お久しぶりです。
仕事も私生活も忙し過ぎて執筆する意欲が消え去ってしまい、久しぶりの更新となってしまい申し訳ありません。
相変わらずの亀更新になりますが、見て下さる方はどうかよろしくお願いします。
正直久しぶりということもあり、話し方や設定、文章が無茶苦茶になっている可能性がありますが、ご愛嬌でお願いします。
〜鱗滝家〜
「戻ってきたんだな」
「ああ」
「…うん」
日が沈み、辺りが闇に包まれ始める頃無事到着した3人は鱗滝の家の入り口前で改めて帰ってきたことを実感すると頷き合い、炭治郎が入り口の戸を開ける。
「「「(…)戻りました((!))」」」
「あっ! 皆お帰り!」
「ふふっ♪ 無事で何よりだわ♪」
「ふむ。 君達のことだ、特に心配はしていなかったが…お帰り」
「…良く戻った」
3人を見た真菰、カナエ、大貴、鱗滝の4人はそれぞれ3人を労う。
ー
ー
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「…まさか…そのような鬼がまだあの山にいたとは…」
「…鱗滝さん…でもその喰呑という鬼は皆が倒したんですからもう大丈夫ですよ」
嘗て自ら捕らえた手鬼により弟子達を始めとした最終選別者達が殺されたこともあってか3人から喰吞の存在を聞かされた鱗滝は胸を痛める。
そんな彼を真菰は気遣う。
「…確かにそうだが…嘗ての手鬼のように永い月日を生き延び規格外に力を増した鬼や、此度の鬼のように高い知能を活かし、我らに敢えて捕らえられ、その特異な血鬼術によって短期間で強大な強さに至る鬼が今後再び現れんとも限らん…大貴にカナエ…現柱のお前達に頼みがある…!?」
重々しく語り、頭を下げようとする鱗滝だったが大貴に片手で制される。
「鱗滝さん、言わずとも解ります」
「最終選別…いや、藤襲山の内部状況の確認の徹底を私達からお館様に進言しておきます」
「…お前達……済まない…感謝する」
大貴とカナエの言葉に鱗滝は再度2人に頭を下げた。
「頭を上げて下さい鱗滝さん」
「鱗滝さんに言われなくても今回の件はお館様に伝えるつもりだったんですから」
「それでもだ…儂はお前達に感謝している…ありがとう」
頑なに頭を下げる鱗滝に2人は顔を合わせると困った表情をしながら
「「どういたしまして」」
と言うのだった。
そんな時
ガラッ
突如奥の部屋の襖が開き
「……ムゥ?…」
長い眠りから覚めた禰豆子が右手で目を擦りながら現れた。
フラフラとした覚束無い足取りからまだ完全に眠りから覚醒したわけでは無さそうだ。
「「「「「「!?」」」」」」
「ね、禰豆子!? 目が覚めたのか!?」
「…! ムゥ!!」
いち早く禰豆子に駆け寄る炭治郎の姿に直ぐさま覚醒したのか、禰豆子は彼を認識すると元気良く返事をした。
「…禰豆子起きたんだ。 炭治郎、良かったね」
遅れて炭治郎に元に駆け寄るカナヲと玄弥。
「うん、本当に良かった」
「炭治郎、俺は起きてる禰豆子に会うのは初めてだ…悪いけど改めて紹介してくれねえか?」
「ああ、妹の禰豆子だ。 禰豆子、カナヲには前に会ったと思うけど、改めて紹介するな。 俺の友達のカナヲと玄弥だ」
「ムゥ!…ムゥ?」
兄である炭治郎の友達と言われ、禰豆子はカナヲを覚えているのか直ぐに手を挙げ、挨拶をする。
「…うん、久しぶり禰豆子」
そんな禰豆子にカナヲは優しい笑みを浮かべる。
その後、禰豆子は首を傾けながら玄弥をまじまじと見つめる。
「俺は不死川玄弥だ。 寝てる時は一応会ってるけど改めてよろしくな禰豆子」
「ムゥ! ムゥ!」
害意が無いと認識したのか禰豆子は玄弥にもカナヲ同様手を挙げる。
「ああ、よろしく」
「ムゥ!」
禰豆子の様子に玄弥は亡き弟や妹を思い出したのか、感慨深い表情をしながら不意に禰豆子の頭を撫でる。
「ムゥ!? ムゥ……」
突如、撫でられたことに驚いた様子の禰豆子だったが、その安心感から目を細めてされるがままとなる。
「「か、可愛い〜♪(!)」」
「えっ!? ってうおっ!?」
そんな小動物のような愛らしい姿の禰豆子を前にカナエと真菰が我慢出来る筈も無く、直ぐさま立ち上がると2人は玄弥を押し退け左右から禰豆子を抱きしめ始める。
「ムゥ!? ムゥ〜♪」
信頼している姉のような存在である2人に抱きしめられ、禰豆子は驚きながらも嬉しいのか甘えたような声を出す。
「「!? もう禰豆子(ちゃん)最高!!」」
そんな禰豆子に対しますます暴走する2人。
「お、驚いた……」
「ハハハ……そういえば玄弥は見たことが無かったな。 カナエさんと真菰さんは禰豆子関連になると時折こんな感じで暴走するんだ…」
「…2人共普段は凄く頼りになるんだけどね…これが無ければ…」
「な、成る程な…」
尊敬する2人のヒートアップする姿に「また始まった」と言わんばかりに苦笑いを浮かべる炭治郎とカナヲを前に玄弥はそう返すしか無かった。
「やれやれ」
「全く」
禰豆子の仕草1つ1つに暴走度合いを増していく2人に大貴と鱗滝は互いにため息をつくとおもむろに立ち上がる。
「カナエ」
「真菰」
「「いい加減にし(たまえ)(ろ)」」
そして2人はカナエと真菰に呼びかけると禰豆子から引き剥がし、自身の前に向けると静かにそう告げる。
その目は明らかに笑っていなかった…
「うっ!?……だ、大貴…君…」
「!?……あ、あの…う、鱗滝…さん…」
大貴と鱗滝から発せられる雰囲気により、あっさりと暴走状態から戻ったカナエと真菰は不味いと感じたのか冷や汗を流す。
「禰豆子君が起きて直ぐまたこれかね?…カナエ、君はもう少し自制というものを覚えた方が良い」
「は、はい…ご、ごめんなさい…」
「真菰、お前もだ…毎度これでは師である儂自身が自分の事のように情けなくなる」
「…も、申し訳ないです…」
片や旦那、片や師匠に呆れながらにそう言われ、カナエと真菰は謝ることしか出来なかった…
そんな時
「ムゥムゥ」
説教をされる2人を見かねたのかテクテクと禰豆子がやって来て彼女達の頭をポンポンと慰めるように優しく叩く。
こんな感じで慰められたらカナエと真菰は勿論…
「「!!? もう! 禰豆子(ちゃん)は優しくて可愛いんだから〜!!」」
あっという間に再び暴走した…
「ね、禰豆子君…」
反省したかと思いきや、手のひらを返したように再暴走した2人に大貴は手で頭を抑え
「「「ハ、ハハハ…」」」
炭治郎、玄弥、カナヲは繰り返されるデジャブ感に乾いた笑いを漏らし
「…ハァ……」
鱗滝は深いため息を吐く。
先程よりも暴走度合いが高まった2人の女子は大貴と鱗滝を以ってしても止められず、その暴走っぷりは深夜まで続くのだった。
そんな様子をとある1人の霊が温かい目で見守っていた。
こうして夜は瞬く間に過ぎていき、朝を迎えるのだった。
話が全然進まなくて申し訳ありません。
炭治郎視点ではあまり無いようにする予定ではありますので、次からは少し先に飛ぶ予定ですのでよろしくお願いします。