真・女神転生オタクくんサマナー外伝 -アナザーキリギリス- 作:ローグ5
レイちゃんロゼちゃんの追加に伴いほびーさんに相談し了承を得た事で、あるキャラにSH2のシリーズポジションが追加されました。
帝都某所。日本らしからぬ鬱蒼とした森を模した異界の中。
ずん、と重々しい音が鳴り響いた。
「妖獣の撃破を確認、ですわね」
「あ、ああ」
「各自警戒を怠るなよ。
油断した瞬間に横殴りにされるのが一番怖い」
霧散していく妖獣をよそに、古風な男と
血で汚れた蒼い制服姿の青年も、周囲を見回す。
彼の瞳は、驚愕に揺れ動いていた。
(この者達、かなり強い……!
まだ、これ程の者達が生きていてくれたのか?)
自覚はないが、
男と少女の強さに、その在り方に。
青年はかつてサムライ衆と呼ばれる、東のミカド国の
儀式により選ばれ悪魔を使役する術を与えられ、ナラクに蔓延る悪魔との戦いへ投入された。
後にある事件の捜査の為、ナラクの更に下にあるトウキョウという都市に派遣された一人。
ミカド国とは全く異なる東京に戸惑いながらも悪魔や人と戦い、出会いや別れを繰り返し探索をしていたが──────ある日悪魔が氾濫した。
安全であるはずの地下街まで入り込み、殺戮を繰り返す悪魔達。
風の噂では彼らの王が最強の天使を倒した事で攻勢に出たという事だが、今となっては真相は分からないしどうでもいい。
考える暇があったら、一体でも多く悪魔を倒さなくては生き延びられないから。
現在のLVは37。少しばかり強かった彼は、幸運もありイケブクロにたどり着いた。
以前の事件で阿修羅会が追い出され、住民が悪魔に食われた其処は人口が少ない云わば穴場。
おまけに同行していた阿修羅会の下っ端から、ビルの間に小さな小さな森があり、地下にはセーフティルームがあると聞いていた。
そうして何人かの避難民と共に逃げ込む事が出来たが、長くはもたず。
今日悪魔に襲われてしまったというわけだ。
青年は顔を拭おうとした服の袖に、血がこびりついているのを見て顔をしかめつつも。
持ち前の経験を以て、自分を救った強者達を観察する。
(あの男は死闘をかいくぐってきた歴戦だな。
ホープのお頭のような凄味と威厳を感じる)
青年の感じる通り、帝都ヤタガラスの幹部たる男は強い。
絶体絶命の危機を強い意志で、潜り抜けてきた彼はまるで強靭な刀の様。
横殴りを警戒し周囲に備える男と、もう一人。
大槌を提げた少女もまた強い力を感じる。
(それにこの、美しい少女も、私とほぼ同格か。
凄い物だな)
銃を構え警戒する少女は、美少女である。
トウキョウではそうお目にかかれない白くきめ細やかな肌に、琥珀色の大きな目。
整った顔立ちは冷たさや高慢さよりも、親しみやすさを感じさせる愛嬌がある。
デモニカに包まれた肢体も瑞々しく女性的で、年下年上問わず人の目を吸い寄せるだろう。
魅力的な容姿ではあるが、それ以上に強さが青年にとって印象的。
何せ少女の仲魔は青年よりもLV上である。
| 幻魔 | クー・フーリン*1 | LV39 | 魔力に強い 衝撃・呪殺にかなり強い 破魔無効 |
| 鬼女 | メデューサ*2 | LV39 | 銃撃に強い 電撃無効 衝撃に弱い |
アイルランドに伝わる英雄に、ギリシャ神話の石化をもたらす蛇女。
強力な仲魔を使役していた少女は、一廉の召喚師としての力を持っている。
青年は知らない事だが後方での活動が主ながらも、フェクダとの戦闘や過日の墜天使との戦いを繰り広げ少女は経験を積み、霊格を鍛えた。
LVは決して見掛け倒しではなく、先ほどの戦いでも二体の仲魔に良く指示を出し、自身も武器を携え攻撃する。
その動きを見れば、元より生真面目な青年に侮りの気持ちなど浮かばない。
(まだ幼いと言える年で、ここまで強くなったのか……)
昔を思い出し、少し胸が痛んだ。
トウキョウの地であった何人かの子供達。
彼等は強く、気高い故誰かを護り散っていった。
その悲惨さは忘れる事が出来ない。
「────はい、あなたも回復しますわね」
そんな思いをよそに、少女は青年を回復した。
貴重なはずのアイテムを使い、傷を癒す。
行為に驚き、彼は目を丸くする。
「……いいのか?
一先ずは協力したが、私は敵かもしれないぞ?」
「いやー一応警戒はしていますわよ?
ほらアルフレッドが」
「アルフレッド……?」
「お嬢は私をそう呼ぶのです。執事らしいと」
苦笑するのは、先ほどのクー・フーリン。
人慣れた、幻魔の所作は気軽な物だ。
だがしっかりといつでも少女と青年の間に入れる位置を保っている。
人と共に闘う事に慣れた、熟練の仲魔。
悪魔合体の前から、使役して長いのだろうか?
「とは言ってもわたくしそんなに心配してませんわ。だってほら」
彼女が軽く指し示すのは少し離れて様子をうかがっている者達。
同じ若草色の霊装を纏った者────大盾を持った小柄な戦士に守られているのは、青年とともに避難した避難民。
避難民の中でも、特にまだ幼く小さな女の子は青年の身を案じているようだ。
「小さな子に慕われているあなたは、悪人には見えませんもの」
「……そう、言ってくれるか」
彼女がこれまでどの様な人生を歩んできたのかは知らない。
だけど、この少女ならば、信じてもいいだろう。
若い身ではあるがその程度の見る目はある。
少女と話していると、自然にそう思えた。
異界化が解けていく中、長い事張り詰めていた肩から、少し力が抜けた様な気がした。
青年は美しく微笑む少女に、手を差し出す。
「私はゼカリヤ。
東のミカド国がサムライ衆の一人だ」
対して少女も気負わずに握手を返した。
「わたくしは弥勒夕海子。
栄えある弥勒家の長女ですわ!」
\カカカッ/
| 悪魔召喚師 | LV40 | デモニカ装備 |
自信満々な笑顔に宿る愛嬌。
それは周囲に好ましい印象を抱かせる。
少女の真っすぐさを表していた。
穏やかな雰囲気の中、異界化が解け安全な事を確認した夕海子は音に気付く。
ゼカリヤからすると馴染みがないが、現代社会に生きる彼女からすると耳慣れた音。
この場におけるヤタガラス側の指揮官である男もうなづき肯定。
「要請していた救護班が来たようだな」
「なら、善は急げですわね。
怪我した方はいませんね? 今から安全な所へ向かいますわよー」
声を上げ手を振る夕海子はまるでバスガイドの様。
寡黙な質の男に代わって避難民とゼカリヤを誘導していく。
バスに偽装したヤタガラスの救護車が停車。
扉が開き出てくるのは医療班と、さらに彼らと避難民の護衛を買ってでた少女二人。
「見た所大怪我した人はいないみたいだねレイ。
でもみんな疲れてそうだ」
「そのようねロゼ。安心して休める様に
宿泊施設を頼まないと」
話し合うのは金髪の美少女レイと、黒髪の美少女ロゼ。
避難民の様子を確認しながら連絡を取る二人は、ヤタガラス構成員ではない。
彼女達もまたドリフターズであり、とある周回の滅びを乗り越えて今此処にいる。
不幸な事故*3もあったが、周回知識を持つ巫女の説得もあり、彼女達はヤタガラスやキリギリスに協力している。
今回もドリフターズ救援の手助けを、同じ立場の方が話もしやすいだろうと買って出たのだ。
「あなたが今回先行した防人の──────え?」
「んん? どうかしましたの?
わたくしの顔に汚れでも?」
二人のうち姉的な立場なのだろうか。
レイの方が率先して歩み寄ろうとするが、ピタと足を止める。
他方向き合った夕海子は疑問顔。
優雅っぽい動作で顔を拭うが。
「え、あちょ、ちょっと! 何であなたが防人、ヤタガラスに居るのよ!?」
「はえ? それはどういう────」
困惑する夕海子に対して、レイはも驚きつつも言葉を重ねる。
「何があったのよ
「うげえっ!? ですわっ!?」
余りにも予想外な言葉に、夕海子はお嬢様らしからぬ悲鳴を上げる。
慌てて口調を重ねるがもう遅い。
彼女の様子を見て、アルフレッド、ゼカリヤ、ロゼと皆一斉に顔を見合わせた。
この子大丈夫かなあと。
「うごごごご、その名字を言うのはやめてくださいまし……!
わたくしその名字を聞くと鰹の不漁を聞いた時のような暗鬱とした気分になりますのぉ……」
「どういう例え!? っていうかカブラギ、あなた随分と違うわね……」
「わたくしは弥勒、弥勒夕海子ですわっ! 鏑木だったのは昔の話で────」
レイがかつて生きていた周回において、ファントムソサエティの若手筆頭格だった少女は、随分と異なっていた。
外見が同じなのに、それ以外は色々と。
何らかの分岐によって生まれた違いは、悪い事ではないのだろうが。
少女達は互いに困惑していた。
37:【名無しさん@LV上げ中】
びゃあああああびゃあああああ
桜ルートがアニメ化されてるうううううううう
38:【名無しさん@LV上げ中】
作画綺麗いいいいいいいいいいい!
さくらえちえちいいいいいい!
音楽も気合入ってるわあああああああ!
39:【名無しさん@LV上げ中】
大丈夫? パトラいる?
40:【名無しさん@LV上げ中】
はあはあ、なんとか落ち着いた
すまない嬉しすぎてちょっと正気が
41:【名無しさん@LV上げ中】
まあ気持ちはわかるアタシもるろ剣実写版めっちゃ面白くて興奮したし
42:【名無しさん@LV上げ中】
FGOがあるぞ! るろ剣北海道篇もだ!
43:【名無しさん@LV上げ中】
うきゃあああああああああ
44:【名無しさん@LV上げ中】
面白い! この続編面白いよぉ!
45:【名無しさん@LV上げ中】
大丈夫? パトラいる? (2回目
46:【名無しさん@LV上げ中】
まさかされ竜の続きが読めるとは思わなかった
元の世界だと7巻で止まってたから本屋で24巻出てるの見つけた時は面食らったぞ
47:【名無しさん@LV上げ中】
ショッピングモール行ったらね、色んな外食の店が並んでるわけですよ
イタリアンから和食、中華までね
涙出て不審がられたけどしょうがないよね
48:【名無しさん@LV上げ中】
んー現代文明っていいですなあ(ハンバーガー食いながら
49:【名無しさん@LV上げ中】
ああ……悪魔の肉ではなく本物のステーキがまた食べられるとは
幾ら感謝してもし足りない
50:【名無しさん@LV上げ中】
そっちは悪魔の肉食ってたのか
俺も食ったことあるけど、えぐみがきついよなあ
51:【名無しさん@LV上げ中】
うむ。カタキラウワ*4はまだ食べられるが他の悪魔はなあ
特にヌエは実にまずい*5
52:【名無しさん@LV上げ中】
一度現代文明に浸ると甘い物ないのきっついわ
甘い物のない生活はですねえ、人間の生活じゃないんですよ!
53:【名無しさん@LV上げ中】
文明壊れるとまず味以前に食える物集めるので手一杯だしねー
54:【名無しさん@LV上げ中】
三年ぶりのチョコは……たまんねえなあ!
55:【名無しさん@LV上げ中】
現代文明社会って最高だよな
そうか、あのクソ天使共の言っていた天国はまやかしで
本物は此処にあったんだ
56:【名無しさん@LV上げ中】
なお現行世界の悪魔のLV
57:【名無しさん@LV上げ中】
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
58:【名無しさん@LV上げ中】
なんてこったここは地獄だったのか
59:【名無しさん@LV上げ中】
すいません自分の元いた世界だと人類の最強クラスがLV50くらいだったんですけど
そんぐらいの人わらわらいるんですがこの世界
60:【名無しさん@LV上げ中】
LV50越えのサマナー、シフターやらが連携とって悪魔ボコボコにしてるんだよね
俺が一生かけても勝てなそうな悪魔が20秒で死んでいたわ
61:【名無しさん@LV上げ中】
ヤタガラスという護国組織もそうだ
私もそれなりに腕に自信があったが遥かに強いな
LVだけではなくソウルが研磨されているようだ
62:【名無しさん@LV上げ中】
私の周回のヤタガラスとは全くの別物ね本当に
63:【名無しさん@LV上げ中】
なんか普通に四騎士のうち2体倒したらしいな 強くね?
64:【名無しさん@LV上げ中】
京都でぶちのめされたレッドライダーLV80*6ってどゆこと?
ウチの世界だとLV55*7で、甚大な被害出した後護国とフリーの上位勢が
特攻してようやく仕留めたんだけど
そんな化物がどうしてネームドその2扱いで死んでいるんですかどうして……(電話猫
65:【名無しさん@LV上げ中】
なんでだろうね……
66:【名無しさん@LV上げ中】
この周回の人間なら俺の所の大怪獣にも勝てるかもなー
67:【名無しさん@LV上げ中】
>>66
怪獣ってどんな奴だったん?
口ぶりからするとクズリュウとは別だよな
68:【名無しさん@LV上げ中】
>>67
俺の周回で出たのは<メーガナーダ>って奴
ある日人間の悪魔化現象が起きてそれきっかけで世界が終わったんだが
その中でもぶっちぎりでヤバかったのがソイツ
強さもサイズもウルトラマンのラスボスクラスで、防衛線敷いてた自衛隊とヤタガラスがコイツに壊滅させられて完全に終わった
69:【名無しさん@LV上げ中】
うわあそんなのも出てたんだなあ
70:【名無しさん@LV上げ中】
個人的に人間の悪魔化現象も気になる
私の祖国でも件数は少ないが存在していたはずだ
71:【名無しさん@LV上げ中】
その手の周回情報は巫女様に報告なー
あの方なら知っている事も多いし、もし知らないなら今後の対策に役立つから
72:【名無しさん@LV上げ中】
うむ。内容を纏めて送るつもりだ
担当の御仁が手伝ってくれているのでそう長くはかからないだろう
73:【名無しさん@LV上げ中】
しかしパソコンとは便利な物だ
私の国にもあったがこのように遠くの人間と話せるとは
祖国の、東のミカド国では文章の記録でしか使っていなかった故
この様な本来の使い方は新鮮だ
74:【名無しさん@LV上げ中】
東のミカド国? なんか微妙に日本っぽい感じの名前だな
75:【名無しさん@LV上げ中】
>74
説明が難しいが、東のミカド国はトウキョウ、正式には東京都か
東京都を覆う岩板の上にある国であってな
76:【名無しさん@LV上げ中】
現代の人間からすると中世ファンタジー? というと分かりやすいのか?
其処では私のようなトウキョウに派遣されたサムライが回収したPCを
何とか使えないか試行錯誤を繰り返していたんだ
そうした東京からの遺物を回収するのもサムライの任務だった
77:【名無しさん@LV上げ中】
トウキョウの上に建てられた国か
周回の中には凄い所もあるのね
78:【名無しさん@LV上げ中】
中世ファンタジーの世界観でPC運用できてたのは凄くね?
よっぽど頭いい人いたんだな
79:【名無しさん@LV上げ中】
確かに俺だったら悪魔の造った呪いの道具って思って触らないわ
80:【名無しさん@LV上げ中】
遺物の解析を行っていたウーゴ殿は嫌味な所もあったが
頭の良い方だったからな
悪魔の大量発生で亡くなったのだろうが惜しい人だった
81:【名無しさん@LV上げ中】
んー世界滅びた後粘ってても悪魔にとどめ差されるパターンが多そうなのね
82:【名無しさん@LV上げ中】
文明滅亡時点で人類の強みが消失するからなあ
仮に英雄が残っていても数は限られている
悪魔の侵攻に対応しきれない
83:【名無しさん@LV上げ中】
戦いは数だよ兄貴! という事ですね
84:【名無しさん@LV上げ中】
それ考えると今の周回はあちこちに強いDBいるから色々あっても対応しやすいんだな
85:【名無しさん@LV上げ中】
頼もしいけどあの人たちがどんな死闘を経て来たかというとフフ怖
86:【名無しさん@LV上げ中】
取り合えずまあ、戦うなら先人の意見聞いて
装備揃えて知識学ぶしかないな
87:【名無しさん@LV上げ中】
特に召喚師は、色々と学ぶことがありそうね
同じ悪魔でもLVどころか耐性やスキルが全く違う事も多いし
88:【名無しさん@LV上げ中】
私はマンハント対策を重視しようと思う
対人戦の経験はあるが、銃撃と状態異常の対策がまだ甘い
闘えない同郷もいるから頑張らねば
89:【名無しさん@LV上げ中】
マンハントともぶつかりそうだ
対人戦の訓練しておくか
90:【名無しさん@LV上げ中】
街中歩いている時に怖いのは人間ですからねえ
こっちの油断や慢心をついてくるし
あーそうだ、流れ切っちゃうんですけど質問いいですか?
91:【名無しさん@LV上げ中】
どうぞどうぞ
92:【名無しさん@LV上げ中】
もちろんだ やっとらしくなってきたな
93:【名無しさん@LV上げ中】
許せなかった……! NARUTOの次回作が生き恥だなんて!
94:【名無しさん@LV上げ中】
サム八の話は長くなるからやめろ
で、質問って何よ
95:【名無しさん@LV上げ中】
実を言うと私助けてくれたキリギリスの人と話をする内に
お世話になった方が同じ人だと分かりまして
そういう元の周回で知っている人が居たパターンってみなさんありましたか?
96:【名無しさん@LV上げ中】
……私の死んだ師匠なら生きていたわ
97:【名無しさん@LV上げ中】
ウチは直接面識ないけど四騎士との戦いで戦死したDBの名前キリギリスで
聞いたなー<レイブン>とか<黒い灼熱>とか
98:【名無しさん@LV上げ中】
>>95の質問とはちょっと違うけど俺の実家コッソリ覗いてみたら
TS俺がいてびびったわ
99:【名無しさん@LV上げ中】
俺も世話になった警官の人ペルソナ使いやってた
>>98確かまんま本人はいないけど兄弟姉妹や
性別の違う自分がいる事はあるんだっけか
100:【名無しさん@LV上げ中】
>>99
そうそう 親から女の子だったらそう名付けるって聞いてたから、そのJKが俺って分かったんだ
悪魔業界と関わらずに幸せそうに暮らしてそうでなによりだった
101:【名無しさん@LV上げ中】
よかったじゃねえか
102:【名無しさん@LV上げ中】
ただTS俺、美少女ですげえ好みなんだよねどうしよう?
103:【名無しさん@LV上げ中】
さあ……
104:【名無しさん@LV上げ中】
知らんがな
105:【名無しさん@LV上げ中】
ご自由に
106:【名無しさん@LV上げ中】
ぬうっ塩対応っ
107:【名無しさん@LV上げ中】
ええと、話を戻しましょう
TS俺さんの話は置いておいて意外と知り合いいるパターン多いようですね
108:【名無しさん@LV上げ中】
他の周回でも活躍、特に英雄と呼ばれるようなLVのDBは
この周核でも頭角を現している傾向が強いということか?
109:【名無しさん@LV上げ中】
>>108その可能性は高いな 私は以前巫女様と話す機会があったのだが曰く
「周回はそれぞれ技術力も、組織も、人間関係も異なるけど人の生まれや場所、その才能や適性はほぼ変わらない」
110:【名無しさん@LV上げ中】
だから本人にとって重要な分岐点を超えればある程度信頼できるかどうか判断できるとか
111:【名無しさん@LV上げ中】
ノベルゲーとかでルート分岐まではどのルートも変わらないみたいなものかね?
112:【名無しさん@LV上げ中】
なら逆に言えば分岐点で何かあって普通とは別ルートに進むパターンもあるのか
113:【名無しさん@LV上げ中】
何かあった未来か
114:【名無しさん@LV上げ中】
>>112
本人から了承あったから書くけど、私の知っている中にも一人いるわ
その人今は護国側にいるけど、私の周回だとファントムのエースだったのよね
115:【名無しさん@LV上げ中】
そりゃまた極端だな
116:【名無しさん@LV上げ中】
私も過去は良く知らないけど本人曰く、子供の頃この世界でも色々あったみたいでね
多分そこで分岐が起きたんじゃないかって
117:【名無しさん@LV上げ中】
そういうパターンもあるんだな……って思ったらそういやファントムで思い出した
俺の世界のファントム幹部、この世界だとなんかアイドルやってる人いたわ*8
今は休止中だけど、過去でもめっちゃ強かったから案外DBでもしてるのかもな
118:【名無しさん@LV上げ中】
興味本位で聞くけど
その人元の世界だとどんな感じ?
119:【名無しさん@LV上げ中】
>>118
ファントムに言うにはどうかと思うけど邪悪度MAXって感じではなかった、とは思う
私の所属していたヤタガラスの方もかっっなりアレだったし……
仲間想いな事は知ってたし一度子供助けるために協力した事もあったから
少なくとも死んだって聞いてあまりいい気持ちはしなかったわ
120:【名無しさん@LV上げ中】
そんなことあったから前会ったときびっくりしちゃった
思わずその時の苗字で呼んじゃって
本人は気にしてないから良かったけど
121:【名無しさん@LV上げ中】
あ、気にしてないんだ?
すっげえ悪の自分って気になりそうなもんだけど
122:【名無しさん@LV上げ中】
ファントム滅んだって聞いたけど内通の疑いとかは
123:【名無しさん@LV上げ中】
>>122
そっちは大丈夫 巫女様もあくまで過去は過去って証言してくださったし
>>121
本人はさすがにちょっと驚いてたけどけろりとしていたわ
124:【名無しさん@LV上げ中】
家族や友人、自分を助けてくれた人のお陰で、悪の道に行かなかった幸運を噛みしめて、
家の名を汚さないように頑張るだけだって
……私には真似できない、強いわねアイツ
125:【名無しさん@LV上げ中】
良い出会いがあったんだなその人
126:【名無しさん@LV上げ中】
ああまったくだ
「……って感じで書いたけどこれで良かったの?」
「んー大丈夫ですわよ?
上の許可はとりましたし」
レイは端末から椅子毎向き直り、後ろの夕海子に話しかける。
レイとロゼの部屋へ持ち込まれた折り畳み式のテーブル。
優雅に紅茶の入った杯を手にする夕海子は、ぐっと指を立てて見せる。
「過去の事もアレコレ書いていいって分かれば、皆さん話しやすくなりますからね。
こないだのひと騒動もありましたし」
「ああ、あのよくわからない勢力についてね」
「僕達の他に変な人たちも来ているんだねー」
レイの脳裏に思い起こされるのは、以前の掲示板での出来事。
耳慣れない勢力の名前を出したドリフターが、そのままドナドナされた事があった。*9
過去周回からの漂流者も味方ばかりではなく、敵もいる。
事実その一つである<ガイア再生機構>とは、すでに交戦が報告されているようだが。
それでもなお、漂流者達の中でも戦う事を選んだ者達の士気は高い。
諦めていた現代社会の文明のもたらす娯楽や美食、人の営みが続く世界を守りたいという想いを彼らは抱いている。
先日夕海子たちが保護したゼカリヤも、調整が済み次第戦いたいと言っていた。
それは、レイやロゼも同じだ。
特にレイは過去の経緯からヤタガラスへの疑念はぬぐいきれない。
しかし二人共、今の世界に護る価値があると理解している。
だから戦う事を選んだのだ。
(私が戦う事に異論はない。
けど、それにしても……)
自分も夕海子の持ってきた菓子────駅とかに良くあるチェーン店の物を食べつつ、ロゼは夕海子を見る。
「お姉さん、エクレアこっちのイチゴ味も食べていい?」
「あと一個だけですわよーこっちの紅茶もお飲みあそばせ」
もきゅもきゅとエクレアを食べるロゼの世話を、弥勒は良く焼いている。
単に責任感や義務からというより、年少の者へ優しく振舞うのが性分な人間であるからこその、面倒見の良さ。
同じ様な人間が傍にいたレイからすると分かりやすいものだ。
(カブラギとこういう所は変わらないのよねー)
レイの知るカブラギと、弥勒夕海子は面倒見の良さという点では似ている。
今の彼女と、いつも冷たい目をしていたカブラギは一見同じ人間には見えない。
それでもカブラギが部下を見捨てず、危険を冒してまでレイと共闘して子供を助けた事を忘れてはいない。
最後は腐敗したヤタガラスを襲撃する際に、子供を逃がした所で囲まれて無惨に死んだと聞いて、嫌な気分になる程度には悪く思ってなかった。
(同じ魂で違う人生を歩んだ人間、レイブンもそうなんだけど……どう対応すればいいんだろ)
レイの師匠であるレイブンにしろ、過去と今の周回では別の人生を歩んできた者も多い。
同一人物であり、別人ともいえる人間とどう向き合うか。
13歳の少女には難しい問題だ。
「……所でレイさん」
「ん? な、なに?」
悩むレイに夕海子が囁く。
声を潜め、深刻そうな顔で。
「実を言うとわたくし、一つどうしても気になることがあるんですの。
過去は過去。今は今と思っていてても。
レイさんの話を聞いててどうしても気になることが」
「気になる事? 知っている事なら答えるけど」
「ならお言葉に甘えて聞かせていただきますわ」
レイに顔を寄せ、ロゼに聞こえないように夕海子は囁く。
何日も前から彼女の胸の内にある。
過去生の自分への疑問。それは────
「わたくしコートはともかくとして、年中アメスクとミニスカなんて、お母さまから説教確実の謎ファッションしてたのはマジですの……?」
夕海子の疑問に、レイは半目で答える。
「……そーよ。ファントム謎いファッションの奴多かったからねー。
アナタもそんな感じの恰好してたわ」
「のおおおおお! 何をしているの過去のわたくしーっ!?」
「このお姉さんいい人だけど面白いなあ」
悶絶する夕海子をよそに礼はため息をつく。
色々あったのだろうが、自分の悩みが良くも悪くも馬鹿馬鹿しくなってくる。
この親しみやすい、自称お嬢様を見ていると、そう思えた。
◎登場人物紹介
・弥勒夕海子(旧姓:鏑木) <悪魔召喚師><デモニカユーザー>Lv40
シリーズポジション:カブラギ(ソウルハッカーズ2)
帝都ヤタガラス防人隊所属の悪魔召喚師。
産まれた鏑木家では冷遇されていたが、紆余曲折を経て弥勒家の養子に入り、愛情を受け真っすぐ育ってきた少女。
後方中心でも激戦に参加し続けた結果大分LVが上がり、仲魔も強力になってきた。
かつてレイが生きていた周回ではファントムソサエティの若手エースとして頭角を現していたが、完全な邪悪とは言い切れず人を助けるために動く事もあった。しかし最終的に戦いに敗れ戦死したらしい。
なおレイから聞いた過去周回の自分については、あまり気にしていないが、自分の謎ファッションには疑義を呈しているようだ。
・ゼカリヤ <デビルサマナー><サムライ(強化人間)>LV38
東のミカド国のサムライだった青年。
彼の生きて居た周回は所謂真ⅣのChaosルートの結末を辿った周回であり、メルカバーが敗北した結果東京都東のミカド国に悪魔が溢れ完全に滅びた。
生真面目な質で、人を護るために戦う意志は強い。
その意志の強さには東京で出会った少女達の影響もあるというが……?
次回はレルム回の予定です。
レイちゃんロゼちゃんも出ますのでお楽しみに。