Force in Wonderland to Mircle 作:ふぇるみん
某所 最上階
「....以下四国は友好条約を結んだ模様です。」
「....そう、いよいよ始まるのね。ならばこちらもそろそろ行動を起こしましょうか。T、タワーの状況は?」
「Rは予定通りに。ほか3つも何時でも稼働可能よ。」
「分かったわ....これにて定例会合を終了とし、同時にここに【電子国家 ラヴェッジ】の樹立を宣言します。各員、明日より持ち場にて使命を果たされたし、以上。」
暗い部屋の中、微かに見える光に照らされる9人の影。一人の声が告げられると同時に照明がつけられ、その全貌が明かされる。
「....というわけでここからはオフレコ。」
「....なかなか様になってますね。」
「まあ、さすがはもうひとりの女王というべきかな。」
「もう、もうひとりの私は違う私でしょ!」
場の雰囲気が崩れた瞬間に全員がオフレコモードへと切り替わる。張り詰めていた場から一気に友人関係の場へと切り替わり険しい表情も一転、若干にやけている。
「...何だ?我を呼んだか?」
「貴女も大概地獄耳ね....リデル。」
「お前に表向きの統治は任せたんだ....いついかなる時でも呼べば来るさ、我が女王アリスよ。」
赤い髪をたなびかせてる少女...アリスに愚痴を告げる。それに対し苦笑いで返す黒髪でアリスそっくりな少女....リデル。
「相変わらずねふたりとも....で、ガーディアンたちの様子はどうなのよ?」
「相変わらずの曲者だらけだよ....マーズとローズは戦闘狂だし、マーキュリーに至っては自意識過剰。常識人枠がジュピターとプルートの時点で胃が痛いわ....。」
「....各女王たちにディザスターの管理を任せたの.....失敗だったかもね。」
そう呟くのは最初にいた7人のうちの一人、シュレディンガー。
自身が持っている椅子に座りかけながら顔をしかめているのでよほどのことだったらしい。
「ま、なるようになるでしょ。メビウス、各クラッカーたちに連絡を。.....わたしたちの歴史はここから始まるの!!」
「ええ、こんな私達でもやれると言うことを見せてあげましょう!!」
タワー上層階、そこに居た9人達による数奇な物語のノッチは、今引かれたのであった。
同時刻、革新の大地と呼ばれる国プラネテューヌにて、友好条約が先日結ばれた地、プラネタワー内部では極秘の会議が開かれていた。
『全員揃ったわね?』
「いつでもオッケーだよ!」
『大体言いたいことはみんな同じだと思うわ....。』
『議題が同じならさっさと始めてしまいましょう。』
『ええ。イストワール、なにか知っているでしょ?アレ。』
そう画面上の人物に急かされプラネタワーの内部で画面にともに映る人物....イストワールはデジタル上に資料を展開した。
「さて、みなさんもご存知の通りつい先日、各国の中央に位置するように突如として新たに【ラヴェッジ】が建国されたのはご存知かと思います。こちらでも影響下を調べたところ、国境線沿いに未確認建造物であるタワーを確認しました。」
イストワールはそのタワーの画像を全員に送る。3人ともほぼ似たりよったりな反応をしたあたり同じようなものがあったのだろうと推測する。
『奇遇ね.....私の国の国境線沿いにも全く同じものがあるわ。しかもかなり悪趣味な傷跡を残して。』
『どう言うこと?』
『タワー周辺のモンスターが異常なことになってるのよ。』
『....詳しくその話を聞かせてください。』
『ええ、先日イストワールと同じように調査に向ったんだけどタワーの周囲にもともと生息していたスライヌやモンスターたちが人を襲わなくなったのよ。むしろ人懐っこくなったというか....。』
『ええ....?寧ろこっちは逆の反応ですよ?周囲のモンスターが全く活動しなくなったんですの。』
『こっちは凶暴化しまくって大変になってるわ....すでにいくらか被害も確認されてい...る。』
「うーん?私達のところはいつもどおりなモンスター達だったけどね。」
「タワーによっては周囲に与える影響が異なるのかもしれません。いずれにしろこの問題は早急に解決しないとなりません。」
それぞれのタワーの影響下にあるモンスターたちの異常、それを認識した彼女たちは数日後に合流し合同探索することを決定した。この決定がどんなことを引き起こすか、それはまだ誰にもわからない。
To be Continued.....
主要人物とか
ネプテューヌ系列のキャラ
(大体同じなのでスルー)
クラフィ系列
アリス
【ラヴェッジ】の表向きの女王でありアークの一員。シールドセヴンを従えてはいるものの、形式上だけである。
リデル
アリスに瓜二つな姿かたちをした少女。相違点は髪の色が黒いことぐらい。【ラヴェッジ】の裏を統括しており東西南北に位置するタワーの女王達を従える。尚ディザスターを同時に管理すると宣言して公開している模様。
メビウス
シールドセヴンの一人。アリスとは親しい仲でよく事務作業を手伝う。
チューリング
アリスのママでありシールドセヴンの一人。アリスを育てただけあり補佐も完璧。ちょっとだけおっちょこちょいなのがあれ。
シュレディンガー
シールドセヴンの一人。ウイルス関連の研究をしておりタワーの影響下にあるモンスター達に使うウイルスを制作したのも彼。
ここのクラフィキャラたちは戦争も何もしてないクッソ平和な世界線です。
決して女王たちは仕事で吐血してません。多分。