単冠湾泊地
執務室
「えっと、取り合えず、艦名を聞きたいんだけど?」
まぁ、知ってるけど、職務上聞かねばならない。
「天龍型、天龍。」
「龍田。」
「おぅ、よろしく。」
「ノーザンプトン重巡洋艦、一番艦。」
「よろしく。」
で、だ
阿賀野型は全員拒否
ま、そうだよね、『そう言う扱いをされて来た』人間不信だろうよ
「天龍、龍田、ノーザンプトンは、
ひとまず『入渠ドック』へ、
損傷修復後、間宮さんの所で補給、
その後、施設把握を命ずる、
それでいい時間になるだろうから、
部屋を用意してある、明日に備えてちゃんと眠るように。」
「それだけか?」
「あぁ、生憎俺は別邸に住んでるから、
夜は基本居ないぞ?」
「け、そこでよろしくやってんだろ?」
「あぁ、ケッコンしてるからな、
山雲、マックス、娘のリベッチオだ。」
「改めてよろしくね~。」
「ふぅん、エージはあげないから。」
「もぅ、マミー達ったら、3人のパーパでしょ?」
「はっ、どうだか、
男ってのは、嘘つきで糞な生き物だろうが!!」
まぁ、家の嫁が抜刀を許す訳ないので
「なっ?!」
(冗談だろ!?駆逐艦の癖にっ!!)
「天龍だったわね?」
「人の抜刀止めといてなんだよ?」
(迂闊に動けねぇ)
「肘、痛めるわよ?抜刀にもやり方があるのだけど、
貴女、独学?」
「え?は?独学だが。」
「そぅ、エージ?抜刀が得意な子家に居たかしら?」
「抜刀かぁ、
剣技に絞れば、『ビスマルク』だな、槍は『村雨』だな。」
「だ、そうよ?」
「くっ、駆逐艦の癖に。」
(双銃術ですって?なんなのこの子)
「メガネおねえちゃんは動かないのね?」
オネエチャン?
「ノーザンプトンお姉ちゃん?」
・・・オ・オネエチャン///ハフゥ///
「あ、倒れた。」
「リベ、ノーザンプトンを先に入渠ドックへ、
良く見ろ、幸せそうな顔してるぞ?」
「・・・マエストラーレと同じかぁ、
まぁ、お姉ちゃんに変わりないから、
これからよろしくね♪お姉ちゃん♪」
大量の忠誠心(鼻血)を垂れ流している
「リベ~、トドメを刺すんじゃありません、
ほれ、天龍、龍田、ノーザンプトンを牽引してくれ、
流石にリベじゃ引っ張れない。」
▽
「さて、今は俺だけだ、
本音を聞こうか、艦名すら忘れたとは言わせないぞ?」
っても、誰も喋らないか
さて、どうした物かね?
ん?
酒匂がこっちを見た?
「おぉ?」
左腕を噛まれた
他は?あら?手を出さない?
(なんで?痛くないのっ?!)
「俺の肉なんて不味いだろうに、腹減ったのか?」
(なんで・・・)
「阿賀野、能代、矢矧を連れて、
入渠ドックへ行って来い、先ずは疲れを癒してから、
また話そう。」
「っ!?」
「なんだ?何か変な事俺は言ったか?」
「貴方、わかってて言ってるの?」
「能代、これ以上の問答は無駄だと思うが?」
「貴方ねぇっ!!」
「よそう、能代、阿賀野、酒匂、早く来いよ?」
「矢矧っ!!」
「はぎちゃん・・・。」
「矢矧。」
「なによ?」
「大和は、
『護る戦いが出来たんだよな?』」
「・・・知らないわ、私が先に沈んだのだから。」
「・・・そうだ、矢矧に『会いたい人が来てるんだ』
ご老体に無理をして態々来ている、会って欲しい。」
「・・・わかった、
だが、貴様、覚えて置けよ?
今は万全では無い、それを整える為にここは引こう。」
「そうしてくれ。」
▽
「流石に顎が疲れたか?」
(なんで・・・顔色一つ変えないの)
「ぁ~あ~、歯形がくっきりついてら。」
(・・・なっ!?)
軍服を脱ぎだし、腕の『噛み痕』をあらわにする
「いって~、酒匂、お前は大丈夫か?」
「そんな・・・本気で嚙み千切る力だった筈なのに!!」
「本気、ね、
だったら、『艤装』で砲撃した方がよっぽど早かっただろうに、
態々噛みついたと?理解できんな。」
ぁ、なんで?艤装なら、撃つだけで済んだのに・・・
「ほれ、せめて口ゆすげ。」
あ、ぺっ、けっこう可愛い
「ほれ、ハンカチ。」
「ふん。」
さて、どうしたもんかね。
「貴方も酷い事するんでしょ。」
「して欲しいのか?」
「嫌に決まってるでしょ!!」
ガルルルルって、可愛いww
「しかし、他の3人とは大分印象が違うな?」
「ぴゃぁ?」
(なんで私、普通に話せてるんだろ?)
「何も知らない・・・知りたがりの顔をしている。」
(ぴゃぅ?!てててっ!?てがっ!?)
「いや、末っ子ならではの可愛いさかね?」
「ひゃぅっ!?」
「っと、すまん、嫌だったか?」
(なんで?この人だと・・・嫌じゃない)
「髪も綺麗だ。」
(ひゃぅ~)
「・・・娘にならないか?」
「へ?」
「あ、いや、すまん、りべとなんか雰囲気が近くてな。」
(さっきの子)
「肌ざわりいいな。」
「ぴゃぅ?!」
「すまん、大丈夫か?」
(なんで?なんでだろ?)
あ、スリスリしてくる
「証明、して?」
「ん?」
「やなこと、絶対しないって。」
「しないのは勿論なんだが・・・証明かぁ。」
(ん~・・・なにがいいんだろ?)
「ねぇ?」
「あいよ?」
「好きな人どうしって、なにするの?」
「・・・手を繋ぐとか?」
「じゃぁ、『指切り♪』」
「え?ぁ、あぁ、指切りな?」
ゆ~びきりげんまん、うそついたら
しれいの大事なのも~ぐ!ゆびきった!
「って、もぐっ!?なにをっ!?」
って!?
「えへへ~///ファーストキス♪
これをばらされたくなければ、
ちゃんと約束守ってね?『お父さん♪』」
「ははっ、はいよ、酒匂!
先ずは身綺麗にしてからな?
それからご飯と
山雲、マックス、りべに紹介だな。」
「うん♪お父さん!」
絶対嫁に出さないぞっ!!