TSして魔法少女になったけど質問ある?   作:TS百合好きの名無し

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最後の投稿が約1年前……?
そんな馬鹿な……

とりあえず、ジュースでも飲みながらリラックスして読んでね


【朗報】私を除いて友達0人だった後輩に同い年の友人ができたかもしれない件

 

 

 

 ――私立◯◯学園初等部――

 

「さて、この問題を……」

 

 カツン、とチョークの動きを止め、振り返った教員に反応して生徒たちがサッと目をそらす。今やっているのがそこそこ難しい問題であるために、回答に自信のない生徒たちが多かったのだ。

 そんな中、いつもと変わらぬ無表情の少女が視界に入り、教員は彼女を指名することにした。

 

「それじゃあ……ひな子さん、答えをどうぞ」

 

「はい」

 

 名前を呼ばれ、初等部の制服を着たおかっぱ頭の少女――ひな子は立ち上がり、表情一つ変えずに回答する。

 

「……23/14です」

 

「正解。座っていいですよ」

 

 ひな子が発表を終えて席に座り直してすぐに、隣の席の小森涼葉が小さく声をかけてきた。

 

「さすがだねひな子ちゃん。全然違う答えをノートに書いてたや」

 

 小森涼葉――背中まである明るい桃色髪をツーサイドアップにしており、体はやや小柄、性格も明るく誰とでも仲良くなれるクラスの人気者。先日行われた席替えで、ひな子と隣同士になったことをとても喜んでいて、今のようにことあるごとに話しかけてくる少女だった。

 ひな子は涼葉の顔を見てから彼女のノートへ視線を落とし、そっと鉛筆で数式の途中箇所を指し示した。

 

「ここまで、合ってる」

 

「んー?……あっ、そういうことか! だから答えがおかしくなったんだ! ひな子ちゃんありがと!」

 

「ん」

 

 ニコニコ笑う涼葉に反して無表情のひな子。しかし、そこに流れる空気は不思議と和やかなものであった。

 

 

 

 

「ひな子ちゃんさ、最近変わったよね」

 

「……?」

 

 涼葉の言葉にひな子は小さく首を傾げる。

 

「いや、表情が全然変わんないのは今もなんだけど、なんというかこう、周りを囲んでいた見えない壁みたいなものが薄くなった?って感じがするの」

 

「……」

 

「最近は挨拶したら普通に返事とかしてくれるし、困っている子をさり気なく助けたりするのを見かけるし……何かきっかけでもあったのかなって」

 

 きっかけ……そう言われたひな子の頭には、優しく笑う銀髪の少女の顔が浮かんでいた。

 

「……もっと人と関わった方がいいって、言われた」

 

「え? 誰に?」

 

「えっと……」

 

 ひな子は答えようとして言葉に詰まる。

 友達、姉、先輩、先生、憧れの人――あの少女を言い表す適切な表現が見つからず、ひな子はモヤモヤとした想いを抱えたまま口を閉ざした。

 

「もしかして、聞いちゃまずかった?」

 

「ちがう」

 

「まあ私としては、こうしてひな子ちゃんと仲良くなれたから感謝だね」

 

 そう言って笑う涼葉を、ひな子は不思議そうな瞳で見つめた。

 

「……なんで?」

 

「え?」

 

 ひな子は、自分のことを根暗で愛想の無い人間だと思っている。しかし目の前のこのクラスメイトは、ひな子が本人なりに態度を変える前からずっと、積極的に声をかけてきていた。

 だからこそ、ひな子は自分に絡み続ける涼葉のことが不思議だった。

 

「私、愛想とかよくないのに」

 

「えっと……実は私ね、すごく面食いなの」

 

「……え?」

 

「ひな子ちゃんって、お人形さんみたいに整っててめちゃくちゃ顔がいいじゃん? だから仲良くなりたいなーって」

 

 あっけらかんとそんなことを言い放つ涼葉を、ひな子はぽかんとした顔で見つめた。

 

「あと、ひな子ちゃんってなんか私の推しと雰囲気が似てるんだよ」

 

「推し…………って何?」

 

「推しっていうのは、えっと、自分にとって特に大好きな人やキャラクターのことを言うんだよ。ちなみに私の推しは魔法少女のホワイトローズちゃんね!」

 

「…………そう」

 

「昔、危ないところを助けてもらったから、冗談抜きに命の恩人なんだよねー……ひな子ちゃんには、推しはいないの?」

 

 ひな子は考える。

 推し、というのはいまいちよく分からないが、大好きな人を挙げるならば……

 

「……アリスは好き」

 

「お、アリスちゃん様!? 分かるよ! かっこよくて可愛くてさいきょーだもんね! 流石はアリスちゃん様、あのひな子ちゃんですら魅了するとは……」

 

 何やら一人で盛り上がっている涼葉を放置し、ひな子は次の授業の準備をし始める。

 

「ひな子ちゃん! 今日の放課後一緒に帰ってもいい?」

 

「……?」

 

「私、もっとひな子ちゃんと仲良くなりたいな! ……あ、でも嫌だったら断ってくれていいからね」

 

 きっと、以前の自分なら断っていた誘い。でも今は、新しい一歩を踏み出すと決めたのだから。

 

「……いいよ」

 

「本当!? やった! じゃあまた放課後ね!」

 

 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

【朗報】私を除いて友達0人だった後輩に同い年の友人ができたかもしれない件

 

1:TS魔法少女

やったー!

 

2:名無しの後輩ちゃん見守り隊

スレ立てお……TSちゃん! TSちゃんじゃあないか!

 

3:名無しの後輩ちゃん見守り隊

TS殿のスレだ! これはツイてる

 

4:名無しの後輩ちゃん見守り隊

TSちゃん!? これは良スレに違いない

 

5:名無しの後輩ちゃん見守り隊

今日は後輩ちゃんの話題か

1スレ目から既にTSちゃんの嬉しそうな気配を感じる

 

6:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>1

開幕かわいいかよ

 

7:名無しの後輩ちゃん見守り隊

状況説明プリーズ

 

8:名無しの後輩ちゃん見守り隊

友達0? なんだ俺らか

 

9:TS魔法少女

>>7

後輩ちゃんをAちゃんと仮称するね

 

私下校中

↓

見覚えのある後ろ姿を発見

↓

Aちゃんだと分かって声をかけようと近づく

↓

なんか親しげにAちゃんに話しかけている同級生らしき女の子発見

↓

Aちゃんに友達がいない事実をよく知っている私に電流走る

↓

お祝いしなきゃ!←(イマココ)

 

 

10:名無しの後輩ちゃん見守り隊

なるほど……なるほど?

 

11:名無しの後輩ちゃん見守り隊

うん……うん?(お祝いとは……?)

 

12:名無しの後輩ちゃん見守り隊

初めての同年の友達ってわけか

いいじゃん

 

13:名無しの後輩ちゃん見守り隊

お祝いは……おいといて、ホンマに友人か?

ぼっちにとって友達っちゅーのは、そんなに簡単につくれるもんじゃない

まだ分からんぞ(疑心暗鬼)

 

14:名無しの後輩ちゃん見守り隊

どんな会話してるのか分かったりしないんか

 

15:TS魔法少女

>>14

まかせて

 

16:TS魔法少女

 

友人?「Aちゃんの好きな食べ物教えて!」

 

Aちゃん「いちごケーキ」

 

友人?「じゃあ嫌いな食べ物は?」

 

Aちゃん「……にんじん」

 

友人?「あ、私と一緒じゃん! 仲間だ! なんかこう、上手く言葉にできない苦手意識があるんだよねえ」

 

Aちゃん「……」(わかる!的な顔で神妙に頷くAちゃん)

 

友人?「でもハンバーグとかに入っているやつは、意識しなければ案外いけちゃんだよね。Aちゃんはどう?」

 

Aちゃん「そっちは大丈夫……かも。ハンバーグ、好きだから」

 

友人?「そうなんだ! 私、おいしいハンバーグのお店知ってるから、今度教えてあげるね!」

 

 

ふむ……この距離感は友人なのでは?

 

 

17:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>16

まだだ、まだ判断するのは早い!

友達はそんな簡単につくれるものではない

 

18:名無しの後輩ちゃん見守り隊

微笑ましい会話やん

かわええ

 

19:名無しの後輩ちゃん見守り隊

にんじん嫌い→分かる

 

だけどハンバーグは好き→超わかる

 

20:名無しの後輩ちゃん見守り隊

やっぱり料理って偉大だよなあ

 

21:名無しの後輩ちゃん見守り隊

ところでこれ、TS殿はどうやって会話を理解しておられるのだ?

 

22:名無しの後輩ちゃん見守り隊

近い距離で尾行してたり?

 

23:TS魔法少女

>>21

身体強化魔法で聴覚を強化してギリギリの距離から盗み聞き中

 

あのAちゃんが私以外の子とあんなに自然体で話せていることに感動がとまらない

 

帰ったらケーキつくらないと

 

24:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>23

身体強化魔法って便利やな

 

25:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>23

さっきからTSちゃんは何目線でAちゃんたちを見守っているんだよ

 

26:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>25

姉でしょ

 

27:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>25

母親でしょ

 

28:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>25

保護者でしょ

 

29:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>26

>>27

>>28

誰も友人目線と言わない件

 

30:TS魔法少女

 

Aちゃん「……それ」←友人ちゃんのランドセルの横に付いた小さな人形アクセサリーを見て言う

 

友人ちゃん「ん? ああ、これね。【推しぬい】ってやつ」

 

Aちゃん「?」

 

友人ちゃん「文字通り【推し】を模したぬいぐるみのことだよ」

 

Aちゃん「でも、それ……」

 

友人ちゃん「ふふふ、買ったわけじゃないよ。もちろん自作ね。上手にできてるでしょ? お気に入りなんだー」

 

Aちゃん「……」←何か言いたげにしつつも口にせず、ほんのり照れた顔で視線をそらすAちゃん

 

 

ちょっと待って! あの自作【推しぬい】(魔法少女)のクオリティめちゃくちゃ高いんだけど! すごい! 私も欲しいかも

 

っていうか友人ちゃん気付いてなさそうだけど、モデルの本人が目の前にいる件

あの【推しぬい】どう見ても変身したAちゃんでしょ

 

 

31:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>30

ん?

 

32:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>30

【推しぬい】かぁ、ワイの周りに持ってるやつおったな

っていうかちょっと待って、さらっと重要な情報が出てない?

 

33:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>30

Aちゃんも魔法少女だった?

後輩ってそっちの意味だったんか……

 

34:名無しの後輩ちゃん見守り隊

TSちゃんの後輩→単純に考えて小学生

その年で【推しぬい】を自作とはやるな

しかもTSちゃんの反応的に出来映えも素晴らしいと

 

35:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>30

っていうか友人ちゃん気付いてなさそうだけど、モデルの本人が目の前にいる件

 

あの……そこのところ、くわしく

 

36:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>35

おれも同じ

 

37:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>35

そこが気になってる

 

38:TS魔法少女

>>35

 

Aちゃんの正体はつよつよ魔法少女です

↓

友人ちゃんは【推しぬい】を作るくらい好きな魔法少女がいて、その正体は変身したAちゃんの姿だった模様

↓

目の前にいるのが【推し本人】だと気付かずに【推しぬい】と一緒に【推し】の良さを得意げに語る友人ちゃん

↓

さっきから友人ちゃんと目を合わせられないAちゃん(←絶対照れてる)

 

 

Aちゃんには悪いけどこれは……かわいいね

 

 

39:名無しの後輩ちゃん見守り隊

おk

 

40:名無しの後輩ちゃん見守り隊

なるほど

 

41:名無しの後輩ちゃん見守り隊

ふむ…………続けたまえ

 

42:名無しの後輩ちゃん見守り隊

これもうある種の羞恥プレイでは?

 

43:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>42

悪口を言われてるわけじゃないから文句も言えない……!

 

44:TS魔法少女

あっ

 

45:名無しの後輩ちゃん見守り隊

スレ止まった

 

46:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>45

どうしたTSちゃん?

 

47:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>45

なんかあった?

 

48:名無しの後輩ちゃん見守り隊

ん?

 

49:名無しの後輩ちゃん見守り隊

反応消えた

 

50:名無しの後輩ちゃん見守り隊

すまん、今いるところに警報来たから避難する

 

51:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>50

おk

気を付けてな

 

52:名無しの後輩ちゃん見守り隊

俺氏の自宅も警報の範囲に入ってたわ

 

53:名無しの後輩ちゃん見守り隊

調べたら◯区のエリアD周辺で今警報出てるな

 

54:TS魔法少女

ごめん、今いるところに魔獣の発生警報が出ちゃった

 

55:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>54

出動要請とか来たのか?

 

56::TS魔法少女

>>55

確認したけど私には来てないね

 

すぐにこの地域の担当魔法少女が出るはずだから、一応見守ろうかな

 

57:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>56

TSちゃんは戦わないの?

 

58:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>57

適度に経験を積まないとその地域の担当魔法少女が強くなれないし、Aちゃんも強い魔法少女だから手出し無用と判断したのでは?

 

59:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>58

そういうことか、なるほど

 

ところでAちゃんたちは今何してるん?

 

60:TS魔法少女

 

友人ちゃん「(スマホで何かを確認しながら)私、行かなきゃ……! Aちゃん、先に避難所に行ってて!」

Aちゃん「◯◯さん、先に避難所に行って」

 

二人「「…………ん?」」(何かに気付いた顔でお互いの顔を見る二人)

 

友人ちゃん「もしかしてAちゃんも……?」

 

Aちゃん「……まさか」

 

 

おっと? これは少し予想外の展開

 

 

61:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>60

これって、そういうこと?

 

62:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>60

まさか友人ちゃんも……!?

 

63:TS魔法少女

どうやら友人ちゃんも魔法少女だったみたい

 

しかも聞こえてくる会話内容的に、今回の要請が入っている担当魔法少女だね

 

64:TS魔法少女

 

Aちゃんの前で友人ちゃんが変身

 

友人ちゃん「えっと、みんなには内緒にしてね?」

 

Aちゃん「言うつもりはない。だから私のことも内緒」

 

Aちゃんも変身

 

友人ちゃん「あ、えっ…………ええええええええええええええ!?」

 

友人ちゃんめちゃくちゃ驚いてるなあ

まさか大好きな推しが自分の真横にいたとは思ってなかっただろうし

 

キャパオーバーにならなきゃいいけど

 

65:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>64

限界化しそう

 

66:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>64

今までの言動を振り返って焦るやつだ

 

67:TS魔法少女

 

友人ちゃん「◯◯◯ちゃん!? え、ちょっと待って、じゃあ私今までずっと……し、しししし失礼しましたぁ!」

 

Aちゃん「なんで謝るの?」

 

友人ちゃん「だ、だってぇ……!」

 

Aちゃん「別に私、偉い人じゃない。いつも通りでいい」

 

友人ちゃん「推し相手にいつも通りは無理ぃ……!」

 

Aちゃん「……」←眉が下がってちょっと悲しそうな顔

 

友人ちゃん「で、でも、◯◯◯ちゃんがそれを望むなら頑張るよ!」

 

Aちゃん「……ん」←ちょっと嬉しそうな顔

 

友人ちゃん「か、かわいい……!」

 

 

二人ともかわいいなぁ

相性も良さそう

 

二人で一緒に現場に行くみたいなのでこっそりついていくよー

 

68:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>67

まあそうなるな

 

69:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>67

二人ともかわいいな

 

70:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>67

あら^〜

 

71:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>67

こういうのでいいんだよおじさん「こういうのでいいんだよ」

 

72:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>67

ほほえま〜

 

73:名無しの後輩ちゃん見守り隊

拙者、推しとファンがひょんなことから仲良くなり色々と距離を縮めていく展開が大好き侍

義によって助太刀いたす

 

74:名無しの後輩ちゃん見守り隊

そういえばまだ誰もツッコんでないけどTSちゃんの行動ってスト……

 

75:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>74

それ以上言ってはいけない

 

76:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>74

み、見守ってるだけだから!

 

77:TS魔法少女

戦場なう

 

見た感じ発生した魔獣はE〜Dランク数体とCランクが1体

平均的な強さの魔法少女一人だとちょっとキツいけど、Aちゃんがいるから大丈夫そう

 

友人ちゃんは大剣型の魔装を使うゴリゴリの近接アタッカーみたいだね

接敵してすぐに魔獣の中に切り込んでいった

 

Aちゃんが中〜遠距離で魔法による支援射撃を入れて、友人ちゃんが戦いやすいように場をコントロールしてる

流石はAちゃん

 

こうして見るとポジショニング的にも二人の相性はいいね

即席ペアとは思えないほど息が合ってる

 

78:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>77

大剣だと!?

 

小さい娘×デカ装備……いいよね

 

79:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>77

友人ちゃんは近接特化型か

 

80:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>77

初めての共闘で息が合わせられるなんて相性いいな

 

81:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>77

TSちゃん視点で二人ともどのくらいの強さなの?

 

82:名無しの後輩ちゃん見守り隊

ええやん

 

83:TS魔法少女

>>81

 

あくまで動きを見てる限りだけど、友人ちゃんの方はC〜Bランク相当の力はありそうな感じ

身の丈以上の大剣に振り回されることなく自在に操ってる

 

Aちゃんに関してはAランク相当だね

 

84:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>83

友人ちゃんなかなかやるやん……って思ってたらAちゃんヤバくね!?

 

85:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>83

AちゃんAランク相当なのかよw

 

めちゃくちゃ優秀じゃん

 

86:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>85

友人ちゃんが【推し】ている時点でそれなりに強いんだろうとは思っていたけど、Aランク相当はなかなかだぞ

 

87:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>83

もしかしなくとも二人ともつよつよでは?

 

88:名無しの後輩ちゃん見守り隊

>>83

AちゃんのAはAランクのAだった……?

 

ほな、友人ちゃんはBちゃんかCちゃんか

 

89:名無しの後輩ちゃん見守り隊

もうこの二人でチームをつくれば良いのでは?

 

90:TS魔法少女

増援の魔法少女も来た

 

そろそろ戦闘も終わるしこれ以上ス……見守る必要はなさそうなので帰ります

 

ばいばい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

「凛ちゃん、何作ってるのー?」

 

「【推しぬい】ってやつを作ってみたんだけど………」

 

 肩越しに手元を覗き込んできたひよりに、作り終えた制作物を見せる。

 魔法少女姿の彼女たちを模したその【推しぬい】は、どこか形が歪で、お世辞にも人に見せられるレベルのものではなかった。

 流石に勢いで素人が【推しぬい】を作ろうとするのは無理があったらしい。

 

「だめだね。根本的に裁縫の技術が全然足りてないや。もっと上手く作りたかったんだけどなぁ」

 

「……それ、どうするの?」

 

 じーっと、【推しぬい】に視線を向け続けたままひよりが聞いてくる。

 

「まだ考えてない。……失敗作だしバラして素材に戻そうかな」

 

「え!? だ、だめだよそんなの!」

 

 パッとひよりが私から【推しぬい】を奪うようにして抱き締める。

 

「壊すくらいなら私と理沙ちゃんにちょうだい! いいよね?」

 

「別に構わないけど……ただの失敗作だよ?」

 

「これがいいの!」

 

「じゃあ……どうぞ?」

 

「やった! 〜〜♪」

 

 

 

 数日後、私のものより数段上のクオリティの【アリスの推しぬい】がひよりからプレゼントされた。

 

 ついでに、なにやら魔法少女たちの間で仲の良い相手に【推しぬい】を作って送り合うブームが生まれたとかなんとか。

 

 

 

 

 

 




★真白ひな子(魔法少女ホワイトローズ)
私立の小学校に通う人見知り少女
この度めでたく初の同い年の友人ができる
今回できた友人から後にアリスの【推しぬい】をプレゼントされ、毎晩枕元に置いて寝るようになった

★小森涼葉(魔法少女スターチス)
私立の小学校に通うコミュ力つよつよ少女
ついにお気に入りのクラスメイトと友人になれたと思ったら、魔法少女としても最推しの相手だったので情緒がおかしくなる
過去、ホワイトローズに窮地を救われた経験があり、彼女に脳を焼かれている

★凛のつくった失敗作の【推しぬい】
チームメンバーそれぞれの自室にて、フィギュアケースに収納されて飾られることになった
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