鬼滅の刃〜最強の眼を持つ剣士〜   作:死徒

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原作開始です。

作者はニワカなのでキャラの口調がおかしい部分があると思いますがご了承下さい。


原作開始
とある兄妹


 

 

あれから2年の月日が流れた…

 

その間に炎柱”煉獄杏寿郎”、蛇柱”伊黒小芭内”の2名が新たな柱となり、柱の総員は剣柱・悲鳴嶼大貴、岩柱・悲鳴嶼行冥、花柱・胡蝶カナエ、蟲柱・胡蝶しのぶ、音柱・宇髄天元、風柱・不死川実弥、水柱・冨岡義勇の7人を合わせた9人となっていた。

 

 

そして現在、大貴はカナエと共に耀哉に呼び出されていた。

 

1912年・4月・産屋敷邸

 

「多忙なところ済まない、大貴にカナエ、良く来てくれたね」

 

耀哉は大貴とカナエに穏やかな笑みを浮かべる。

 

「お館様、お気になさらずとも私達は貴方様の命ならば直ぐに駆けつけますよ」

 

「ところで今回はどういったご用件でしょうか?」

 

「うん、ありがとう…用件か……」

 

耀哉は言葉を纏める為か、顎に手を当てると暫しの間考え込む。

 

「……そうだね…君達は人を食わない鬼というものを信じるかい?」

 

「「!?」」

 

耀哉の発言に大貴とカナエは驚愕に目を見開く。

 

当たり前だ、鬼殺隊の頭目からそのような言葉が出るなど予想出来る筈も無いのだから。

 

「お、お館様…ま、まさか…そ、そんな鬼が…あ、現れたのですか!?」

 

カナエは動揺を隠せないのか途切れ途切れに耀哉に問う。

 

「うん。 信じられないかもしれないけど本当のことだ…証人も居る…義勇、入ってくれ」

 

耀哉の呼び掛けに義勇は静かに現れ、彼は大貴とカナエの隣に来ると2人同様耀哉に跪く。

 

「…成る程、冨岡君が証人という訳ですか?」

 

大貴の問いに耀哉は頷く。

 

「大貴、その通りだよ…義勇、君から話してくれるかい?」

 

「はい……俺は(先の任務でとある兄妹に)…出会った」

 

「…待ってくれ冨岡君、全てを話してくれ…それだけでは分からん…」

 

「? 話しているが?」

 

「もう冨岡君! 私は大体貴方の言いたいことは分かったけど、他の人達には「俺は…出会った…」としか伝わってないの……全く、私達は気にしないけど、その調子だと皆に誤解されて嫌われてしまうわよ?」

 

「…俺は嫌われてない」

 

カナエは母親が子供に言い聞かせるように義勇を諌めるが、彼は皆に嫌われるという言葉にショックを受けたのか心外だと言わんばかりに顔を背ける。

 

「お館様、申し訳ないのですが説明をお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

「構わないよ。 先程義勇が言いたかったのは先の任務でとある兄妹に出会ったということだ…間違いないね義勇?」

 

耀哉の問いに義勇はコクリと頷く。

 

「成る程、その兄妹…もしくはそのどちらか一方が鬼になった、と?」

 

「ああ…妹が鬼になっていた…俺が……駆けつけた時にはその兄妹以外の家族は既に殺されていた…」

 

先程カナエに言われた言葉が余程ショックだったのか、珍しく義勇が省略せずに全てを言葉にする。

 

「…俺は鬼となった妹を始末しようとしたが…兄に妨害された…その兄と俺は揉み合いになり…その隙に俺は妹に蹴りとばされた…その間に確実に兄は妹に食われる…と俺は思った…だが…俺は信じられない光景を見た…見てしまった……鬼となった妹が…鬼の本能に抗い…危害を加えようとする俺から兄を守ろうとする姿を…」

 

「「!?」」

 

「…俺は初めて見た…それと同時に希望を持った…そしてお館様を通じてお前達を呼び出してもらった…お前達は柱の中でも穏健派…相談しておきたかった…特に胡蝶姉…貴女の理想は妹の方から以前聞いた…あの兄妹は貴女の理想を体現したような存在だ…貴女には一度2人に会ってもらいたい」

 

普段はあまり見られない義勇の長く、真剣な表情での言葉に耀哉は笑みを深め、大貴は驚きを隠せないながらも表情を引き締め、カナエは静かに涙を流し始める。

 

「…冨岡君…その2人は今何処にいるの?」

 

「…先代水柱で俺の育手…鱗滝左近次の元に居る…場所は此処に記してある…」

 

涙ながらに何とか声を出すカナエに義勇は懐から場所を記した地図を取り出し、彼女に手渡す。

 

「…大貴君…私…鬼と仲良くしたいって思っていたけど…今までずっとダメで…正直諦めかけていたわ…でも…」

 

カナエは義勇から地図を受け取ると、堪えきれず大貴に抱きつく。

 

「…もしかしたら仲良く出来るかもしれないって希望が出来た…う、うわぁーん!!」

 

半ば諦めていた理想を実現出来るかもしれないということにカナエは遂に感情を抑えることが出来ず大貴の胸の中で泣き出す。

 

「…冨岡君、カナエ君に可能性を見出してくれてありがとう…感謝するよ」

 

大貴はカナエの頭を撫でながら義勇に礼を言う。

 

「…俺は感謝されるようなことはしていない…あの2人のことはお前達に任せる…導いてやって欲しい…俺には…荷が重い…」

 

それに対し、自分を嫌悪するかの如く苦虫を潰したような表情をする義勇。

 

「…君の過去に何があったのかは詳しくは聞かん…だが、君は自分が思っているよりも素晴らしい人間だと私は思っている。 そこまで自分を卑下するな」

 

「っ!?……すまない…」

 

大貴の言葉に義勇は何処か救われたような顔をすると耀哉に頭を下げ、その場を後にした。

 

 

「…お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ありません…」

 

大貴に抱きつき、思う存分泣いたことで冷静さを取り戻したカナエは羞恥心により顔を赤くしながら耀哉に謝罪する。

 

「フフッ、構わないよ。 カナエの理想が実現出来そうなのは私も我が事のように嬉しいからね。 それに、その様子だと大貴とは相変わらず恋人同士仲良くしているようで何よりだよ」

 

「////(穴があったら入りたいわ…////)」

 

満面の笑みを浮かべる耀哉にカナエは顔を更に赤くする。

 

「お館様、それ以上はカナエ君が可哀想です…あまり苛めないでいただけますか?」

 

「苛めているつもりは無かったのだけれどね? うん、大貴の今の言葉で改めて2人がお互いを想い合っていると理解したよ」

 

ますます笑みを強くする耀哉に大貴までも恥ずかしくなったのかカナエ同様顔を真っ赤にした。

 

「君達を見ていると…微笑ましいというのかな? 私も自分のことのように幸せになるんだ…どうか君達はそのまま幸せであって欲しい…いつまでもね?」

 

幸せそうに語る耀哉を前に大貴とカナエは強く頷くのだった。

 

 

 

数日後、大貴とカナエは義勇から受け取った地図を頼りに狭霧山にある鱗滝の家へと向かっていた。

 

「地図を見る限りこの辺りに鱗滝さんの家があるようだが…」

 

「あっ! 多分あの家じゃないかしら?」

 

カナエがそれらしき家を発見し、指を指す。

 

「そのようだな。 行ってみるとしよう」

 

コンコン

 

「ごめんください」

 

大貴は引戸を叩いて声を掛ける。

 

すると引戸がゆっくりと開かれ、中から天狗の面を被った老人が姿を現した。

 

「…久しぶりだな悲鳴嶼大貴。 それに胡蝶カナエよ」

 

「お久しぶりです鱗滝さん。 最後に会ったのは冨岡君へ水柱を引き継いだ時でしょうか?」

 

「お元気そうで何よりです」

 

「うむ、お前達も変わりないようで安心した。 お館様と義勇から鴉を通じて話は聞いている。 立ち話もなんだ、とりあえず中で話そう」

 

鱗滝から促され、大貴とカナエは家の中に入る。

 

「適当に座って構わん、楽にしてくれ」

 

「「ありがとうございます」」

 

礼を言うと2人は適当な場所に座った。

 

「炭治郎…お前達が会いに来た兄妹の兄の方は生憎鍛練をしていて不在でな、夕刻には戻ると思うが…」

 

「構いませんよ…その件で鱗滝さんに相談があるのですが…」

 

「? どうした?」

 

「今晩だけ泊めさせていただけないでしょうか?」

 

「何かと思えばそのようなことか…構わん、気にせず泊まっていくが良い」

 

「「ありがとうございます」」

 

再び2人は鱗滝に礼を言う。

 

「良い」

 

ガサガサ

 

突如奥の引戸から物音がする。

 

「! 丁度目覚めたようだな」

 

「鬼となってしまった妹…ですか?」

 

「ああ。 奥の部屋は日中殆ど陽の光が入らない…禰豆子は基本的にそこに居させるようにしている」

 

「禰豆子ちゃんというんですね…会わせていただけますか?」

 

「無論だ。 お前達はその為に来たのであろう?」

 

2人は首を縦に振る。

 

それを見ると鱗滝は徐に立ち上がり、奥の引戸を開ける。

 

すると…

 

「ムー?」

 

口に竹を咥えた長い髪の少女が首を傾け、こちらを不思議そうな表情をしながら眺めていた。

 

「か、可愛いー♪」

 

ギュー

 

その少女の仕草にカナエは一瞬にしてメロメロになってしまったらしく、直ぐさま駆け寄り抱きしめる。

 

「? ムー?」

 

急に抱きしめられた当人は現状が良く分かっておらず、キョトンとしていた。

 

「大貴君! この子本当に鬼なのかしら? 全然嫌な感じがしないし、正直ただの可愛い女の子にしか見えないわ♪」

 

満面の笑みでカナエはそう言い、鬼の少女…禰豆子に頬擦りまでし出した。

 

「確かに私も今見る限りではカナエ君同様この少女が鬼であるようには見えない…気配は鬼ではあるのだがな」

 

「そうなのよ♪ 気配は鬼なのに不思議よね〜♪」

 

カナエはご機嫌な様子でそのまま禰豆子の頭を優しく撫で始める。

 

「……ムー♪」

 

最初は困惑していたが、カナエに害意が全く無いと認識すると禰豆子はされるがまま撫でられ続け、気持ち良いのか目を細め声を上げる。

 

「もう本当に可愛いわ〜♪ この子うちに連れて帰っても良いかしら?」

 

「「いや、それは駄目だろう」」

 

禰豆子のあまりの可愛いらしさに最早当初の目的を忘れたのかそんな爆弾発言をするカナエに大貴と鱗滝は呆れつつも冷静にツッコミを入れるのだった。





やっと原作開始まで来ました。

しかし、原作主人公がまだ名前しか出てないという…

しかも禰豆子の方が先に出てしまうという不遇さ…

ですが作者は別に炭治郎が嫌いなわけではありませんので…

あくまで中々出番が無いというだけなので…

次は出せる筈なのでよろしくお願いします。

後のちハガレンのホムンクルスの能力を血鬼術として使う鬼を出そうと思うのですが、誰が良いでしょうか? 勿論、出さないという意見もオッケーなのでよろしくお願いします。

  • ラスト
  • グラトニー
  • エンヴィー
  • グリード
  • スロウス
  • プライド
  • 出さない
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