解を得ようと常に努力していた。その事がわかるくらいには彼等に対して彼女らは努力、説明を重ねていた

 

トレセン学園ができる事に伴う建設ラッシュによって移住してきた者達は確かに不愉快さを持っている者も少数ながらに存在していたが、それでも利便性やある種のウマ娘を見れるかもしれない(ミーハー的な感情)により相殺できる程度であった

 

 

さて、トレセン学園により少なからぬ利益をもたらされているのに対して報道関係者はどうだろうか?

 

道路などを無駄に占拠する(スクープの為の張り込み)トレセン学園についてのインタビュー(無思慮極まるしつこい取材行為)最寄駅近くでの集まり(駅などの利用の妨害)、これに加えての地元住民からの抗議の無視(都合の悪い情報の遮断)。これで報道関係者に好意を持つなどできる方がどうかしている

 

 

故に報道関係者に対する地元住民の対応は常に塩対応であり、協力的とはお世辞にも言えなかった

 

だが、この空気(自分達への不満)は痛い程理解している彼等である。余計な事などできようもない

 

 

さて、こんな状況下で一般車両とメジロ所属の高級車が複数現れた場合、彼等はどう動くだろうか?

 

 

メジロ家が今回投入したのは、メジロマックイーンやゴールドシップなどメジロ家において次代を継ぐもの達が専用で使っている車である

 

当然ながら、その車の車種やナンバーを報道関係者が覚えていないはずもない

 

故に彼等はほぼ同じタイミング(・・・・・・・・・)で現れた一般車両に構う余裕は無くなった

 

 

 

 

確かにメジロとしては、様々な伝手を作っておくにこした事はない

これから確実に成長するであろう、ウマ娘達によるレース。

 

そこにおいて、無論メジロのウマ娘が重きをなすのは重要であるが、新しい時代を築くであろう、新進気鋭の若人(わこうど)達を無視する必要は全くないからである

 

ましてや、次期メジロ当主(メジロマックイーン)が現当主に頼み込んだ案件なのだ。今回の件は

 

 

となれば、メジロとしても本気(マジ)で動くのは当然である。ありとあらゆる物を使って目的成功(プライベートビーチに招く)を目指すのは極自然であった

 

 

 

この海水浴に参加することが決定していたナイスネイチャ。彼女が持つコネ(トレセン学園近隣商店街の皆様)は相手方の意表をつくのには十分だった

 

 

ともあれ、メジロ当主直々の命により、ミッション『海水浴を実現せよ』が発令される事になる

 

 

 

 

 

釣り餌はメジロ家の所有する専用の送迎車

 

本命はナイスネイチャの知り合い達の車であった

 

 

 

動員された車両は全て業務用の車両であり、中の物が見えない様に元々なっていた為に不都合はない

 

更に顔見知り(ナイスネイチャ)で慣れている知り合い達だ。ウマ娘というものに対しても隔意などあろうはずもなかった

 

 

 

 

こうして、盛大に陽動作戦が行われた訳だ

 

無論、記者達も無能ではない

仕組まれたタイミングともいえる状況で現れた一般車両。不審感を持った者もいた

 

が、メジロの送迎車が『複数』動いた事を見た一部の記者は即座に追跡しようと動いた

こうなると、群集心理とでもいえるものが働き始める

 

 

 

言うまでもないが、此処に居ること自体がリスクの高い行為なのだ

だが、リスクに見合ったリターン。つまりトレセン学園関係のスクープは期待できる

が、様々な方法でトレセン学園に対する取材行為については抑止されているのが現状

 

此処にいる者達全てが別の取材と偽って此処に来ている

 

 

バ鹿正直にトレセン学園へ取材に行く等と言えば、止められるのは間違いない。それを無視した場合、良くて戒告。悪ければ解雇(クビ)になるだろう

 

 

であればこそ、彼等はスクープを何より望むのだ

何処からかトレセン学園所属のウマ娘が今日外出する事がリークされた事も彼等の行動を縛る事となったが、些細な事である

 

 

 

 

さて、かなりヤバい状況にある彼等である

 

そこに『独占スクープ』などという餌があって飛びつかないだろうか?

 

 

無理である

そもそも、それでも思いとどまる程度に考え方が及ぶのであれば、最初からトレセン学園関係の取材(破滅への道)など選ぶ筈もなし

 

 

 

さて、明らかに特ダネの匂いのする者に飛びついた数名。彼等はすぐさまバイクに乗って追跡し始めた

 

残りの者は悩んだ

(どうするか?)

 

彼等は表にこそ出さないが、焦っていた

 

 

実はこの時、スクープは他にもあった

他ならぬ、マスメディア(自分たち)について。正確にはその取材の行き過ぎた行為について。である

 

 

現在、世間は度重なるウマ娘関係者への強引な取材行為に対して注目していた

となれば、それについて報道すれば間違いなくスクープになるだろう

 

しかしである。それは身内を売る行為であり、下手をすると自分達にも跳ね返ってくる諸刃の剣

 

出来るはずもなかった

 

 

この話題が霞む程のスクープとなると、政治家の汚職や芸能人のスキャンダルでも足りない

 

謎のベールに包まれているトレセン学園のウマ娘や現代のシンデレラと王子様(アグネスタキオンとその彼氏)くらいである

 

彼氏は公の場に引きずり出す事に成功したが、メディアからすれば自由な(・・・)取材が為されていない事は不満であった

更に相手であるシンデレラ(アグネスタキオン)不在ではどうにもパンチが足りない

 

まあ、今まで散々やられてきた事に対する意趣返しという事も多分に含まれていたが

 

そして、今1人の記者が先行した連中の後を追った

 

その後は雪崩をうった様に誰も彼もが急いで追いかけた

スクープ(薔薇色の未来)を求めて

 

 

が、彼等は忘れようとしている事があった

 

 

強行取材を主導したマスコミは廃業が決定したことを

 

マンション内の個人情報を漏らした人物は現在、裁判を起こされている。当然ながら、これで敗訴した場合、一個人では到底返しきれない程の罰金刑となる事は確実である

事実被害を受けたマンション管理会社の物件に対するセキリュティについて居住者からクレームがかなりの件数寄せられており、管理会社はその対応に多額の資金や労力を要する事になっている。更に話のまとまりかけていた話も十数件破談となっており、明らかにマンション内の個人情報を出入りする業者が漏らした事が原因といえた

 

その人物が所属していた会社については、被害を受けたマンション管理会社の管理物件並び、トレセン学園とその関係企業から取引停止が言い渡されている。

当然、この報道は大きく取り上げられている為実質的には廃業になる公算が高いだろう

たとえ示談したとしても、失った信用を取り戻すのは容易ではないのだから

 

 

 

そして、アグネスタキオンの情報を掴んだフリーの記者が持ち込んだ記事は差し止められている事を彼等は不幸にも知らなかった

 

 

 

 

彼等特有の『スクープになれば何とでもなる』というものが通じるレベルを超過している事を理解していなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この過激にして無法な報道姿勢に対してメジロ当主達も良い顔をする筈もなかった

 

何せ、ウマ娘(自分たち)の未来を潰すが如き所業でしかないのだから

 

 

 

寧ろ、この一件を利用して全てを終わらせようとするのは、ある意味では必然であったのかもしれない

 

 

 

メジロ当主はトレセン学園の理事長である秋川やよいに連絡を入れた。その連絡を受けた秋川理事長は警備部門の責任者に対して、ある日(海水浴に出かける日)にトレセン学園周辺の巡回を増やす様に要請した

 

 

 

ここで、トレセン学園周辺の警備体制について触れたいと思う

 

 

トレセン学園外周にのみ、警備員はその権限を行使できるとされている。が、権限と大袈裟に言っても声かけと取材行為を行なう為の張り込みなどについて注意するだけであるが

 

素直に記者が引き下がれば良いが、大体がなんやかんや言って自分の権利を主張する

が、それをどうにか出来る権限を警備員は持ち得ない。トレセン学園内であれば話は変わるのだが

 

 

そこで、揉め事になると出番があるのがトレセン学園外周周辺に点在する交番

揉め事になると、警察官が介入。それにより、物理的に排除する。それと警察が介入する事を見せる事による抑止力を狙っていた

 

 

さて、トレセン学園は敷地が広大である。にも関わらず、その外周部の道路は全て『一方通行』なのだ

 

メジロの送迎車達は事前の打ち合わせ通り、トレセン学園外周部をぐるぐる回る

まるで用事があるのに、入れないかの様に

 

 

そして、記者の何人かは気付くだろう

 

送迎車は外周を回っている。と

 

 

 

そうなれば、待ち伏せしようとするものも現れるし、もっと強行に逆走してでも停めようとする者も出るだろう

 

事実、そんな者が出た

 

 

 

さて、トレセン学園についてメディア各社に通達が以前より出ていた

 

トレセン学園外周部において、『関係者』への取材行為の禁止である

当初は自粛であったが、度重なる報道により生徒などへの悪影響が出ると判断されたが故の判断であった

 

 

 

にも関わらず、その『外周部』で『関係者』といえるメジロの送迎車に取材行為をしようとしていたのだ

 

即座に周辺の交番より、警察官が出てくる

 

 

 

 

例え報道の自由を叫ぼうとも、警察にその道理は通じるはずもなかった

 

そして、混乱する現場を他所に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連絡あったけど?

 

 

うむ。では行こうか

 

 

はぁ、何でこんなに面倒なのさ

 

 

やれやれだね。ま、仕方ないと言えばそうなんだけどもねぇ?

 

 

皆さん、申し訳ありません

 

 

 

 

阿鼻叫喚なあちらを尻目に、今回のイベント参加者達はトレセン学園通用門付近に停車しているハイエースへと乗り込む

 

 

 

 

よぉ、ネイチャちゃん。お疲れ

 

明らかに目つきが一般人と呼ぶには目つきの鋭い運転手が声をかける

 

 

 

あ、そっかぁ。ハイエース(この車)じゃないと厳しかった?

 

そうだなぁ。何せネイチャちゃんとその友達だろう?

荷物を考えたらこれ(ハイエース)が1番だってんでな、俺が呼ばれた訳よ?

 

 

ナイスネイチャはどこ吹く風。普段通りに対応していた

 

 

 

となれば、

 

 

シンボリルドルフです。この度はお世話になります

 

メジロマックイーンですわ。宜しくお願いいたします

 

ナリタタイシン。宜しく

 

アグネスタキオンです。ご面倒をおかけします

 

 

と挨拶するのは極自然であった

 

 

 

 

そして

 

 

 

助手席には、すでにタキオンの彼氏がスタンバっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

車は住宅地の中を通り、普通に駅の東口へと着いた

 

そこには、メジロマックイーンが特別に呼んだ小型のバスが停まっている

 

 

んじゃ、鉄さん。ありがとね

 

おう、楽しんできな!

 

 

 

 

 

鉄さんと呼ばれた人物は笑顔を見せてハイエースに乗って去っていった

 

 

 

 

 

 

皆様、お疲れ様ですわ。此方に

 

 

マックイーンの先導の元、バスに搭乗する

 

 

 

やれやれ、登場して早々搭乗(・・)かよ。忙しいこって

 

・・・・まあ、キミの意見には同意できなくもないが、此方は面倒をかけているのだからねぇ

 

登場して、搭乗(・・)

っっっっ!!

 

彼のぼやきを宥めるタキオンと不意打ちにも反応してしまうルドルフである

 

 

いや、だからアンタさぁ

 

(ルドルフさんの笑いのツボが分かりませんわね)

 

(頭痛いなぁ、大丈夫かな?)

 

 

ナリタタイシンは呆れ、メジロマックイーンは困惑し、ナイスネイチャはこれからの事を考えて頭を痛めていた

 

 

 

 

 

何せトレセン学園側からのメンバーはアグネスタキオン(学園一のマッドにして、唯一の彼氏持ち)メジロマックイーン(某組織会長で何処かズレてる)ナリタタイシン(最近、トレーニングガチ勢入り)シンボリルドルフ(生徒会長)自分(ナイスネイチャ)なのだ

 

 

ナイスネイチャにとって不幸だったのは、比較的マトモ(・・・・・・)なウマ娘との交友が多かった為、個性の殴り合いみたいな環境には慣れていなかった事だろう

 

 

これが学園のオカン(タマモクロス)であれば、顔を引き攣らせていたのであろうが、ナイスネイチャが主に関わっていたのはサクラバクシンオーやビワハヤヒデ、ウイニングチケット、ナリタタイシンにライスシャワー、ミホノブルボンであった

 

 

一部、組織でもヤベー奴と認識されているウマ娘が混じっているが、彼女達(ライスシャワーにミホノブルボン)一部を除き(・・・・・)非常に常識的であった

 

 

 

 

 

 

 

組織一の常識枠(ナイスネイチャ)の苦労は此処からはじまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




デジたんが実装されたので、急遽ウマ娘始めました

デジたんとタキオンばかり育成していてもどうにもならなかったので、ルドルフ育ててみたらデジたんとの固有スキルとの相性良すぎてワロタ


のんびりやっていきたい


しかし、未だ秋口という恐ろしい話

後何話いるんやろか?

別のウマ娘が幼馴染の話いります?

  • いる
  • いらない
  • とりあえず本編書いて、どうぞ?
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