彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

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さて、久しぶりに短いぞー

最近らしくなく、長文が続いてたからそろそろ元に戻したい

この小説はスナック感覚で読んでもらえるくらいでちょうど良いと思うの


 妹達から見た海水浴の裏側(後編)

紆余曲折あったが、ミニバスは無事にメジロ所有のプライベートビーチに着いた

 

 

最近では水上バイクなどが沿岸をウロウロしていることが多かったのだが、海水浴のシーズンであることからメジロ側もある程度水上バイク部隊を配置

 

無法者達への対策を欠かすことはなかった

 

 

もしもの話だが、これがなかった場合は如何にマックイーンと言えどもプライベートビーチに友人達を招くことはしなかっただろう

 

 

 

メジロの名誉にかけても、ここでの話は部外秘だったのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで、何か言い訳はありまして?

 

ま、マックイーン。とりあえず落ち着けって

 

ゴールドシップは絶賛ピンチだった

どのくらいピンチかといえば、ラスボス戦開始時にセーブと回復を忘れたくらいである

 

 

怒れるマックイーン

それはメジロにおいて、逆らってはならぬ者

 

こと、要領のいいゴールドシップであるが、特に今年に入ってから彼女は毎回の様にマックイーンに怒られていた

 

が、なんだなんだ言っても可愛がられているゴールドシップである。スカーレットの様に、蝶よ花よと愛でられているわけではない

 

 

どちらかと言えば、ヤンチャなきかんぼうに対する様な扱いであったが概ねゴールドシップは満足している

 

 

後年白銀の騎士娘(シルバーナイトガール)と呼ばれる事になる彼女とて彼やタキオン。それにトレセン学園の先輩達から見ればヤンチャなゴールドシップは可愛いものといえたのだ

 

そうであるから、大体ゴールドシップが怒られていても彼なり、タキオンなり、ルドルフ達が庇ってくれているからマックイーンとて強く出れなかった

 

 

 

が、今回ばかりはゴールドシップの危機だろう

 

 

 

 

悪ふざけをしあう間柄である彼はゴールドシップの危機をきき(・・)ながら、鰈の調理動画を見つつ華麗(・・)にスルーしていたが

 

 

原因は現地に着くと、彼女達は皆バスで着替えを始めた。勿論、彼と運転手は降ろした上で、だ

カーテンも全て閉め、いざ着替えようとした時にそれは起こった

 

 

当然、カーテンを閉め切ったバスの中は少し暗かった

電気を点けようという意見もあったが、同性同士といっても恥ずかしがるウマ娘がいた為に点けることをしなかった訳だ

 

 

そして、着替えのために皆距離を取ったのだがバスな最後尾で着替えていたシンボリルドルフが少しふらつき眼鏡を落とした

 

急激な視界の変化に対応しきれなかったルドルフはたまたま(・・・・)近くにあった(・・・・・)収納ケースに倒れ込んでしまったのである

 

 

予期せぬルドルフの行動に着替え途中の皆も電気を点けて、ルドルフの元に向かった

 

 

 

 

 

そこで見たものは、倒れ込む半裸のルドルフと唖然とした表情で収納ケースの中に収まっていたゴールドシップ(従姉妹)だった

 

 

 

先に言っておくが、別にマックイーンとてゴールドシップが嫌いではない。寧ろ規範的なメジロのウマ娘の中で染まる事なく、己を貫こうとするゴールドシップには感心しきりだった

 

 

 

 

 

だが

これはダメだろう

 

 

 

故にこそ、マックイーンは怒っているのだ

 

 

 

因みに、ゴールドシップの潜んでいた収納ケースは蓋を被せると左右に蓋がぶれない様なものだった

普通に弄ったのであれば、開くことは決してなかった

 

ところが、である

ルドルフはその収納ケースの左手前に倒れ込んだ。

 

それにより、ちょうど畳返しの様に蓋が浮き上がった

 

これではどうしようもない

 

 

 

これにはシラオキ様も大爆笑必至であろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

此処(海水浴)にゴールドシップを呼んでいないのは、彼女にも中学校の生活があるからと考えている

 

では、平日に海水浴なんかに行くな。との非難もあろうが、マックイーンとしても警備上、土日では無理とのメジロ本家からの要請があったからやむなくこうしたのである

 

 

 

要請などようせい(・・・・)(良くしなさいの方言)

 

といったところであろうか

 

 

 

 

 

 

 

だが、救いはあった

 

 

あの、マックイーン先輩。怒られる気持ちはわかるんですけど、やっぱりゴールドシップさんもお姉さんである先輩と一緒にいたかったんじゃないでしょうか?

 

 

同じように姉を慕っているダイワスカーレットがゴールドシップのフォローに入った

 

そう、なんですの?ゴールドシップさん?

 

 

いつも飄々としているゴールドシップである。長い間一緒にいるマックイーンだったとしても、その様な考え方は出てこなかった

 

 

だが

 

 

ば、ばっか。アタシがそんな事思う訳ないだろう!

 

 

言葉でこそ、否定している。しかし、その顔は真っ赤であり、声も震えていた

 

 

つまりは動揺しているのだ。マックイーン同様(・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまいあまいと思いつつも、マックイーンはゴールドシップの事を許してしまった

 

 

 

 

 

 

その後、ナイスネイチャと彼による自作の弁当が振る舞われ、一部のウマ娘(ルドルフ、タイシン、ウォッカ)がショックを受けた事は、まぁ余談だろう

 

 

 

 

 

 

この日を境にゴールドシップは様々なウマ娘に自分の姉(メジロマックイーン)の事を話し回る事になり、マックイーンの恥ずかしがる回数が増えたのだが、それもまた余談である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、メジロ当主はとある人物に連絡を入れていた

 

 

 

 

お久しぶりですね

 

 

わざわざ貴女が連絡してくる。これ以上に不吉な事もないだろうな。やれやれさ

 

 

電話先の相手はため息混じりだった

 

 

 

ええ。本来なら貴女に連絡を取る事自体が尋常ならざる事ですわね

 

 

其方の悪い癖だ。一々前置きが長い

 

 

そうですね

では単刀直入に言いましょう

協力して欲しいのです。子供達の未来(明日)を守るために

 

 

ふぅ。未来、か

 

 

当主の言葉を聞き、何かを思い出すようにため息をつく

 

 

 

 

彼女が思い出すのは、あの時の光景

 

 

自分が認め、尊敬していた人物。可愛がり、その力量(チカラ)もあったあの娘

 

一緒に歩んでいける。誰もがそう思っていた

 

 

 

 

 

 

だが、何処かで致命的に間違えてしまった

 

 

あの人は永遠に喪われ、あの娘の笑顔もまた失った

 

 

 

 

 

それ以降、彼女は世間から隠れるようにして生きてきた

 

期待するだけ、絶望する

なら、期待しなければ絶望する事も、また涙する事もない

 

 

そう思って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴女にこう言いたくないのだけど

 

 

メジロの当主を務める女性は躊躇いがちに言う

 

 

いつまで逃げるつもりなのかしら、貴女は

それで、あの人達が喜ぶとでも?

 

 

言ってくれるな

 

 

『先に進むもの達の責務を果たせ』

あの人の言葉だったわね

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ

 

 

 

 

ある時、私を指導してくれていた彼は私に言った

 

 

 

〇〇〇〇。俺は所詮は国の言う事に逆らえない臆病者だ

自由とは到底言えないんだろうさ

お前さんもそうだろう。

 

だがな、俺たちが求めているモノ。今は果てない道の先にあるかもしれん

でもよ、それで諦めんのか?逃げだせるか?お前さんは

 

 

俺たちがしている事は無駄に終わるかもしれん

 

だがな、いつかやがて俺たちの歩んだ道を目指してくれる者達が現れる筈

俺たちはそいつらが目指せるものであるべきなんだよ

それが先に立つ(発つ)者の仕事だ

 

 

 

 

 

 

 

嗚呼、そうだったのだ

 

 

 

 

 

彼女は眩しそうに目を細め

 

 

 

 

懐かしい文言だな。確かに今の私を見れば、あの人なら容赦なく喝を入れているだろうさ

 

 

っ!

そうね

 

 

メジロの当主は電話先の人物の声に力が戻った事を理解した

 

 

さて、何をすれば良い?

既にウマ娘としては働けない私だ。それでも私にしか出来ないことがあるから、連絡してきたのだろう?

 

 

 

 

大胆不敵。傲岸不遜

 

世間からそう言われ続けながらも、ウマ娘として一つの時代を築き上げた彼女の心に火が灯った

 

 

 

おおかた貴女の悪巧みだ。中々楽しそうな事になるだろうが、それもまた一興。精々観客達を沸かせて見せよう(魅せよう)

 

 

 

 

 

 

 

 

此処に『旧き巨星』と言われたウマ娘が舞台に上がる

 

 

 

自分がかつて信じた、守ろうとして守れなかった者達の想いを

そして、今まさに崩れ落ちそうになっている者達の想いを

全てを無駄にしないために

 

 

 

 




というわけで一部のウマ娘がふっきれました


みんなのゴルシはこれから、さらに皆を振り回してくれるでしょう



最後に出てきたウマ娘は実在の競走馬モデルのウマ娘です


あと、サイゲのカバーが広くなりすぎて、一部考えていたウマ娘が軌道修正しなければならなくなったのはここだけの話

個別エンド見たいですか?

  • 見たい
  • いらねぇ
  • そんな事よりハーレムだろ
  • さっさと完結させるんだよ!
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