Force in Wonderland to Mircle   作:ふぇるみん

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ようやく10月になってブロットが組み上がりました

ナンテコッタイ


episode2 Exploring the Tower

翌日のこと。

 

報告を共有した4人は調査をするべく合流してプラネテューヌの外れにある建物へ赴いていた。ネプギア率いる候補生組もついてきており、上層部総出での探索をすることとなる。

 

「いい、ユニ?何かあったらすぐ言いなさいよ。ただでさえわからないことだらけだから。」

 

「ええ、ラムとロムも危険だと思ったらすぐに逃げなさい。」

 

「「分かったー!」」

 

各々が準備を済ませたところでいよいよ突入への足踏みが始まった。

 

「さて、どうやって入るんでしょう?」

 

「知らないわよ、ネプテューヌ、そこらへん調べてないの?」

 

「うーん、みんなが来る前にネプギアと二人で見渡したけどそれらしい入り口は一つだけだったね!」

 

「それがこの目の前の入り口ね....。」

 

九人の前にそびえ立つ入口、あからさまに誘っている気しかしないが、国境線2そもそもこの建物自体あるのがおかしいためこれが正式な侵入方法なのだろうと察する。そして恐る恐る入口へと入っていった九人。

 

「うーん、やっぱりいつもどおりの魔物たちだね。けど、何体かこのあたりでは見かけない魔物たちもいるみたい。」

 

「新種のモンスター、ね。なにか悪い予感でも当たらないといいけど。」

 

ネプテューヌとノワールの呟きに対しハンマーで薙ぎ払いながら怒鳴っているブラン。

 

「それよりこいつら!!普通のモンスターより少し硬い上に強い!このタワーはやっぱりなにかあるわ!!」

 

「このタワーが魔物に対してバフのようなものをかけている、と認識したほうが良さそうですね....。」

 

ベールも槍をぶん回しながらその応答に答える。数十分もすれば道を塞いていたモンスターはキレイに居なくなりその先に扉が見えた。

 

「見た目はホッソイ割に中はだいぶ広いのね.....認識阻害の術でもかけてあるのかしら?」

 

「えー国境線にあるんだし結構でかいとは思ってたけどねー。」

 

「とはいえ、この広さは異常ですわ。丸10分20分倒しても端に行き着く気配がありませんでしたし。」

 

ブツブツとノワールとベールがあたりの敵を蹴散らしながら進んでいく。どうも塔の中の敵は数は少ないものの個体が強い、と言うわけでもなく特に問題もなかったのでずんずんと進んでいく。しばらくすると広い部屋に出た。

 

「ここは.....広間、でしょうか?」

 

「なにかの罠かもしれないわ.....。」

 

「でもそんなにそれらしき.....お姉ちゃん!前を!」

 

ネプギアが何かを見つけたのか正面を指差す。その声を聞いた全員もその真正面にある人影に目を凝らした。

 

「ほう、わざわざここを最初に登ってきたか、よほど胆力があると見える!!」

 

「っ!?誰!」

 

ノワールは自然と太刀を取り出し臨戦態勢を整えていた。すると暗かった部屋に明かりが照らされ人影の全容を顕にする。赤い髪に特徴的な武装群。

 

「あんたは.....一体.....。」

 

「ほう、こちらから名乗ればいいのか、ではお言葉に甘えてそうさせてもらおう。私の名前は【マーズ】。女王の護衛でありこの赤の塔こと【エルフラム】の守護する者也。」

 

「エルフラム.....!?」

 

「どっちみち、アンタを倒さないとこの先には進めないってことでしょ?」

 

「分かってるじゃあないか。」

 

そう言うとマーズは刀を手に取り腰掛けていた椅子から立ち上がった。

 

「その実力が女王陛下と謁見するのに値するか.....全て見極めさせて貰おうぞ!!」

 

その一言と共にマーズと女神達の戦闘が始まった.....。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別室にて

 

「....あは、うちのマーズちゃん、始めたみたい♡」

 

「マーズは並大抵の実力者でも倒すことのできない超実力者よ...それこそ、倒されたならローズでも勝てるか怪しいかもね?」

 

最上階の別室で二人ポリポリとマーズの戦闘の様子を見ているのは塔の主であるローズと国の女王ことアリス。

 

「それにしても、最初にここに来るのは予想外だったわ。てっきり有効的なシャンディレを選んでくれるかと思ったのに。」

 

「良いじゃない、ボナちゃんやエリーを選ばなかっただけマシと思えば♡」

 

「それはそうだけど.....。」

 

「まあ....でもこんなところで落ちるようなら配下の災害たちでも十分かもね。」

 

「あの子達はできるだけ使いたくないわ。それこそ、あっちが女神化したならば別の話になるけど。」

 

二人の談笑はまだまだ続く。

 

To be continued.....

 

 


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