Force in Wonderland to Mircle 作:ふぇるみん
完全にピクシブの方に現を抜かしてました(((
戦闘が始まってから一体どれほどの時間が立ったのだろうか。長い間戦っていた女神と守護者はお互いに持っている獲物で交差しながらフロア内を縦横無尽に駆け巡る。一人で戦うマーズに対し8人で対抗する女神とその候補生たち。
「くはははっ!!己の力はそんなものなのか?もっと本気を見せてみろ!!これでは道化にもならぬ!!」
まだ余力が残っているであろうその発言にネプテューヌたちはキレたのか女神化し再び飛びかかる。
「私達にこれを切らせたのだもの、それに見合う戦いを所望するわ!!」
「そうだ!!それこそ我が求めた戦いだっ!!」
骸骨が飛び回りマーズを援護するのでそううまくは近づけない。だが、シスターズたちの射撃などの援護により穴はできる。
「はぁぁぁぁぁっ!!」
ネプテューヌもといパープルハートの浴びせた一閃が空を切る。
「ただ力任せの斬撃ではこの我は到底倒せんっ!!」
「読みが甘かったみてぇだな!!くたばりやがれ!!!」
「何っ!?がぁっ!?」
かわしたと思っていたマーズだったが目の前が真っ暗になると思ったら次の瞬間背後から衝撃が襲った。それで彼は壁に打ち付けられたと悟った。
「はっ、流石に数の暴力には勝てないみたいだな!!」
「はっ、なるほど、数による連携と奇襲は流石といったところか。」
「ほざけ!!さぁ、この塔の作られた目的を教えろ!!」
マーズに突きつけられたのはホワイトハートが駆る大きな戦斧。だがマーズはそんな絶望的状況の中でも闘志を消してはいなかった。
「完全にとどめを刺さないのは愚者の選択だ、なぜまだ殺さない?」
「あなたには聞きたいことが山ほどあるわ。この塔の主、作られた目的、国が作られた理由、数えたらきりがないわ。」
「教えない、と言ったら?」
「一旦締め上げてから吐いてもらうことになるわね?」
他の女神たちの獲物がマーズに向けられる。しかしマーズは嗤った。
「ははははっ!!!ここまで滑稽なのは初めてだ!!良かろう!!その勇気に免じて【ガーディアン】としての本気で戦わせてもらおう!!」
ーーアハ!マーズ、そこまでよ。私の楽しみを奪ったら許さないんだからね!
「っ.....これは女王陛下、失礼いたしました。」
「っ、女王陛下、だと?」
マーズから発せられた見覚えのない単語と突如としてフロア全体に響いた第三者の声。それは全員の警戒度を引き上げさせるには十分なものだった。その一瞬の隙を見逃すはずもなくマーズは一瞬にして部屋の奥へ移動した。一瞬にして包囲網を抜かれた女神たちは目を丸くしていたが、一人マーズはニヤけている。
「ここまでよくぞ我の攻撃を耐えたこと、素直に認めよう!!だがもう無駄だ!!我が女王陛下の前には全てが無駄なのだ!!凡人よ、平伏せよ!!我がエルフラムの女王、ローズ女王陛下の御膳である!!頭が高い!!控えろ!!」
中央にうっすらと見える赤髪の女の姿を認めそっちに標的を変えた8人。女王陛下と呼ばれた赤髪の女は左手にライフルみたいなものを構えながら女王用に用意された椅子に座っていた。
「ここまで我が防衛者を追い詰めたこと、それは素直に褒めてあげる。」
「あなたが女王陛下.....こんな建物を立てた目的を言え!」
「そうですわ、こんな建物、大きすぎて領空侵犯どころか領土侵犯、しかも通行の邪魔ですし!」
「残念ながら私はその目的を言う術を持たないわよ?」
「なんですって?」
「私は四人の女王の中でも最弱よ?どうしてもと言うなら我が女王陛下直属の緑の女王に聞くといいわ。彼女ならこの塔が作られた目的、私のさらに上の存在がいる場所を教えてくれるわよ?」
「緑の女王?」
「ええ、確かなんて言ったかしら。リーンボックスの国境に配置された塔が彼女の居場所よ?」
「っ....そんなのを教えてあなたになんのメリットが!」
黙々と女神たちに情報を喋る女王と呼ばれた女に対し女神たちは次々と懐疑の目線と疑問を呈する。だがそれはマーズの睨みで止まった。
「丁度いいし、私達の目的を教えてあげるわ。私達は今感情についてのデータを集めているの。」
「感情についてのデータ?」
ノワールもといブラックハートの疑問にローズが更に答えていく。
曰く、彼女たちは女王と呼ばれる塔の女王のさらに上の存在と呼ばれる御方にデータを集積するよう頼まれ、各地に散らばったらしい。そしてその感情データは大きく4つに分けられ、喜怒哀楽の感情として集積するようになったらしい。
「そして、私は喜の感情。つまり喜びの感情について集積してるのよ。ちなみに緑の女王は怒りの感情、黄の女王は楽しみの感情、青の女王は哀しみの感情を集めているわ。」
「.....つまり何が言いたいわけよ。」
「我が女王に謁見したいならば今後は強硬手段ではなくそれなりの見返りを持ってこいということだ。どうせここに来た目的は突如として現れた塔と設立を宣言された国の内情調査、そんなところだろう。」
「っ!?」
一瞬で目的を見透かされた全員はマーズとやらに対する警戒度を引き上げた。パープルハート達も改めて武器を構え直す。が、意外にもローズが引き下がった。
「ふふ、今回は見逃してあげるわ。」
「からかっているのか!?」
「そう思いたいならご勝手に。ガーディアンよ、出口まで案内して差し上げなさい。」
「はっ、陛下。」
そうしてマーズに釣れられ出口まで追いやられたパープルハートたちは渋々今回の調査を中止せざるを得なくなった。
「....思ったより早かったですな。」
「まあ、いずれは来るとは思っていたけど。これはボナちゃんたちにも共有が必要かしらね?」
一方、女王陣営も着々と撤退させたあとの共有もするのだった。
To be continued.....
今後も遅くなりますが、失踪だけはしませんのでご安心ください。