TSして魔法少女になったけど質問ある?   作:TS百合好きの名無し

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※前回までの簡単なあらすじ
悪の魔法少女現る→主人公が保護→彼女の人生をめちゃくちゃにした魔人の本拠地へ激おこ主人公が乗り込んできた。

おまたせしました。
何度も書き直す内に今回も前回と同じくらいの文量になってしまいましたがこれでようやく終わりです。

さて、突然ですが皆さんは誕生石というものをご存知ですか?
私が初めてその概念を知ったのは高校入りたての頃でしたが、その時に少し調べてみたところ「へぇー」となる色々な意味づけや象徴、エピソードがあってなかなか面白かったです。
ちなみに今回登場する魔法少女がその名を冠するとある宝石が持つ意味・象徴は「慈愛・誠実・徳望」。
その神秘的な色により古くから神聖な石とされ、また結婚指輪として贈ると「貞操を守り真実の愛を貫く、一途な愛のお守り」となるそうです。素敵ですね。

それでは、いつも通り適度にリラックスして本編をどうぞ。


拾った女の子の正体が悪い魔法少女だった件 後編 ―あなたの隣で―

 

 

 

 少女が彼女と出会ったのはとある冬の雨の日だった。

 

 彼女を初めて見た時、少女の頭にまず最初に思い浮かんだのは【絶望】という言葉だった。

 次に抱いたのは強い危機感と焦燥感。

 ぼんやりと向けられた何の感情も映さない空虚な瞳。雨に打たれ、打ち捨てられた人形のように力無くその場に座り込む姿。まるで死人のように生気を感じられない無の表情。

 

 直感で悟った。

 今すぐになんとかしないとこの子は手遅れになると。

 

 そこからの少女の行動は早かった。

 彼女に声をかけて我が家へ連れ込み、手厚くその世話をした。

 温かい食事を与え、寄り添うように声をかけ、魘されながら眠る彼女の手を握って夜を過ごした。

 

 彼女とはその日初めて出会った赤の他人という関係。

 その体に残る真新しい無数の傷の理由も、瞳の奥に強い孤独と恐怖が潜む理由も、魘されて口にする様々な言葉の意味も何一つとして知らない少女であったが、自分がやるべき……やりたいことは既に決まっていた。

 

 ――この子が本当の笑顔を取り戻すまで、この手を絶対に離さないようにしよう。

 

 それは義務感や正義感ではなくただのエゴだった。

 自分の手の届く範囲で泣いている誰かを放っておきたくない。自分が姫宮凛(自分)であるために勝手に彼女を救うと決めた。ただそれだけの話だ。

 

 

 

 

 

 

「○○……?」

 

 その日、凛がその場面に遭遇したのは本当にただの偶然であった。

 その日の魔法少女としての仕事を終えた帰り道に、最近仲良くなった彼女――○○の顔を見つけ、声をかけた凛。しかし距離が遠かったのか向こうはこちらに気づかずに歩き続け……何故か人目を避けるように暗い路地裏へと消えてしまう。

 不審に思った彼女は後を追い、そこで見た光景に思わず目を見張ることになった。

 

(……え?)

 

 それはちょうど少女の体が光を放ち、とある姿へと変身する場面であった。

 凛は知り合いが実は自分と同じ魔法少女だったことにまず驚き、続いて変身後の姿を確認して再度驚く。

 そこにいたのは露出の多い黒の衣装を着た桃色髪の少女――世間からは悪の魔法少女メアと呼ばれる存在だった。

 

(うそ……あれってメア、だよね? あの子が……○○がメア?)

 

 魔法少女メア……彼女は悪い意味で最近有名になっている魔法少女だった。

 魔人に対抗する人類の希望――魔法少女という存在でありながら、魔人ではなく魔法少女に対して敵対している謎の少女。

 常に複数の魔人や魔獣と共に現れ、人や街に被害をもたらすことから【悪の魔法少女】【人類の裏切り者】などと呼ばれており、世間が彼女に抱くイメージは最悪であった。

 

 国を守る魔法少女としてとるべき行動は決まっている。

 だが凛の中で悪意を撒き散らす少女と自分の知る○○の姿がどうにも上手く噛み合わない。

 凛はメアとなった少女が立ち去った後もその場でしばらく考え込んでいたが、やがて何かを決心した顔で何処かへと電話をかける。短いコールの後に電話から聞こえてきたのは若い男性の声だった。

 

『やあ私だ。君から電話をかけてくるなんて珍しいね。何か困りごとかい?』

「単刀直入に言います。本部が持っている【魔法少女メア】に関する情報を私に下さい」

 

 凛がとある廃工場へと向かったのはそれから数日後のことであった。

 

 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

「こんなに心の底からムカついたのは初めてだ。楽に死ねると思うなよお前」

 

 そう言って廃工場内へ足を踏み入れた凛の胸中は激しい怒りで満ち溢れていた。

 隠す必要のなくなった魔力が光と共に全身から溢れ出し薄暗い工場内を明るく染め上げる中、彼女は淡々とその言葉を紡ぐ。

 

「〈変 身(マジカルチェンジ)――アリス〉」

 

 魔法少女アリスへと変身した彼女を見てリディキュールがほんの少しだけ驚くような気配があったが、すぐにいつもの余裕を取り戻して口を開いた。

 

ほう! 可能性は考慮していましたがアナタは既に覚醒済みの魔法少女だったのですね! よろしければどうやってここを知ったのかお聞きしても?

「少し前に偶然その子の正体を知ってね、そこから本部と協力してお前のことを追っていただけだよ」

ふむ、最近ワタシの周囲を嗅ぎ回る鼠が増えたことには気づいていましたが……なるほど、この星の生物も存外やるものですね。それで? アナタは何の目的で――おおっと!

「その子を助けてお前をぶん殴るために決まってるでしょう」

 

 会話途中で殴りかかってきたアリスの拳をひらりとかわし、軽快なステップで彼女から距離をとるリディキュール。

 一方でアリスはリディキュールから引き離したメアを彼から庇うように立ち、背を向けたまま彼女へと優しく声をかける。

 

「遅れてごめんね。アイツはとりあえずぶっとばすから」

「どうして……」

「どうしても何も可愛い妹分を泣かせるクソ野郎がいたらぶん殴るのが常識でしょ」

「で、でも私は」

 

 あなたに守ってもらえるような資格のある子じゃない――そう続けようとしたメアの言葉は振り返ったアリスが彼女を抱擁したことによって遮られる。

 

「○○、あなたとアイツとの会話を全部聞いてたんだよ私」

 

 メアの体が震えた。

 

「その上で私は今ここに立っている……他の誰でもないあなたを救うために。それが私の答えだよ」

「あ……」

――クフフ! いやはや美しい愛ですねえ! そんなものを目の前で見せられるとワタシ、壊したくてたまらなくなっちゃいますよ! さあ、やりなさいメア!

「え――」

「っ!」

 

 リディキュールが声を上げた瞬間にアリスは身の危険を感じてその場を飛び退く。遅れて振るわれた凶刃が先程まで彼女がいた空間を切り裂いた。

 

「な、なんで? 体が勝手に……!?」

 

 いつの間にか握られていた双剣を大切な人へと振るった己の手を呆然と見つめ、震え声を出すメア。

 嫌がる彼女を余所にその体は獲物を仕留めんと次の行動に移っていた。力強く地面を蹴った彼女は休むことなくその凶刃をアリスへ向けて振り続ける。

 

「やだ……やだ! 止まって! 止まってよ!」

抵抗しても無駄ですよ。アナタの体に寄生させたワタシの魔人因子がある限りねぇ。さあ、そちらのアナタも頑張ることです。ちなみに彼女が死ぬまでその動きは止まりませんよ

「お前を消しても?」

ええ。そういう風に命令を出したのでね

「……下衆が」

クフッ! 我々にとってそれは褒め言葉ですよ

 

 まるで楽しいショーを見ているかのように上機嫌で話すリディキュールに舌打ちを返し、アリスは何十回目かのメアの凶刃を避けると同時にステッキを召喚し目眩ましの閃光を放つ。

 

「きゃっ!?」

おや、お逃げになるので?

「心配しなくてもそんな気はない。我が名の下に命じる――」

まあどのみちアナタに彼女は救えな――

 

 詠唱をしながらアリスは目を押さえて狼狽えるメアの背後へと回り込み、その魔法を発動する。

 

「――大いなる癒しの光よ悪しき魔を祓え。〈エンジェリックキュアー〉!」

 

 アリスの杖から放たれた光がメアに直撃する。すると光が数秒間メアの体を覆い尽くし、収まると同時に変身が解けた○○の姿が現れた。

 

――は?

 

いや、それだけではない。彼女をメアへと変化させた張本人であるリディキュールはその効果を正確に理解して思わず間抜けな声を出していた。

 

これは……彼女の中のワタシの因子が全て消滅している!? ありえない! たかが一人の魔法少女の力でそんなことをできるはずが!?

 

 先程まであった余裕が嘘のように消え、彼は気を失った○○を近くの壁に優しく寄りかからせる形で座らせているアリスを驚愕の目で見つめる。

 

 ――危険だ。

 

 それまで彼の中で過去に倒してきた他の魔法少女と何ら変わりのない、取るに足りない存在だろうと思っていたアリスへの認識が切り替わる。

 即ち、自分という魔人を滅ぼしうる脅威であると。

 

……アナタは危険です。ここで殺しておかねばならないようだ

「やれるものならね」

強がっていられるのも今の内だけですよ。お忘れですか? ここがワタシの基地であることを!

 

 リディキュールの声に応えるようにして薄暗闇の中から様々な異形――魔獣や魔人たちがぞろぞろと姿を現す。

 右も左もどこを向いても敵、敵、敵。加えて、おそらく一体一体が最低でも一般的なレベルの魔法少女と互角以上の強さ。

 常人ならば戦意を保つどころではない悪夢のような光景だった。

 

「その子は……」

 

 ふと、アリスは現れた異形たちの中に一体だけ異彩を放つ魔人がいることに気づく。

 それは他が明らかな異形である中、【人間】としての原形の大部分を保った上で植物系の異形と同化している一体の魔人だ。

 巨大な花から半裸の少女の上半身が生え、背後で妖しく蔦を揺らす様はさながらファンタジー物によく出てくるアルラウネのようであった。

 

よく出来ているでしょう? 残念ながら時間がありませんでしたので改造できたのはまだこれ一体だけですが

「お前をぶちのめす理由がまた一つ増えたよ」

お一人でどこまでできるか見物ですね

「一人で戦うなんて言った覚えはないけどね」

 

 その言葉を皮切りに、アリスの周囲に次々と転移してくる増援の魔法少女たち。アリスと彼女たちは無言で頷き合い、それぞれの敵へと向かい合う。

 

ふん……多少数が増えたところで何も変わりませんよ。お前たち、行きなさい!

 

 そうしてついに両者は激突した。

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

 ○○は夢を見ていた。

 自分と両親が三人で仲良く手をつないで歩いている夢だ。

 ○○が我儘を言えば父親が二つ返事で了承し、母親に嗜められ、言い合いながら二人がイチャつき出して最後はみんなで笑い合う。そんなありふれた家族の姿。

 右を見れば父親が、左を見れば母親がこちらへ優しい笑みを向けてくれる。

 

 本当に――本当に幸せな夢だった。

 

 このままずっとここに居たい――○○がそう思ったその時、隣に立つ母親が彼女に突然声をかけてきた。

 

「○○、あなたこのままここにいていいの?」

「ママ……?」

 

 最初は何のことかよく分からなかった。

 だが母親の言葉をきっかけに、眠りにつく直前までの記憶がすぐに甦ってきた。

 

「あ……」

「行きなさい。大切な人なんだろう?」

「うん……」

「なら迷ってちゃ駄目だ。行きなさい○○」

 

 そう言って父親が○○の右手を離す。

 

「不甲斐ない父親でごめんな○○。でも……」

「ええ、私たちはずっとあなたを空から見守っているわ」

 

 そう言って母親が○○の左手を離す。

 

「パパ! ママ!」

 

 ――どうか幸せになってね。私たちの最愛の娘――

 

「うん……行ってくるね」

 

 夢が終わるその瞬間、○○は温かい2つの塊に優しく抱きしめられたような気がした。

 

 ――行ってらっしゃい、理沙。

 

 

 

 

「……?」

 

 目が覚めて最初に○○の目に入ったのは異形の群れたちと見慣れぬ魔法少女たちが入り乱れて戦う戦場の様子だった。

 戦闘の余波で工場内はあちこちが破壊されており、大きな天井においては何かの技で吹き飛んだのか完全に無くなってしまって夕日が差し込んできていた。

 

「あれ……?」

 

 現状を把握しようと自分の体に目を向けた○○は変身が解けていることに気付き驚く。さらに再び変身しようとしても何も起こらない。何故かは分からないが【メア】としての力がすっかり自分の中から消えてしまっているようだ。

 

(もしかしてあの時のおねーさんの魔法が……)

 

 間違いなく原因はそれだろう。つまり今の○○は何の力も持たないただの女の子でしかないということだ。

 そんな自分が今こうして戦場の中で無事でいられている理由はこの体を覆う半透明の球体バリアと――

 

「はあっ! ……あら、ようやくお目覚めですか?」

「アイス、ビューティー……」

 

 たった今○○を覆うバリアを破壊せんと飛びかかってきた魔獣を槍で貫きながら声をかけてきたのは、自分がメアとしてこれまで何度も顔を合わせてきた魔法少女だった。

 ○○は改めて周囲の様子をよく見る。自分のいる場所だけ、他と比べて綺麗なままだった。

 

「ずっと守ってくれてたの?」

「ええ、そうですよ。なかなか骨が折れましたがね」

「……ありがとう」

「っ!? ど、どういたしまして。……あなたから素直にお礼を言われるとなんだか調子が狂いますね」

 

 ○○の言葉に虚を突かれたようにビューティーは驚きの表情を浮かべ、少しだけ困ったように笑う。その目には敵対していた頃のような棘々しさはない。いや、棘々しくしていたのは自分だけで彼女は最初からこうだったような気がする。

 

「ねえビューティー、おねーさんはどこ?」

「おねーさん……アリスさんのことですか? 彼女ならばあちらですよ」

 

 そう言ってビューティーが示す方向を見ると、そこには確かに魔獣たちの群れと戦うアリスの姿があった。どうやら彼女は一人で元魔法少女の植物型魔人と改造魔獣の群れを同時に相手取って戦っているらしく、激しく動き回りながらその手に握った剣型の魔装を振るい敵の猛攻を凌いでいた。

 こうして見ている間にも彼女は手際よく魔獣を次々と切り裂き消滅させていく。硬い装甲を持つタイプであるはずの魔獣すらやすやすと切り裂いた姿に○○は思わず小さな歓声を上げた。

 

「すごい……おねーさんってあんなに強かったんだ」

「そうですね。確かにアリスさんはこの場にいる魔法少女たちの中で一番の実力者です。ですが……」

 

 アリスの勇姿に心を躍らせる○○。しかし側に立つビューティーの表情は何故か反対に暗いものであった。その様子に不安を覚えた○○は彼女にその理由を尋ねる。すると彼女は現状を正しく見た姿を○○に説明してくれた。

 

「【魔装】はその能力が強力なものであればあるほど消耗が激しいんです。それこそ顕現させているだけで負担になるほどに。アリスさんのような方の場合は特にそうだと聞いています。加えて、先程から底の見えない敵の物量。あのままでは先に魔力が切れて潰れてしまうのは明白……いくら彼女が強い魔法少女だとは言っても一人じゃ限度があります」

「じゃ、じゃあこのままだと」

「負けてしまうでしょうね。魔力の切れた魔法少女など一般人と変わらないので」

「なら! 今すぐにおねーさんの所へ行って!」

「し、しかしそれではあなたの守りが……」

「見た限り近くに魔獣もいないから大丈夫! こっちはもういいから!」

 

 ○○の提案に逡巡する様子を見せたビューティーだったが、彼女もアリスのことが心配なのか頷いて提案を受け入れる。

 

「……分かりました。ただ、念の為に防御魔法を強化してこの場に残します。絶対にその中から出ないで下さいね」

「分かった」

「よろしい。それでは行って参ります」

 

 アリスの元へと合流するビューティー。その場に残された○○は彼女たちの戦いを祈るように見守る。

 

「おねーさん、ビューティー……」

 

 彼女たちの連携はとても息の合ったものだった。その証拠に先程以上のスピードで駆逐されていく魔獣たち。

 だがやはり数が多すぎるのか次第に彼女たちは目に見えて押され始める。焦りを覚えた○○が助けを求めようと周囲の他の魔法少女たちを見るが、彼女たちもまたそれぞれの敵の相手で手一杯の様子であった。つまり救援は期待できない。

 ――このままだと彼女たちが死ぬ?

 

「そんなの……いやだ……!」

 

 魔人が嗤い、魔獣の群れが彼女たちの体をバラバラに引き裂き雄叫びを上げる――そんな最悪の未来を幻視してしまい、○○は震える。

 

(○○は……)

 

 自分は何をしている? ここでただ見ていることが本当に正しいのか?

 

(そんなわけがない。○○はもう誰も失いたくないんだ)

 

 無意識の内に伸びた手が頭のリボンへ優しく触れる。

 あの日から自分はずっと彼女に助けてもらっていた。そして今、目の前には窮地に陥る彼女の姿がある。

 ならば……今度は自分の番だ。

 

「【メア】になれたのなら○○にだって【素質】はあるはず……!」

 

 深呼吸し、目を閉じる。そうしてイメージするのは強さに満ち溢れた自分自身の姿。あの人に守られる存在ではなく、あの人の隣で並び立てるような存在になりたいと心から強く願う。

 すると、まるで初めから知っていたかのようにその呪文は頭の中にフッと浮かび上がってきた。

 

「……我が愛は真実にして永遠の輝き。邪悪なる者は畏れよ。我こそは悪を滅する慈愛の戦士なり。〈変 身(マジカルチェンジ)――サファイア〉!」

 

 想いに応えるように、青く暖かな光が少女の体からあふれて弾けた。

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

「ああもう! しつこいっ!」

 

 敵正面鞭状攻撃――バックステップで回避。

 後方から一体特攻――振り向きざまにかわして魔装でカウンター。

 両側面から挟み撃ち――ギリギリまで引き付けて同士討ちへ。

 正面からの三体――一体を足場に飛んで回避、即座に空中で時間稼ぎの閃光魔法。

 次から次へと仕掛けてくる敵の群れを瞬時の判断で的確に捌いていくアリスであったが、その華麗な戦いぶりとは裏腹に彼女の表情は苦渋に満ちていた。

 

(こいつら、妙に装甲が硬い上に数がとにかく多すぎる……! 雑魚ですら魔装による一撃じゃないと完全に落ちないとか耐久面が異常だ!)

おやおや、どうしました? あれだけ啖呵を切っておいてワタシにまだ一撃も入れられていませんが?

「奥に一人だけ引っ込んでおいてよく言う!」

合理的な判断というやつですよ。……それにしても、人間とは不可解な生き物ですねぇ。あのような小娘一匹のために何故そこまで必死になれるのか理解に苦しみます。そもそもアナタはあの小娘の家族でも何でもないはずですが

 

 会話の最中に頭上から急襲の気配――カウンター……をキャンセルして前転、地面を割って飛び出してきた蔦から間一髪で逃れる。

 

「私はあの子の笑った顔が好きなんだ。戦う理由なんてそれで十分!」

バカバカしい。ワタシならそのような何の得にもならない理由で命をかけるなど御免ですよ。……む?

 

 後方から飛んできた氷の刃たちが魔獣の群れの一部に突き刺さりアリスの包囲網に穴を開ける。そうして出来た穴から彼女の隣へビューティーが降り立ち、互いに背中合わせになった。

 

「アリスさん! 加勢します!」

「ビューティー!? あなたにはあの子のことを頼ん――」

「その彼女のたっての願いです! それにどの道彼らを倒さねば私たちは全員終わりです。アリスさんもこの状況がどれだけまずいのかは分かっているでしょう?」

「……そう、だね。本部も私たちも想定が甘すぎた」

 

 この場にいる本部の魔法少女は彼女たちを入れてたったの六名。本部がいくら常時人手不足とはいえ、なんとかもう少し人員を増やすべきだったのは間違いない。

 再びじりじりと包囲の輪を縮めだした魔獣たちを睨みつけながら、アリスはビューティーへと問いかける。

 

「本部の先輩たちがここに来るまで何分かかると思う?」

「……Aランクの先輩方は現在も仕事中でしょうし、一番早くて三十分後くらいでは?」

「きっついなぁ」

 

 最悪だとアリスが苦笑する。それを受けてビューティーは小さくため息をつく。

 

「でも引く気はないのでしょう?」

「うん。アイツをぶん殴らないと気が済まない」

「即答ですか……私も手伝いますよ。アリスさんの無茶は今に始まったことではないので」

「ありがとう。今度のケーキは期待してて」

「ええ、期待してお――来ます!」

 

 魔獣たちが一斉に動いた。

 先鋒として突撃してきた巨大なカラスような鳥型魔獣の鉤爪を身をよじってかわし、二人は同時に攻撃魔法を行使する。

 

「〈ライトバースト〉!」

「〈ビューティーブラスター〉!」

 

 眩い光の爆発が魔獣たちを吹き飛ばし、討ち漏らしを冷気の光線が薙ぎ払う。

 包囲網の大部分がこれによって戦闘不能となったが、すぐに増援が湧いてきたため、二人は囲まれないように場所を移しつつ息の合ったコンビネーションで魔獣を討伐していく。

 それは彼女たちの魔法少女ランクを考えれば十分過ぎる程の健闘ぶりだった。しかし現状はやはり多勢に無勢。さらに耐久力のある魔獣を相手に少なくなっていく残存魔力を考慮し消耗を抑えた戦いをしつつ、四方八方から襲い来る攻撃を休みなく捌き続けなければならない状況は確実に二人の心身に大きな疲労を蓄積させていった。

 

「あぐっ!?」

「――ぐうっ!?」

 

 ほんの僅か、立ち回りを誤ったビューティーの背を鳥型魔獣の鉤爪が抉り、それに気を取られたアリスをついに魔人の蔦が捉え凄まじい力で殴り飛ばす。殴り飛ばされたアリスは地面を何度かバウンドした後、工場内の機械の一つに激突して静止した。

 

「かふっ……!(いっつぅぅ……油断した。あー、また骨折れまくってるなこれ。一発でこれってやっぱりあの魔人の子の攻撃力は普通じゃないね)」

 

 とはいえ、ここで立ち止まるわけにはいかない。まだあのクソ野郎に一撃だって入れられていないのだから。

 

(魔力がもったいないけど早く回復魔法で――っ!?)

 

 フッと複数の長い影が彼女にかかる。見上げた彼女の目に入ったのは先の鋭く尖った蔦たちが一斉にこちらへ狙いを付けている光景であった。

 

やれやれ……基地内戦力の大部分を個人に集中させたというのにこれ程まで時間がかかるとは……。しかしまあ、散々手こずらせてくれましたがこれで終わりですね。どうやらアナタ以外に植物型魔人(彼女)を止められる実力者はいないようですし、残りは楽に処理できそうです。では……さようなら!

「まだっ……!(間に、合えっ――!)」

 

 獲物を串刺しにせんと迫る蔦。重い体に鞭打って咄嗟に回避しようとするアリス。

 だがその攻防は思わぬ第三者の横槍によって予想外の展開を迎えることとなった。

 

「――たああぁっ!!」

……ギッ!? キャアアアアッッ!?

な、何っ!?

 

 突然両者の間に割り込んで来た少女が青く輝く双剣で頑丈な蔦をまとめて切り裂く。痛覚が繋がっていたらしい植物型魔人が悲鳴を上げ、リディキュールは新たに現れた敵に警戒の目を向けた。

 

(ビューティー……? いや、違う……!)

 

 青と水色を基調とした魔法少女衣装に身を包んだ少女は攻撃を終えるとすぐにアリスの元へと駆け寄り、その目に涙を浮かべながら彼女を抱え起こす。

 魔法少女には認識阻害の魔法が常時かかっているため変身後の姿や変身前の姿を別々で見ても両者を結び付けることは難しい。しかし不思議と少女の持つ雰囲気や魔装、どこか見慣れた水色のゆるふわツインテールを見て、アリスはその正体になんとなくで思い至る。

 

「おねーさん大丈夫!?」

「その呼び方……やっぱりあなたは」

「うん、私だよ。今は魔法少女サファイアだけど。ってそんなことより! 本当に大丈夫なの!? いっぱい血が出てる!」

「平気だよ。怪我をするのには結構慣れてるし。治すのも……〈エンジェリックヒール〉……ほら、これで動く」

「全っ然良くない!」

 

 回復魔法を発動し、腕をぐるぐると回して見せるがサファイアの様子は変わらない。それどころかますます泣きそうな顔になってしまいアリスは狼狽える。

 

「そ、その……」

「私も戦う」

「え?」

「私も戦う! 絶対におねーさんを一人で戦わせないから!」

 

 そう宣言したサファイアは異論は認めないと言わんばかりにさっさとアリスから視線を切ってリディキュールたちを睨みつける。

 

その魔力……本物の魔法少女として覚醒したのですか。メア

「メアじゃない! サファイアだ!」

ふん、どちらでも良いことです。さっさと逃げれば良いものをわざわざ死ににくるとは愚かですね。……殺せ!

 

 怯みから立ち直った植物型魔人が新たな蔦を繰り出す。それら全てをやや拙い動きで切り払いつつ、サファイアはアリスへと言う。

 

「おねーさんはあの子をお願い! 道は私がつくるから!」

 

 言い終えた彼女は返事を待たずに敵の方へと駆け出し、それを見たアリスも慌てて後へ続く。

 

「聖なる刃よ、我が敵を薙ぎ払え!〈サファイアスラッシュ〉!」

 

 駆けながら詠唱と共に強い輝きを放つ双剣を振り下ろすサファイア。相当な魔力が込められた青い斬撃が勢いよく前方に飛んでいき、魔獣の群れと魔人の蔦を派手に吹き飛ばした。

 

「足止めなら私も手伝います!」

 

 続けてビューティーがなけなしの魔力を振り絞って魔獣たちの足下を凍らせ動きを止める。

 強化された魔獣たち相手ではほんの数秒しかもたないが、それでもその数秒があれば彼女たちのエースには十分であった。

 

(一撃で決める……!)

チッ、お前たちっ! 彼女を止めなさい!

「「させないっ!」」

 

 安全圏である後方に立つリディキュールの指示を受けて魔獣たちがアリスを止めようとするが、二人がそれを許さない。

 そうしてついにアリスと植物型魔人は一対一で向き合った。

 

タ……ァ……スケ

「うん、今助けるよ」

 

 接近してきたアリスへと魔人の下半身の花部分から大量の花粉が飛び出す。間違いなく何らかの状態異常を引き起こすであろうそれを彼女は自身に状態回復魔法をかけっぱなしにすることで無理矢理打ち消し、手にした魔装へと強く魔力を込めて振り抜いた。

 

アァーーーー

 

 魔装によって切り裂かれた魔人の少女を光が包み込む。

 直前の手応えからおそらく彼女は浄化によってなんとかなるはずだと確信したアリスはすぐさまサファイアたちへ加勢しようと視線を送り――異変に気付いた。

 

「……!(()()()()()()()!?)」

 

 いつの間にか。

 戦闘開始からほぼずっと同じ場所に立っていたハズのリディキュールの姿が消えていた。

 

「どこに――」

「アリスさんッッ!!」

 

 ぞわり、と全身の肌が粟立った。

 

 瞬間、アリスの感じる世界の全てがスローモーションになる。

 突然背後で膨れ上がった気配と殺気。必死の形相でこちらへ駆け寄ろうとしているビューティー。

 振り向いた彼女の目に映った【こちらの心臓目掛けてナイフを突き出しているリディキュールの姿】。

 迫る凶刃に回避は――もう間に合わない。

 

「え――」

 

 鮮血が舞う。

 だがそれは標的となったアリスのものではなかった。

 

おのれっ! せっかくのチャンスに余計な邪魔を!

 

 苛立った声を上げてリディキュールが血濡れのナイフを手にその場を飛び退く。

 スピードの戻った世界でアリスが見たのは胸の中心から大量の血を流してこちらへもたれ掛かる彼女の姿だった。

 

「う、そ……」

「えへへ、よかっ……た。絶対に、死んじゃいや……だよ、おねーさん」

 

 そう言って力無く笑った彼女は目を閉じてそれっきり動かなくなる。

 

 ――――ブチッ

 

 その瞬間、アリスの中で何かが完全にキレた。

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

「はぁ……はぁ……え?」

「な、何――!?」

 

 魔法少女アリスと共にこの場に現れ、魔獣たちと戦っていた本部の魔法少女たちは突然感じた強い力の波動に驚いて動きを止めた。

 

「何……あの強い光」

「綺麗……」

「なんだかとても暖かい……」

「アリスさんたちが……?」

 

 廃工場の中の何かを中心として吹き荒れる黄金の嵐。それがみるみるうちに広がって戦場を埋め尽くし、その輝きに触れた魔獣たちを残らず消滅させていくのを見て、彼女たちは漠然とこの戦いの終わりが近づいていることを悟った。

 

 

 

な、何です!? 一体何が起きているのですか!? ど、どうしてあの者の力がこれ程までに膨れ上がって……!

 

 嵐の中心付近に立つリディキュールはかつてないほど激しく動揺していた。

 自らが手掛けた作品たちが訳も分からず一瞬で全て浄化された事実は彼の心に強い恐怖を植え付け、冷静さを完全に失わせていた。

 

この力、これではまるで――――まさか!?

 

 ふと何か気付いたようにリディキュールが光の嵐の中心に立つ少女を見る。

 純白の翼を背に広げ神々しい光を全身にまとうアリスを見る彼の目は、まるで何かとてつもなく恐ろしいものを見るかのように酷く怯えていた。

 

【真なる光の戦士】……!? なぜそのような恐ろしい存在がこんなところにいいぃ!

「うるさいよ。お前」

ガハッ!?

 

 光の中から矢のように飛び出したアリスがリディキュールの顔面を拳で殴り飛ばす。

 

ぐっ、このっ! やめろ! このワタシに――ギャッ!?

 

 加速したアリスは相手の反撃を許さずに無言で休むことなく彼の全身を殴る、殴る、殴り続ける――殺意を滲ませながらも標的が簡単に死なないよう絶妙に浄化の力を抑えた攻撃で。

 彼女がようやくその手を止めた時、彼の全身は不格好に折れ曲がり襤褸切れのような姿になっていた。

 

「……ずいぶんと良い格好になったね」

……キ、サマァ……!

「でも、許すのは無しだ」

ヒッ!?

 

 全身に光をまとった彼女はゆっくりと片手を彼に向けて最後の魔法を唱える。

 

「開け。〈エターナルプリズン〉」

なな、何を、ぐうっ……!?

 

 光輝く門のようなものが現れ、その中から飛び出した光の鎖が彼の手足と首を縛り上げ自由を奪った。さらに門は彼の体をその中へズルズルと少しずつ吸い込んでいく。

 最大の身の危険を感じ、逃れようと必死にもがく彼。それを冷めた目で見つめながら彼女は淡々とその魔法の効果を伝えた。

 

「それは一度入ったら二度と出られない永遠の牢獄への入口。魔人であるお前にとっては猛毒となる光で満ちた場所だよ」

ろ……牢獄、ですって?

「お前はそこで逃れることも狂うことも決して許されない。最期のその瞬間まで、一人で孤独に自分の消滅に怯え続けていろ」

……や、やめろ、やめろやめろやめろおおおおおーーっ!!

 

 絶叫する彼の体が完全に吸い込まれる。

 閉じた門がかき消えるように消えた時、そこにはもう何も残っていなかった。

 あの魔人が今後この世界に現れることは二度とない。

 

 こうして廃工場での戦いはついにその幕を閉じたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

「――なるほど。話を聞かせてくれてありがとう、なかなか興味深い内容だったよ」

「……そうですか」

 

 廃工場での戦いから二日後、魔法少女機関本部の最上階にて凛は本部長と一対一で向き合っていた。

 年齢の割にずいぶんと若く見えるイケオジである彼は女性受けが良さそうな爽やかな笑みを浮かべ、凛へと尋ねる。

 

「その後の体調の経過はどうかね?」

「問題ないです。強いて言えば急に保有魔力量が増えたので魔力のコントロールが多少難しくなったことくらいですね」

「保有魔力量の増加か……戦いの中でパワーアップをする魔法少女の例は既にいくつか確認されてはいるけど、その中でも君はとびきりの一例だね。詳しい測定結果はまだ出てないけど多分保有魔力量だけならこの国で3本の指に入るかもしれないよ」

「魔力だけあったって強いとは限りませんよ」

「並ならぬ鍛錬と修羅場を経験してきた君が言うと説得力があるねぇ……」

 

 まあそれはそれとして……と彼は机の上から一枚の紙を手に取り凛へと差し出した。彼女はそれを受け取りすぐに目を通す。

 

「これは……チームの申請書ですか?」

「ああ。いい加減君もそろそろ誰かとチームを組んだ方が良いと思ってね。これは私以外の人間も常々思っていることだが、君はよく一人で無茶をするから心配なんだよ。チームを組めばそれも多少はマシになるだろうと考えてのことだ」

「……」

「ちなみにメンバーは既に一人決めてあるから後で挨拶しておいてね」

「は……えっ?」

「本人たっての望みだし、君との相性も問題ないはずだから安心してくれたまえ」

「ちょ、ちょっと待って下さい。そんな大事な話を勝手に……!」

「こうでもしないと君はいつまで経っても一人で戦い続けるだろう? さあ、話は終わりだ。もう行きたまえ。私は忙しい」

「これ以外にもまだ話すことが――」

「それについても行けばすぐに分かる。私を信用したまえよ」

 

 

 

 

「うーん、チームかぁ。いきなりそんなことを言われても……」

 

 本部長の部屋を後にした凛は渡された書類を歩き読みしながら困ったように呟く。

 本部長の話では既にメンバーが一人勝手に決められているとのことだし、不本意とはいえそのうちきちんと挨拶をしないといけないだろう。

 

「というか一体誰と組――うぐっ!?」

「おねーさん!」

 

 ドンッと腹部に走る衝撃。視線を下に向けるとそこにはあの戦いで彼女が助け出した少女の姿があった。

 

「……どうしてここに?」

「あれ? おじさんから聞いてないの?」

 

 疑問符を浮かべる凛の反応にきょとんと首を傾げる少女。やがて何かに納得したようにポンと手を打った彼女は、続いて凛から一旦距離をとって姿勢を正し、満面の笑みでこう言い放った。

 

「今日から姫宮凛さんと一緒のチームで活動することになった氷川理沙です! 魔法少女サファイアとしてこれから末永くよろしくお願いしまーす!」

「えっ……」

 

 突然のカミングアウトに目を見開いて固まる凛。

 そんな凛の腕に抱きついた彼女はそっと耳元に顔を寄せると楽しげに囁いた。

 

「……えへへ。これからもよろしくねおねーさん……いいえ、せ・ん・ぱ・い♡」

 

 

 

 

 

 




※いつもの本編補足説明

★魔法
魔人や魔法少女たちが扱うことのできる超常の力。
詠唱があるとコントロールや威力を安定させやすいが慣れると省略も可能なので、戦闘中の隙を減らすためにベテランの魔法少女は基本的に詠唱をカットしている。詠唱文は勝手に頭の中に浮かんでくるらしい。
知らない魔法の詠唱文を他人から教えてもらって発動することも可能だが、適性がないと上手く扱えない。

★魔法属性
魔法少女たちはそれぞれ得意とする属性を持っており、基本的にその属性の魔法をメインウェポンにしている。
ちなみにアリスは光属性、アイスビューティーは氷属性、サファイアは水(氷を含む)属性である。

★真なる光の戦士

魔人の天敵となる強大な力を持った存在らしい。

★捕まっていた魔法少女たち

戦闘終了後、全員無事に救出された。魔人化していた子も元の人間へと戻っている。

★理沙ちゃんの事後処理

怪我に関しては覚醒したアリスが完全治癒したので心配無し。
彼女がメアであった事実はごく一部の関係者しか知らず、事件の記録にも残されず処理された。
身寄りがないので本部が保護し、保護者は一応本部長ということになっている。
本人の希望により姓は変わっていない。

Q 理沙はどうして凛を「せんぱい」と呼ぶようになったのですか?
A 「おねーさん」ではいつまで経っても庇護されるだけの存在(妹分)になってしまうと思ったから。彼女は大切な人の隣に並び立てる対等な存在になりたいのです。


最後に主人公ちゃんと理沙ちゃんの絵を描いてみたので置いておきますね。
やっぱり絵を描くのって本当に難しい……誰か描いてくれないかな(チラッ)
※普段絵なんて全く描かないド素人が描いたものなので画力等は期待しないでください。


【挿絵表示】


追記
アンケートへのご協力ありがとうございました。
そのまま派が多く、元タイトルの雰囲気を保つためにもわりとシンプルな省略でいいんじゃないかとのご意見もいただき、こちらも納得してスッキリしたのでその通りになりました。
今後ともよろしくお願いいたします。

タイトルを短くしたいんだけどどれがいい?

  • TS魔法少女アリスちゃんの日常
  • TS魔法少女な英雄ちゃんは今日も語る
  • 英雄ちゃんはTS魔法少女
  • TS魔法少女「暇だからスレ立てよう」
  • そのまま派
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