どこ?ここ
わたし
えっと
単冠湾泊地
医務室
「ようやく起きたか『村雨』」
「へ?え?なんで?」
「あ、むらむら!!起きたんだねっ!!」
「ちょっと北上さん!ここは医務室ですよ!」
なに?一体何が起きてるの?
「・・・まずは、村雨、お帰り。」
「ぇっと、た、ただいま、で、いいのかしら?」
事の顛末を聞くと、
変化した後、
『北上さん大井さん』の魚雷でボコボコにされ、
オマケに『一式陸攻』が頭上に『直撃』
それに搭載されていた『改・応急修理要員女神』で、
私は『艦娘』として復活したそうだ
「トラウマと強烈な切っ掛けが
深海棲艦から艦娘に戻るらしいと、
『ラノベ』のヒントを頼りにやったと。」
「おう、結果良ければすべてよしだ。」
いや人・・・艦娘だけど、
頭に一式陸攻ぶつけるとか、
どう言う思考をこの人はしているのだろう
「ほら、むらむらの髪留め、ちゃんとつけてね?」
「北上、ちょっといいか?」
髪留めを奪い取る
「ちょ。」
「動くなよ?」
村雨に付けて行く
「うん、やっぱりお前は可愛いよ、村雨。」
「村雨?」
「むらむら?」
「村雨さん?」
「・・・事情があれど、
艦娘を泣かせるなんて、瑛士?ちょっと来なさい。」
「山雲?!
おま、知ってるなら少し「少し?」」
「確かに嬉しい涙でしょうけど、
『泣かせた事実』は覆らないわ。」
「ソウダナ、
幾人かの艦娘も『乙女の事情』で、
恥ずかしい思いをシタんだ、
お説教するのは当たり前ダロ?」
「タシュケントっ!?」
「ヘェ?それは詳しく聞きたいわねぇ?」
「村雨までっ!?」
「あ、北上さまは、パス。」
「私もです、北上さん。」
▽
暫し待たれよ・・・
▽
執務室
「・・・貴方、なにしたの?」
「あ、三笠元帥、どうも。」顔パンマン
「あら?三笠、どうしたの?」
「山雲、彼、なにしたの?」
「『乙女の事情』よ。」
「アァ、『乙女の事情』だ。」
「・・・珍しいわね、
『貴方が怒る』なんて、結構良い声だから、
私も聞きたかったけど。」
二人「え?」
「え?あの『恐怖ボイス』は、『ご褒美』じゃ無いの?」
「そうですよね!!何度も説明しても、
『ご褒美』じゃ無いって言われるんですよ。」
「あら?ジャーヴィスちゃん、貴女は解るのね?」
「はい!!あの『お腹に響く』心地よさ。」
「そぅそぅ、『そのトーンのまま口説かれた時』なんて、
ほんと、一人の女として、たまらなく興奮したわ!」
「・・・三笠元帥、視線が辛いので、本題を。」
「あらら、
まぁ、いずれ意味がわかるでしょ、
本題はコレ、『艦娘・村雨』の処遇よ。」
「・・・どうでした?」
「大本営としては『却下』
代表元帥13人の内、7人が反対よ。」
「僅差ですね。」
「えぇ、それで今後なんだけど、
『監視』を付けなきゃいけないんだけど、
その役をどこにするかで揉めちゃって、
裁量権丸ごと貴方に投げられたわ。」
「わ~、押し付けられた~。」
「それと、二人は『復隊』しないって、
今の距離感が良いそうよ?それと、
『大井が妊娠』してるから余計に、ね。」
全員がばっと振り向く
「俺じゃねぇよ、一般男性の普通の会社員の人だ、
何度かダブルデートを組んだだけだ。」
「デートっ!?」
「山雲?北上とだ、それにヤツは『人妻』だぞ?」
全員「はぁっ!?」
「引退して二カ月と経たずに、
『あ、エージ?アタシ結婚して子供できたから』って、
電話で連絡貰ってな、
慌てて『呉の明石』に連絡して健康診断、
マジで妊娠してて『呉の明石』も、
『あ、あり得ないですよぉ・・・』って、
頭抱えてたなぁww
なんでも、『引退して普通は1年は出来無いだろう』って、
今までのデータぶち壊し案件だったそうだぞ?」
「き、北上さん、子供いるんですかっ!?」
「お、村雨来てたか、
ほれ、一応『単冠湾泊地』の艦娘として認められたから、
これからよろしくな。」
「ちゃんと答えて下さい!!」
「ちゃんとも何も・・・あ、これ写真、
コレが旦那さんとお子さん。」
▽
「さて、
『録音』させて貰ったし、私は帰るわね。」
「ん?泊まって行くんじゃ無かったのか?」
「馬鹿ね、旦那に癒して貰うのよ?」
「ぁ~、さいですか。」
「え?三笠も結婚してるの?」
「そうよ?言って無かったかしら?」
「言ってナイナ。」
「ほら、コレが旦那♪
あと『子供達』がこっちね♪」
▽
執務室
「ねぇ?」
「まだダメ。」
「違うわよ、三笠の子供達って。」
「あぁ、『艦娘』だよ、
今は、横須賀鎮守府の
『大和』『武蔵』『長門』『陸奥』
『比叡』『ウォースパイト』『ネルソン』だよ。」
「なに?そのビッグネームだらけ、
しかもさらっとイギリスの戦艦混ざってるし。」
「まぁ、イギリス生まれだからじゃないか?」
「だったら、『金剛』が出てこないとおかしいわよ?」
「さぁ?
『適合』した艤装があげた名前だったからとしか、
言いようがないんだよ。」
「北上さんの方は?」
「あっちは『引退後』の子供だからな、
『一般人』だよ、大井の子供も、一般人だ。」
「そぅ。」
「山雲、
今つくると『艦娘』のしがらみからは逃げられないんだぞ?」
「・・・わかってるわよ。」
そっと抱きしめ
「今はキスまでだ。」
「ばかっ。」
「いつか、な、
もう少し落ち着いてからな?」
「・・・それだと貴方が。」
「はは、大丈夫だ、俺はそんなに信用無いのか?」
「・・・いじわる。」
「大好きだからな。」
「ふん。」
「・・・愛してる、山雲。」
「ふふっ、私もよ?愛してるわ。」
「はぁ、昼間っからなにヤッテンダ山雲?」
「たっ!?タシュケントっ!?貴女何時からいたのっ!?」
「人に書類取りにイカセテ、二人きりにナルトカ、
私もヤルからな?」
アゥ~///
「タシュケント。」
「ナンダ?」
GJ!!
「はぁ、惚れた手前のナントヤラだっけ?
ま、廊下で聞き耳立ててるヤツらに、
後でオシオキだな。」
「ナンデスッテ?」
▽
オシオキ後
「ソウだ、彼女、挨拶だってさ。」
「彼女?誰だ?」
「・・・牛。」
「な゛っ!?『雲龍』っ!?」
「きちゃった、『美味しいゴハン』があるって聞いて。」
「牛乳ダナ。」
「重いだけ。」
「でも羨マシイよ。」
「私は、貴女が羨ましい。」
「私ガ?」
「『幸せでしょ?』」
「・・・アァ、幸せだ///」
「じゃ、早速ゴハンを頂戴?」
「間宮ーっ!!助けてくれ~っ!!」
▽
間宮食堂
「むむっ!!
コレは食豪の気配ですね。」