新・単冠湾泊地活動記   作:扶桑畝傍

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嫁と日常と書類

単冠湾泊地

港湾区

 

「さて、リュックは持ったな?」

「はい、アナタ。」

「ジャーヴィスも準備万端!」

「『おねえちゃん』ちゃんと起きてて?」

「おね・・・おね」カフッ

「ジョンストン、だから止めを刺さないでってば。」

「でも大丈夫なの?」

「そうだよ、ほぼ艦娘が出払うなんて。」

「そうね、

 『彼女達の自己責任』よ、私達は『被害者』なんだから。」

「それを言ってる訳じゃないんだけど。」

「そうね、私達は『被害者』

 責任は『彼女達』にある。」

「アハハ、慈悲は無い。」

「そうね、無いわ。」

 

山雲、パース、

イタリア組(シロッコは留守番)

アメリカ組(コロラドはお仕置きの為留守番)

マックス、レーベレヒト(オイゲンは出撃中)

タシュケント、ジャーヴィスでお出かけをするのだ。

 

なんで?いや、お仕置きで気づいて?

 

「い、いってらっしゃいませ。」

間宮さんチョイスの『霧島が恥ずかしいと思う服装』で、

霧島以下、

 

『コロラド』『蒼龍』『明石』『大淀』

『雲龍』

ここからが重要

『ビスマルク』『※イタリア』『ローマ』

『ガンビア・ベイ』『白露(改二)』『時雨(改二)』

『春雨』『五月雨』『山風』『江風(改二)』『涼風』

 

11人も『来てしまったのだ。』

資材が各『一桁』となり、行動不可となってしまったのだ。

11人分の資材?

あぁ、下手に泊地内に置いとくと『自力建造』されるので、

『大湊警備府』に預かって貰っていた筈だった。

が

大湊警備府からの緊急連絡により自体は一変、

『複数の鎮守府』の建造システムが乗っ取られ、

資材を強奪し、『自力建造』した彼女らは、

『自力』で、ここ単冠湾泊地に着任したのだ。

各鎮守府からの『請求書』を引っ提げて。

 

当然、いくら寛大な俺でもブチ切れ、

資材5桁まで『自力建造禁止を言い渡した』

当然、資材は『返済』に充てすっからかん

給料は諸経費で消えて行った。

流石に見かねた『三笠』が、

旅館の手配をしてくれ、

先に上げたメンバーは『休養』を言い渡された。

村雨は貧血を起こし絶対安静中

『重い日』ダソウダ・・・

焦ったよ、まさか『修繕ドックで今までは対処してたの事』

明石からの『ダメです、村雨さん、今回は自然治癒以外認めません』

と、珍しく怒った。

村雨は『艦娘』ではあるが、限りなく『人間』に近くなっている為、

そう言う周期を崩すと、『引退後にも引きずる事になる』

と、明石が村雨を『真っ赤』にしながら説教していた。

 

「まぁ、いいお灸を据えられたと思おう。」

「だと良いのだけれど。」

言わないで山雲?

絶対フラグになるから。

 

▽

 

単冠湾泊地

執務室

「・・・霧島、終わった?」

「その、まだこれだけあるのよ。」

執務室の隣にある『書庫』に積み重なる大量の『資材申請書』

「閉じて。」

「現実よ、やりましょう。」

「駆逐艦達は?」

「燃料溜まりに往復中。」

「腹が減っては戦はできません、か。」

「江風、貴女が事務仕事出来るのが一番助かってるわ。」

既に燃え尽きた大淀はソファーで(死んだように)仮眠している。

3人ずつに分かれ、

兎に角燃料を優先して回収している。

練度?あぁ、ここに来たメンツは全員『カンスト(99Lv)』だ、

不思議か?

他は知らんけど、ケッコン済の艦娘って実は少なくて、

『山雲』『扶桑』『山城』『秋雲』『望月』『敷波』

『多摩』『八丈』なんだ、

全員(山雲は除くけど)

『先に行って来なさい』って、後押しされた、

理由を聞く前に『建造ボタン』を押され、聞けなかった

「なんでかねぇ?」

嘆きつつも取得して置いた『事務スキル』をフル活用し、

書類を終わらせて行く、

私、江風の能力は

『事務スキル』『夜戦特効』

『稲荷神社氏子』と、変わった物だ、

夜戦は言わずもがな、『夜戦時、火力増強200倍』と、

正直、私もエージも呆れ返ってしまった、

消費資材割り増し『無し』でだ!!

ただ、日中は極々普通の駆逐艦程度の火力しか出ない。

事務スキルは、そのまんま、

書類仕事はなんでもござれで、

今はパソコンで書類をどんどん消化中。

本気で取得して良かったと思ったスキルだ、

良くわからんが、建造時、なんか選べるらしく、

エージの側に居れたらいいなって思ってソレをチョイスしたんだ。

残りのスキルは『副産物』で、建造ドックランダムらしい

あ、この『稲荷神社氏子』って、

良くわからん、一応泊地に

『稲荷神社』を妖精さんに建造して貰ってる途中で、

効果は完成し、『神オロシ』が終わってからじゃないとわからない。

「ふぃっと、

 霧島、弾薬は終わりだ、そっちの鋼材はどんくらいだ?」

「はやっ、まだ半分以下よ。」

「そうすっと、後はボーキサイトか、先にやっちまうか。」

どこぞのコーディネーターよろしく、

キーボードがドガガガと唸りをあげて行く。

左手で書類訂正箇所を見つけ、

右手でソレを修正し打ち込んで出力していく。

因みに『左利きだ』なんだよ?ギッチョで悪いか?

「ぅ~・・・ん、はっ!?今何時ですかっ?!」

「あ、起きたな?

 弾薬は終わって、私はボーキサイトを進めてる、

 鋼材はようやく半分だ、

 燃料はまだ遠征連中が帰って来てないからこれからだ。」

「ぇ・・・まだ『2時間』しか経ってないですよっ!?

 どれだけ早いんですかっ!?」

「アタシはほら、スキルのお陰さ、

 じゃなかったら一枚で30分は下らないだろうさ。」

「くぅ、私もソレを選んでいれば・・・。」

「大淀、『問題ありません』とか言って、

 意気揚々と建造したじゃんww

 ま、『紙媒体』限定とは言え、

 不正を直ぐ見つけられんのはすげぇと思うぞ?」

正直、家で書き出した書類は出来るが、

他所の『申請書』とかは、そのままとしか見れないんだよ、

そこの『改竄部分』とか、『艦娘の移動書類』とかは、

私じゃ見抜けない、その点、大淀の能力・・・スキルは、

すげ~助かってる。

「そ、それは///」

あ、女のテレ顔はいらん、

エージの『ありがとう』は、マジで効く

おっと、ボーキサイトも終わりだな

「ほれ、鋼材の終わって無いのくれよ、

 ちゃっちゃか片付けて『エージに褒めて貰おうぜ?』」

二人「か、江風が輝いて見える。」

「あ?なんだそりゃ?」

 

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