彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

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とりあえず8,000文字というキリ良かったので上げる


そろそろ、色々とクライマックスになってくる予感がする


相変わらずの雑文ですが、どうぞ


 妹達から見た海水浴の裏側(前編)

海水浴

 

海や砂浜で遊ぶ事

また海で泳いだり、近年では砂浜で日焼けしたりする事も含まれる

 

 

 

 

大好きな姉からの連絡を受けたスカーレットはウオッカと少し面倒な事がありはしたが、万全の用意を整えた

 

 

姉曰く

 

最近の彼は疲労が蓄積しているからね。此処らで無理矢理にでも休ませないとねぇ

 

との事だった

 

 

それに対して

 

でもお姉ちゃん。お兄ちゃんって海水浴嫌いじゃなかったかしら?

 

と聞くと

 

 

・・・・・まあ、どうにかするさ。どうにか

うん、大丈夫だろう。多分ね

 

と頼りない応えが返ってきた

 

あ、これお姉ちゃん話してないのね

とスカーレットは理解したが、全て姉に任せる事にした

 

 

 

べ、別に機嫌の悪いお兄ちゃんの説得が大変とか、そういう訳じゃないんだから!!

 

とはスカーレットの発言だった(ウオッカ証言)

 

 

 

 

 

 

そこら辺は尊敬する姉に任せる(押し付ける)として、スカーレットは別の人物に連絡を入れた

 

 

 

 

 

 

 

もしもし?

 

おおっ!久しぶりですね、スカーレットさん

どうしたんですか?も、もしかして私の趣味(同人誌製作)の手伝い

 

しないわよ

 

せめて、最後まで言わせて下さいよぉ

 

いやはっきりしとかないと、また前(・・・)みたいになっても困るのよ

 

ううっ、こうなったらお姉ちゃんとお義兄(にい)ちゃんをどうにかして引き込まないとダメかなぁ?

 

・・ねぇ、何だか聞き捨てならない言葉が聞こえた気がしたんだけど、デジタル?

 

キ、キノセイデスヨ。気のせい!

 

 

と明らかに動揺した様な応えが返ってきた

 

 

 

 

!!

同様に動揺(・・)する

これだっ!

 

 

[作者のダジャレセンスが3下がった!]

 

[シンボリルドルフのやる気が絶好調になった!]

 

[エアグルーヴのやる気が絶不調になった!]

 

[ナリタブライアンのやる気が絶不調になった!]

 

[〇〇〇〇〇〇〇〇のやる気が絶好調になった!]

 

 

 

 

 

閑話休題(冗談はさておき)

 

 

 

 

アグネスデジタル

 

 

姉からはデジタル。兄からはデジたんと呼ばれているダイワスカーレットの従姉妹であり、アグネスタキオンの従姉妹()でもある

 

 

強烈すぎるキャラクターであるが、姉と兄からは普通に対応されているウマ娘である

 

 

 

まあ、いいわ。それよりデジタルは誘われてないの?

 

 

あー、その学校に行かないと、その

 

あ、うん。分かったわ

 

 

アグネスデジタルの両親は割とデジタルの趣味にも寛容な方だと客観的に思う

が、流石に趣味(同人誌集め)の為に頻繁に学校を休むデジタルに対しては許容出来なかったのだろう

 

 

本来なら、信用できる身内(アグネスタキオン)がデジタルを誘うのであれば両親とて否やとは言わないところではある

 

 

スカーレットの両親と違い、あくまでもデジタルの両親はアグネスタキオンとその両親を分けて考えているからこそであった

 

 

その点でいえば、スカーレットよりもデジタルの方がタキオン()の誘いを受け入れやすいのはスカーレットにとって皮肉でしかなかったりする

 

 

それこそ、小学生の頃は真剣にデジタルの事をスカーレットは妬んだ事もある程だった

今でこそ、スカーレットとデジタルの間にその様な蟠りはないのだが

 

 

 

ふーん。なんていうか残念ね

 

私としてはトレセン学園に行ってナマのウマ娘さんをみたいのですけどね?

 

 

 

実はスカーレットとウオッカがトレセン学園に招待された時、デジタルも呼ぼうという彼から提案があるにはあった

 

 

ふぅん。別に私は止めはしないよ?

でもいくらなんでもスカーレットとその友人にデジタルまでキチンと対応出来るのかな?

 

うぐ?

た、確かにデジたんは難しいか?あまり無体な事をしたくは無いんだけどなぁ

 

冷静に考えようか?

本当にキミはデジタルを制御出来るのかい?

彼女が憧れているウマ娘の学園である此処(トレセン学園)に連れてきてなお

 

あー、うー

 

流石にその顔はやめてほしいな

別に千年の恋が醒めようと、私がキミを離すつもりはないよ?

でも恋人としては複雑な気持ちにしかならないからね?

 

だな。スマン

 

で、だ

今デジタルの両親に連絡を入れたんだが、どうやら彼女は学校を良くサボタージュしているらしい。今回は見送って欲しいとの事だよ

 

orz

デジたん、何やってんのさぁ

 

 

と言ったやり取りがあったとか何とか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アグネスデジタルが実装されるなんて予想してなかったからだろ?

 

・・・・・・・

HAHAHA⭐︎

そういう解釈もあるね

 

 

 

 

 

 

誠に申し訳ありません(作者土下座)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、アグネスデジタルは自身の行ないにより貴重な姉と義兄(あに)の誘いを受けることが出来なかった訳だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっか。デジタル、アンタはもう少し学校に真面目に行きなさいよ?

 

と言いましてもねぇ

 

別にアンタの趣味を否定する気なんてないわよ。私は勿論だけど、お姉ちゃんとお兄ちゃんもね

でも、いざって時に困るじゃない?

 

・・・ですねぇ

 

アタシだって、折角なら従姉妹のアンタと一緒に何処かに行きたいわよ

 

ふふふふふ

 

・・・何よ?

 

ツンデレスカーレット。やっぱりいいですなぁ

 

ばっ、バ鹿言ってんじゃ無いわよ!!

 

いやいや、冗談はさておいてそのスカーレットの気持ちは嬉しいんですよ?

 

ふん!またそうやって誤魔化して

まあ良いわよ。土産話期待してなさいよ?

 

はい。楽しんできてくださいね?スカーレット

 

 

 

 

 

ダイワスカーレットとアグネスデジタル

決して外見も趣味も似通っていない従姉妹

だが、その心優しさは間違いなく似ていたのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、時間は海水浴当日になる

 

 

タキオン達が壮大な囮作戦をしている頃、スカーレットとウオッカは唖然としていた

 

元々、どうやって向かおうと思案していたのだが、デジタルより早朝連絡があったのだ

 

 

 

 

私の先輩が迎えを出してくれるそうなので、スカーレットの家で待っててくださいね?

 

との事

 

 

 

確かに出発時刻は6時半だから、5時くらいに連絡するのは理解できなくも無い

無いのだが、一つだけ疑問が残る

 

 

 

何故アグネスデジタルはその時間(5時)に連絡出来たのか?

という事だ

 

 

そして、スカーレットはお礼のメールを返信した

デジタルの性格上、メールには即反応する筈

 

 

だが、1時間経った今でも返信は来ない

という事は、だ

 

 

 

スカーレットは頭を抑えながら、もう一つメールをデジタルに送った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

送信者

ダイワスカーレット

 

件名

覚悟しときなさいよ?

 

本文

後でお姉ちゃんとお兄ちゃんに言っておくからね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカーレットは理解していた

よりにもよって、今日従姉妹(デジタル)は夜更かししていた事を

 

スカーレットがいくら言っても聞かない(効かない)のは承知している

 

 

となれば、少々灸を据えて貰わねばならないとスカーレットは思った

 

 

 

 

 

 

事実、徹夜した為に昼目を覚ましたデジタルは、スカーレットからのメール

特に二通目の内容に

 

 

嘘おおおっ!!

 

と絶叫したとかなんとか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自宅前に予定時刻待っていたスカーレットとウオッカの前にミニバスが停車した

 

 

え?

 

は?

 

 

予想外の車両の登場に戸惑う2人

 

 

だが現実は待ってくれない

 

よ、ダイワスカーレットとウオッカってのは確かアンタ達2人の事だよな?

 

 

銀髪の美しいウマ娘がバスから出てきた

 

 

 

あ、ダイワスカーレットです。今回はありがとうございます!

 

ウオッカです。お世話になります!

 

 

あー、いや。そんなに畏まられると、なぁ?

 

相手のウマ娘はやりづらそうにしていると

 

 

お嬢様。その辺で

ダイワスカーレット様とウオッカ様ですね?

お迎えにあがりました

 

と運転手の男性が恭しく挨拶してきた

 

 

それとお嬢様。お二人が挨拶されているというのに、自己紹介なさらないのは如何なものかと

それと、発車しますので席についていただけますか?

 

 

あー、そうだな。アタシはゴールドシップ。2人と同い年だ!宜しくな!

 

 

 

 

 

 

後にトレセン学園次世代を代表するダイワスカーレット、ウオッカ、ゴールドシップ

所謂『トレセン学園三騎士』と呼ばれる事になる3人は此処で改めて出会ったのである

 

 

 

 

 

 

 

そういや、あの時いた、よな?

 

おう!確かに居たなぁ

 

マックイーン先輩に連れて行かれなかったかしら?

 

あー、うん。マックイーンはデザートに目が無くて、その、なんだ

 

あーなるほどなぁ

 

確かにそんな感じだったわね、先輩

 

 

 

とまぁ、約1名の名誉を犠牲(話題)にしながら、3人は和やかに雑談に興じていた

 

 

 

 

 

 

お嬢様。そろそろ着きますが?

 

 

??

 

運転手が目的地に到着する事を告げると

 

おっ、そうか。スカーレットにウオッカ!悪いんだけどな、黙っててくれよ。アタシが乗ってる事は

 

満面の笑み(・・・・・)で頼んできた

 

 

え?

 

いや、お前もしかして

 

 

スカーレットとウオッカはまさかの可能性にいきついた

 

だが、名門と言われているメジロ家のウマ娘であるゴールドシップがまさか。と思い直そうとしたが

 

 

お二人のご想像通りです。お嬢様はマックイーンお嬢様に黙って此処におられます

 

 

やっぱりかよ

 

ええ、何やってるのよアンタ

 

まさかの事実とお嬢様と呼んでいる人物の隠し事を躊躇いなく暴露する運転手の双方に戦慄する2人(スカーレットとウオッカ)だった

 

いや、お前。そこは隠そうぜ!

 

そうは言われましてもなぁ。一応シップお嬢様を尊重してマックイーンお嬢様には(・・)黙っておきますが

 

ん、まぁそれなら良いか

 

 

いいのかよ、それ

 

何なのかしら。お兄ちゃんと似た様な空気を感じるんだけど

 

いやいや。兄貴ってそんなに我儘じゃないだろ?

 

 

 

 

ウオッカの想いとは裏腹に彼女が兄と慕う人物はわりかし身勝手である。ただそこに理屈や結果を残す事で黙らせるという、ある意味ではゴールドシップよりも性質(たち)が悪いのであったりするのだが

 

 

 

目的の為には倫理観や面子(不要なもの)など投げ捨てるべし

 

それが短いながらに彼からゴールドシップが学んだことであった事をスカーレットが知らなかったのは果たして幸運だったのだろうか?

 

誰にも分からない。当の本人達(彼とゴールドシップ)にさえも

 

 

 

 

 

 

 

そして、3人(1人は隠れているが)に彼が合流した

 

 

彼はトレセン学園に向かわず、自宅のマンションから迂回ルートを通って合流する事にしていた

 

実はタキオンを前日からトレセン学園の寮においだ、もとい避難させていた

 

何せ、此処(マンション)は一部の心無い人たちによりタキオンにとって安住の地となり得なくなっていたからだ

 

現在はそれでも一応(・・)は彼女も帰ってきているが、何よりもタキオンの安全を優先したい彼は密かに特別顧問達(秋川理事長と駿川秘書)へとある提案をしていたりもする

 

 

 

 

彼個人であれば、記者達の目を欺くのはそこまで難しくはないし、そもそも記者達は大っ嫌いなので、位置関係などはある程度とはいえ把握している

 

 

そして、妹達(スカーレットとウオッカ)に連絡を入れて合流した訳だが

 

 

 

どうも、お世話になります

 

いえいえ、いつもシップお嬢様がお世話になっております

主に代わりお礼申し上げます

 

 

と運転手と軽い挨拶をしてから、彼はおもむろにバスの最後部にまで態々来た

 

 

 

ふぅん?

 

彼はそう呟くと、『足で二度』近くの椅子の脚を蹴った

そして、妹達の元に戻ったのだが

 

 

(やべぇ、気づいてんのかアイツ)

最後部の収納部分に潜んでいたゴールドシップは戦慄した

 

 

 

 

が、少し待ってほしい

ゴールドシップというウマ娘は同年代のスカーレットやウオッカと比べても高身長である

しかも、である。彼女の気質的にじっとしているのが『とても』苦手でなのだ

 

 

さて、収納部分に気づいていないならまだしも、彼はタキオンや同行する友人達に妹達の為に警戒を怠る訳にはいかない

 

 

当然気付く

中に何かいることも

 

 

 

が、此処はメジロ所有のミニバス。そんなところでこんな事(・・・・)をする人物など彼は1人しか知らない

 

マックイーンからメジロの他のウマ娘(ライアン、パーマー、ドーベル)の話は聞いている

が、聞いたところではそこまで奇矯な行動を取るとは思えなかった

 

となれば、彼が知る限り1人しか該当しない

 

 

 

そこでわざわざ近くの椅子の脚を『二度』蹴ったのだ

 

中に潜んでいる人物(ゴールドシップ)に聞こえるように

 

 

 

 

 

 

 

そして、彼女は正直にも動いてしまう

彼がよく知る彼女(ゴールドシップ)の癖で

 

 

彼からすれば、中身さえ確認できれば問題視する理由はない

 

それだけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、陽動作戦の混乱の最中タキオン達と合流したのだ

 

 

 

よ、タキオンにルドルフ。それにマックイーンにネイチャに、タイシンさん?

 

なんでアタシだけ呼び方かえるの?

別に呼び捨てでいいっての

 

アッハイ

 

 

という一幕があったとかなんとか

 

 

 

 

 

因みにゴルシの必死の努力によりマックイーンには(・・)バレずにすんだとだけ言っておく

 

 

 

 

しっかしなぁ。マックイーンとこの人も大概ヤベェよな?

 

否定したくはありますけど、否定出来ませんわね

 

流石にあそこまでやる必要があったのだろうか?

心情的には理解できるとはいえ

 

 

 

彼の言っている事は彼女達が合流する為にメジロ主導で行なった警察まで巻き込んでの陽動作戦の事だった

 

確かにあれからも自重しない彼等は鬱陶しくはあった

だからとて、あそこまでするとは彼にも想像できなかったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この苛烈とも取れる対応だが、メジロからすれば当たり前の措置であった

 

 

幾度にも及ぶ警告。更に政府すら利用してまで色々としてきたのだ

 

メジロ側からすれば、彼等に十分配慮したといえるだろう

 

 

 

 

そして、あの騒動(マンションの一件)

 

譲歩しても、あちらは当然のようにその分だけ前に出る

分かってはいた事だが

 

 

そしてメジロ当主とて親である

 

子供たち(マックイーンやゴールドシップ)が関わってもいる問題だ

 

 

 

 

 

常にメジロの重責(次世代のメジロを受け継ぐもの)を感じていたマックイーン

故にいつも余裕がなく、趣味(野球やデザートを食する)でしかストレスを発散できなかった

姉妹にすら、壁を作っていたあの子がトレセン学園に通い、良い方向に変化していった

 

 

ゴールドシップ

メジロのウマ娘としての教育を受け、それを身につけているにも関わらず常に自由であろうとする健気な子

学校においても、家においてもいつも壁を作っていた

 

 

歯痒かった

名門と言われているメジロ当主。なのに、自身の子供一つ守れないのか?と

 

 

 

メジロ当主としての自分

あの子たちの親としての自分

 

 

どちらも自分のはずなのに、どちらかを選ばねばならなくなる

 

情けない言い訳であり、笑い話にもならない

 

 

 

 

だが、今年に入ってからゴールドシップは変わり始めた

 

 

彼に出会い、彼女(アグネスタキオン)に出会い

良き先達(トレセン学園の先輩)に出会い、学び

 

学校においても、アグネスタキオンの従姉妹であるアグネスデジタルに出会い。

ないと思っていた居場所を見つけたのだろう

 

そうすると周りを見渡す余裕が出来、姉妹たちとの仲も目に見えて良くなってきた

 

 

 

 

多かれ少なかれ、ヒトは互いに影響しあって生きていく

 

 

親として、自分の手で子供達をキチンと導けなかったのは情けない限りだが、あの子達が笑ってくれるのであらば、私の安いプライドなどどうでも良かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温厚な草食動物でも、子供を守る為ならば死に物狂いになる

 

 

 

 

 

 

だからこそ

 

 

 

 

 

 

 

 

娘たちの未来を奪おうとする者たち相手に、躊躇いなどあろうはずがない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この様な事情があった訳だが、当然の事ながら誰一人知るものはいなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、その辺りはどうでもいいだろう?

それよりもキチンと用意してきたかい?

 

・・・・甚だ不本意ながら、な

 

 

タキオンからすれば、どうでも良い話なので自分の彼氏に海水浴の準備をしているか、訊ねた

 

何せこの男、自分の都合が悪い事については意図的に手を抜く悪癖があったりするのだ

 

今回は恋人である自分だけでなく、他のメンバーもいる

となれば

 

 

あ、忘れたわ

 

 

などとぬけぬけと言い出しかねない

かくいうタキオンとて、その様な状況の場合は高確率でそうするだろうとは思うが。これはこれ。それはそれ。である

 

とても素敵な恋人同士(似た者同士)だった

 

 

 

 

 

ふむ、キミとしては不本意なのかな?

 

少しばかり眉を下げて聞くルドルフ

 

 

 

実はルドルフ、生徒会メンバー(エアグルーヴとナリタブライアン)に頼み込んでわざわざ水着選びをするくらいにこの海水浴を楽しみにしていたのだ

 

秋波を寄せる相手が乗り気でなかったというのは、流石に堪える

 

 

 

んー、そりゃあなぁ

タキオンやスカーレットならある程度は慣れてるけど、ルドルフにせよマックイーンにせよ、ネイチャにせよ、タイシンにせよ、ウオッカにせよ意識はするだろう。俺も男なんだからよ?

 

 

 

 

・・・・・・そうか。

うん、そうなのか。それは仕方ない事だ

 

はっきりと言いますのね

 

いや、恋人の前で堂々と言うことなのかな?それ

 

・・・・あっそ

 

兄貴も大変だなぁ

 

いや、ウオッカ。アンタもその一人なのよ?

 

 

 

彼のカミングアウトにそれぞれの反応を見せる

 

 

 

シンボリルドルフは言葉こそ冷静だが、絶賛尻尾と耳が大活動中(大はしゃぎ)

 

メジロマックイーンは褒められるのには慣れているのだか、あまり内心を語ろうとしない彼の言葉に少し照れていた

 

ナイスネイチャは照れていたが、それ以上に恋人の前で堂々と発言した事に戸惑っていた

 

ナリタタイシンは無関心の様であったが、少しばかり尻尾が揺れていた。が、それと彼の発言の関係は不明である

 

ウオッカは兄貴分の立ち位置に少し同情し、スカーレットはそんなウオッカに呆れていた

 

 

 

 

 

 

 

 

その影で

 

 

(畜生!アイツをからかえる貴重な機会だったのに、マックイーンがいるから、出られない!)

 

と内心歯噛みしているウマ娘がいたとかなんとか

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、タキオンの懸念は無用だったりする

 

何せ、相手はマックイーン

例えスイーツに目が無かろうが、応援してる球団が最近絶不調だろうが手抜かりは、ない

仮に彼が水着を忘れたと言ったとしても、即座にマックイーンが手配する事請け合いであるのだが

 

 

 

もしも、彼が(くだん)の球団の試合のチケットを持っていたらわからなかったのは、本人の名誉のために伏せておくが

 

 

 

 

 

 

 

ただ、彼としても今回断れなかったのは、単にタキオンやスカーレット。ウオッカがいるからでは決してなかった

 

 

実は最近、彼の中において少しばかりの変化が起きていたのだ

 

 

 

 

今まではタキオンを中心とした人物しか見てなかった

 

だが、ここにきてその軸がぶれようとしていたのである

 

 

 

 

 

タキオン最優先なのは変わらない

 

そして、スカーレットとデジたん

これも変わるまい

 

 

そこに妹分として慕ってくれるウオッカ

 

そして、自身に気負う事なく接してくれているシンボリルドルフが入ってきたのだ

 

 

 

 

彼はまだ自覚していないが、少しずつ。だが、確実に彼の中で何かが変化していっているのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを何よりも誰よりも喜んでいるのは、他ならぬタキオンだった

 

幼馴染である彼の変化に気づかないほど、タキオンの彼に対する執着は弱くない。

 

だが、

だからこそ。彼とルドルフの接触機会を増やそうとしているのだ

 

 

 

 

 

 

 

1人(タキオン)では、もう彼は止められないと朧げながらに思っているから

 

 

 

人生は重き荷を負うて 遠き道を 行くが如し

 

かの天下人徳川家康公の言葉にある

 

 

彼は様々なものを投げ捨てて、此処にいる

だが、人生とは、生きていくということは何かを背負いながら、その重荷に耐えながらも歩んでいくものだ

 

最近になって、ようやくタキオンもそう思える様になった

 

 

 

 

だから、彼にも私以外を気にかけて欲しい

 

 

そうでなければ、いつか彼が何処かへと消えてしまう気がしてしまったのだから

 

 

ルドルフもまた、自分と同じく愛が重いだろう

 

それで良いのだ

 

 

 

 

 

 

 

彼を独り占めしたい気持ちも勿論、ある

 

 

いつもそばにいて、スカーレットとデジタルだけ居れば良い

そう思う自分も確かにいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認めよう。私は弱い事を

認めよう。私だけでは、彼を守れない事を

認めよう。彼をここまで追い詰めたのは他ならぬ、私なのだと

 

 

 

 

 

だが、それでも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼がそばに居ない自分など受け入れない

彼が壊れていくのを黙って見ているなど、耐えられない

彼の微笑みが、見たいのだ

 

 

 

 

 

 

 

アグネスタキオンというウマ娘は、どちらかというと与え続けられてきた

 

彼に食事を、平穏を

 

 

 

だからこそ、アグネスタキオン(弱い自分)を認め、始めよう

 

彼と共に描く、明日を

 

 

 

既にこの話はルドルフとも機会を見てしている

 

 

 

彼女も複雑そうではあったが、最終的には同意してくれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時、私とルドルフは勘違いしていたんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ間に合う(・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで最後の方はスカーレットほぼ空気だった気がする


おい!このスカーレットメインとか、中身スカスカじゃないか!
とか
ここのしまうましまうとか、考えてませんよ? 

サクシャウソツカナイ


お気に入りが順調に増えてて、いつルドルフの腹筋壊そうか考え中


あと、贅沢かもしれませんが感想欲しいです(切実)


!!
感想なくて、心が乾燥する

これだっ!


というわけでご一読ありがとうございました

個別エンド見たいですか?

  • 見たい
  • いらねぇ
  • そんな事よりハーレムだろ
  • さっさと完結させるんだよ!
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