彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

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雨が降ってきたので投稿します


アグネスデジタルの夢見た1日が終わる


いうまでもありませんが、捏造独自設定が乱舞していますのでご留意ください


 デジタルの待ち望んだ日(後編)

今年も暑い夏が終わる

 

 

 

 

そんな日に紳士、淑女達のイベントが始まろうとしていた

 

 

 

 

今年からはウマ娘関連の同人誌販売も一部解禁されており、この界隈の猛者達は新たなる戦場に心躍らせていた

 

 

勿論、実在するウマ娘を題材とする場合は様々な制約が設けられているが、その程度は各種版権などにもめげずに市民権を得た作家達にとって障害となりえなかった

 

しかも、その管理を任されている団体『勉強会』には新進気鋭のデジたんが参加しており、ともすれば色眼鏡で見られがちな同人誌業界を正確に把握してくれるという期待もあったのだ

 

 

実際、アグネスデジタルに甘々なアグネスタキオンと彼が中心となって肖像権などの各種権利関係の問題解決に積極的に取り組んでいた

幸いにも『愛でる会』の頃に様々な外部の団体とも繋がりが出来ていた事もあってか、ウマ娘達のレースやライブが本格的に注目される様になってから僅かな年数での解禁につながる事になる

 

 

 

 

更にメジロ、秋川、桐生院よりそれぞれ法律の専門家を外部協力者として招き、法律関係についての理解を深めると共に、いざ問題が起きた場合には即応体制をとれる様に組織としてまとめ上げた

 

それに伴い、夏の祭典に対する運営側への様々な面での協力体制の構築をトレセン学園やそのスポンサー達にも提案することとなる

 

これは祭典のスポンサーに出版業界の企業も名を連ねていた為でもあった

 

 

特にTVや新聞関係のマスコミとの関係は冷え切っているトレセン学園だが、いつまでもそれでは問題であった事も影響していたりする

 

 

 

結果として、トレセン学園に所属するウマ娘についての各種権利は在籍中に限りトレセン学園に帰属するという入学時の契約を根拠に当人に閲覧させた上で同人誌の是非を決める事となった

 

 

これは作家からすれば、面倒この上ない事でもあった。しかし、逆にトレセン学園は当人が認めた内容の同人誌については『トレセン学園公認』というものを用意する事で作家側にも配慮した

 

 

つまりはトレセン学園公認の同人作家とも言えなくもない状況を生み出した訳である

 

更に作家側には通達していないが、今回のイベントにも秋川、メジロなどのトレセン学園スポンサーの家の人物が客として入っており、ウマ娘関連の書籍の購入を叶う限り行うことが決定された

 

どうしても、野良やトレセン学園側に提出した内容と異なる同人誌が販売される可能性はゼロでは無かったからである

 

 

なお、この購入した同人誌は中身をある協力者とアグネスデジタルが中心となって精査した後に、2人で分け合う事も決まっていた

 

購入資金については、その協力者とデジタルが全て負担するつもりだったのだが、トレセン学園理事会が費用の半分を受け持つこととなっていたりする

 

 

これは内容精査する以上、それに相応しい対価が必要との意見が理事会側より上がった為である

また、それに加えてアグネスタキオンの親族であり、彼も妹として可愛がっている事も無関係ではないだろう

 

 

 

 

 

 

アグネスデジタル。いや、この場においては同人作家『デジたん』と呼ぶべきだろうか

 

彼女の同人誌は姉と兄2人の恋路を描いたものである事は先に触れた

 

 

 

では、彼女が全てを一人でしたのか?

 

否!彼女には頼もしい助っ人がいたのである!

 

 

デジタルの同級生でクラスメイトでもあるメジロのお嬢様

 

メジロドーベルだった

 

 

 

彼女は元々メジロという環境下では自身の趣味が受け入れられる土壌がないと諦めていた

 

だが、ゴールドシップという色々な意味で破天荒なウマ娘がいる前例がある以上、ドーベルの趣味が受け入れられない理由はなかったのだが、彼女はそれを知らなかった

 

 

別にマックイーンにせよ、ライアンにせよ、ゴールドシップにせよそんな事(・・・・)くらいでドーベルへの態度を変える事はないのだが、『知らぬは本人ばかりなり』といったところであったのである

 

 

 

そんな彼女であったが、最近彼女が注目していたのは新進気鋭の同人作家『デジたん』であった

 

 

デジたんはウマ娘関係の同人誌をネットにて公開している同人作家としては異色の人物であった

 

更にその内容が

 

 

『幼い頃に親から放置されていたウマ娘の少女がとある少年の献身的な支えを受けて、様々な困難を乗り越える』

という、ある意味では王道ともいえるものだった

 

 

そして、妙に主人公のウマ娘の心理描写や幼馴染の少年の内面などの描写が上手く、正道派に飽きつつあったドーベルであってものめり込むのにそこまでの時間はかからなかった

 

 

しかも、このデジたんの作品は『基本無料』であり、希望するのであれば指定口座に千円までの入金が可能であるという仕様だった

 

 

 

更にとある気高い理想を持つ少女とそれに寄り添おうとする少年の話やハンデを負いながらも、常に挑み続ける少女とそれを助けようとする少年の話なども同じサイトに掲載されていた

 

前述の作品と同じく、こちらも『基本無料』であった

 

更に入金についても回数こそ制限はないものの、振込額が千円を超えた場合は振込できない仕様ともなっていたりする

 

 

 

これは秋川の所有する金融機関でデジタルが受取り用の口座を開設した際に金融機関側との間での取り決めによるものだった

 

 

 

 

言うまでもないが、最初の作品のモデルは姉と兄であり、シンボリルドルフとナリタタイシンがその後の作品のモデルであった

 

 

同人誌のモデルという事で姉達は難色を示したが、事前に兄を引き込んだ事により、無事に問題解決となった

 

 

兄は姉とお風呂に一緒に寝る

ルドルフ先輩と1日デート

タイシン先輩とは兄がデートプランを考えての1日デート

 

という対価を用意する事になったが、必要な犠牲だったとデジタルは全力で素知らぬ顔をした

 

 

なお、後で姉達から何故かデジタルが感謝される事になり、デジタルが困惑したのはここだけの話

 

 

 

 

余談ではあるが、シンボリルドルフはダイワスカーレットとアグネスデジタルにお姉ちゃんと呼んで欲しそうにしていたりする

 

 

従姉妹にトウカイテイオーがいるとはいっても、彼女とは違ってスカーレットにせよ、デジタルにせよ、お姉ちゃんと呼んでくれそうだから、らしい

 

テイオーはかいちょーと呼ぶようになってから、お姉ちゃんと呼ぶ事は無くなって寂しさを感じているそうである

 

 

 

 

 

の割には兄のことを偶に『お兄ちゃん』と呼ぶのは如何なものかとデジタルは常々思っている

 

 

 

ルドルフをフォローすると、『お兄ちゃん』呼びの時にはルナちゃん化している為に、精神年齢が凄く低くなっているので、ある意味では当たり前なのだが、デジタルはそんな事を知るはずもなかった

 

 

 

ルナちゃんする。についてはタキオンとタイシンと彼以外が知ることのない様にしているトップシークレットなのだから

 

 

まあ、別にバレたからといってなんの不都合がある訳でもないと、実は彼やタキオン、タイシンは思っていたりするのだったが

 

 

 

確かにトレセン学園の生徒会長であった頃ならば、色々と問題もあっただろう

 

しかし、既にその職より身を退いたのであれば、寧ろ『1人のウマ娘』として最大の幸福の一つである『伴侶を見つけて懇ろな関係になる』というのは別に問題になるとはタキオン達は思っていない

 

 

寧ろ、シンボリルドルフというウマ娘が率先してそれをする事で他のウマ娘達に道を示すべきではないかとすら思っていた

 

 

 

 

 

己を律する事は非常に大切な事だろう

 

しかし、だからといって全てを押し殺す必要など何処にもない

 

 

 

 

 

勿論、明確に伴侶のいる人物に懸想するばかりか、その人物に異性を求めるなどというのは褒められた話ではないだろう

 

 

だが、そんな事は2年前にタキオンがルドルフを誘った時に理解していたことのはず

 

 

 

 

 

 

シンボリルドルフとナリタタイシンはそれを理解した上で彼に想いを伝えた

 

そして、フラれた

 

 

 

それでもルドルフとタイシンは諦めることなく、今に至る

 

 

 

 

諦めるのかい?世間には事実婚というものもあるのだけど

 

 

シンボリルドルフは彼の世間体も気にしているのだろう

 

 

だが、ナリタタイシンは知っている

 

 

 

 

どこまでいっても、彼が全ての人に祝福される事は永遠にない事を

 

 

 

恨むのなら恨めばいい

 

 

そんな彼をナリタタイシンは愛したのだ

共に地獄に堕ちろというのであれば、タイシンは喜んで共に逝こう

 

 

それでも、ナリタタイシンは彼が好きなのだ

 

例え彼との間に子供を作る事が叶わなくとも、彼の一番になれなかったとしても、だ

 

 

 

 

 

 

ナリタタイシンというウマ娘としての恩人は間違いなく彼であり、今のタイシンは彼抜きで語ることなど出来はしないのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、タキオンとルドルフとタイシンとの関係を持っている彼についてトレセン学園のウマ娘達は好意的に見ている

 

 

曰く

 

少女漫画を見ている様

 

燃え尽きる様な恋愛、素敵

 

など

 

 

 

一方で

 

 

え、それいいの?

 

会長に失礼では?

 

そもそも、そこまでの人なんですか?

 

 

 

との否定的意見も少なからず存在する

 

 

 

 

 

 

 

だが、彼にとって重要なのは、タキオン達を幸せにする事であり、彼女達に真剣に向き合う事が何より大事

 

それ以外の事については、考慮はするがそこまで重要視していなかったりする

 

 

 

 

なお、トレセン学園のトレーナー達からは

 

 

 

いや、まじかよ

 

え、あの(・・)アグネスタキオンと付き合っていながら、他のウマ娘まで抱え込むのか

 

流石師匠!

 

 

などとの声が聞かれる

 

 

 

 

なお、トレセン学園において担当トレーナーとウマ娘の関係が『公式』に認められたのはエイシンフラッシュではなく、オグリキャップだったりする

 

 

 

エイシンフラッシュは計画的に物事を進めるという本人の気質的に感情に任せた事は中々出来なかった

 

せっかく、タキオンと彼から伝授された手管とてフラッシュにとっては難易度が高すぎるものであったのだ

 

例えるならば、デビュー早々に有馬記念を勝利しろといった難易度である

 

 

逆にオグリキャップはトレーナーと買い食いなどを楽しみながら、日々トレーニングに明け暮れていたが、そこは『暴食の女王』である

 

担当トレーナーにかかる金銭的負担は尋常なものではなかった

 

 

 

困ったトレーナーは同僚である沖野トレーナーに相談し、沖野トレーナーより彼に話がいくことになる

 

 

 

トレセン学園内で彼よりウマ娘に関わってきたのは、桐生院トレーナーくらいであり、彼女は異性である事からの選択だった

 

 

 

 

相談を受けた彼はオグリキャップのトレーナーに腹持ちの良いメニューやウマ娘の健康に配慮したうえで食べ応えがあり、尚且つ工夫次第で安く出来るメニューなどを手渡した

 

 

 

 

準備の良すぎる彼にオグリキャップのトレーナーが聞くと

 

 

そりゃあねぇ。一応トレーナーからの相談も受け付ける役職にある訳だし、ウマ娘ってのはどうしても栄養を大量に摂らなければならない。となれば、貴方みたいな悩みを抱える人物は早晩現れることくらい予想できますよ

 

 

 

ちなみにウマ娘の身体的成長(とある一部)を促すメニューなども彼は有していたが、彼の信念(貧乳党)により、相談されるまでは表に出すことはなかったりする

 

 

 

え?信念ではなく、趣味、嗜好?

 

 

 

 

そういう解釈も出来ますね

(その後作者は詰腹を切らされ、グラスワンダーが介錯した)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は究極の機能美(精一杯のオブラートに包んだ表現)こそが至高であると考えており、その布教に努めたいと常々考えてはいた

 

 

しかし、彼に想いを寄せるルドルフに多大なダメージを与えかねないとして自重(自嘲)したのである

 

 

 

なお、仮にそれを公表した場合、タキオン、タイシンとルドルフの間で間違いなく仁義なき戦いが勃発する事になるのだが、幸運にもその様な未来は訪れる事はなかった

 

 

 

 

余談ではあるが、タキオンの食生活改善を目指したメニューの中に、意図的に成長を促すメニューが排除されていた事と、彼の意向の因果関係は不明である(大本営発表)

 

 

 

 

とはいえ、それを言い始めると彼もまた顔面偏差値は一般レベルにすら達していない部分もある為に盛大なブーメランとなるのはご愛嬌だったりするのだが

 

 

 

 

 

 

 

 

それはさておき、彼の助言を受けたオグリキャップのトレーナーは不器用ながら彼女の為の手料理を振る舞った

 

勿論、タマやクリークにも彼にも及ばないものであったが、健啖家である自分を想って作り上げたトレーナーの料理を食べたオグリキャップの表情は、オグリキャップに心惹かれていたトレーナーの贔屓目抜きに美しいものだった

 

 

 

それ以降、彼女は『料理研究会』において、タマやクリークに彼やネイチャなどの手ほどきを受けつつ、トレーナーと共に料理の腕を磨くこととなった

 

そして、トレセン学園在籍期間の最後の年である今年の春に彼女はトレーナーに告白し、トレーナーもそれを受け入れた

 

 

 

勿論、教え子とそのトレーナーの恋愛とあってトレセン学園内においてもトレーナーの事を非難する声が上がった

 

 

 

これは自分たちは担当ウマ娘の誘惑に耐えているのに、何故彼はそれが出来なかったのか?

というある意味では嫉妬混じりの意見でもあった

 

しかし、ある意味ではその意見は的確な意見であり、トレセン学園理事会でも議論が重ねられる事となった

 

 

 

その席上で、『トレセン学園トレーナー、ウマ娘相談役』として参加していた彼は

 

 

 

問題ではあるのでしょう

しかし、それならば自分とタキオンやルドルフにタイシンとの関係も問題視しなければならないと思いますが?

 

 

と発言し

 

 

何より大事なのは、このトレセン学園における役割は『ウマ娘達の未来の選択肢を拓くと共に、それを後押し』する事だと思いますが?

皆様はどうお考えでしょうか?

 

 

と締めくくった

 

 

 

 

トレセン学園は当初こそ、翌年以降増えるウマ娘達によるレースやそのウイニングライブに参加する者達の養成期間というものであった

 

しかしながら、開校したその年の年末の衆院選において、政権与党となり総理大臣に就任した人物は所信表明演説にて

 

 

 

私達人とウマ娘は常に隣人でありながらも、そこには『見えざる壁』がありました

そしてそれは、お互いの円滑な様々な交流に悪影響を及ぼし続けてきたのです

今回我々新党が国民の方々より多くの信任をいただく事が出来た結果、今私は此処にいます

 

ですが、それは我々の活動方針が全て信任された訳ではないのです

 

 

私達は変わらなければならない

政治家も官僚もマスコミも、そして国民の皆様もまた

 

そうやって、やっと新しい未来が拓けるのです

 

 

勿論、その道筋を創るのは我々政治家の仕事ではあります

皆、襟を正してそれに邁進していく次第です

 

 

今回の選挙の一つの大きな点となったトレセン学園を巡る一連の騒動。これを受けまして、我々政府としてトレセン学園の理事会に対して一つの提案をする事となりました

 

 

 

 

 

この内容こそが、トレセン学園の規模の拡大と役割の多様化であった

 

 

本校である府中トレセン学園はウマ娘とトレーナーの養成期間として

 

 

栗東に再来年開校予定のトレセン学園栗東センターはウマ娘達の将来に向けた様々な教育を行なう施設となる予定であった

 

 

 

 

 

これは総務大臣となったクガヤシ氏の目玉政策であり、ウマ娘に対する扱いは世間の無理解もあるが、ウマ娘側からの歩み寄りも致命的に不足しているという考えによるものであった

 

 

 

 

 

ウマ娘達の未来の一つの形として、オグリキャップのトレーナーと彼女の様な形を認める事で、また一つの選択肢がうまれるのではないか?

 

というのが、彼の主張である

 

 

 

その後、1週間もの議論の末にオグリキャップとそのトレーナーの件に関してはトレセン学園理事会も認める事となった

 

 

ただし、言うまでもないが『うまぴょい』『うまだっち』『すきだっち』などについては認められず、これはトレセン学園外でのそれをも含んでいた

 

 

理事会はトレセン学園生徒会長であるダイワスカーレットを通じて、二代目風紀委員長であるバンブーメモリーにその辺りの徹底を要請する事となる

 

バンブーメモリーはその困難さから先代風紀委員長であるサクラバクシンオーにも協力を要請し、バクシンオーもまた元名誉顧問である彼に対して、サイレンススズカ、ミホノブルボン、ライスシャワーの協力を要請する事となった

 

 

併せて『トレーナー相談役』である彼からオグリのトレーナーに対しても注意喚起が為される事となり、この件は決着する事となった

 

 

 

 

 

なお、先行していたはずの自分がオグリキャップに差し切られた事にエイシンフラッシュはいたく動揺し、その結果彼女のトレーナーとの距離が縮まり、フラッシュの父親との話も進み始めたのは余談である

 

 

 

 

 

 

オグリのトレーナーの一件により、担当ウマ娘との距離感に悩まされてきたトレーナーやトレーナーとの距離を詰めたいウマ娘から、彼は畏敬の念を込めて『師匠』だの『先生』だの呼ばれ始めることになったりするのだが、ご愛嬌であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その様な変革の中にあるウマ娘に対する注目度は高まる一方だった

 

 

 

そして、そういった話題に敏感な者達が同人活動を通じてウマ娘達の助けになりたい

という主張がトレセン学園に寄せられ、今回のアグネスデジタル達のイベント参加に繋がる事になった

 

 

しかし、トレセン学園とてこのイベントの抽選という不文律を歪めるつもりは毛頭なく、あくまでも『同人作家デジたん』という一サークルとしての参加となっていた

 

 

まあ、おまけが尋常ではないほどに豪勢であったのは正直なところやり過ぎだと彼は思っているが

 

 

だが、可愛い妹分の頼みともなれば、それこそ不可能すら可能にするべく全力で取り組むのか彼クオリティである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イベントが始まるなり、一部のデジたんの活動を知っている者達はこぞってハズレスペースである彼女のブースにと押し寄せた

 

 

しかし

 

 

ちゃんと、並べよー

 

んな、簡単に売り切れねぇから、落ち着いて並べって

 

 

ゴールドシップとウオッカが客の整理をしていた

 

 

 

 

 

 

ちょ、あれゴールドシップ?

 

隣にいるのってウオッカ?!

 

ナゼェ、アナタタチガココニイルンデェスカ?

 

アエエ?

ゴールドシップとウオッカ!ナンデ?

 

 

等と客の一部は動揺していた

 

 

 

イベント参加します!

もしかしたら、豪華なゲストも呼べるかもしれません

 

 

とデジたんのサイトに書いてあった事を一部の客は思い出していたりする

 

 

 

 

ふむ、2冊だな

 

んじゃ、これとこれね

 

あ、特典については悪いけどランダムなの。それは許してあげてね?

 

 

注文を取る『皇帝』シンボリルドルフに商品を提供すら『鬼脚』ナリタタイシンと一声添える『シンデレラの希望』ダイワスカーレット

 

 

わざわざありがとうございます!是非イベント楽しんでいって下さいね?

 

 

とお金を受け渡しながら、満面の笑みを浮かべる『デジたん』こと、アグネスデジタル

 

 

 

そして

 

ありがとうございました

会場は混んでますので、どうかお気をつけを

 

という彼と

 

さぁ、持っていきたまえ。これは私のスポンサーが来年発売する予定の熱中症予防の塩タブレットだ。くれぐれも熱中症には気をつけるんだよ?

 

と客にタブレットの入った小袋を渡すアグネスタキオンだった

 

 

 

 

 

 

 

 

デジたんのブースから出た客は

 

 

 

 

何、あれ?

 

ウマ娘の有名ところばかり集めてるって、マ?

 

というか、デジたんってマジでウマ娘だったのか?

 

あの男の人ってもしかして?!

 

お兄様ぁぁぁっ!!

 

何あれ、尊い

 

あ”あ”〜

頭がぴょんぴょんするんじゃ〜

 

 

 

等と動揺の隠しきれなかった者達ばかりだった

 

 

 

 

 

 

 

更に彼等は自宅に帰った後

 

 

 

 

キミの未来に更なる輝きを願って

 

逃げても良い。けど、諦めるな

 

カッコいい自分であり続ける事を願う

 

自分が面白いだけじゃダメだ。周りも笑顔に出来てこそだ

 

一番になる事は難しい。けど、その熱意はいつかあなたの未来を変える力になるのよ

 

良き出会いを、良き別れを。全てはあなたの糧となるのだから

 

自分が守りたいものを見つけよう。そうすれば強くなれる

 

 

 

といった各人からの一言のメッセージが巻末に自筆で書かれていたのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、盛況のうちにデジタルがトレセン学園入学前から望んでやまなかった1日は終わりを告げたのである

 

 

 

 

 

 

なお、この同人誌については購入者達は誰一人として手放そうとしなかった為に、ネットなどでは尋常ならざる金額で捜索されていたりする

 

 

 




というわけで少し未来の話はこれでひと段落です


これからは、相変わらずの高低差が激しい話になりますがご了承ください


ではご一読ありがとうございました

 バッドエンドのifいります?

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