彼と彼女の歩く道   作:ノイフェル

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タキオンについては、糖度が足りないと思ったので暫くお休み


何故か出来たデジタルの話を上げる





 アグネスデジタル

アグネスデジタル

 

 

その名前は彼女が現役を退いてから、20年以上経った今でも、確たる輝きを持っている

 

シンボリルドルフ、ナリタブライアン、エアグルーヴ、サイレンススズカ、ミホノブルボン、ライスシャワー、オグリキャップ、タマモクロス、ハッピーミーク、ナリタタイシン

 

綺羅星の如き力量を持ったウマ娘達が、その力を発揮し始める環境となったトレセン学園本校

 

アグネスデジタルはその三期生であった

 

 

前述した輝ける一期生に続けたばかりに、ダイワスカーレット、ウオッカ、ゴールドシップ、トウカイテイオーといった猛者達が君臨した第二世代

 

 

アグネスデジタルの従姉妹にあたるダイワスカーレットのトレーナーもまた従姉妹の姉にあたるアグネスタキオンであり、その補佐を務める人物は当時悪名高かった人物であり、アグネスタキオンの伴侶であり、ダイワスカーレットとアグネスデジタルにとっては義兄といえる関係であったとされる

 

 

当人の話によると、既に一期生がデビューした頃にはアグネスデジタルとダイワスカーレットは基礎トレーニングに勤しんでおり、その時点からアグネスタキオンとその伴侶からの綿密なトレーニングメニュー「用意されていたと言われている

 

 

 

良く世間では

 

 

『ナリタタイシンは世界に絶望を突きつけ、ナリタブライアンはプライドをへし折り、ダイワスカーレットはその力で彼等の育成者に悪夢を見せ、アグネスデジタルは唯絶望感のみを与えた』

 

とジャパンカップを知る者たちは口を揃えて言う

 

 

 

芝とダート両方において、無類の強さを発揮したアグネスデジタル

 

 

従姉妹であり、先輩にあたるダイワスカーレットの引退レースとなった有馬記念において、初対決する事となり、先行逃げのダイワスカーレットに対して、追い込み型の差しタイプであったデジタルは第三コーナーにおいて、スカーレットの次を走るウオッカを差し、第四コーナーでようやく彼女を射程に捉えた

 

しかし、『シンデレラの希望』と呼ばれていたスカーレットはよく粘るも、ゴール直前にデジタルに屈しハナ差での敗北を喫する

 

 

姉であり、ライバルでもあったスカーレットに勝利した事で呆然としていたデジタルに対し

 

 

何ぼんやりしてるのよ?デジタル、貴女は私に勝ったんだから、この先姉さんと兄さんの想いを継いでいかなきゃならないのよ

 

と激励したとのエピソードがあるほどだ

 

 

とはいえ、依然として海外のウマ娘育成環境に比べ、我が国のそれは圧倒的に遅れており、それ故にジャパンカップは日本のウマ娘達のレベルを測る以上の意味を持たなかったそうだ

 

ジャパンカップ開催はあくまでも後進国であった日本のウマ娘達に世界のレベルを見せつける意味があったとされている

 

 

 

もっとも、国内のレースのレベルを理解せずに着順表だけを頼った資料を元にしていた海外レース主催関係者に対して、海外の特にウマ娘育成関係者からは冷ややかな視線が未だにあるそうではあるのだが

 

 

 

とはいえ、ある意味ではこれも仕方ない部分があり、特にウマ娘によるレースが大々的に開催される様になって僅か2年ほどで如何程の信頼できるデータが集められたのかは甚だ疑問ではある

 

 

何せ大規模なレース増加が行われる前まではまともにTVで放映される事すらなく、あくまでも個人の趣味で見られていた程度であったのだから、その頃のレース記録を手に入れるなど、国内関係者ですら躊躇う程の難事であったから

 

 

 

だが、ジャパンカップ主催者達はデジタルが圧勝したにも関わらず、無謀ともいえる事をしでかしたのである

 

 

ジャパンカップの開催地は東京府中競バ場であった

この府中は芝のコースのみが整備されており、日本独特の芝では世界のウマ娘達の実力が発揮できないと主張

 

そこで、競バ場としての歴史が古く、芝、ダートに障害物走に対応していた千葉船橋の中山競バ場でのダート勝負を日本側に打診したのだ

 

 

 

 

何せ、ジャパンカップ開催から四年経ちながらもいちどとして勝利出来ていないのが現実でありジャパンカップ主催者達は自分達の国で

 

 

相手の実力も見抜けなかった愚か者

 

一度ならず、二度三度と愚行を重ねる〇〇者達

 

 

との評価が下されており、世間では成功者であった彼らだがその立場を急速に失いつつあった

 

 

 

 

四度目となるジャパンカップにおいて、アグネスデジタルとメジロパーマーが日本側より出走し、海外のメディアはこぞって

 

 

 

 

かのトレーナーの系譜を今度こそ打ち破れるか?

 

 

とナリタタイシンのトレーナーであり、ダイワスカーレットのサブトレーナーであり、義兄でもあった彼の(海外勢からすれば)最後の育成ウマ娘であったデジタルとの対決に注目を集めさせた

 

 

 

しかし、日本のそれとは違い、海外のメディアは彼の功績を認めており、『強者を育てた者にも相応しい扱いを』というスタンスの元フィルターのかかっていない情報を発信していた

 

 

 

実のところ、陣営の中には『自分達が負けるはずがない』との安いプライドから対戦相手であるはずの日本のウマ娘についてマトモに調べようしないところもあったりした

 

 

 

それもある意味では仕方のない事だろう

 

 

トレセン学園開校までは、ウマ娘育成環境はその指導者の経済力によって左右され、数少ないレースに勝利しても旨み(賞金)は少なく、入賞するのは歴史ある名家や財閥や企業をスポンサーに持つ者ばかりだったのだ

 

 

『金持ちの道楽』

などと揶揄されたとしても、否定しきれなかったのがその頃の日本だったのだから

 

 

 

そして、その様な日本に見切りをつけて海外で活躍しようと海外に飛び出した指導者やトレーナーは多かった

 

 

 

しかし、である

 

 

育成環境の整っていない日本で燻っていた者達が、環境の整っている中で指導やトレーニングを重ねてきた海外の者達と果たしてマトモに勝負できるだろうか?

 

 

以前にも少し触れたが、ウマ娘とは指導者にとって、パートナーであると同時に故障してもらっては困るのだ

 

 

 

となれば、本来ならば必死などという表現では生やさしいトレーニングを積んでなあ、勝負になるか分からないところ『故障を恐れながら安全性と効率を両立させたトレーニング』を積んだウマ娘が『幼少期から常に研鑽を欠かさなかった者達』に互角の戦いを挑めるだろうか?

 

 

積み重ねた時間が違い、海外に適応するにも時間をかけ、それでいて日本よりは環境が良くなったと言っても、それ以上の環境で育てる事が叶わなかった日本のウマ娘達は『世界のレベル』を前に膝を屈するしかなかったのは必然とすらいえよう

 

 

 

 

そんな海外に飛び出してきた日本のウマ娘や指導者を見てきた海外の関係者からすれば、『多少マシ』程度の評価をしたところで不思議ではないだろう

 

 

 

しかも、それよりも環境の整っていなかった日本。多少環境を整えたところ(トレセン学園)で大したものに映らないのもある意味で納得できるモノであったといえよう

 

 

 

 

 

まあ、その代償を彼らは4年間払い続けた訳だが

 

 

 

 

アグネスデジタルはウマ娘としては、オグリキャップ、ハッピーミーク以来となる『芝とダート』両方を走れるウマ娘である

 

 

しかも2人と異なり、彼女は双方のG1を幾度も制覇しており、先達の『アグネス一族』であるスカーレットが引退すると、その強さは更に注目される様になった

 

 

 

なお、メディアが良く使う表現である『アグネス一族』とはアグネスタキオンとその彼の指導を受けたウマ娘を指し

 

サイレンススズカ、ミホノブルボン、ライスシャワー、ナリタタイシン、ジャラジャラ、ダイワスカーレット、アグネスデジタルがそれに該当する

 

 

 

世間においては『ブロンズコレクター』であったジャラジャラすら引退レースである東京大賞典で勝利していることから『G1勝利者の集まり』(プラチナコレクター)と呼ばれる事もある

 

 

他にも表現するものによるが、ウオッカやゴールドシップなども数える事もあるが、どちらにせよ恐ろしい陣営といえた

 

 

 

しかも、引退した彼女達は後進の育成に関わっているとされ、『アグネス一族』の集大成ともいえたのがアグネスデジタルというウマ娘と言われていたりする

 

 

 

 

なお、スカーレット引退後一年程経っているが、アグネスデジタルは未だに一度として敗れたことはなく、ネット界隈では

 

 

 

 

 

アグネスデジタル

奴を誰か止めろ〜

 

今度のレースデジタル出走

オワタ

 

だから、芝とダートを制覇しようとするのは、やめろって!

 

(朗報)我らがデジたん先生、本業で負けなしの様子

 

これで年に2回のイベントは欠かさないとは何というデタラメよ

 

それで年明けのレースに出て、平然と勝つる先生の素晴らしさよ

 

 

 

 

 

 

などと言われていたりする

 

 

 

 

勘違いされがちだが、アグネスデジタルのトレーナーはタキオンでも彼でもなく、2人の薫陶を受けた人物であった

 

 

だが、この人物はデジたん初の同人即売会に行った猛者であり、そこでデジタルの輝きに魅せられた人物だった

 

 

 

彼はその日のうちに高卒で3年間勤めていた会社を辞める決意を固め、トレーナーを志す事とした

 

そして、僅か一年足らずでトレセン学園トレーナー部門に配属されるという割と恐ろしい人物だったりする

 

 

そして、一年もの間タキオンや彼からトレーニングについて様々な事を学び、己を磨き上げた

 

 

 

彼がデジタルのトレーナーに志願してきた時、タキオンと彼はその人物を覚えており

 

 

ふぅん、半年ほど前に見たような人物だね?

 

 

確かデジタルのイベントに来てなかった?

 

 

と問われ

 

 

はいっ!不肖綾川瀬昨年のデジタルさんのイベントに参加しました!

そこで、デジタルさんの直向きさに惹かれて、トレーナーを目指した次第であります!

何卒、アグネスタキオントレーナー、サブトレーナー殿の元で彼女の力になりたくっ!

 

 

と土下座せんばかりの勢いで懇願したそうである

 

 

 

こういった人物が嫌いではないタキオンと、他ならか自分に通じる部分があった彼はデジタルのサブトレーナー見習いとして採用した

 

 

 

あの〜、私より魅力的なウマ娘ちゃんは沢山いると思うのですが

 

 

と事情を知ったデジタルは困惑気味であったとかなんとか

 

 

 

 

 

彼はその後トレーナーとしての教育と共に、『同人作家デジたん』のアシスタントとしての実力を磨くべく奮励努力を重ね、スカーレットの引退試合である有馬記念以降、3月まで2人のサポート無くデジタルを支え切った

 

 

これを見た2人は、デジタルを託すに値する人物と判断

 

3月の1日付でアグネスデジタルの専属トレーナーとしての手続きを完了させている

 

 

 

 

 

4月以降も度々チャットやSNSにおいて、2人に相談しながらもデジタル引退までのウマ娘としての彼女を支え、引退後は『同人作家デジたん』のアシスタントとして活躍し続けた

 

 

彼が亡くなる半年前にデジタルと無事ゴールインし、彼にとって気がかりであったデジタルの結婚について解決させた人物でもある

 

 

なお、仲人として彼を指名しており、

 

 

 

あのなぁ

俺はあと何回ウマ娘の結婚式で仲人すりゃ良いんだよ

 

 

と愚痴っていたとされる

 

 

だが、その表情は間違いなく笑顔だった

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに彼に仲人を依頼した人物は多く

 

オグリキャップ夫妻

エイシンフラッシュ夫妻

エアグルーヴ夫妻

ナリタブライアン夫妻

ウイニングチケット夫妻

ダイワスカーレット夫妻

ウオッカ夫妻

メジロマックイーン夫妻

ゴールドシップ夫妻

ナイスネイチャ夫妻

タマモクロス夫妻

スーパークリーク夫妻

トウカイテイオー夫妻

サイレンススズカ夫妻

ミホノブルボン夫妻

ライスシャワー夫妻

アグネスデジタル夫妻

沖野夫妻

 

となっており、『ウマ娘専属仲人』と呼ばれた事があったとか何とか

 

 

 

なお、彼女達は結婚式の時期が絡まない様に入念な打ち合わせをした為にブッキングは一度として起きていなかったりする

 

 

なお、チームリギルのトレーナーである東條ハナトレーナーとチームシリウスの沖野トレーナーは約10年もの大恋愛の末に結婚する事となり、教官であった彼をやはり仲人として指名している

 

 

 

なお、結婚式の翌日桐生院トレーナーと樫本トレーナーが担当であったハッピーミークとビターグラッセとリトルココンに介抱されていたが、因果関係は不明となっている

 

 

 

 

 

勢いをつけて、全力で殴りつける

 

と言わんばかりのデジタルの蹂躙劇には、同人誌のアシスタントであり、彼女の補佐役であるパーマーも苦笑いである

 

 

なお、パーマーはスカーレットの後を継いで生徒会長をしていたりしているのだが、苦労人として同級生や下級生の信望を集めていたりする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姉を尊敬し、兄に憧れたアグネスデジタルはスカーレットが引退した翌年のURAファイナルズ勝利を最後に勇退する事となる

 

 

これはあまりにも圧倒的過ぎるデジタルの存在を危惧した『全日本ウマ娘協会』からの要請であり、パーマーや彼女のトレーナー達は抗議しようとしたが

 

 

いえいえ。私もまた後にバトンを渡せる様ですからね。サトちゃんとキタちゃんに任せますよ

 

 

と他ならぬデジタルがそれを受け入れた為に他のもの達も納得する他なかったという

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アグネス一族』最後と言われたアグネスデジタルはこうしてレースの世界より去る事となった

 

 

 

 

 

 

その後、やはり彼女も教育センター付近へと引っ越す事とし、スカーレットや姉や兄達と悠々自適に同人活動に勤しむ事となる

 

 

 

のちに教育センター在籍中の生徒達と共に『ウマ娘同人サークル』を結成

初代会長にして、名誉メンバーとして夫と共にウマ娘の新たな道を切り拓くことになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なお、同人サークルにはタキオン、ルドルフ、タイシンに彼などが製本やトーン貼りなどの関係で参加していた模様


のちに教育センター所長となるスカーレットもこれには苦笑いしたとかなんとか




タキオンについては、糖度が溜まり次第書き上げるのでお待ちください


ではご一読ありがとうございました

 閑話需要ありますか?

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