鬼滅の刃〜最強の眼を持つ剣士〜   作:死徒

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悲鳴嶼兄弟の過去編です。

だいぶ行冥さんの年齢等を捏造しており、原作と違う部分が多々ありますが、あくまで正史とは違うものだと思って下さい。


悲鳴嶼兄弟

 

悲鳴嶼大貴

 

 

彼は物心ついた時には1人であった。

 

親、兄弟が居たのかも不明

 

本来の名も不明という

 

服装もみすぼらしく、全てが何も無いまさに虚無という言葉が相応しい少年だった。

 

何日も何日も虚な目でただ地面に座り込む少年。

 

次第に痩せ細り、徐々に衰弱し始める。

 

そんな時、天涯孤独な彼に救いの手が伸ばされた。

 

「…少年よ、お前は1人なのか?」

 

長身細身の盲目の青年?が地面に座り込む少年に声を掛ける。

 

それに対し彼は小さく頷く。

 

「…南無…少年よ、私はお前のような子供達を寺で保護している…お前が良いのなら来るか?」

 

「……はい……行きます…」

 

「…そうか…そういえば名を名乗っていなかったな…私は悲鳴嶼行冥という…お前の名は?」

 

「…ありません…」

 

「…南無…ならば……お前は…大貴と名乗ると良い… 大きな広い心を持ち、 相手を尊重し重んずる…そんな人間に付けられるという名だ…嫌だろうか?」

 

「大貴…いいえ…素晴らしい名だと思います…ありがとうございます…」

 

「…そう、か…では行くぞ大貴」

 

青年?…行冥から名を付けられ、優しく手を差し伸べられた少年…大貴は行冥の手を取るとゆっくりと立ち上がり彼に着いていく。

 

これが、後の悲鳴嶼義兄弟の最初の出会いだった。

 

 

 

「…戻ったぞ…」

 

【先生!】

 

寺に帰ってきた行冥を子供達が出迎える。

 

どうやら全員、行冥が今までに保護した子供達らしい。

 

「…先生、そこの明らかに貧弱そうなカスはなんだ?」

 

しかし、唯一行冥を出迎えず静かに現れた1人の少年が不敵な笑みを浮かべ大貴を指差し、行冥に問う。

 

「…獪岳…いつも言っているが、そうやって相手を見下すのはやめろ…この少年…大貴は今日から此処に住む家族だ…仲良くしてくれ…」

 

「ハッ…家族、ね……こんなカス共に家族ずらされたくねぇよ!!」

 

「何だと!?」

 

「獪岳お前!!」

 

行冥の諌めにも意を返さず、不敵な笑みを浮かべる少年…獪岳は鼻で笑うと他の子供達を嫌悪の眼差しで見つめ、そう言い放つ。

 

これには他の子供達も激昂し、獪岳に掴みかかる。

 

「何だよ、やんのかカス共が!」

 

しかし、獪岳の方が力が上なのか次々と反撃され打ちのめされてしまう。

 

「わかったかよカス共! 俺とお前らどっちが上かってかってことを!」

 

 

「…獪岳…」

 

スッ

 

「!?……」

 

バタ……

 

明らかに獪岳が悪いのにも関わらず向かってきた他の子供達をボコボコする彼の目に余る行動に、流石に我慢のならなくなった行冥は手を合わせると即座に獪岳の背後に回り込み、首筋に手刀を入れて彼の意識を刈り取った。

 

この当時は痩せていたこともあり、今ほど力が無かった行冥だったが、少年1人を気絶させるくらいのことは可能だった。

 

「…獪岳…何故お前はそうなのだ…お前達大丈夫か?」

 

同じ寺に暮らす仲間…家族なのにその子供達と協調を一切しようとしない獪岳に涙を流し、彼にやられた他の子供達を心配する行冥。

 

 

「はい、大丈夫です」

 

「でも先生…」

 

「俺達、やっぱりコイツとは…」

 

「仲良く出来ません…」

 

子供達も獪岳に寄り添おうと努力はしているものの毎回ぞんざいに扱われてしまう為、仲良く出来ないという結論に至ってしまう。

 

「…そう言ってくれるな…獪岳も根は良い子なのだから…」

 

行冥の言葉に子供達は思う所があるのか複雑な表情を見せる。

 

そんな中、大貴だけは何かを悟り、意識を失い倒れ伏せる獪岳を憐れんだ目で見ていた。

 

その後行冥は獪岳以外の子供達に大貴を紹介し、彼らは直ぐに打ち解ける。

 

歳の近い子供達と触れ合っている内に目が虚で虚無の体現のようだった大貴は段々と表情豊かになっていく。

 

だが一人称が私であったり、口調や精神がやたら卓越していたりと外見は子供なものの、その会話だけを聞いているとまるで老練した男性のような感じであった。

 

 

 

大貴が寺に来てから一年が過ぎたある日の夕餉時…

 

「チッ…やっぱりカス共と食う飯は不味くて敵わねぇな!」

 

子供達を見下し、あからさまに嫌な表情をする獪岳は舌打ちすると捨て台詞を吐いて立ち上がる。

 

「…獪岳、いい加減にしたまえ…新参の私が出しゃばるのはいかんと思い今まで黙ってきたが少しは周りに合わせたらどうかね? 相手を見下し、事あるごとにカス、カスと…君は本当に変わらない…悪く言えば一切成長をしない赤子と同じだよ」

 

「っ!? 何だとこのカスが!?」

 

「事実だろう? 私としても仮にも私より以前から此処にいる君にこんなことを言うのは大変心苦しいよ…だがね、君の言葉はあまりに下らんのだよ…君は自分1人が特別だとでも思っているのではないかね?…ようは君は先生n「てめぇ!」むっ!?」

 

怒りを露わにし、大貴に殴りかかる獪岳だが、大貴はそれを紙一重で回避する。

 

「カ、カスが! 俺を見下してんじゃねぇぞ!」

 

「見下してんのはお前だろ!」

 

「大貴は事実を言ってるだけだろうが!」

 

「それで大貴君に攻撃するなんて最低!」

 

「…やめろ! お前達!!」

 

恨み顔を大貴に向けて睨みつける獪岳だが、他の子供達に反論される。

 

それに対し今まで黙っていた行冥は静止を声を掛けるが…

 

「チッ! カス共が!!」

 

捨て台詞を吐くと獪岳は寺を飛び出す。

 

「…先生、申し訳ありません…獪岳に対しあのような言葉を掛けてしまい面目ない…」

 

大貴は行冥に頭を下げる。

 

「…いや…お前も言い過ぎではあったが、あれはあれで獪岳には良い薬になるだろう…獪岳も頭が冷えれば戻ってくる筈だ…ともかく先ずは食事を済ませよう」

 

行冥の言葉に皆は頷くと食事を再開する。

 

その後、夜になると鬼避けの為の藤の花のお香を焚き、夜になっても戻らない獪岳を心配に思いながらも彼を除いた全員が寝静まる。

 

 

 

深夜

 

「……」

 

フオッ……

 

夜の闇に紛れ1つの人影が姿を現し、その影は藤の花のお香を静かに消して再び姿を消す。

 

それから数分後…

 

バギバギ!!!

 

巨大な鬼がお堂の扉を破壊して乗り込んできた。

 

【!!?】

 

その衝撃と破壊音に寝ていた全員が飛び起きる。

 

「「「「ギャー!!」」」」

 

その刹那断末魔の叫びが響き渡り、瞬く間に4人の子供が鬼によって瞬殺されてしまう。

 

「ワハハハ! アノ小僧のイウ通りダ! ガキ共がコレダケ居レバ腹一杯にナルダロウ!」

 

「…あの小僧?」

 

嘲笑う鬼のとある発言に大貴は何か思い立ったのか表情を険しくする。

 

「…お前達、私の後ろへ隠れるんだ!」

 

状況と先程の声から察するにこの下手人は鬼であると判断した行冥は子供達を自分の後ろへ移動させて守ろうとする。

 

しかし、大貴と4歳の少女…沙代以外の3人の子供は行冥のいうことを聞かず、我先に逃げ出した。

 

「「「ギャー!!」」」

 

だがその子供達はあっという間に鬼に追いつかれてしまい、喉笛を掻き切られて絶命してしまった…

 

「!? お、おのれー!!」

 

「ワハハハ! 遅イワ!」

 

ドガッ!

 

「がっ!?…」

 

ドガーン!

 

普段温和な行冥も次々と殺される子供達を前に遂に激昂し、鬼に殴りかかるが、かわされると直ぐさま鬼の反撃を食らい、寺の壁を破壊しながら吹き飛ばされてしまった。

 

「せ、せんせい!?」

 

沙代が泣きながら悲痛な声を上げる。

 

「ワハハハ! 次ハお前ラダ!」

 

行冥を吹き飛ばした鬼は残った大貴と沙代へと狙いを定めてゆっくりと歩き出す。

 

「…(私は死ぬのか…先生に救われ、名まで名付けて貰い、その恩も返せないまま…)」

 

大貴は最期を悟り、覚悟を決める。

 

その時、不意に大貴の左眼に異変が起こった。

 

「むっ!?」

 

「!? ナンダ!?」

 

「!? おにいちゃん! 目が赤いよ!?」

 

そう、突如として大貴の左眼が赤く発光を始めたのだ。

 

「?…何ダカ分カラナイガ、死ネ!」

 

鬼はその現象に疑問を覚えながらも大貴に殴りかかる。

 

「(!! 何だ!? 鬼の動き…いや、周りの動きが遅く感じる…これならば)」

 

しかし、赤く輝く左眼…最強の眼を発現させた大貴にはその動きが全て見えており、彼は即座に沙代を背に抱えるとその凶撃を回避する。

 

「ナッ!?」

 

完全に捉えたと思った鬼はその光景に驚愕する。

 

 

スッ

 

大貴は沙代を地面に降ろす。

 

「…沙代、此処は私が食い止める。 君は先生を助けてきてくれ。 あの人なら間違なく生きている筈だ」

 

「で、でも、おにいちゃん!」

 

「早く行くんだ!」

 

語尾を強くする大貴に沙代は迷いながらも頷くと先程吹き飛ばされた行冥を介抱しに向かっていく。

 

「小僧ォー! 何度モ奇跡ハ起コランゾ!」

 

先程の回避がまぐれと思った鬼は大貴に再び攻撃を仕掛けるものの、最強の眼によって動体視力や身体能力が上がった彼を捉えることが出来ない。

 

「バ、馬鹿ナ! コ、コンナ、ハズが!」

 

鬼である自身の攻撃全てが、たかが人間の子供に回避されるという現実に鬼は悪夢だと言わんばかりに取り乱す。

 

一方、大貴の方も内心では全く余裕が無かった。

 

「…!?(この目の影響か…疲労感と脱力感が尋常ではない…気を抜けば即座に倒れてしまう…)」

 

発現したばかりというのもあるのか、最強の眼をまだ数分しか使用していないにも関わらず大貴は意識を失いそうな程まで追い詰められていたのだ。

 

このまま続けば不味いと思われた時!

 

「うおぉーーー!!!」

 

「せ、先生!?」

 

沙代に介抱に向かわせていた筈の行冥が、雄叫びを上げながらその場に再び現れた。

 

「!? グガッ!?」

 

ボンッ! グチャ

 

そして行冥は勢いのまま鬼へ殴りかかり、渾身の一撃を鬼の頭部へ繰り出す。

 

すると鬼の頭部はいとも容易く吹き飛んでしまい、辺りに血と肉片が飛び散る。

 

だが、吹き飛んだ鬼の頭部は再生を始める。

 

「よくも…よくも子供達を!!!」

 

しかし行冥は鬼の身体に馬乗りになると、涙を流しながら鬼への怒りと憎しみを込めて殴り続ける。

 

いくら特定の攻撃をしなければ何度でも再生する鬼とはいえ、こうなってしまっては最早どうにもならず手も足も出なかった…

 

そう、再生しようとする度に頭部を潰され続ければ……

 

 

 

夜明け

 

 

「ウギャーー!!!……」

 

 

夜が明け、行冥に馬乗りにされたまま今まで殴られ続けた鬼は断末魔を上げると日光に照らされ灰となって消えていった。

 

「…はぁ、はぁ、はぁ…」

 

怒りと一晩中鬼を殴り続けた疲労により、行冥は息を荒げる。

 

「先生、鬼は消えました…再び助けていただきありがとうございます」

 

最強の眼の負担を防ぐ為、大貴は左目を閉じながら行冥に頭を下げるとお礼を言う。

 

「…だが、私はお前達2人しか救うことが出来なかった…私にはこれだけの…鬼の頭部を容易く破壊する力があったというのに…今まで気付くことすら出来なかった…もっと早く動けていたなら…う、うおぉー!!!」

 

大貴の礼に行冥は若干安堵の表情を見せたものの、救えなかった7人の子供達を思い声を張り上げて号泣する。

 

そんな中、いつの間にかその場にやって来ていたもう1人の救われた子供…沙代だけは顔を俯かせて黙ったままだった。

 

そこへ

 

「悲鳴嶼君大丈夫か!?」

 

数人の村人が寺の騒ぎを聞きつけてやって来た。

 

「…み、皆様方…」

 

行冥は涙を流したまま、彼らの方を向く。

 

「な、何だこれは!?」

 

7人の子供が死んでいるという寺の中の惨劇に男性達は息を呑む。

 

「皆様、鬼がやってきたのです…私と沙代以外の子供は皆殺されました…先生が居なければ私達もどうなっていたことか…」

 

大貴はことの顛末を彼らに説明する。

 

「鬼だと!?」

 

「あれは言い伝えでは無かったのか!?」

 

「…だが、鬼がやったという証拠もない…もしや、悲鳴嶼君が衝動的に子供達を殺したのではないか? 君の歳でそれだけの子供を養っていくのは容易では無かっただろうしな」

 

「「!?」」

 

だが、1人の村人の一言で状況が変わってしまう。

 

「それは有り得ません! 私は見ていました! それに、実際に私も襲われています!」

 

大貴は反論するが

 

「所詮子供の言うことだ」

 

「悲鳴嶼君に脅されて本当のことを言えないのだろう」

 

「そうだ、もう1人の子供にも聞いてみれば良い…どうだ? 誰がこれをやった?」

 

子供の言うことだと相手にされず、沙代にも問いかける。

 

「…あのひとは…ばけもの…みんな…あのひとが…ころした…」

 

村人からの問いかけに沙代は頭を抱えて俯き、冷静さを失ってはいたものの静かにそう答えた。

 

答えてしまった…

 

恐らく沙代は鬼のことを”人”と呼んだのだろうがそれがいけなかった…

 

もし鬼が居たとしても実際に見ていない村人達にとって鬼ならば”人”と呼ぶ筈が無いのである。

 

彼らの認識としては鬼は怪物…多少巨大であっても人型などしている訳がないのだから…

 

「成る程…子供同士で意見が違う」

 

「決まりだな!」

 

「皆! 悲鳴嶼君…いや、その男を捕らえろ! 子供の大量虐殺だ!」

 

「!? そ、そんな…」

 

真意は違うものの、沙代に裏切られたとも見られる発言に行冥は絶望する。

 

「違います! 沙代は色々なことがあって混乱していて冷静に物が言えないのです! この子h「子供は黙っていろ!」 っ!? 無能な奴らが!」

 

ドゴッ!

 

話を聞かない村人に大貴は激昂すると近くに居た村人を蹴り倒す。

 

「先生は無実だ! 私と沙代をその手で鬼から救ってくれたんだ!…そんな先生を捕らえる…だと? ふざけるなよ! 先生は…悲鳴嶼行冥は素晴らしい人間なんだ! 貴様らなんぞ先生の足元にも及ばん!」

 

「…大貴…」

 

自分の為に村人達に怒りを露わにする大貴に行冥は絶望の表情を消し去り、彼を見つめる。

 

「子供の分際で!」

 

「攻撃してきたのならそいつも一緒に捕らえてしまえ!」

 

大貴に襲い掛かろうとする村人達。

 

「…お待ちを!…どうぞ私を捕らえて下さい!…逃げも隠れもしません!」

 

そこへ行冥が静止の声を掛ける。

 

「…殊勝な心意気だな。 罪を認めるのか?」

 

「…私は子供達を殺してはおりません…ですが此処で私が抵抗すれば、大貴に危害が及びます…此処まで私を慕ってくれる者をそんな目に遭わせることは出来ません!」

 

行冥のその力強い目に村人達は圧倒される。

 

「…私も貴方達に罵声を浴びせた上に手を出してしまいました…私も捕らえられるべきかと?」

 

更にたかが子供と思っていた大貴からも似たような強い目を向けられ、村人達は押し黙る。

 

その理由としては2人の目力は到底その歳で放てるものでは無かったというものもあった。

 

「…わ、わかった! ひとまずお前達を捕らえさせてもらおう!…」

 

その威圧感に村人達はそう言うことしか出来ず、焦りながら行冥と大貴を縄で捕らえる。

 

こうして、2人は投獄された…

 

その後、冷静さを取り戻した沙代は自身の一言で2人が投獄されてしまったと知り、彼女を引き取ってくれた者達と暮らしながら必死に2人の行方を探すがまだ4歳ということもあり、移動手段も無く遂に出会うことが出来なかった。

 

それを負い目に感じた沙代は努力を重ね、後に2人と再会するのだが、それはまたの機会に話すことになる…

 

 

 

 

その数ヶ月後の裁判にて行冥には死刑、彼の無実を訴えた大貴にはその擁護の罪として数年の禁固が言い渡されるが、それを聞きつけやって来た鬼殺隊お館…産屋敷耀哉の手腕によって無事に救出された。

 

「…大貴…耀哉様には感謝しか出来んな…」

 

監獄から解放された道中、歩きながら行冥が大貴に声を掛ける。

 

「そうですね先生…あのお方のお力が無ければ先生の死刑は免れませんでしたし、私も数年は投獄されたままでした…本当に感謝しきれませんな」

 

「…だが、私はお前にも感謝している…お前が居なければ私は子供達全てに絶望していただろう…あの時のお前の言葉で私は確かに救われた…」

 

涙ながらに大貴に頭を下げる行冥。

 

「頭を上げて下さい先生! あの時私は思ったことを口にしただけです。 決して感謝される程のことを言ったわけでは…」

 

「…それでもだ…ありがとう……大貴、嫌ならば断ってくれて良いのだが、私と義兄弟になってはくれないか?」

 

「!!?」

 

行冥の義兄弟になるという提案に大貴は閉じている左目を含め、驚きに目を見開く。

 

「…私を心から慕ってくれるお前ならば…私は義兄弟の契りを結びたい…どうだろうか?」

 

「フッ…それは私にとっても願ってもいない話です。 お受けしない訳がないでしょう? これから…いや、これからもよろしくお願いします義兄上」

 

大貴は軽く笑うと手を差し伸べる。

 

「!?…大貴…本当にありがとう…」

 

提案が快く受け入れられ、差し伸べられた大貴の手を掴むと更に涙を流す行冥。

 

こうして2人は晴れて義兄弟となった。

 

その後、行冥は耀哉への恩義から直ぐさま鬼殺隊に入隊、大貴はまだ身体的に未熟ということもあり、行冥の見習いとして戦いながら側に仕え、数年後胡蝶姉妹に出会うのであった。

 

 






過去編の年齢

悲鳴嶼大貴・7歳→8歳

悲鳴嶼行冥・13歳→14歳

獪岳・7歳→8歳

本来、寺での悲劇の際、行冥さんの年齢は原作だと18歳ですが、物語の都合上変えています。

原作では寺の子供達は皆仲が良かったそうですが、この物語では獪岳が他の子供達をやたら見下す為に彼のみ皆と壁がある形となっています。

後のちハガレンのホムンクルスの能力を血鬼術として使う鬼を出そうと思うのですが、誰が良いでしょうか? 勿論、出さないという意見もオッケーなのでよろしくお願いします。

  • ラスト
  • グラトニー
  • エンヴィー
  • グリード
  • スロウス
  • プライド
  • 出さない
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