問題児たちが異世界から来るそうですよ? ~神の右腕の物語~ 作:noizu1185
前回のおさらい
黒ウサギが突っ立ってる――よし、悪戯をしよう キリッ「キリッじゃないのですよ!!!」スパァァァン
和 Side
ついつい話が長くなってしまった
まぁ、不自然な行動はしなかったから大丈夫だと思うけどな。
しかし、気づいたら黒ウサギがいて、なにか困ったような顔をしている。
その前には十六夜もいるし……もしかして十六夜が黒ウサギを困らせているのか?
もしそうだったら後でOHANASHIでもしとこうか。
まぁ、なんか妙な雰囲気だからちょっと喋ってみるか
「おい十六夜、さっそく黒ウサギを困らせてるのか?」
「んな訳ねえだろ。なんたって俺だぜ?そんなことするかよ」
「それじゃあ本人に聞こうか。黒ウサギ、何かされた?」
「えっと……十六夜さんにあんな事やこんな事をされそうになりました……」
へぇ~十六夜はあんな事やこんな事をしようとしてたのかぁ~
「おい、黒ウサギ。人聞きの悪い事を言うなよ」
「だって十六夜さん、私の胸を揉もうとしたじゃないですか!!!」
「いいじゃねえか、減るもんじゃないだし」
よし、死刑確定だな。
「まぁまぁ、十六夜君。ちょっと僕と向こうでお話しをしようじゃないか」ニッコリ
「ちょ、ちょっと遠慮しておくよ」
「あれ?十六夜君なぜ震えているんだい?ただ話をしようと言っているだけじゃないか」ニッコリ
まぁ、ちょっと殺意があるだけだ。大丈夫だ。
「そ、それよりさ少し黒ウサギに聞きたい事があるからその後にしよう!!そうしよう!!」
む、話を逸らされた。
しかし、黒ウサギに聞きたい事って気になるな。
「はぁ、で黒ウサギに聞きたい事って何なんだ?早く言えよ?」
「分かった。黒ウサギ、お前はなにか決定的な事をずっと隠しているよな?」
急に黒ウサギの雰囲気が暗くなったな。
なら、予想は当たりかな。
「……なんのことです?箱庭の話ならお答すると約束しましたし、ゲームの事も」
「違うな。俺が聞いているのはオマエ達の事――いや、核心的な聞き方をすると黒ウサギ達はどうして俺達を呼び出す必要があったんだ?」
表情には出てないけど、凄く動揺してるな。
「それは………言った通りです。皆様にオモシロオカシク過ごしてもらおうと」
「ああ、そうだな。俺も初めは純粋な好意か、もしくは与り知らない誰かの遊び心で呼び出されたんだと思っていた。俺は絶賛"暇”の大安売りしていたわけだし、他の三人も異論が上がらなかったってことは、箱庭に来るだけの理由があったんだろうよ。だからオマエの事情なんて特に気にかからなかったんだが――俺には、お前が必死に見える」
お、黒ウサギの表情がでたな。
十六夜もなかなかいいところを突く。
「これは俺の勘だが。黒ウサギのコミュニティは弱小のチーム、それか訳あって衰退したチームのどちらかだと思う。だから俺達を呼んで組織を強化しようとした。そう考えたら俺がコミュニティに入るのを拒否した時に起こったことも合点がいく――――どうだ?一〇〇点満点だろ?」
「っ……!」
……的中か。なら追い打ちをかけてみるか
あんまりしたくないんだが
「つまり、この事を隠してたってことは俺達は他のコミュニティを選べるってことになるな。その辺はどうか分からないけど」
「……」
ついに黙り込んだな。
まぁこのあとはうまく十六夜が終わらせるだろ
「沈黙は是也、だぜ黒ウサギ。」
「……なら話せば、協力していただけますか?」
「ああ。面白ければな」
どんだけ上から目線なんだ……
まぁ、仕方のないことだけど
「分かりました。それでは黒ウサギもお腹を括って、精々オモシロオカシク、我々のコミュニティの惨状を語らせていただこうじゃないですか」
黒ウサギに関しては、内心自棄っぱちだな
「まず私達のコミュニティには名乗るべき"名"がありません。よって名前の無いその他大勢"ノーネーム”という蔑称で称されます」
「”名無しの権兵衛”と言うわけか……それで?」
「次に私達にはコミュニティの誇りである旗印もありません。この旗印というのはコミュニティのテリトリーを示す大事な役目も担っています」
「ふぅん?それで?」
「”名”と”旗印”に続いてトドメに、中核を成す仲間達は一人も残っていません。簡単に言ってしまえば、ゲームに参加出来るのは黒ウサギとジン坊っちゃんだけで、後は十歳以下の子供ばかりなのですヨ!」
「崖っぷちだな!」
「ホントですねー♪」
あ、十六夜の言葉で黒ウサギがノックアウトした。
しかし、あんなに綺麗なorzは見た事がない…
――脱線してしまった……とりあえず気になった事を聞いてみるとしよう
「で、どうしてそうなった?黒ウサギのコミュニティは託児所でも始めたの?」
首を横に振るってことは違うってことか。
「いえ、彼らの親も全て奪われたのです。箱庭を襲う最大の天災――”魔王”によって」
十六夜が魔王って言う単語を聞いた瞬間目が輝きだしたぞ
そいや、強いやつと戦いたいって言ってた気がするようなしないような……
「魔王!なんだよそれ、魔王って超カッコイイじゃねえか!箱庭には魔王なんて素敵なネーミングで呼ばれる奴がいるのか!?」
「え、ええまあ。けど十六夜さんが思い描いている魔王とは差異があると…」
「そうなのか?けど魔王なんて名乗るんだから強力で凶悪で、全力で叩き潰しても誰からも咎められる事の無いような素敵に不敵にゲスい奴なんだろ?」
無茶苦茶だなぁ~、十六夜は。
「ま、まぁ……倒したら多方面から感謝される可能性はございます。倒せば条件次第で隷属させることも可能ですし」
「へぇ?」
隷属か、一体ぐらいは欲しいかな?いずれ入るコミュニティの為に。
「魔王は”主催者権限”という箱庭における特許階級を持つ修羅神仏で、彼らにギフトゲームを挑まれたが最後、誰も断ることはできません」
へぇ、そんなことまであるんだ
「じゃぁ、魔王にみんなは困ってるんだね?」
「はい。魔王は大変に恐ろしいものですので……」
「……その魔王って奴ら全員消滅させることが出来るけど……この話に乗るか?」
「「え?」」
以外にも二人がハモったことに驚いた
今回は無茶苦茶partでしたね…
後悔はしていませんが(`・ω・´)