鬼滅の刃〜最強の眼を持つ剣士〜   作:死徒

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鬼滅はニワカな部分多く、見苦しい点がありますがご了承下さい。

本作品では原作開始時の年代は1912年としています。

炭治郎が最終選別をしたのがその2年後なので1914年いう形になります。


原作前
剣と花と蟲


 

時は明治後期…日本の表舞台では明治政府が隣国清に勝利を収め列強ロシアとの戦争にも痛み分けのような形ではあるものの勝利し、次第に列強の一角に迫ろうとしている中、裏の世界では古くから続く人間と鬼との戦いが今宵も繰り広げられていた…

 

1909年・とある森の中

 

 

「に、人間風情がァ!」

 

鬼の典型のような見た目の赤い鬼の鋭い爪が相対する左目に付けた眼帯が特徴的な青年に振り落とされる。

普通の人間ならその目にも止まらぬ一撃で一瞬にして肉塊に変えられてしまうが…

 

「…遅い」

 

ズシャ!    ゴロン…

 

青年は迫り来る爪を瞬時にかわし、そのまま両手に持つ普通の刀よりも銀色に強く輝く二本の刀を振るい、いとも簡単に赤鬼の頸を斬り落とした。

 

「そ、そんな!…バ、カ…なァー!!……」

 

赤鬼は頸を斬られたことにより断末魔の叫びをあげ消滅する。

青年は鬼の血の着いた刀を振ると静かに両脇の鞘に二刀共納める。

 

すると

 

「悲鳴嶼くーん!」

 

先程まで人間と鬼が死闘を繰り広げていたこの場に相応しくない可愛らしい声が響き渡る。

その直後現れたのは左右に黄緑色の蝶の髪飾りを付けた長い黒髪の美少女…胡蝶カナエだった。

 

「カナエ君か、そちらは問題無かったかね?」

 

「ええ、全然大丈夫だったわよ♪ 悲鳴嶼君もその様子だと無事に鬼を倒したみたいね」

 

「まあ十二鬼月でもない凡百な鬼だったのでね、これで苦戦していてはこの先戦っていけんよ」

 

「確かにそうだけど、かといって油断は禁物よ? 十二鬼月じゃなくても厄介な血鬼術を使う鬼もいるんだから」

 

「無論わかっているさ。 私はいつも油断など微塵もしていないつもりだ」

 

「それなら安心ね♪……本当は戦わずに鬼と話し合いとかして分かり合えれば1番なんだけど…」

 

「カナエ君、そうは言っても鬼は私達のことをただのエサとしか認識していないだろう。 それに君も花の名を冠する柱…花柱だ。 お館様を除けば鬼殺隊の頂点ともいえる柱があまり大っぴらにそのようなことを口にするものではないよ」

 

「で、でも!………そうねごめんなさい、私は柱だものね…「だが、私個人としては君の理想は素晴らしいものだとも思っているよ」えっ!?」

 

「鬼殺隊としてはカナエ君、君の理想は間違っていると弾圧されるだろう。 だが、私… 悲鳴嶼大貴としては君の理想を応援するよ。 頑張りたまえ」

 

そう言うと青年… 悲鳴嶼大貴は微笑む。

 

「ひ、悲鳴嶼君…あ、ありが…とう」

 

それを聞きカナエは涙を流しながらお礼を言った。

 

「あっ! 悲鳴嶼さん! 貴方何姉さんを泣かせているんですか!」

 

そんな時2人の元へ新たな人物が現れる。

 

その人物はカナエより短い黒髪を後ろで紫色の蝶の髪飾りで纏めたカナエにどことなく似た美少女…妹の胡蝶しのぶだった。

 

 

「むっ、しのぶ君か。 いや、私は別にカナエ君を泣かせたわけではn「黙りなさい! 姉さんに着く悪い虫! これだから野蛮な男は!」……」

 

大貴は代弁しようとするものの取り付く島もなく全て言い終わる前にしのぶに切り捨てられる。

 

どうやらしのぶは勝気で男勝りな性格のようだ。

 

「しのぶ、悲鳴嶼君は私を泣かせてはいないわ。 ただ感極まって自分で泣いてしまっただけだから悲鳴嶼君を怒らないであげて」

 

それを不憫に思いカナエはしのぶを諌める。

 

「…ね、姉さんがそう言うならこれ以上は言わないわ!」

 

「というよりしのぶ、さっき悲鳴嶼君のこと罵倒してたでしょ? あの言い方は流石に容認出来ないのだけど…」 

 

ゴゴゴゴ…という効果音が出るような明らかに私怒っていますという雰囲気を醸し出しながらカナエはしのぶにニコニコ笑いながら詰め寄る。

その表情は笑ってはいるものの目は全く笑っていない。

 

「ぐっ!……む、むぅ… 悲鳴嶼さん、言い過ぎたわ…ごめんなさい」

 

それを見て流石に不味いと感じたしのぶは大貴に謝る。

 

「いやなに私も先程は圧倒されて言葉が出なかっただけなのでね、気にしていないので大丈夫だよ」

 

だが、特に気にもしていなかったのか大貴はそう言葉を返した。

 

 

「全く悲鳴嶼君は甘いんだから…しのぶ、姉さんのことで怒ってくれるのはすごく嬉しいんだけど言い過ぎは相手を傷つけるわ。 時には自制するのも大切ってことを学びなさいね」

 

「そうね…感情の制御が出来ない者は未熟者…ええ、わかったわ姉さん」

 

「わかればよろしい♪」

 

妹の返事を聞き、カナエは機嫌も戻ったのかニッコリと笑う。

 

 

「ふむ…鬼の気配はもう無いようだ。 殺丸、この程度の鬼なら私とカナエ君…柱を2人も動員する必要はなかったのではないかね?」

 

大貴はそう言うと近くの木にとまる自らの鎹鴉(かすがいがらす)…殺丸(ころしまる)にそう語りかける。

 

『カー! モンクヲイウナ! コンカイハ、タマタマチカクニイタノガオマエタチダッタノダカラナ!』

 

「確かに先程の鬼の前に別の鬼を斬っていたな。 成る程、カナエ君の担当の場所の付近まで来ていたからたまたま柱2人が共闘する形になったということか」

 

十二鬼月でもない鬼相手に大貴とカナエ、2人の柱という完全なオーバーキルともいえる戦力投入は偶然によるものであったと納得する大貴。

 

 

「でも悲鳴嶼君が来てくれて安心したわ。 悲鳴嶼君は強いから安心してこちらの相手に集中することができるもの♪」

 

「正直私達2人で充分な相手ではありましたけど…その、何というか…悲鳴嶼さんが居て…心強かったです…」

 

カナエは満面の笑みでそう言うが、しのぶはプライドによるものの為か複雑そうに歯切れ悪く答える。

 

「そう言ってくれると助かるよ。 それでは私は戻るとするよ、2人も気をつけて帰るのだよ?」

 

そう告げると大貴は自身の屋敷へ向け歩きだそうとする。

 

その時

 

「あっ、待って悲鳴嶼君! これからうちでご飯食べていかない? 私達もまだだから悲鳴嶼君が良ければ一緒にどうかなって思って」

 

カナエから食事の誘いがされる。

 

「ん? 確かに食事は屋敷に戻っても何も無いので有難いのだが、迷惑ではないかね?」

 

「迷惑だなんて全然思わないわ。 しのぶも良いわよね?」

 

 

「まあ、悲鳴嶼さん1人増えたところで特に問題ないですから来ても構いませんよ…姉さんから誘ってるわけですし…それにこの流れで断り、こんな夜道をこの後女性2人で帰らせるのは殿方としてどうかと?」

 

「(こちらへ来るときは2人で来ていたと思うが、それを指摘するのは些か藪蛇か…)それならお言葉に甘えさせてもらおう。 よろしく頼むよ」

 

余計なことを言ってはしのぶの反感を買うのが目に見えていた為空気を読む大貴。

 

「良かったー♪ てっきり断られるかと思ってたから」

 

「食事を戴けるというんだ、何も断る理由などないよ」

 

「なら早く帰りましょ? 夜もだいぶ遅くなっちゃったし」

 

「そうだな、あまり遅くなると朝食になってしまう。 急いで行くとしよう」

 

「艶(えん)、先に蝶屋敷に戻ってアオイ達に悲鳴嶼さん…あっ弟の方が来るから少し多めに食事を準備しておいてって伝えておいてくれる?」

 

『エエ、ワカッタワシノブ。 サキニモドルカラキヲツケテネ』

 

大貴が蝶屋敷へ来ることが決まり、しのぶは自身の鎹鴉…艶に言伝を頼むと艶は飛び立っていく。

 

それを見届けると3人も蝶屋敷へと向け走っていった。





この話での人物の年齢

悲鳴嶼大貴・16歳

胡蝶カナエ・16歳

胡蝶しのぶ・13歳

後のちハガレンのホムンクルスの能力を血鬼術として使う鬼を出そうと思うのですが、誰が良いでしょうか? 勿論、出さないという意見もオッケーなのでよろしくお願いします。

  • ラスト
  • グラトニー
  • エンヴィー
  • グリード
  • スロウス
  • プライド
  • 出さない
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