早朝のオフィスで俺は北海道のダンジョンのレポートを見ていた。
北海道では多方面で活躍する駆除業者に依頼しているらしい。当たり前だ。なんでデスクワークばかりしているような市の職員がダンジョン探索なんて。ましてやあの谷垣さんと。最悪だ。
とはいえゲームやら映画やらでファンタジー好きの俺は、このスキルだのポーションだのというのを少し楽しみにしているところがあった。
前回はまだ入り口のあたりだからなにも起こらなかったが、もっとダンジョン内を進むとステータスが表示されるようになり、様々なアイテムもドロップするらしい。
間違いを起こせば命を落としかねない危険な仕事だが、何かの主人公になったようでわくわくする。特別手当も出るから給料も増える。
ただし谷垣さんと一緒でしかも二人きりというのが落とし穴である。
この先どんなことが起きることやら……。
「モンスターのせいにして殺されたりして……」
「おはよう、春斗君!今日は早いね!」
「あ、谷垣さん……」
「で、誰に殺されるの?」
「いや……なんでもないっす……」
「あはは、今日から本格的にダンジョンで仕事だもんね。誰も周りにいないところでモンスターに四肢をもがれるようなことがないといいね!」
モンスターはあんただよ。
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俺は対モンスター用に作られた防御スーツを装備して、谷垣さんはいつも通りのスーツ姿でダンジョンを歩いていく。俺の手には海外の業者が民間用に作ったダンジョン探索用の片手剣があるが、谷垣さんは前回同様、竹刀一本である。
モンスターたちを嬉々として倒し、ダンジョンを進んでいく先輩は水を得た魚そのものである。
倒されていくモンスターたちがもはやかわいそうになってくる。
「あ!」
俺は前からゴブリンが現れたのに気が付く。
「えーっと亜人への対応はたしか言葉を話せるかどうかで対応が分かれてて……」
俺がリュックからマニュアルを取り出そうとすると、谷垣さんが走り出した。
「え…先輩?」
笑顔である。
谷垣さんは竹刀をすごい勢いで何度もゴブリンに向かって振り下ろし、ゴブリンは悲痛な叫びをあげている。
先輩が、全身を強く打撲したゴブリンの首ねっこをつかみ持ち上げるとゴブリンは言葉にならないうめき声をあげている。
谷垣さんは今日一番の笑顔で言った。
「言葉、しゃべらないね!(笑)」
文字数これ千文字ないとだめらしいので無理矢理こんな感じの言葉をうめてなんとか投稿できるようにしてみたりするよ。
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