その頃、プリシャスはもう城内にはいなかった。サデンとクレオンを供として率い、暗い地下道を進んでいる。
「──エラス様の鼓動がここまで伝わってくる……。はぁ……お目にかかるのが楽しみだよ」
「はい、真に」
「………」
とぼとぼと着いていきつつ、クレオンは頻りに背後を気にしていた。そこには先ほど通ってきた暗闇がぽっかり口を開けているばかりで、何ものの気配もない。──わかりきった、ことだったけれど。
「どうかしたかい、クレオン?」
「!」
クレオンの様子がおかしいことに気づいたのだろう、プリシャスが表向き気遣うような声をかけてくる。彼に思いやりなどというものが微塵もないことは、短い付き合いの中でもよく知っているのだが。
そんな男に、自分は付き随っている。それは長らくコンビを組んできた、ワイズルーの命令による行動でもある。しかし本来、自分は特定の誰かの麾下にあるわけではない。ドルイドンの手助けをするのは自由意志によるもの、自分のことは自分で決める。
「……さーせんプリシャスさま、オレ忘れものしちゃって──ちょっと戻りまっす!!」
半ば言い捨てるようにそう告げて、踵を返して走り出す。やはりというか、呼び止められることもない。今は、それで良かった。
*
前後左右、ついでに頭上からも襲いくる弾丸の雨あられ。エイジロウは建物などのオブジェクトを巧みに利用しながら、必死に市街地を駆けずり回っていた。
「HAHAHAHAHA、なかなか粘るなぁリュウソウレッドォ!でも、そろそろ息切れしてるんじゃないか〜い?」
「はぁ、はぁ……っ。誰が……!」
実際、流石に疲弊が表面化しつつあるのは確かだった。降りそそぐ弾丸をかわしながら走り続ける、瞬発力と持久力の両方を必要とする作業だ。後者には自信があるエイジロウだったが、前者については不得手とするところ。それでもどうにか保たせているのは、自分なりに弱点を克服しようと鍛錬を続けてきたからだ。
(せめて、ソウルが使えりゃ……)
無いものねだりをしても仕方がない。負傷したショートのことも気がかりだ。
意を決したエイジロウは──ごくんと唾を呑むとともに、肚をきめた。
「──ッ、」
身を潜めていた軒先から飛び出す。しかし、今までのように弾を忌避して全速力で走り出すことはない。その場に立ち尽くし、ぐるりと四方を睨みつける。
「Oh……ついに降参か〜い?」
「……いつまでも逃げ回ってるっつーのも、漢らしくねぇからな」
「HAHAHAHA……それは良い心がけ☆DA!しかしこれから、漢らしさとは程遠い姿になるのだがな!」
勝利を確信したワイズルーの声とともに、弾丸があちらこちらから飛んでくる。不幸中の幸いリュウソウケンは手許にあったため、エイジロウは懸命にその刃を振るってそれらを受け止める。
「ッ、」
ただがむしゃらに防いでいるわけではない──エイジロウは弾丸の発射方向を見極めようと、赤い瞳をぎょろぎょろと動かしている。しかし逃げ回っていたときと同じ、四方八方から弾丸は飛んでくる。同時に──つまり撃つたびに走って移動しているだとか、そういうことはありえない。
ならば、可能性はひとつ。
(やっぱり……
ここはマイナソーの能力によって生み出された舞台。たとえば、仮に箱庭のような世界になっているのであれば、弾丸を様々な角度から撃ち込んでくるくらいわけもないだろう。
ただそれがわかったところで、世界の繋ぎ目を見つけられねば意味がない。歯を食いしばりながら、エイジロウはようやく動き出そうとする。
しかし、
「──ぐぁッ!?」
太腿の外側に焼けつくような痛みがはしる。弾丸が掠ったか、おそらく直撃ではないだろう。しかしこれでもう俊敏には動けない。腕の筋肉も、そろそろ悲鳴をあげはじめる頃だ。
「フハハハ!そろそろ限界かな?」
「ッ、うるせぇ!!」
「Ohコワ……。そう怒ることはなァい、敗けてもシヌわけではないのだからな!」
四人のように人形にされて、永遠にワイズルーの手で玩ばれる──そんなもの、死んでいるのと変わらない。それに自分たちが倒れたら、誰が世界を救うのか。
「絶ッ対、敗けねえ……!」
「フハハ、その威勢もいつまで続くか☆NA!?」
弾丸は途切れるどころかますます激しさを増していく。弾き返す動きも鈍くなり、身体をかすめる着弾も増える。そのたびに剣が重くなってゆき……と、悪循環の輪から抜けなくなりつつあって。
(くそっ、俺は……まだ……!)
「HAHAHAHAッ、そのままキュートなお人形になってしまうでショータァイム!!」
一発の弾丸が、エイジロウの真後ろから迫る。他に気をとられて反応が遅れる。背中のど真ん中に、吸い込まれていく──
──刹那、そこに彼より背の高い人影が割り込んだ。
「ふ……っ!」
「あ──ショートっ!?」
モサブレードを振るい、直撃コースの弾丸を弾き飛ばす。彼は一瞬こちらを振り向くと、珍しく不敵な笑みを浮かべてみせた。
「おめェ、大丈夫なのか!?」
「怪我したのはお互い様になっただろ。お互い前方と利き手の方向にだけ集中すれば、負担は半分になる」
「……確かにな」
ただ──今さら言っても詮無いことだが、エイジロウを放っておいて出口を探すという手もあるにはあっただろう。そうしなかったのは、エイジロウまで脱落させるわけにはいかないという友情と計算によるものか。前者のみに駆られて、というのは美しいが、使命を果たすためには冷徹な判断もときには必要だ。そのうえで、ショートはエイジロウを助けに来た。
「乗り切るぞ、エイジロウ」
「おうよ!」
ふたたび勢いを取り戻した彼らを、ワイズルーは口惜しさと高揚が綯い交ぜになった感情をもって食い入るように見下ろしていた。
「ノォオオオオ……!ヤツら粘る、粘るぞ!」
「ショータァイム!」
揃って夢中になっているワイズルーとロキマイナソーは、背後から忍び寄る存在に気づくことができなかった。
*
時をほんの数分巻き戻そう。
ピーたんともども古城に忍び込んでいたコタロウは、敵に遭遇するどころかその気配すら掴めないことを訝しんでいた。いや自力で立ち向かう術がない以上、襲われることはもとより避けたかったのだが。
「ヘンだよね〜、コタロウ?」
「……うん。もしかするとプリシャスたち、もうここにはいないのかも」
「いないって、どこに行ったってんだよ〜?」
「それはわかんないけど」
問題は、ワイズルーだ。エイジロウたちとともに姿を消してしまったかのドルイドンとマイナソーは、今もこの城のどこかにいるに違いない。不思議とそんな確信があった。
「──おい、コタロウ!」
「!、どうしたの?」
ピーたんの声で我に返る。その指し示す先に目をやると、そこには地下へ繋がると思しき階段があって。
「どうする……?」
「決まってる、行くしかない」
「……ヤッパリナ〜」
ため息をつきつつ、ピーたんはコタロウに出逢った当初とは異なるものを感じていた。具体的に何が、といえるほどの変化ではないのだが、あえて言うなら少年らしからぬ冷静沈着さの中に英雄が如き勇猛果敢の萌芽を覗かせるようになったというところか。エイジロウたちの影響と言われればそれまでだが、ピーたんには時折彼が別人のように思えるときがあった。
そうして地下に降りたコタロウたちは、ワイズルーとマイナソーを発見し──そして、今に至る。
「……ピーたん、ワイズルーを後ろから押し出すんだ」
「へっ?マイナソーのほうじゃなくて?」
「うん。僕の考えた通りなら──」
「そこだ!よしがんばれ、いいぞロキマイナソー!」
「ショータァイム!」
撃ちまくるマイナソーに、囃し立てるマイナソー。下方にしか目を向けていない彼らに、紺碧の翼が忍び寄り──
「──どりゃあああああ!!」
「グボァッ!!?」
飛翔形態になったピーたんに背後から思いきり体当たりを受け、油断しきっていたワイズルーはそのままロキマイナソーのつくり出した箱庭に吸い込まれていった。
「やったゼ!」
「よし、ずらかるよピーたん」
「なんかヴィランみた〜い」
マイナソーを残し、ふたりはすぐさま撤退した。ロキマイナソーは思わぬ闖入者を追いかけようとするも、箱庭を放置できず二の足を踏んだ。そこまで含めて、コタロウの狙い通りだったのだ。
「アイヤァァァァ──ッ!!?」
「!、ワイズルー!?」
いきなり悲鳴とともに真正面に墜落してきた仇敵に、エイジロウとショートは面食らった。弾丸攻めが止んだと思っていた矢先の出来事だった。
「どうなってんだ……?」
「あ──もしかしたら、コタロウがやってくれたのかも!」
「なるほどな、超ファインプレーってやつか。──なら、」
自分たちも、そのチャンスは決して逃さない。ふたりは地を蹴り、まっすぐワイズルーめがけて走り出した。
「おらぁああッ!!」
「ぬぅ……ッ、生身で斬りかかってくるとは、人をバカにしているのか!?」
彼らはリュウソウジャーの中でも最強クラスの力を保持していて、既にワイズルーの実力を遥かに凌駕している。しかしそれは竜装した状態での話であって、生身のリュウソウ族に圧倒されるほど落ちぶれたつもりはなかった。
しかし、
「ショートっ!」
「ああ!──来いッ、リュウソウカリバー!!」
ショートの手に飛来する、伝説の剣。その刃が解き放つ輝きはワイズルーの目を眩ませ、動作を一瞬ながら鈍らせた。
「ふ、──はぁッ!」
「グハアァァァッ!!?」
伝説の剣のひと薙ぎが、ワイズルーを吹き飛ばした。
「舐めるなよワイズルー。確かに俺らは生身じゃそう強くはねえが──」
「──腕は着実に磨いてる。さあ、次は俺の番だ!」
そう声を張り上げて、エイジロウはマックスリュウソウチェンジャーを構えた。この箱庭世界にいる以上、ワイズルーに逃げ場はない。そしてワイズルーを討てば、マイナソーも消滅するのだ。
「ええぃ……!まだだ、まだ終わらんよ!」
猛然と立ち上がるワイズルー。咄嗟に身構えるふたりだったが、彼がとった行動はその警戒を裏切るものだった。
「ロキマイナソーよ……茶番は終わりだ。彼らを、真のラストステージに招待しろ」
「……ショータァイム……」
「!」
真のラストステージ?疑問に思う間もなく、ふたりはふたたび光に呑まれて──
はっと我に返ると、ふたりは燈火に照らし出された舞台の上に立っていた。真正面にワイズルーが立ち尽くしている。それ以外何もない、およそ彼らしからぬ決戦のステージ。
「ここは先ほどまでとは違い、貴様らの力を封じていない。さあ、チェンジするがいい」
「……ああ。──ショート、ここは俺に任せてくれ」
「!」
騎士の誉れ、一騎打ち。ワイズルーの覚悟を見てとったからこそ、エイジロウはそれをするに足る相手と彼を認めた。
王族として誇りを高く保つよう教育を受けているショートも、その心情は理解できた。ゆえに言い募ることもなく、一歩下がる。万一エイジロウが敗れるようなことがあっても、それは彼の矜持の結果だ。
「貴様を……殺す!」
「………」
「──リュウソウ、チェンジ」
マックスリュウソウチェンジャーが雄叫びをあげる。エイジロウの身体がリュウソウメイルに覆われ、さらにマックスリュウソウルに宿った気高き騎士の魂が彼をさらなる高みへと導いた。
対峙する紅と蒼。黄金の騎士がオッドアイを刮目して見守る中、静寂は即座に破られた。
「────ッ!」
風を切り、ワイズルーが駆け出す。巫山戯た言動と知略ばかりが目立ってきた彼だが、ビショップクラスという紛れもない高位のドルイドンである。腕力では他に劣るというだけで、そのスピードは本気を出しさえすればリュウソウジャートップのリュウソウグリーン・イズクをも凌ぐ。
それでも今さら、ドルイドン一体に敗北を喫している場合ではないのだ。
「──エイジロウっ、使え!!」
ショートが投げたリュウソウカリバーを左手で受け取り、勇猛の騎士もまた走り出した。ふるき伝説とあたらしき伝説がひとつとなり、彼の心身を燃え上がらせる。
そして刹那のあと、相剋のときは訪れた。ステッキと竜爪とがぶつかり合い、火花を散らす。身体能力では一部拮抗していても、武器の性能は後者に明らかな分がある。流石に折れはしなかったが、衝撃の殆どを殺しきれず主の細腕に伝播させた。
「ヌウゥ……!──まだまだァ!!」
痛む腕ともども、ステッキを振り上げる。その先端からかっと光が放たれ、無数の煌めく雨となってレッドに襲いかかる。
「ッ!」
赤い身体はあっという間に光のむこうへ消え失せてしまう。眩い光に目を細めながら、ワイズルーはとある光景を夢見ていた。倒れ伏すリュウソウレッド。そして勝者として立つ自分は、顔のない大勢の観衆による喝采を浴びる──と。
その幻想を、現実が突き破った。
「──そいつはもう、見飽きてんだ!」
「!」
「エバーラスティング、ディーノスラァァッシュ!!」
ワイズルーの視界が、ふたたび閃光に包まれた。
そして。
エイジロウたちは今度こそ、古城の地下に立ち尽くしていた。
「………」
目の前には、ワイズルーが横たわっている。その生命力の強さが奏功したのか、まだ息はあるようだけれど。
しかしそれも、誤差の範疇でしかない。モサブレードを手に、ショートが一歩進み出ようとする。──と、
「やめろおぉぉぉぉ──ッ!!」
ワイズルーを庇うようにして割り込んできたのは、姿が見えないと不審に思っていたクレオンだった。彼はワイズルーの身体を抱え込むようにしてふたりに背を向けている。
「ワイズルーさまに触るな!!……ワイズルーさまは変な人だけど!たまにムカつくけど!面白くて、ボクを認めてくれて……!ボクの、大切な相棒なんだ!やるならボクからやれよ!!」
「………」
躊躇う理由などひとつもない、はずだった。ワイズルーだけでなくクレオンも、長らく仇敵として戦い続けてきた相手なのだから。
しかしそれは、今この瞬間に限れば理屈のうえだけでの話だった。クレオンの、己の身を捨ててでもワイズルーを守ろうとする姿。敵だからと何も感じないほど、騎士たちの心は冷たく出来てはいない。
「──もう、勝負はついた」
静かな、しかしきっぱりとした声音で、エイジロウがそう宣言した。
「人間もリュウソウ族もドルイドンも、心のありようはそう違うもんじゃない。……お互いもっと早くそれに気づければ、争わずに済んだかもしれねえのにな」
「あ……」
直後、ワイズルーの生み出したロキマイナソーが巨大化を遂げた。ふたりはその対処のために城外に出、ワイズルーもクレオンも命を永らえたのだった。
*
「ショータァイム!!!」
雪をきしきしと踏み荒らしながら、ロキマイナソーは狂ったように暴れ続けている。宿主を司令塔としていたものの、その命令を受けられなくなって狂暴化したのだろう。周辺に人里はないが、それでも早く対処しなければ。
そう思って駆け出したところで、巨人がマイナソーに躍りかかった。
「!、あれは──」
「キシリュウオー……?」
キシリュウオー、ファイブナイツ。しかしその頭部は蒼い兜に包まれている。
『キシリュウオー、ファイブナイツブルーだ!!』
「テンヤ!?」
元に戻れたのか──声に出してつぶやくと、『つい今しがたな』と返答があった。
『ふたりとコタロウくんたちのおかげで助かったけど……』
『僕らだって、このままじゃ終われない!』
『このクソは俺らがブッ殺す、手ぇ出すな!!』
人形にされて囚われの身となっていたぶん、意気軒昂な四人の操るファイブナイツブルー。気圧されたロキマイナソーは慌てて距離をとり、先ほど射撃に使っていたらしい銃を撃ちはじめた。弾丸が機体に命中し、火花を散らす。
「ッ!」
「くっ……その程度の攻撃で、我らがキシリュウオーを傷つけられると思うなっ!!」
叡智の騎士の叫びと同時に、キシリュウオーはふたたび前進を開始した。多少のダメージなどお構いなしに脚部のブースターを噴かし、急加速していく。
「ショ、ショオタァイッ!?」
「────、」
「喰らえ──ッ!!」
ナイトソードによる刺突がマイナソーの局所に炸裂した。加速と一点集中による一撃のダメージは大きく、マイナソーは蛙の潰れたような悲鳴とともに後方へ吹き飛ぶ。雪が大きく舞い上がり、ファイブナイツブルーのボディを白く染めていく。
それでも、彼らの心は未だ燃えさかっていた。
「まだまだッ、アンキローゼショット!!」
「タイガースラッシュ!!」
「ミルニードルアタックゥ!!」
鬱憤を晴らすかのように、次々と攻撃が加えられていく。先ほどの衝撃で銃を放り出してしまったロキマイナソーには、もはやファイブナイツに喰らいつくだけの戦闘能力はない。既に討滅へのカウントダウンは始まっていた。
「決めろやクソメガネ!!」
「わかっているとも!──行くぞ、キシリュウオーファイブナイツブルー!!」
「「「「「ファイブナイツブルー、アルティメットスティング!!」」」」」
目にも止まらぬ勢いで繰り出される刺突、刺突、また刺突。ロキマイナソーの身体には次々と風穴が開き、ようやく収まったようには文字通り蜂の巣の様相を呈していた。
「ショー……タァ……」
こうまで肉体が破損してはもう、姿かたちを保つことはできない。苦悶の声を発しながら、ロキマイナソーは粉々に爆散したのだった──
*
「マイナソー……敗れたか……」
己が分身の死を、ワイズルーは悟っていた。ただリュウソウジャーに倒されずとも、もはや時間の問題だっただろう。満身創痍のこの身体に、巨大化したマイナソーに供給できるほどのエネルギーは残されていないので。
「ワイズルーさま……!しっかりして!」
「フフ……いちばんのエンターティナーは、ヤツらだったようだ……」
「そんなことない!ワイズルーさまは!ワイズルーさまはずっと……最高のエンターティナーだった……!」
「ありがとう……クレオン。おまえはずっと、最高のオーディエンスで、私の……相棒だった……」
「……!」
倒れ伏していたワイズルーがゆるゆると立ち上がる。しかしそれは最後の気力を振り絞っての行動──クレオンが伸ばした手は、虚しく空を切った。
「我が人生に、一片の悔いなし……!──これにて、終幕!!」
その言葉と群青の紙吹雪を残して、ワイズルーは忽然と姿を消してしまった。まるで最初から、かの道化師など存在しなかったかのように。
「……ワイズルー、さま……」
その名を呼ぼうとも、もはや応えるものはない。
「「ワイズルーさまあぁぁぁ────!!」」
悲嘆の慟哭が、雪原の彼方まで響き渡っていた。いつまでも、いつまでも。
つづく
「エラス様がボクらを支援してくださる」
「リュウソウジャー、倒す!!」
「陸海空の力を合わせるんです!」
次回「蠢く闇の中で」
「相変わらずだな。おまえたちは」
今日の敵<ヴィラン>
ロキマイナソー
分類/アンノウン
身長/203cm〜48.0m
体重/111kg〜630t
経験値/315
シークレット/ワイズルーを宿主として生み出されたマイナソー。宿主のエンターティナー気質を引き継ぎ、そのアイデアに合わせて様々なステージを用意する。当人も非常に悪戯好きで困ってしまうぞ!
ひと言メモbyクレオン:ワイズルーさまの最高オブ最高の相棒はボクだからな!
ワイズルー
分類/ドルイドン族ビショップ級
身長/193cm
体重/290kg
経験値/142
シークレット/自称"最高オブ最高のエンターティナー"。その知略と冷酷な遊び心のコラボレーションで、長らくリュウソウジャーを苦しめたのでショータァイム!
ひと言メモbyクレオン:誰がなんと言おうと、ボクの大事な相棒だった……!……タンクジョウさまとどっちが上かって?そんなの……。