彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

5 / 86
書いた、出来た、投稿した

隔離されてて暇なので書くしかないと思う、今日この頃


沢山のお気に入り登録、評価をつけて下さった燕 海里様
この場を借りて御礼申し上げます

拙い自己満足な小説擬きではございますが、宜しければお付き合いください


 すすむために

町内会長との話し合いの後、今度は学校と役場との話し合いの場を用意された

 

 

そこで判明したのが、ウマ娘の施設。仮称トレセン学園は保護者の同意が原則必要ではあるものの、抜け道はあると言うことだった

 

 

更にトレセン学園と言ってもウマ娘のみの組織ではなく、一般採用枠もあるとの事。更にウマ娘のトレーニングを担当する『トレーナー』という職の存在も知ることが出来た

 

 

仮にアグネスタキオンがトレセン学園に行くと言うのであれば、彼の同行が必須条件だとタキオンは主張した

 

学校側としては大っぴらにタキオンの親に反抗するタキオンを応援できないが、教職員や教頭に校長が個人的に力を貸してくれるとの事

 

役場としては、そこまで踏み込んだ事こそ出来ないものの、トレセン学園創立の中心人物である秋川家の人間や主要スポンサーである、桐生院家やメジロ家にコンタクトをとれる様に動く事を確約した

 

 

というのも、タキオンと彼が世話になっている町内会長は地元の名士という奴であり、会長の身内には市会議員や県会議員などがいるのである

 

会長は早朝に彼へと電話してから自身の伝手やコネをフル活用して、この場を整えたのである

 

更にその伝手を使う事で地元選出の国会議員にまで話を届ける事も期待できる

 

げに恐ろしきは権力であった

 

 

 

 

しかし、此処で問題となるのがタキオンの幼馴染である

 

何せ彼は中学生であり、これといった特筆すべき技能を持ち得ない

トレーナーになるには年齢が足らず、職員になるにもやはり年齢が足らないのである

 

 

 

だからといって、タキオンが幼馴染を諦めるわけもないし、彼もタキオンの傍から離れる気はなかった

 

 

 

 

 

ちなみに彼の両親については、彼が昼過ぎに連絡しており

 

 

始めこそ渋っていた彼の両親であったが

「タキオンの為なら、ボクは家も学校も家族すら捨てて一緒に歩く」

 

とマジトーンで言ったのを聞き、息子の覚悟を察した父親が折れ、母親を説得した

 

彼の両親は仕事の合間を使って明後日の夜に一度帰ってくると確約し、その後町内会長にお詫びとお礼の電話を入れている

 

 

 

 

 

 

現状問題なのはタキオンの両親であるが、最悪の場合は役場から動いて育児放棄からの親権剥奪も視野に入れる事にしていた

 

 

何せタキオンの両親が補助金やその後の名声などを見据えた上で、トレセン学園に入学させようとしているのは明白だからである

 

 

子育てすら碌にしていないのに、娘の立場を利用して利益を得ようなどというのはこの場にいる誰もが唾棄すべき行為であると認識していた

 

 

 

実際に一度ならずともタキオンの家には行政の指導が入っていたりするのだから、役場の人間のタキオンの両親への視線が厳しくなるのは当たり前である

 

なお、その事実を知っていたからこそ、タキオンのいる中学校へトレセン学園の案内が届いたわけではあるが

 

 

 

 

 

「しかし、仲が良いのですね。お二人は」

 

 

役場の職員が苦笑いでそう指摘すると

 

 

「その通りさ。私には彼が居ないと困るのでね

生活面においては私は無力だからね!」

 

と何故かドヤ顔であるタキオン

 

「いや、まぁ、お恥ずかしい所をお見せして申し訳ないっす」

 

と恐縮している彼であった

 

 

 

だが、彼とタキオンの体勢は午前中のあれであり、学校関係者は温かい目で見守っていたりする

 

 

 

 

 

 

余談ではあるが、タキオンと彼の学年主任(御歳ピー歳)の独身女性教員は複雑な表情で2人を見守っていた事を此処に記す

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の晩に某居酒屋にて

「リア充爆ぜろ〜」と言っていたが、因果関係は不明である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目まぐるしい1日だったねぇ」

 

「疲れたワンカップ」

 

役場と学校関係者が帰った後、タキオンと彼は隣同士で座っていた

お互いに肩を寄せ合い、密着している状態である

 

 

「タキオン、今日何が食べたい〜?」

 

「何でもいいさ。君の手料理ならね」

 

2人は気を抜いたやり取りをしている

彼女と彼にとって、これが日常なのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

またまた余談ではあるがタキオンと彼の家は同級生からは

『踏み入らざる地』と呼ばれている

 

 

何故か?

 

 

それはあるタキオンの友人の一言に集約されるだろう

 

「もう、アンタ達結婚しなって」

 

 

それだけ2人の距離は近いのである

 

 

 

 

 

 

なお、この地区の恒例の風景?であるタキオンと彼の二人羽織は冬の名物と化しており、同級生は勿論、ご近所さんの中にもこれを見て冬を実感するという感覚の麻痺っぷりであったりもする

 

 

 

 

更に付け加えると、意外かも知れないがタキオンと彼は未だにプールや海に一緒に行ったことがなかったりする

 

まあ、是非もないよね☆

 

 

 

 

 

 

 

 

話を戻すと

 

 

「俺の手料理なら何でも良いって?」

 

「そうだね」

 

タキオンは心地良さそうに目を閉じている

 

 

 

だが、ここにいるのは『残念系男子』『エアブレイカー』と呼ばれている人物である

 

 

「そうか。それは嬉しいな」

 

そう言いながら、彼はタキオンの頭を撫でる

壊れ物を扱うかの様に、慎重に。そして愛おしきものを愛でるかの様に

 

 

「んじゃ、今日の晩飯はレバニラ炒めな」

 

「や、それはおかしくないかい!」

 

「え、だってさっき何でもって」

 

「言ったよ!確かに言ったさ!だけど、こうもっとあるだろう!

 

折角の空気が台無しである

 

 

しかし、怒鳴り合う2人の顔には確かな笑みがあった

 

 

 

時に優しく、時に厳しく

真剣に、ふざけて

遊び、学び

 

そうして2人はここまできたのだ

 

今更取り繕う必要もない

 

 

「「君(タキオン)が傍にいるなら、私(俺)は何処までも行ける」」

 

 

 

 

 

 

 

後のトレセン学園生徒会長より

 

『比翼連理』と呼ばれる事になる2人の物語は此処から始まった

 

 

 

 

 

 




と言うわけで、早々にタキオンのご両親はパージされます
仕方ないね

恋愛は障害がある程燃え上がるというけども、余計な障害はダストシュート

障害があるの?しょうがねえなあ

お粗末様でした

トレセン学園で絡ませる相手は?

  • ゴールドシップ
  • シンボリルドルフ
  • サイレンススズカ
  • ライスシャワー
  • メジロマックイーン
  • お任せ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。