「ヴィラン連合と言うとあなた達が雄英高校襲撃犯ですか」
「オイオイオイヒーローじゃねえか黒霧どう言うことだ」
「私はあの方に言われたまでです」
「ふーん、まぁ今日はレッドとして仕事してたばっかで気持ちの切り替えができてないけど……確保した方が良いかな」
私星野鈴はこの日ヴィラン連合のアジトにいきなり飛ばされました……
その日はちょうど30人目のヒーローを手にかけた時でした
「本物の正義の名の元に」
活動をしているとヒーローと癒着しているヴィランを捕縛する機会も増え、そういったヴィランをプラウダの名で警察に突きだし、どうしようもないのは再起不能にします
なぜヴィランは殺さないか
それは死ぬより辛い仕打ちにするからです
ヒーローを惨殺するのは癒着しているヒーローほど逃げようとするから足を潰し、連絡できないよう喉を潰すから
何よりヒーローを語ってはならない者への怒りからです
過激派ヒーロープラウダの表の顔
ステイン超えの大量殺人者レッドの裏の顔
うまく使い分けています
今日も一仕事を終えて仮拠点として使っているネットカフェに戻ろうかと考えていたそんな時
「見つけました少しよろしいですかプラウダ」
「……何か用ですか?」
黒い霧の様な人が後ろから声をかけてきた
「少しお話をしたいと思いましてよろしいですか」
「生憎この雨。あんまり話をしたいと思えないのですが」
「レッド……この名前の貴方と喋るのは」
「……やれやれ、バレてるのか。良いよ。場所を移そう」
「それには及びません」
黒い霧が私を包み込むとバーのような場所に移動していた
「ようこそヴィラン連合のアジトへ、歓迎するぜぇヴィランの先輩よぉ」
手を顔に付けた人がそこにいた
「俺の名前は死柄木弔あんた名は」
「星野鈴ヒーロー名プラウダだ」
「へぇヒーロー……」
冒頭に移る
「ふむ、雄英襲撃なんか大それた事をしでかした連中の割には小悪党にしか見えない……バックに誰か居るね」
「オイオイ先生、マジでヒーローじゃねえかどうすんだよ」
『弔、奴は間違いなくこちら側だよ。目に信念がある』
テレビのモニターからどす黒い声が聞こえてくる
何者か分からないがその声の主がこのヴィラン連合の本体だろう
「さてさて、大体検討はつくけど話って」
「勧誘だよヴィラン連合に入らないか」
「ずいぶん上からだね……ねぇ質問して良いかな」
「あぁ? 質問?」
「そう質問だよ……まずヴィラン連合の目的を聞きたい」
「気に入らないものを全部ぶっ壊したい。オールマイトをぶっ壊したい」
「なるほどなるほど子供だねぇ。まぁ分かったよ。確かに私も現状のヒーロー社会を壊したい……が、私にはやるべきことがある」
「へぇ、先輩もあるんだやりたいこと」
「裏と表を圧政により改革すること。そうだね……死柄木が言った先生かな? 彼を倒せば裏は手に入りそうだどだい先生。貴方の命を狙う人物を組織に居れても良いなら入っても良いよ。まぁ数週間は様子見の期間だけど」
「先生、こいつ狂ってる。狂人の類だ」
『いいや、近年希に見る巨悪だよ彼女は。レッド、思想の基礎はヒーローの原点回帰か? ステインの思想を発展させたものと見た』
「確かに英雄回帰が基礎にある。ステインに影響を受けてないと言えば嘘になる。まぁとりあえずオールマイトにおんぶに抱っこな現状を憂いでいるし、裏と表の統一も私の思考を正しく、全うに受け継ぎつつ、なおかつ表を歩く人物が居るなら譲っても良いくらい柔軟な思考だと思うけどね」
『今当てはまるのはオールマイトのみに聞こえるが』
「そりゃそうだよ。ただオールマイトはもう年だ。生涯現役? 不滅のヒーロー? 笑わせる。破綻してる。それが現状の社会だ」
『弔、彼女は僕になり得る。若いときの僕を見ているみたいだ。間違いなく君の為になる。組織に入ってもらうんだ』
「……気に食わねぇところが多々あるが握手してやるよ」
「まずはその上から目線をやめようか」
ヴィラン連合にオールマイト対等以降最多の殺人鬼が加入した瞬間だった