新・単冠湾泊地活動記   作:扶桑畝傍

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嫁とお風呂と増えた謎

 

「妖精さ~ん、

 お風呂はもう良いのかしら~?」

〈あ、すいません、猫吊るしさんは今外してて〉

「あら?

 それは後で見かけたらで良いわ、

 入渠ドック(温泉かけ流し)は、もう使えますよね?」

〈あ、はい、

 元あった施設を最高級の露天風呂付き入渠ドックに

 改造済みです!!

 美肌!保湿!若返り効果!

 打ち身、打撲、擦り傷なんでもござれ!!

 極めつけに!!

 高速修復材における最高品質!!

 疲労回復待った無し!!

 最高以外の保障は致しません!!〉

「ぁ、そぅ、それと。」

〈なんでしょうか?〉

「覗いたらコロス。」

〈き、肝に銘じておきます〉

「よろしぃ。」

〈では、ごゆっくり~。〉

(アブねぇ、やっぱ西村艦隊の山雲は要注意だな)

▽

「ぁ、アレ、いいの?」

「見なかった事にしてね~?」

「ハィ。」

「ねぇ?」

「なぁに?ジャーヴィスちゃん?」

「貴女「山雲よ?」・・・山雲さん「ちゃんね?」

 山雲ちゃんは、あのアドミラルとケッコンしてるの?」

「してるわよ?」

(誰にも譲らないわ)

「どうしてケッコンしたのかなって・・・。」

「どうして・・・ね、

 まぁ、私は保護(ドロップ)上がりで、

 “元・深海棲艦”でもあるのよ。」

「ジョンストン!!距離を取って!!」

「ちょっ、サム!!痛いってば!!」

「勘違いしないで?

 今はれっきとした艦娘よ?

 それに、そうでなければ瑛士とケッコン(カリ)は、

 結べない物、それゆえ、私が艦娘であるゆるぎない証拠。」

「けど!!」

「ま、何時かは経験するかもしれないわ。」

「確か、

 『艦娘と深海棲艦は表裏一体』って言う仮説ね?」

「流石長女ね、マエストラーレ、

 仮説じゃないの、実例が報告されているわ、

 『初期艦』と言う存在によってね。」

「ふぅん、

 『吹雪・叢雲・漣・電・五月雨』彼女達もかつては?」

「所詮うわさだけど、

 深海棲艦の『良心』が、艦娘と言う人も居るとか。」

「・・・私は嫌。」

「えっと、グレカーレちゃんね?

 深海棲艦の良心が私達って事かしら?」

「ケッコン。」

「あら?どうして?」

「・・・あいつは人間、

 私達は艦娘、『轟沈』さえしなければ、

 人間より長い生きするわ。」

「・・・わかってるわ、

 でも、選んだのはアノ人、そして、

 私もそれを受け入れたの、

 明るく振舞ってるけど、

 辛さ、悲しさ、命令を出さなければいけない立場に

 立ち向かってるの、ソレを隠してまで

 『私』を選んでくれた、それだけで・・・。」

「それだけで?」

「まだまだ十分じゃないわ、

 これからも養って貰わなきゃいけないのよ?

 そろそろ揚がりましょう?

 なんか静かだと思ったら、

 みんなのぼせてるし。」

「ちょっ!?アメリカ組!!何してんのよっ!?」

「むぅ~・・・なんかへん~。」

「タシュケントちゃんたら、

 ・・・意外と大きいモノを持ってたのね。」

「んなトコ見て無いで引き上げるの手伝えよ!!」

「グレカーレちゃん?手伝って下さいでしょ?」

「あ~っ!?もぅ!?」

 

▽

 

その頃の執務室

 

「・・・でねぇ。」

がちゃん

ジー・コ、ジー・コ

リダイヤルの裏技を使ってかけ直すが

「・・・ほぅ、よろしい。」

がちゃん

 

(黒電話に出ないって事は・・・)

 

魔改造スマホでかけ直す

勿論、相手のスマホから

ホラー御用達の着〇〇〇の曲が強制的に流れる優れもの

 

【いや、怖いからね!!

 お願いだからこっちの番号にかけないでよ!!】

「嫌だね、

 『三笠元帥』あんた言ったよな?

 単冠湾泊地を、立ち上げるって。」

【・・・会ったのね?】

「あぁ、

 初見睨まれたが些細な事だ、山雲が居てくれるからな。」

【・・・え?

 そこの初期艦、電ちゃんの筈だけど・・・】

「いや?

 会って無いし、山雲は俺があげた『指輪』もしていたぞ?」

【ちょっ、ちょっと待ってっ!?どう言う事なのよっ!?】

「どうもこうも、

 俺が『艦これの提督時にケッコン(カリ)した』

 山雲が、俺の初期艦として彼女達のカウンセリングしてるぞ?」

【・・・大変、

 今、元運営に連絡したら

 『山雲のデータ』だけ、抜け落ちてるって・・・】

「・・・そっか、

 ま、俺の嫁だ、気にするな、

 バックアップのデータで、艦これ自体に影響は少ないんだろ?」

【・・・そのようね、

 運営発表では、一時的なシステムダウンが原因としているわ】

「ならいいじゃん、

 それに、今更『電』を派遣されてもお断りだ。」

【その電ちゃんはどこに行ったのかしら】

「さぁな、

 しかし、オール海外駆逐艦と、

 『宗谷』が居るなんて思っても無かったぞ?」

【な・ん・で・い・る・の・よっ!?】

「しるか、

 兎に角、資材が足りないし、生鮮食品、日用品、

 風呂場用品も全然足りてない!!俺を殺す気かっ!!」

【そんな・・・ロシア政府は

 使える物は残したって言ってたのに】

「おまけに『タシュケント』が残されていたんだぞ?

 おかしくないか?

 『タシュケント』は、ソ連製だろう?」

【・・・一から調べ直しね、

 わかった、その件はこっちで動くから、

 貴方は明後日の資材が付くまで何とかして頂戴、

 追加の資材も手配するから】

「あと、『呉の明石』に直通回線の設営を頼んでくれ。」

【今度は何造るのよ?

 ただでさえ、横須賀の子達から『専用艦』の

 催促がしつこいのよ?】

「俺だって知っている事をフルに使ってるだけだ、

 『駆逐艦』は出したから次は、『軽巡洋艦』枠を造らないとな、

 ここの『大淀』の艤装が無いって言われたからな、

 『専用艦』造った方が早いだろ?」

【・・・ねぇ、

 山雲もそうだけど、大淀もなんでいるの?

 派遣予定の『大淀』は、

 『まだここに居るのよ?』】

「・・・追々調べる、期待すんじゃねえぞ?」

【そう、

 それじゃ、極力アリューシャン列島方面解放を主軸にしてよね?】

「・・・わかった。」

 

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