~千葉県九十九里~
『運命の♪ 導きのままに~♪ サジェスト♪』
「ええっとニュースニュース」
『今朝方ヒーロー事務所ナイトブラザーズが何者かに襲撃を受け、ナイト氏や実の弟でサイドキックだったヒーローバロンテスト氏、妹のヒーローナイトメア氏が惨殺、その他サイドキックも意識不明の重体です』
「おほ~やってんじゃんやってんじゃんそしてー」
『遺体の血で《正義遂行》の字が有ったことから連続殺人犯仮名レッドだと思われます』
『ここ最近多いですねレッドの犯行』
『元ヒーローでこの手の犯行に詳しい真田さん同思われますか』
『宮城さん、今回の襲撃されたヒーローナイトブラザーズなのですがどうやらボディーガード業を行うことで生計を立てていたらしく、レッドは副業をしているヒーローばかりを襲撃する傾向があります』
『これまで襲撃されたヒーローも何らかの副業をしていた方々です』
『なるほど真田さんありがとうございます。現在もどの様な個性で、どの様な容姿をしているか一切不明な凶悪ヴィランのレッド、早く捕まることを願っております。続いては天気です』
私の名前は星野鈴
経歴が特殊なヴィランです
元々はヒーロー科の高校に通っていたのですが、金金金
ヒーローになる理由が金稼ぎっていう子ばっかりで……
オールマイトみたいな象徴になるんだって頑張ってきた私はなんなんだって思うようになった時にステインという活動家ヴィランと仮免許を取った後のヒーローインターン中に出会いました
その時交戦したのですが
「ヒーローとは何だ」
「ヒーロー……決まってる。人の役に立つために活動する全ての人だ」
「ほぉ! 合格だ」
「ただヴィランに言ってもしょうがないかもしれないけどヒーローの質の低下、意識の低下は何とかしたいよね!」
「同感だ」
血を吸われて一時行動不能になったりもしたが、その間にステインは逃げなかった
「お節介かもしれない。でもヒーローはそれが本質」
「……なるほど貴様は珍しく本物の様だ」
「そりゃどうも」
身体を装甲化させ刃物が通用させなくし、インファイトに持ち込む
全力で確保に望んだが逃げられてしまい、援軍で駆けつけたインターン先のヒーローからはなぜかこっぴどく叱られた
曰く死んだらもともこもないだとか
曰く治療費でマイナスになるだとか
曰く居ることが安心に繋がるんだから危険なことは避けろだとか
「ヒーローは進んで危険に挑まなくてはならないのではないのですか!!」
「熱くなるなよ。ヒーローでも食ってかないといけないだろ。だから危険は避けるんだよ」
その言葉で私はステインが言っていた言葉を思い出す
『ヒーローとは見返りを求めてはならないし、自己犠牲の果てに得うる称号でなければならない』
つまりヒーローが人助けなどをすることは目的でなければならず、人助けが金や名誉を得るための手段になってはならず、ましてや目の前の男のようなそれすらもしようとしない者がヒーローなんて名乗ってはいけない
私はヒーローとなるべく学校に通いながらヒーローとは何か、ヒーローの質の向上にはどうすれば良いか
必死に考えた末、結論は奇しくもステインと同じ流血を伴う改革だった
ヒーローとしての地位は学校を卒業し、本免も受かったため有るには有るが、事務所を持たず旅先でのヴィラン逮捕や困った人への対応の時だけヒーローとしとの名前を出している
ただコスチュームでは目立つ為、町ではリクルートスーツを、郊外では地味な私服で活動している
ヒーローになるとヒーローネットワークに接続できるため、同業者で内情を知ってるためか、ポロポロと内情を書く馬鹿がいる
その中でもやる気が無いヒーローを見つけ、ある程度現地で活動内容を調べ、そして処理する
ヴィラン名レッド
ヒーロー名プラウダ
個性【ソビエト】
それが私だ