鬼滅の刃〜最強の眼を持つ剣士〜   作:死徒

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臨時柱合会議の話になります。


柱合会議前編

 

産屋敷邸

 

急遽行われることとなった柱合会議。

 

その開催場所となる鬼殺隊のお館… 産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)の屋敷では現柱の5名が集まっていた。

 

「おう大貴じゃねえか! 相変わらず地味な眼帯してんな、下の眼は派手なんだからもっと眼帯もそれに見合ったド派手なの付けろって毎回言ってんだろ?」

 

「地味でも良いではないか宇髄君。 それに私はこの眼帯が案外気に入っているのだよ」

 

「そんな地味なもんの何処が良いのかねえ? 冨岡、お前もそう思わねえか?」

 

「……俺は(本人が気に入っているのなら別に変えなくても問題はないと)…思っている」

 

「おいおい大貴! 冨岡も眼帯を派手にしろって言ってるぜ!」

 

「!?……(何か宇髄に勘違いをされている……こんな時はどう言えば…)」

 

言葉が足りない為、天元に誤解されてしまい、義勇は何とか訂正しようと声をかけようとするが中々言葉が出てこない。

 

すると

 

「宇髄君、多分冨岡君は本人が気に入っているのなら眼帯を変える必要はないって言おうとしていたんじゃないかしら?」

 

「はぁ!? ほんとかよ冨岡!?」

 

カナエの言葉に天元は義勇に問いただす。

 

だが……

 

「………」

 

当の本人は自分が言おうとしていたことがカナエに伝わっていたことで感動したのか目をキラキラさせて尊敬の眼差しで彼女を見ていた。

 

「無視かよこいつ…派手にイラつくわー」

 

一方、返答の無い義勇に天元は無視されたのかと勘違いする。

 

義勇は言葉が足りず、しかもこのような場合には自分の言いたいことを理解してくれた相手をとことん見てしまい、他の相手が彼に向かって話しかけていたとしてもその時は全く聞こえていない為、必然的に無視されたと相手は感じてしまう…

 

彼が相手から嫌われてしまいやすい要因はまさにコレであった。

 

 

「まあまあ宇髄君、苛立つ気持ちもわからんでもないが冨岡君だと理解するしかないだろう?」

 

「…まあ、確かに冨岡だしな」

 

「そうそう冨岡君なのだから」

 

さりげなく義勇をディスる大貴とそれに同調する天元だった。

 

 

「それはそうと義兄上、息災で何よりです」

 

大貴は今の間ずっと手を合わせてお経を唱えていた義兄…行冥に声をかける。

 

「…お前も元気そうで何よりだ…今回でいくつ柱が埋まるだろうな?」

 

「出来れば複数であることを願いたいですが、現状を考えるとやはり1つでしょうな」

 

「…やはりそうか。 1つ埋まったとして残り3つ…厳しい状況だな」

 

「前水柱の鱗滝さんは冨岡君に柱の座を譲ったのは問題なかったものの、鳴柱の桑島さんが勇退したのが特に大きかったですね」

 

「…ああ。 あの方は高齢ではあるものの未だに実力は衰えていなかった…出来ればまだ続けていただきたかったが…」

 

「本人が育手に専念したいとの意向でしたからな。 長年の功績もありますし、お館様もお認めになった…あれでは私達若輩では反論など出来ぬでしょう」

 

「…うむ。 次期柱の有望な者は多少居ることは居るが、まだ条件を満たしていない…」

 

「暫くは我々で対処していくしかありませんな」

 

「…そうだな。 期待しているぞ大貴」

 

「そこまで私を買っていただけるとは…期待に応えられるよう精進しますよ」

 

現柱達が雑談に興じていた時、1人の青年がやってくる。

 

「てめえらが柱かァ?」

 

「え、ええ、そうだけど貴方は?」

 

「俺ァ不死川実弥だァ…女ァ、まさかてめェも柱とか言わねえよなァ?」

 

「そうよ、私は花柱の胡蝶カナエ」

 

「ハッ! おいおい! こんないかにも弱そうな女が柱だァ? 冗談も大概にしろよ!」

 

「おいてめえ、黙って聞いてりゃ派手にふざけたこと言いやがって!」

 

ぽっと出の男に同じ柱の仲間が罵られ、沸点のあまり高くない天元は我慢ならず実弥に掴みかかる。

 

「俺は思ったことを口にしただけだぜェ? 何掴みかかってんだよおい! その女はてめェのコレかァ?」

 

実弥は掴まれながらも右手の小指を立てて挑発する。

 

「違えよ! 俺は同じ柱の仲間が傷つけられるのを眺めていられねえってだけだ! それに俺はもう嫁が3人いる! 3人もだぜ! ド派手だろ!?」

 

それに対し天元は反論するが、最後の方はこちらも”俺はモテまくりなんだぜ! 羨ましいだろ!?” といった感じで…今の世の中ならばヤンキーなどがやる挑発の応酬だった。

 

「まあ、待ちたまえ宇髄君」

 

そこへ大貴が割り込み天元の腕に手を置き諫める。

 

「何だよ大貴! 止めんなっt !!?」

 

天元は止める大貴に声を荒げるが、その顔を見て驚愕し押し黙ってしまう。

 

何故ならば…大貴の表情は口は笑っているものの目は全く笑っておらず、眉間には皺が刻まれ、尚且つ怒気と殺気が出ていたのだから…

 

「此処は私に任せてくれ……さて、不死川君と言ったな?…君は弱い犬程良く吠えるという言葉を聞いたことはあるかね?」

 

「あァ!? 何だとォ!?」

 

「聞こえなかったかね? ではもう1度言おうか? 弱い犬程良くh 「てめェ!」   なんだ、自分のことを言われているということはわかっていたかね? 存外頭は良いのだな…狂犬にしては…だがね?」

 

大貴は実弥の拳をかわしながら更に挑発を続ける。

 

「て、てめェ…!!」

 

目を更に血走らせ、青筋まで浮かべ怒る実弥。

 

大貴がこうも実弥を挑発するのには訳があった。

 

実弥を挑発する理由……それはただ1つ…カナエを馬鹿にされたからである。

 

この場にいる5人の柱のうち3人…大貴、カナエ、天元は同じ時に柱に任命された。

 

それが理由で先程天元は実弥に掴みかかったが、大貴はカナエとは天元よりも更に付き合いが長い。

 

最初は兄弟子として基礎を教え、その後は共に修行し、最終選別を乗り越え、更にはお互いに実戦を繰り返して同時期に柱になった。

 

それに加え、朝、蝶屋敷で久しぶりに行った手合わせでカナエが自分と引き分ける程にまで成長していることを理解している為…そのカナエの並々ならぬ努力を知りもせず、ただ女だからという理由で罵る実弥に大貴は我慢ならなかったのである。

 

「女だから弱い?……笑わせるなよ!…生憎、貴様のような狂犬では仮に戦ったとしてもカナエ君に触れることすら出来んよ…まあ、カナエ君は優しいから貴様のことを考えてわざと負けてくれるかもしれんがね?」

 

怒りが収まらないのか実弥に対しての煽りを止めない大貴。

 

「悲鳴嶼君、私は大丈夫だからもうその辺で…」

 

カナエはそう言い、仲裁に入ろうとするが…

 

スッ

 

「!?」

 

大貴に手で制され、止まることを余儀なくされる。

 

「…へ、へへ………」

 

実弥は最早我慢の限界なのか不気味な笑みを浮かべ、今にも飛びかかろうとしている。

 

辺りが一触即発の雰囲気に包まれたその時!

 

 

「遅くなってすまない、待たせてしまったね。 それでは柱合会議を始めようか?」

 

鬼殺隊お館…産屋敷耀哉がその場に現れるのだった。





早速不穏な雰囲気となってしまいました。

しかし最終選別まで共に修行し合い、手合わせでその実力を知るカナエを初対面の相手に女だからという下らない理由で馬鹿にされたら流石の大貴もキレるかと…

ちなみにその時行冥さんは無言を貫いていましたが、内心では大貴を応援していたらしいです。

天元さんは自分の出る幕じゃなくなったと悟り、ド派手にかましてやれと思っていました。


























義勇さん?
彼はその時周りからポーカーフェイスで動じていないように見えていただけで、内心ではどうすれば良いかわからなくてオロオロしてました笑

後のちハガレンのホムンクルスの能力を血鬼術として使う鬼を出そうと思うのですが、誰が良いでしょうか? 勿論、出さないという意見もオッケーなのでよろしくお願いします。

  • ラスト
  • グラトニー
  • エンヴィー
  • グリード
  • スロウス
  • プライド
  • 出さない
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