神様に気に入られた男は今日も学園で土をいじる   作:飽き性なSS作家

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競馬の知識はないですが上手くできるようにしたいです。ですが肝心なのは・・・


飽きなければいいなー(棒読み


第1話

「トレセ~ン!」

 

「「ファイ!(オー!)ファイ!(オー!)」」

 

今日も今日とて、どこかの練習場でウマ娘が走っている。飽きずによく走っているものだと思いながら俺は人参の種を植えていく

 

「ワン!」

 

予定していた半分ほど植えると白い犬がタオルを咥えてきた。そしてベンチに置き、こちらをみると呼び掛けるように吠えた

 

「おう、今行くから待ってろ」

 

そう言うと通じたのか尻尾を大きく振りながらまた吠えた

 

 

ここはトレセン学園にある農園。前の理事長が学園の食糧不足の解消や生徒の社会勉強の為に作ったのだが、前者は中央であるがゆえに知名度によって業者が快く食糧を供給されるようになったし、後者は土いじりと力作業、おまけに虫という、女性が嫌い(個人的な意見だが)な負の三角形があるが故に誰も受けない

 

なので誰もから忘れ去られていたのだが、一年と半年前に俺が学園に来てから大きく変わった。草が生い茂っていた土地にはビニールハウスや田んぼまでできている

 

なぜ俺が学園で土を弄っているのか。理由は学園で行う主な仕事、トレーナー業をしたくないから

 

資格は持っているのだが、親が無理矢理取らせたもの。反対はしたがその場合、勘当すると脅された

 

そうなってしまえば嫌でも取らなければならなくなり、講習の先生の無駄な話を聞いたり、ウマ娘のメンタルケア等々を学ばなければならなかった

 

で、試験は合格。一緒に受けていた妹が親に合格の一報をした2日後にトレセン学園から採用通知書が・・・あ゛あ゛あ゛!思い出すだけでイライラする!シロ、お手!

 

「?」

 

イライラを解消するため、出された足の肉球を堪能しながら、お返しに犬に効くツボを押していく。プニプニ、プニプニ~

 

「翔さん」

 

「はい?なんですか、たづなさん」

 

いつの間にか背後にいたのは学園長の秘書をしている駿川たづなだった。靴をみた限り、泥がいろんな所に付いていたので走って来たのだろう

 

「理事長が呼んでいるので一緒に来てもらってもいいですか?」

 

「わかりました。・・・触ります?」

 

「触ります!」

 

なんか、シロを見ながらうずうずしていたので触らせようとしたのだが

 

ビチャと何かをかけられた音がしたと思った時、たづなさんの全身に真っ黒な何かがかけられていた

 

「えっ」

 

「えっ?た、たづなさん?イカスミでもかけられましたか?・・・ぐふっ!」

 

二人とも目をぱちくりしていたが無言の状態と目の前のドリフに出て来そうなたづなさんを見て、あまりの可笑しさに思わず吹いてしまい爆笑した

 

「・・・っ//!」

 

「がふっ!」

 

 

結果、殴られた

 

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