運命/世界の引き金   作:アルピ交通事務局

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パイセンの笑顔を曇らせたい
ボーダー関連で色々とあり高校卒業後は三門市から出ていきたいのでその為の金を得ようとボーダーに入ったAくん(三輪と同期)
高校二年の時に原作開始で遊真達と関わり、遊真は悪ではないと理解するも近界民だからどうすればと苦しみ黒トリ争奪戦を見て、これ以上ボーダーという組織にいれば自分はおかしくなると感じボーダーを辞めて受験や資格取得に勤しむ。
新年の初詣で小南パイセンに挨拶をされるがボーダーにいたらおかしくなるとやめたのでこれ以上は深く関わりたくないとどちら様ですか?と記憶を封印されてるふりをし、小南パイセンを病ませる話を何時かは書いてみたいものだよ



ガチ泣きパイセン 曇らせたいこの笑顔

 

「嘘……そんな!こんな事が、こんな事があっていいの!!」

 

 界境防衛機関ことボーダーと同盟を結び数日が経過し2月1日(土曜日)

 今日からランク戦が開幕されるが僕達はボーダー隊員ではないので細かな事は気にしなくて済む。修達はA級目指して最下位からスタートする……原作通りに上手く行くことを祈ろう

 

「小南先輩、なに驚いてるんです?」

 

「とりまる、本当に本当にあったんだわ!!」

 

「いや、ちょっとなに言ってるか分かんないすね」

 

「とりまるさん、コレを掛けて見てください」

 

「ん…………バルス!!」

 

「ラピュタは、ラピュタはホントに実在していたのね!!」

 

 やだ、小南パイセン騙されやすすぎ……虚栄の空中庭園をボーダー本部の上空でなく玉狛支部に移動させた。

 別にボーダー本部の真上に陣取ってても良かったが狸と狐が色々と喧しかったのとコレから行う特別訓練は本部でなく玉狛支部で行った方がいいんじゃないか、となり場所を移した。

 林藤支部長に事前に虚栄の空中庭園を玉狛支部に移動させると伝えてあったんだけど、本人がうっかりと忘れていたらしくたった今玉狛支部の面々に伝えたので今回一緒に来てくれた虹村さんと一緒に玉狛支部の面々に虚栄の空中庭園を見せる。

 

「知らないんですか?小南パイセン……我々の祖先はラピュタを作りし一族なんですよ」

 

「え!!」

 

「パイセン、こんな事を考えた事はなかったですか?トリガーは火薬を用いた近代兵器が通じない兵器で向こうの世界では百年以上前から存在している。だったらこちらの世界を大規模に侵攻していないのかと。あの1回目以前に大規模な侵攻があったんじゃないかと」

 

「確かに……言われてみればそうね」

 

「我々ラピュタ一族は人知れず世界を影から守っていたのです。このラピュタの力を用いて」

 

「そうだったの……ラピュタなら近界民を相手に出来るわよね」

 

「おい、お前なに嘘こいてんだ」

 

 あ、いて。

 乗せたら面白そうだったので小南パイセンを乗せてみると思った以上に乗っかってきたけど虹村さんが僕に制裁と言う名のアイアンクローを決める。素手で林檎を握りつぶせる握力の持ち主だから地味に結構痛い。でもあの時の痛みと比べればまだマシな方なので耐えれる

 

「嘘なの!?」

 

「オレ達は別にラピュタの末裔じゃねえよ。約1名……いや、何名か除いて極々普通の日本人だ」

 

「騙したなぁああああ!!」

 

 うがぁああと僕に絡もうとする小南パイセンだけど僕は身長が180cmほどあるので腕が届かない

 そういう感じのリアクションは修にやった方がいい。修はなんだかんだでモテメガネだと思う(偏見)。まぁ、モテメガネじゃなくても可愛い幼馴染が居るだけで人生勝ち組みたいなもんだよ。僕なんて……いや、僕のことはいいか。

 

「お前等、ラピュタを堪能する事が出来たか?」

 

「アレに乗ってビームを撃ってみたいっす」

 

 恒例行事とも言うべきバルスを言い終えたので虹村さんは満足したのかを確認する。

 ラピュタに乗ってみたいとの要望をとりまるさんは出すけれども、ラピュタは今回は浮いているだけで終わる。

 

「その内乗せてやる……まぁ、流石に運転するのはさせねえけども」

 

「マジすか、あざあっす!」

 

 若干クールじゃなくなっているとりまるさん……コレもまたラピュタの呪いか。

 小南パイセンが記念に写真を撮っていいかと聞いてくるのでラピュタは撮影禁止だとNGを出すとちょっとだけシュンとする。

 

「で、なんでラピュタを玉狛支部に持ってきたわけ?」

 

 しかし直ぐに立ち直る。純粋なパイセンである。

 

「んだよ、適当に選出してこいっつったのに話が通ってねえのか?」

 

「林藤支部長からなにも聞いていないのですか?」

 

 今回ここにラピュタを持ってきたのは玉狛支部で特別訓練を行うから。

 セイバーである僕が玉狛の腕利きの攻撃手たちと色々とバチバチ繰り広げる……別に玉狛でなく本部でやっても問題は無いんだろうけども、本部でやればボーダー以外のトリガーを持った組織が居ることを知られてしまう。一応は僕達の存在はトップシークレットの扱いになっていて、そこら辺のモブ訓練生にバレてはいけない。

 

「いや〜すまんすまん、こっちも色々と立て込んでてな。ボーダーと同じでトリガーを持っているこっちの世界の住人の組織とどう向き合うべきか毎日討論しててな」

 

 その辺りについて説明をしていると林藤支部長が出てくる。

 話を聞いていた様で小南パイセン達に事情を伝えていなかった事を詫びてくる……まぁ、唐沢さんがなんとか纏めたけどもボーダー以外でトリガーを持っててボーダーより強い組織が居たら揉めるのは仕方ないことか。

 

「別にあんた達と正面からバチバチにやりあってもオレは構わねえぜ」

 

「虹村さん、発言は選んでくださいよ……暴力で解決するのは最終手段です」

 

 嫌味をいうので挑発に敢えて乗る虹村さん。

 この人、転生者としてまだまだ若い方だからかこういう安い挑発に乗っかりやすい……リーダーとしては充分な素養を持ち合わせてるんだけどな。

 

「あんた等、ボーダーと全面戦争して勝つつもりでいるわけ?」

 

「おや、そういう風に聞こえなかったんですか?」

 

 とか言っている僕もまだまだ青二才である。玉狛や城戸派等の派閥を越えたボーダーと全面戦争をしたとしても確実に勝つことが出来る。慢心じゃない自信がある。

 

「例えボーダー最強と謳われる貴方達が相手になっても僕1人で片付けられますよ……ああ、そうだ!特別訓練まで時間がありますし、交流も含めて勝負しますか?」

 

「いいじゃない!あんた達をケチョンケチョンにしてやるわ!!」

 

「いや、オレはパスさせてもらう」

 

 ボーダー最強と謳われる小南パイセンと勝負しようって時に虹村さんは水を差す。

 とりまるさんが居るんだから2vs2でのバトルをするのがセオリーってものなのに……國崎さんだったら乗ってくれるのに、こういうところではノリが悪い。

 

「流石によ、弱い者いじめはまずい……普通の人を訓練と称してリンチするのはな」

 

「ムカッ!」

 

 と思っていると遠回しに小南パイセンを挑発する。

 この人、まさかここまで計算して発言を……ありえるな、虹村さん意外どころか結構賢い人だし……流石は天性のリーダーシップを持っている御方だ。

 

「じゃあ2対1でやりますか」

 

「とりまるは必要はないわ!私1人であんたをボコボコにしてやるんだから!!」

 

「いやぁ……2人で挑んだ方が良いと思いますよ……こっちは正しい手順を踏まないと倒せない存在になりますから」

 

「どういう意味よ?とにかくとりまるは要らないわ!」

 

「京介、お前はどうする?」

 

「小南先輩の好きにやらせてください……後、コシマエ。お前は小南先輩の事をナメすぎだ。その人はボーダー最強なんだ」

 

「いやいや、ナメてませんって……事実を言っているだけですから」

 

 完全に見下しているとかそんなんじゃない。僕はただ単に事実を述べているだけだ。

 虚栄の空中庭園を見終えたので玉狛支部の屋上を後にするのだけどその前にやることがあると虚栄の空中庭園にある僕の部屋に向かい、真空パックに保存されている一枚の菩薩樹の葉っぱを取ってくる。

 

「さて、戦う前に幾つか確認をしておきたいんですがよろしいでしょうか?」

 

「なによ。負けた時の言い訳なら後で聞いてあげるわよ」

 

「いや、そうじゃなくて……ボーダーの機械に繋げて擬似的に何度も戦える事が出来るこの装置、僕達の持つクラスカードに接続する事が出来るのか気になったんですよ。修達が帰ってきたら特別訓練ははじまりますけど、このやり直しが出来るシステムが無いと……秒で訓練が終わるかもしれないんです」

 

 いや、ホントに気になったんですよ。

 クラスカードはトリガーの一種になっているけどもボーダーのやり直しが出来るシステムとくっつける事が出来るかどうか気になった。もし出来ないとなればそれこそ秒で終わる可能性がある。修達にいい経験値を得てもらう為には何回も繰り返してもらわないと困る。

 

「だったら試してみなさい」

 

「ええ……と言いたいところなんですけどね」

 

「なによ、まだ問題があるわけ?」

 

「……果たして貴方が僕を傷付ける事が出来るでしょうか」

 

 真空パックに詰められた菩薩樹の葉を手にしてセイバーのクラスカードを起動する。

 すると急激に髪の毛は腰の辺りにまで伸びていき背中に自分の体格よりも大きな大剣を背負う……さて、7割ぐらいの確率で成功するので失敗しないでくれという僕の祈りは通じてくれた様だね。

 

「前とは別の姿ね」

 

「ええ……彼もまた大英雄の名に相応しい英雄です」

 

 前の仮面セイバー検非違使とは異なる姿になると小南パイセンの雰囲気が変わった。

 アホの子のチョロインではないボーダーで1番強いと名乗るだけの実力者の風格を漂わせる。

 

「とりまるから無事に仮想訓練モードと繋がってるって連絡があったわ」

 

「それは良かった……これでもう思い残す事はない」

 

 トリオン切れとかの概念は消失した。

 大剣を両手で握ると小南さんは双月を振りかぶってくるのだけれど僕は気にする事はなく剣を……バルムンクを両手で持つ

 

「もらった!」

 

 素早く移動し、脇腹目掛けて斬り込む小南さん。

 その動きに迷いはなく洗練されたものがありこれが普通の人だったらもう倒されていただろう……ただ今の僕は普通の人じゃない。英雄と呼ばれる人類の代表の力を手にしている。

 

「……嘘!?」

 

「なにかしましたか?」

 

 小南さんから攻撃は受けた。この事実は変わりはない。

 今の一撃が公式なランク戦でも点数となる一撃だったがそんな事は知ったことじゃないと僕は剣を振り下ろすと双月で受け止めるけれど僕の持っている大剣の方が大きく重く、小南さんは吹き飛ばされるが空中で体勢を立て直す

 

「……」

 

 攻撃は確かに当たったが全くと言ってダメージになっていない。

 普通の人ならば攻撃そのものが当たっていないと勘違いするケースが多いが流石はそのの大ベテラン。攻撃は確かに当たっている事を認めて僕が何をしてくるのかを読もうとしている。

 

「どうしました……ボーダー最強はこんなものですか?」

 

 だから思考を乱す挑発をしてみる。

 戦闘中は普段と大きく異なる為に乗っては来ない。まぁ、ここで簡単に乗ってくるならば取るに足らない雑魚と同じ。

 

「ヒント、必要でしょうか?」

 

「いらないわよ、そんなの!」

 

「そうですか?今、困っているんですよね……なんで攻撃が通じないかを」

 

「っ!」

 

 小南さんは攻めてくる。双月のコネクターを繋げて巨大な斧にしてこずに手数で攻めてこようとするので僕はその攻撃を適度に流す。

 時折胸や腕に双月の刃が届くけれどコレはわざとやっている。避けようと思えば防ごうと思えば防ぐ事が出来るが敢えてせずに攻撃が当たっているという感触を小南さんに与えて戸惑わせる。

 小南さんも攻撃は確かに当たっているというのに全くといってダメージを受けていない事に困惑をする……

 

「どうしました……コレで終わりですか?」

 

「ナメんじゃ、ないわよ!!コネクター接続!!」

 

 小南さんは双月をくっつけて一本の巨大な斧に切り替える。

 僕の不死身のシステムはまだ分かっていない。攻撃が通じていないのだから別の手を用いてのアプローチをしてみると言ったところかな?

 小南さんは巨大な斧になった双月を大きく振りかぶるので僕は手に持っている大剣を手放して小南さんの一撃を受け止める

 

「ふん!!」

 

「!?」

 

 一本の巨大な斧になった双月の渾身の一撃を以てしてもダメージを与える事が出来ていない。

 それどころか体を張って真正面から受け止められたのでありえないといった表情を浮かび上げている。

 

「小南さん僕は今、異常なまでに頑丈になっているんですよ。ある一定以下の威力の攻撃を問答無用で防いで一定以上の威力の攻撃を受けたとしてもある一定の威力分差し引いているんです」

 

「な、なによそれチートじゃない!!」

 

「ええ、チートですよ……ただ忘れてもらったら困ります。僕達サーヴァントが使っている力はこの世界の英雄達の力でチートなんですよ」

 

 押さえていた双月を手放して、一旦バックステップを取ると床に突き刺さった剣を手に取る。

 

「そろそろ終わりにさせていただきますね」

 

 剣を両手で持つと剣から眩い光が放たれる。

 小南さんは直ぐに冷静になり双月で斬りに掛かるがダメージは一切無い。

 

「盛者必衰!邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至り撃ち落とす幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!」

 

「っちょ、ビーム!?」

 

 大剣……バルムンクから眩いビームの様なものが放出される。

 小南さんは直ぐにシールドを展開するのだがそんな物は効果は無いとパリンとあっさりと砕け散り、バルムンクの砲撃に飲み込まれた。

 

「さて、問題。あらゆる攻撃が効かず、バルムンクという剣を使った有名な剣士と言えば誰でしょう?」

 

 バルムンクの砲撃に飲み込まれてもコレは仮想訓練なのであっさりと小南さんは復活する。

 全身を吹き飛ばされていたので再生に若干時間がかかっていたけれどもバルムンクを受けて普通に生き残れる人はいない、当然の結果だ。

 

「バルムンク……外国人の剣士……世界史でそんな人居たかしら?」

 

「とりまるさんと通話が出来るでしょう。インターネットで検索すれば一発でヒットしますよ」

 

「……嫌よ!とりまるとインターネットに頼ったらなんか負けな気がするわ!」

 

「そうは言いますが正しい手順を踏まなければ貴方は今の僕を倒すことは出来ません……この姿の僕を倒したいのなら風刃を持ってくるのが1番です。意外とこの姿と相性が最悪なんですよ」

 

 僕には迅のサイドエフェクトが効かないから迅もこの姿の僕を倒すのに一苦労すると思う。

 と言っても背後に壁が無ければこの姿を風刃で倒すことが出来ないけれども……まぁ、そこは相性ゲーというところ

 

「風刃なら倒せる……つまりあんた、どっかに弱点があるわけね」

 

「ええ、ありますよ」

 

 うっかりと情報を溢してしまう。小南さんはいいことを聞いたとコネクターに接続していた双月を元に戻して二刀流になる。

 何処かにあるであろう僕の弱点を探すつもりだろう……甘いな、甘すぎる。

 

「ここではトリオンが無制限に使えるんだ……容赦はしない。幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!」

 

 いや、ホントにね……ホントに申し訳ないと思っているんだ。

 自分で挑発しておいてはなんだけどもコレってただのいじめになる。虹村さんがコレに参戦してたらマジでなにをしてたか分からないよ。あの人、数km先から狙撃できる弓兵だからな。

 

幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!」

 

 容赦はしない。慈悲というものは捨ててきた。

 トリオン残量を一切気にしなくていいのでとにかくバルムンク……暴力、やはり暴力。トリオンに物を言わせた圧倒的な暴力に訴えかけた宝具の暴力ゲーこそが勝利の証だ。小南さんが何かを仕掛ける前に、高速で移動する前に、全てをバルムンクのビームで飲み込む。

 

「ちょっ、あん」

 

幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!」

 

 なにかを言っているけれども気にせずバルムンク。

 小南さんはバルムンクのビームに飲み込まれては再生する。そして僕が再び飲み込む

 

「やめ──」

 

幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!」

 

「……グス、うわぁああああ!!そこまでやらなくたっ」

 

幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!」

 

 僕は、貴女が、負けを認めて、諦めるまで、バルムンクを、一切、やめない。

 不死身の英雄ことジークフリートの力を思う存分に振るっていると段々と気持ちが昂ぶってきて涙を流している小南さんに思わずバルムンクする。

 

『ストップ!ストップ!小南先輩が泣いているからもうやめろ!!』

 

 この対決を観戦していたとりまるさんが止めに入るまでバルムンクは雄叫びをあげた。




クラス:セイバー

真名:ジークフリート

トリオン 20
攻撃 27
防御・支援 53
機動 11
技術 22
射程 5
指揮 0
特殊戦術 15

TOTAL 153

風刃で挑めばワンチャン倒せることが出来る英雄です。逆に言えば風刃以外だとボーダーでは倒せないです。

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