しかも、ウマ娘のレースについてほとんど触れてもいない
はい、私めです
許してください、なんでもはできませんが
今回は過去話と政治オンリーですが、どうぞ
総理による衆院解散宣言は様々な動きをもたらすこととなった
事情はどうあれ、総理の勝手な判断により解散総選挙となった以上、現与党に総理の席はなかった
選挙対策も充分になされていないまま、選挙戦に突入すると見られていた為である
ところが、解散が決まった日。現政権の財務相を務めている人物を始め、総理などがこぞって党本部に離党届を提出したのである
人数としては二十数名
与党の衆院議員が六十数名であり、三分の一にもなる人間が一斉に離党届を出してきたのである
当然だが、党の離党届を受理する者は驚くほかなかった
確かに総理を罷免しようとしていたし、今離党しようとする者達の大半には声をかけていなかった
だが、
制止しようとする党幹部達を他所に彼等は速やかに結党届を提出
現総理が新党結成という前代未聞の事となった
そのため、政治的空白が総選挙まで起きる
本来であれば、他国から色々と言われる行為であったが、親日路線を維持している隣国よりは
ウマ娘の問題が日本においても大きな関心ごとになっていることは非常に喜ばしい事である
とのメッセージが発信されるにとどまった
更に総理降ろしの中心人物である与党重鎮の選挙区において、とある人物が衆院選に出バを表明した
その人物の名はクガヤシといった
彼女はウマ娘であり、今から20年以上前に自身の今でいうところのトレーナー。それに後輩であったナツフジ。この2人と共に日本におけるウマ娘という存在を周知のモノとさせたのである
ウマ娘という者について、当時はほとんど理解されておらず、ウマ娘として生を受けた者達は帽子を被り耳を隠し。ダボダボのズボンを履く事で尻尾を隠し生活していた
田舎においてはそれなりに理解があったものの、逆に都市部においては一種の化け物の様な扱いを受けることすら頻繁にあった程だったとされる
そんな日々に嫌気がさしていた若き頃のクガヤシはある日、変わった人と出会った
その若者はある財閥の御曹司であり、財閥のトップという社会的に重要な立場を有していた父と一般家庭の出ながらも大恋愛の末に結婚した母の間に出来た唯一の子供だった
それ故に父の両親や親族と母の両親の仲が悪かった事を幼い頃から理解せざるを得ない立場にあった
そこで様々な立場がある事を幼心に理解した。理解しなければならなかった
当たり前だが、彼は悲しく思い、成長するにつれてその感情は嘆きへと変わっていった
だからこそ、彼の周りには様々な立場の者達が集まってくる
父に近しい者達の親族。母に近しい者達の親族
お金持ちである彼の財産目当ての人物に、単純に彼の考え方に興味をもった者
彼はどの様な人物であっても、拒む事なく、先ず話し合う事を何よりも大事としていた
そんな彼がある日友人から聞くことになる
どんな日でも帽子を被り、ブカブカのズボンを履いている女性がいるという事を
彼は興味を持ち、その人物と会おうと決意する
当然、特に彼の父の関係者は怪しい人物に近づく事をよしとしなかったが、彼はそんな意見に耳を貸す事などなかった
そうして、クガヤシと御曹司である彼は出会った
初めこそクガヤシはウマ娘である事を隠そうとしていたのだが、幾度も会うとなればミスの一つや二つは出てくるもの
結局、耳がバレてしまい、そのまま自身がウマ娘である事を告白しなければならなくなった
これで彼との楽しい時間も終わりか
クガヤシは迂闊な自分自身に腹を立てる一方、一抹の悲しさを感じていた
だが、彼はクガヤシがウマ娘である事に関心を持つ事こそあったが、別に彼女を拒否する様な事はなかった
寧ろ、何故
と逆に聞かれる始末
世間知らずだった彼にクガヤシはウマ娘について教えた
人よりも力が強く、足が速く、聴覚も優れている
人とは違う生き物だ、と
説明しながら
(何でこんな事をウマ娘である私が教えているのだ?)
と疑問をおぼえながら
そして、
それに対して、彼は疑問に思った
確かに
だが、少なくとも目の前にいる
違う部分があったとしても、はたしてそれだからと受け入れない理由になるのか?
と
そんな事を言い出したら、人種によって肌の色も違うし、言葉や風習とて違うのだ
果たして、そんな事があって良いものなのか?
彼はその日クガヤシと別れてから、自室に戻り考えにふけった
翌日、マスメディア関係の親族を持つ友人にそれとなく聞いてみた
ウマ娘とは何か?と
その友人はそれに対して
なんだ?その、ウマ娘ってのは?
と返してきた
そこで彼は様々な職業に就いている親族や友人を持つ友人達に聞いて回った
ウマ娘とは何か?
と
ところが誰一人として、明確な答えを持つ者はいなかった
法律関係者や医療関係者、政府関係者を親族に持つ友人達でさえも
そこで彼は一つの集まりを主催する事にした
『ウマ娘研究会』である
これはウマ娘というものについて考えると共に、共存社会についても考えるというテーマを持った集団であった
彼は幸いにして、当時私立大学の学生であり、彼の実家や彼の友人達の実家から少なくない資金的援助が行われていた
成績等に反映してほしくはなかったが、このサークルを創る際にはこれが大いに役立った
大学の学園長や理事長としては、色々と複雑なテーマであるウマ娘を掲げたサークルなど本音としては創ってもらいたくはなかったが、そうもいかずやむなく承認した形であったのだが
そして、このサークルが活動し始めると、興味本位の参加者も現れ始め、学生らしく知らない事を知ろうとする者も多数参加する事になってくる
そうして、いつしか唯の倉庫一室でしていたサークル活動であったが、大学の講義室一つをまるまる貸し切る程の規模に成長していった
そして機会を見て、彼はサークルの代表になっていた事からクガヤシへのサークル参加を要請する事になる
勿論、外部の協力者として認められた上で、だ
これにより、理想論であったウマ娘との共存社会のデザインが俄に現実味をおびはじめた
サークルに参加する者達は、制度面や医療体制、はては身体能力の明らかに異なる
なお、この頃このサークルには若き頃の秋川家当主や桐生院当主に現総理の父親なども参加していたりもする
そして、ある日クガヤシは自分の後輩であったナツフジをそのサークル活動に参加させる事にした
ナツフジはウマ娘としては珍しく、大学などに通いたがり積極的に社会へと溶け込もうとしていた
ウマ娘の大半はウマ娘やその関係者のみで集まるか、ひたすらウマ娘てある事を隠して生きていく事を選択するのが普通だった中で
その為、ナツフジのサークル参加は本人やサークルメンバーからも好意的に受け止められ、更にサークル活動は活発になってきた
此処で彼等に転機が訪れる
サークルに参加している者の親族から、雑誌のインタビューの依頼が来たのである。あまり有名どころではない雑誌とはいえども、サークルの活動を世間に広く知らせる機会とあってサークルメンバー達は沸きたった
そして、クガヤシとナツフジもそのインタビューに同意した事で日本では初めてとなるウマ娘の記事が雑誌に掲載される事となった
反応は劇的だった
ウマ娘からは概ね好意的な反応を雑誌を発行した出版社経由で受け取り、大衆からは写真がなかった事からヤラセではないか?との抗議じみた反応もあったが、殆どが驚いた。という反応であった
そうして、注目度が集まればいよいよTVも動く事になる
今から20年前といえば携帯電話の先駆けとなるものが発売され始めた頃であり、インターネットも一般には普及されていなかった時期である
SNSの様に個人で情報を発信するなど、どだい無理だった時代であり、そうであったからこそ、TVの力は絶大であった
そのテレビが遂に『ウマ娘研究会』の活動に取り上げる事にしたのである
その頃には代表である彼とクガヤシの後輩であったナツフジが仲を深めており、テレビ放映により全てがうまくいく
そう、思っていたのだ
テレビ放映により、更に世間へと知られる事になった『ウマ娘研究会』である
代表は某財閥の御曹司で、その想い人はサークルに参加するウマ娘
なんともマスコミの好きそうなネタであった
そこで彼等マスコミは一計を立てた
サークルに初めて参加したウマ娘はクガヤシである
にも関わらず、彼等はカツフジが初めてサークルに参加したウマ娘と報じ、この活動の裏には彼とナツフジの恋があったのだと
センセーショナルではあったし、雑誌の記事を見ていない者が多かった為にこの意見はすんなりと受け入れられた
クガヤシもまた、世間の注目を集める為。というマスコミの意見を受け入れた
いや、受け入れて
重ねて書くが、代表は財閥の御曹司。
その伴侶に立候補する者や推薦する者はかなりの数に及ぶのは想像できよう
御曹司のお遊び。程度にサークル活動を黙認していた彼等だったが、相手がそのサークルに参加している何処ぞのウマ娘となれば話は変わってくる
その後、彼等はありとあらゆる手を使ってサークル活動を妨害し始める。そして、それを悲劇的に報じるマスコミ
世間はそれに同情し、御曹司とナツフジの恋模様にそれを支えているクガヤシに注目していた
苛立ちを隠せなくなったある人物が凶行に及ぶ
ある人物を使い、御曹司とナツフジが二人きりになった時を狙い交通事故を装ってナツフジを亡き者にしようとしたのだ
だが、これは企んだ者からすれば最悪の結果を残す
ナツフジに向かって高速で突っ込んでくる車に対して、彼はナツフジを
代償として、彼は車に跳ね飛ばされ命を落とす事になったのだ
突然の恋人の死
ナツフジはそれに耐え切る事が出来ず、彼の後を追った
マスコミはこの悲劇的な事故を各社報道した
クガヤシはこれを知り、自分が彼とナツフジを死に追いやったのだと思い、サークル活動を抜け、世間から身を隠す事とした
これがその時を知る人達の記憶に鮮明に残る事件になるのは必然だった
その人とウマ娘の共存社会を目指していた『ウマ娘研究会』の有名人であるクガヤシが出バを表明したのだ
しかも、現総理中心となって構成されつつある新党公認の候補者として
与党重鎮の地盤であるこの選挙区は長らく高齢者以外の投票が伸び悩んでいた場所であった
だからこそ、与党重鎮の確固たる地盤として機能していたのだが
知名度においては、それこそ当時の人間からすれば有名などというレベルでないクガヤシの出バは与党を文字通り揺さぶった
更にかつてウマ娘研究会に属していた人物が、ウマ娘との共存を掲げている新党の公認候補として次々と出バを表明し始める事になる
更に野党よりも離党者が出始め、全員が新党に合流する事になった
これにより、現職衆院議員だけで40名を超える新党として前代未聞の規模となっていた。更に与党の参院議員や野党側の参院議員なども合流してくる事も確実視されている
既に衆院議員のみで言えば、与党とほぼ同数の議員数を確保しており、連立を組んでいるからこそ、かろうじて与党は最大数を確保できているという有様に陥っていた
年齢層でいえば、総理を始めとして若手中心であり、最高齢が風見鶏と揶揄されている60代前半の議員である事から全政党の中でも平均年齢が1番若い政党でもある
なお、アグネスタキオンとその彼の地元選出議員も新党に合流していたりする
掲げる政策はウマ娘との共存社会の実現と社会システムの再構築。福祉、経済の再生。であった
新党には秋川、桐生院を始めとしたウマ娘関連の企業や組織が応援に入る事となり、ウマ娘研究会関係者もこぞって支持に回ることが確定していた
それに対する与党側は地元の有力者などに声をかけたり、著名人にも出バを要請している
なんとかマスコミを抱き込む事で民意を引き寄せようとしているものの、実務者として優秀な若手は全て新党に持っていかれており、残ったのは派閥調整に優れる古参議員や新党に合流すべきか、与党に残るべきか未だ迷っている頼りない議員ばかりであった
その為、政策論争などしようものなら、言い負ける事が避けられないと与党幹部達は頭を抱えてすらいる
野党は政権を投げ出した総理に資格はないとして非難しているが、それに対して
その資格の有無を論ずるための今回の選挙である
国民の皆様には不便と苦労をおかけするが、今後の国を担う重大な問題でありますから、どこへ投票するにしても選挙への投票はお願いしたい
とのコメントを発している
更に若手中心であるから出来るのか、新党に参加している議員のほとんどは某配信サイトに専用のアカウントを持っており、2日3日に一度は生放送をしている
非難のコメントであっても反応する事も相まってなんだかんだ言っても視聴者は多い。逆に配信をしない野党や与党へ苦情が寄せられる始末だった
虎の尾を踏んだとでもいうのか
与党重鎮の一人は苦々しく幹部の集まる会合で苦々しくこぼしたとされる
マスコミやコメンテーターなどには新党に対する不安や不信を植え付ける様に頼んでいるが、それに対しても手厳しい意見が飛んでくる始末だった
更に都合の悪い事に残っている与党議員の一人がアグネスタキオンの従姉妹であるウマ娘に対して強引な取材を行なう様、あるマスコミに依頼した事が暴露された
これだけでも致命的なのに、府中選出の元議員の疑惑について一部がマスコミによる捏造報道であった事もSNSで発信され、大問題となっていた
最早、マスコミとしてもトレセン学園やアグネスタキオン達に構う余裕は失われつつあったのである
これに加えての
利害の一致から手を貸して潰したはずの彼等がこのタイミングで牙を剥いてきたのだ
元々、御曹司を跳ねた車のナンバーは捜査記録にあったのだ
だが、当時既に議員職にあった彼が中心となって、これを握りつぶす様に圧力をかけた
なにせ、依頼人は彼の派閥の最大支援者だったのだから
その財閥は今でも彼の最大支援者であり、一蓮托生の関係だと
混迷を深める政治
それとはよそに続いていくウマ娘達の生活
描く未来
望む明日
果てぬ祈り
次回
最終編
『明日の為に』
ご期待下さい
とりあえず全部土台は出来たと思う
で、出来たよね?(震え声)
と、と、とりあえずよしっ!(無能猫)
次回より最終章となります
時期は不明ですが、投票により分岐するルートを設ける予定です。皆様におかれましてはご協力をお願いしたく思います
分岐により、ノーマルエンドとハッピーエンドとする予定です
勿論、どちらも書き切る予定ですが
ではこの様な小説を読んでくださりありがとうございました
宜しければ、また次回お会いしましょう
個別エンド見たいですか?
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見たい
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いらねぇ
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そんな事よりハーレムだろ
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さっさと完結させるんだよ!